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唯「憂のひゃっくりが止まらない!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:24:49.86 ID:f1DTNHnl0
唯「今日もご飯おいしいよー」モグモグ

憂「よかったぁ」モグモグ

憂「・・・ヒック」

唯「お、ひゃっくり?」

憂「みたい・・・ヒック」

唯「・・・止まらないの?」

憂「その内・・・ヒック、止まるよ」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:25:34.24 ID:f1DTNHnl0
・・・

ジャー、カチャカチャ

憂「ヒック」

唯「憂のひゃっくり止まらないなぁ。辛そう・・・」

唯「・・・そういえば今何回目だっけ?」

唯「隣のお婆ちゃんが100回したら死んじゃうって・・・」ゾクッ

唯「こ、これは大変だよ!早く止めてあげないと!」

ピポパポピ


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:26:08.06 ID:f1DTNHnl0
ピリリリリリ

梓「ん、唯先輩だ。こんな時間になんだろう?」

梓「もしも・・・」

唯『もしもしあずにゃん!?』

梓「きゅ、急に大きな声出さないでください!びっくりしたじゃないですか」

唯『ごめんごめん。ちょっと急いでたもんで』

梓「どうしたんですか?」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:26:56.75 ID:f1DTNHnl0
梓「・・・はぁ、憂のひゃっくりが止まらないと」

唯『そうなんだよー・・・。このままだと憂が・・・』

梓「まぁひゃっくりって辛いですよね」

梓「一番有名なのって驚かすってやつじゃないですか?」

唯『驚かす!』

梓「はい。憂をびっくりさせればそのショックで止まるとかなんとか」

唯『ありがとうあずにゃん!なんとか驚かしてみるね!』ピッ

梓「あ、切れちゃった。・・・どうやって驚かすつもりなんだろう」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:27:43.28 ID:f1DTNHnl0
・・・

憂「ヒック。・・・んー、なかなか止まらないなぁ」

唯「あ、憂。ちょっとこっち来て」

憂「?」テクテク

唯「わぁ!!!」

憂「・・・」

憂「・・・ヒック」

唯「だめかっ!」ガクッ


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:28:26.01 ID:f1DTNHnl0
憂「えっと、お姉ちゃん?・・・ヒック」

唯「安心して、憂のひゃっくりはお姉ちゃんが止めてみせるからね!」

唯「次はりっちゃんに電話だよ!」ポチポチ

憂「お姉ちゃん・・・」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:28:59.65 ID:f1DTNHnl0
律「唯か?どうしたこんな時間に」

唯『憂のひゃっくりが止まらないんだよー・・・』

律「ひゃっくりかぁ。たまにしつこい時あるよなー」

律「驚かせるのはやった?」

唯『あずにゃんに聞いてやってみたんだけど効果なかったよ』

律「それじゃあ、息を止めてみるとか」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:29:30.38 ID:f1DTNHnl0
唯『息を止める・・・。どれくらい?』

律「限界まで!」

唯『わ、わかったよ!とりあえずやってみるね!』

律『健闘を祈る!』ピッ

唯「ということで次は息を止めてみます」

憂「は、はい!・・・ヒクッ」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:30:02.14 ID:f1DTNHnl0
唯「一回深呼吸してー」

憂「」スーハースーヒクッハー

唯「それじゃあいってみよう!」

憂「んっ!」ピタッ

唯「・・・」

憂「・・・」

憂「・・・」ヒック

唯「あぁ・・・」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:30:49.67 ID:f1DTNHnl0
憂「・・・はぁはぁ。だめみたい・・・ヒック」

唯「うぬぬー・・・」

唯「次は澪ちゃんだよ!」

ピッピッピッ

澪「もしもし、唯?」

唯『澪ちゃーん。ひゃっくりの止め方なんだけどー・・・』


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:31:32.31 ID:f1DTNHnl0
唯『びっくりさせるのと、息を止めるのはやったの・・・』

澪「そっか。それ以外となると・・・」

澪「柿のへたを煎じて飲めば治るぞ」

唯『柿がないよ』

澪「そうか・・・」

澪「どうやら私にできるのはここまでのようだ・・・」

唯『そっかぁ・・・。ありがとね』ピッ


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:32:11.09 ID:f1DTNHnl0
憂「どう・・・ヒック、だった?」

唯「だめだった。最後の頼み綱、ムギちゃんだよ!」ピッピッピッ

紬「唯ちゃん?こんばんわ」

唯『こんばんわー。突然で悪いんだけどひゃっくりの止め方教えて欲しいの』

紬「ひゃっくり」

唯『うん。今までびっくりさせたり息を止めたり色々してるんだけど・・・』

紬「びっくりさせるって、どうやってびっくりさせたの?」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:32:45.56 ID:f1DTNHnl0
唯『こう・・・わー!って!!』

紬「・・・ふふっ」

唯『わ、笑い事じゃないんだよ!』

紬「ごめんなさい。つい」

紬「そうねぇ・・・」

紬「・・・そうだ」

紬「ねぇ、唯ちゃん。今から私が言う台詞を憂ちゃんに言ってみて?」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:33:22.36 ID:f1DTNHnl0
・・・

唯「そんなので治るかなぁ?」

紬『きっと大丈夫よ。それじゃあまた明日ね』ピッ

憂「今度はヒクッ、紬さん?」

唯「・・・」

唯「憂」

憂「なぁに?」

唯「今日は一緒にお風呂に入ろう」

憂「えっ」ドキッ


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:33:55.53 ID:f1DTNHnl0
唯「それで背中洗いっこもしよう」

憂「お、お姉ちゃん・・・」///

唯「お風呂もう出来てるよね?早く入ろう!」

憂「で、でもそんないきなり言われても・・・」ドキドキ

唯「・・・止まった?」

憂「え?・・・あっ、本当だ」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:34:41.24 ID:f1DTNHnl0
唯「よかったぁ・・・」

憂「もしかして今のって」

唯「うん。ムギちゃんが教えてくれたの」

唯「これならきっとびっくりするって」

憂「じゃあ・・・さっきのは嘘・・・?」ショボ

唯「嘘じゃないよ。ほら、早く入ろうよ」ギュッ

憂「・・・うん!」


おわり


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:42:29.99 ID:Zk8poNsz0
もっと見たかったけど良かった乙


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 19:56:45.96 ID:Oe6Vs0Zo0
可愛い姉妹だ


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 20:09:46.13 ID:4kGz0OJV0
乙!
キスするかと思ったがこれはこれであり





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