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梓「私を残さず食べてくれたのはムギ先輩だけでした」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:09:36.89 ID:r0W/c8v40
梓(とある合宿の朝、私とムギ先輩で朝食の用意をすることになりました)

梓(用意したのは豆腐とワカメの味噌汁、焼鮭、白ご飯)

梓(それだけでは寂しいという話になったのですが、冷蔵庫の中にはほとんど何もありません)

梓(そこで私は提案しました)

梓(ツインテールの先っぽを切り落として使うことを…)


律「おっ、美味そうじゃん」

澪「あぁ、味噌汁に焼鮭に白御飯、こっちの小皿に入ってるのはひじきか」

唯「うんうん。日本の和食って感じだね~。あずにゃんえらい!」

梓「まぁ食べてみてください」

紬「はい、召し上がれ」




4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:12:01.60 ID:r0W/c8v40
唯「この味噌汁美味しいねー」

紬「豆腐は梓ちゃんが切ってくれたのよ」

唯「あぁ、それで不揃いだったんだね」

梓「……」

唯「大丈夫。不揃いでもちゃんと美味しいから。憂の作ってくれるやつほどじゃないけど」

梓「唯先輩はひとこと多いです。でも……」

梓(美味しいと言って貰えてよかったです)

澪「うん。焼鮭の塩加減もばっちりだ」ムシャムシャ

律「あぁ、普通に美味いよ」ムシャムシャ

唯「うんうん」ムシャムシャ


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:12:37.11 ID:r0W/c8v40
律「澪」

澪「どうした」

律「ひじき食べてくれないか」

澪「まだ苦手なのか」

律「ごめん」

澪「しょうがないな……まぁ残すのももったいないし……」パクッ

澪「……うっ」

梓「……?」

澪「ごめん、ちょっと私には合わないみたいだ」

唯「私も食べてみよ……うっ」

梓「……美味しくなかったですか?」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:13:43.93 ID:r0W/c8v40
唯「……うん。私の口にも合わないみたい」

梓「……」

唯「お、落ち込むことないよあずにゃん」

澪「あぁ、そうだぞ。他のはちゃんと上手に作れてるんだし」

律「私の場合、もともとひじきは苦手だから関係ないしな」

梓「……そうですね」

梓「さぁ、早く食べてください。食べ終わったら練習ですから」

唯・律「えーーーー」

紬「……」ムシャムシャ


―――
―――
―――


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:15:09.22 ID:r0W/c8v40
梓(合宿が終わり、学校が始まったある日のこと)

梓(部活が終わった後、ムギ先輩に残ってもらうように頼みました)


紬「どうしたの梓ちゃん?」

梓「あの…ですね」

紬「うん」

梓「どうやったら私のひじき美味しくなるんでしょう」

紬「もしかして梓ちゃん、あの合宿のときのこと」

梓「はい…ムギ先輩の沢庵は美味しいのに、私のひじきは」

紬「気にすることないのに」

梓「私も…御飯の時に役立てる人間になりたいんです」

梓「ムギ先輩みたいに自分の体でみんなに喜んでもらいたいんです」

紬「…決意は固いの?」

梓「はい!」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:15:47.09 ID:r0W/c8v40
紬「……決して楽な道のりじゃないわよ」

梓「どんなことでもやってやるです」

紬「そう。じゃあ今日から私のことを師匠と呼びなさい」

梓「えっ」

紬「口答えしちゃ駄目っ!」

梓「……ムギ師匠」

紬「……!」

梓「どうしました?」

紬「もういっかい言ってくれる?」

梓「はぁ……ムギ師匠」

紬「ええ! それじゃあ特訓開始よ!!」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:16:20.06 ID:r0W/c8v40
―――
―――
―――


梓「ここがムギせ――師匠の家」

紬「ええ、ちょっと待っててくれる」



紬「これを食べてくれるかしら?」

梓「これは……沢庵ですか」

紬「ええ、3年前の沢庵。冷凍保存しておいたの」

梓「はい……」ポリポリ

梓「うっ……しょっぱすぎます。それに酸味が強くて」

紬「美味しくないでしょ」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:17:29.41 ID:r0W/c8v40
梓「これがムギ先輩の沢庵だなんてちょっと信じれれません、今はこんなに美味しいのに」ペロッ

紬「あ、あずさちゃん」

梓「ごめんなさい。思わず舐めてしまいました」

紬「もうっ……」

梓「どうやってムギ先輩は美味しい沢庵を」

紬「す…家族に喜んで欲しくて頑張って美味しくしたの」

梓「そうでしたか……」

紬「だから梓ちゃんのツインテールも美味しく出来るはずよ」

梓「でも、どうすればいいんですか?」

紬「実はね、合宿の時三人が残したひじきをこっそり持ち帰ったの」

梓「えっ」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:17:58.60 ID:BpEauqqsP
ひじきって原作ネタか


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:19:58.21 ID:r0W/c8v40
紬「解析をかけたところ、ビタミンB2が不足してるってわかったの」

梓「ビタミンB2……それがあれば私のヒジキも」

紬「うん。今よりは美味しくなると思う」

紬「でも、それだけじゃ駄目」

梓「そうなんですか?」

紬「栄養も必要だけど、もう一つ大切なものがあるから」

梓「それは?」

紬「愛よ」

梓「えっ」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:20:42.59 ID:r0W/c8v40
紬「食べてくれる人の顔を思い浮かべて、毎日美味しくなーれって願い続けることが必要なの」

紬「冗談に聞こえちゃうかしら?」

梓「そ、そんなことありません」

紬「そう?」

梓「だってムギ先輩の沢庵を食べてると、なんだか心まで暖かくなってくるから」

紬「……」

梓「あっ//」

紬「梓ちゃん、ありがとう」

梓「うぅ~//」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:22:24.10 ID:r0W/c8v40
紬「梓ちゃん。ビタミンB2が多く含まれてる食品って何かわかる?」

梓「ごめんねさい。料理はさっぱりで」

紬「レバーや海苔よ」

梓「レバーって肝臓ですよね」

紬「ええ。苦手じゃない」

梓「沢山は無理ですが……」

紬「なら、海苔は沢山食べたほうがいいかも」

梓「どうしてですか?」

紬「ひじきと同じ海藻だから、含まれてる栄養が被ってるのよ」

梓「なるほど……」

紬「私も美味しい沢庵を作るために根菜を沢山食べてるの」

梓「そんな苦労が……あっ」グゥ~

紬「お茶にする?」

梓「……沢庵がいいです」

紬「もう、梓ちゃんったら……//」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:23:23.07 ID:r0W/c8v40
梓(そんなこんなで私の特訓が始まりました)

梓(朝はできるだけ御飯を食べるようにして、海苔を食べるようになりました)

梓(ミネラル分を補うため、ムギ先輩がミネラルウォーターで紅茶をいれてくれるようになりました)

梓(週に一度はレバーを食べるようになりました)

梓(それから……)

梓(食べてくれる人の顔を想像して、毎晩おいしくなーれって念じました)

梓(……一ヶ月後)


唯「ひじきパーティー?」

紬「えぇ、ちょっとお客さんから貰い過ぎちゃって」

澪「私はいいけど、律は……」

紬「ケーキもあるわよ~」

律「それなら私もいいぞ。ひじきには手を付けないけど」

唯「ケーキ!!!! もちろん私もいくよー」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:24:00.54 ID:r0W/c8v40
―――
―――
―――


梓「本当に大丈夫でしょうか?」

紬「大丈夫。だって」カリッ

梓「あっ//ツインテールの先端」

紬「こんなに美味しいんだから。さぁ、料理をはじめましょう」


―――
―――
―――


紬「まずはひじきの炊き込みご飯です」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:24:33.09 ID:r0W/c8v40
澪「いい匂いだな」

唯「うん。ひじきと油揚げの匂いが混ざってとっても食欲を唆るね~」

澪「……」モグモグ

唯「……」モグモグ

唯「うんっ。普通に美味しい」

澪「ほのかなひじきの苦味がいいアクセントになってるな」

律「……」

唯「りっちゃんは食べないの?」

律「……あぁ」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:25:04.74 ID:r0W/c8v40
―――
―――
―――


梓「む、むぎ師匠」

紬「ええ、やったわね!」

梓「はいです!」

紬「次の料理、いくわよ~」


―――
―――
―――


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:25:56.18 ID:r0W/c8v40
紬「次はひじきと筍のキッシュよ」

唯「わっ、ケーキみたい」

澪「おっ、これは凄いな」

律「……これは味が想像できないな」

紬「りっちゃんもちょっとだけ食べてみる?」

律「……いいのか?」

紬「もちろん!」

律「じゃあ少しだけ食べてみるよ」

唯「……」モグモグ

澪「……」モグモグ

律「……」モグモグ


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:26:27.90 ID:r0W/c8v40
唯「うん! これとっても美味しいよ」

澪「あぁ、ひじきと筍のキッシュなんてどうかと思ったけど、食感が凄い」

紬「りっちゃんは?」

律「……あぁ、美味しいよ」

唯「そういえばあずにゃんは?」

紬「今は厨房で手伝ってもらってるの。そろそろ料理が全部できるから連れてくるわ~」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:28:23.76 ID:r0W/c8v40
梓(私も加わってひじきの天麩羅やひじき饅頭などを食べました)

梓(唯先輩と澪先輩は何度も美味しいと言ってくれました)

梓(律先輩も照れくさそうに美味しいと言ってくれました)

梓(そんな私たちのことをムギ師匠は優しく見つめていました)

梓(その後みんなに、今日のひじきが私のポニーテールなことを説明しました)

梓(唯先輩と澪先輩に噛み付かれました)

梓(私のロングテールがショートテールになる前に、パーティーはお開きになりました)

梓(それから……)



梓「ムギ師匠、ありがとうございました」

梓「こうやってみんなに美味しいって言ってもらえたのも、ムギ師匠のおかげです」

紬「ううん。梓ちゃんの努力があってこそだわ」

梓「でも、ムギ師匠がいなければ、きっとこんな日はこなかったです」

紬「そうかもしれないね……」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:29:22.47 ID:r0W/c8v40
梓「はい。だからというわけではないんですが……」

紬「うん?」

梓「……好きです」

紬「えっ」

梓「好きです、って言ったんです」

紬「……えっ」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:29:48.36 ID:r0W/c8v40
梓「えっと……もう一度いいましょうか?」

紬「ううん。でも梓ちゃんは……」

梓「うん?」

紬「澪ちゃんか唯ちゃんのことが好きなんじゃないの?」

梓「一番好きなのはムギ先輩です」

紬「……っっ~//」

梓「あの、ムギ先輩?」

紬「……//」

梓「その反応は」

紬「……うん。そういうこと」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:30:07.32 ID:r0W/c8v40
 



梓(はじめてのキスはひじきの味がした)


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:30:11.02 ID:BpEauqqsP
食べてみたくなってきた


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:30:22.48 ID:50nekihW0
どういうことだよくそっ


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:30:46.80 ID:r0W/c8v40
紬「でも、どうして梓ちゃんは私のことを好きになってくれたの?」

梓「私を残さず食べてくれたのはムギ先輩だけでした」

紬「でも、唯ちゃんや澪ちゃんだって梓ちゃんのひじきだと知ってれば……」

梓「それでもです。私はあのときムギ先輩に食べてもらえて凄く嬉しかったんです」

紬「梓ちゃん……」

梓「毎日毎日ムギ先輩の顔を思い浮かべて、ひじきに美味しくな~れって願い続けたんです」

紬「//」

梓「だから残さず食べてくださいね。私のひじき」

紬「えっ」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:31:45.63 ID:r0W/c8v40
―――
―――
―――


純「梓、おはよー。って、あれ?」

憂「梓ちゃん。イメージチェンジ?」

梓「まあ、そんなとこかな」

純「まさか失恋したとか?」

梓「逆」

梓「とってもいいことがあったんだ」




おしまいっ!


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:32:45.73 ID:y5P1RM4P0
乙!
色んな意味でよくやった


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:35:01.76 ID:5GFqdgJS0
乙!!面白かったぞ!


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:45:55.57 ID:+MwfhSWm0
真面目にシュールだったな乙


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/02(土) 20:59:40.04 ID:xgkxBN7UO
ひじき乙





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 「けいおん!」カテゴリの記事


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  1. 2013/02/04(月) 09:18:28

    全く意味分からん

    むぎあずはこじ付け


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