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橘純一「バレンタインか!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 02:18:59.86 ID:QPnBtweN0
橘「そりゃ僕もチョコを食べたくなるはずだよね!」

絢辻「そうね。チョコ美味しいものね」モグモグ

橘「あっ……」

絢辻「ふぅ~、美味しかった。あたし、もう行くね?」

橘「えっ!?ちょ、ちょっと!絢辻さん!?」

絢辻「何よ?あなたと違って忙しいの、あたしは」

橘「今日はバレンタインだよ!?だからね……!?」

絢辻「だから?」

橘「ちょ、チョコを!僕に下さい!」

絢辻「うわぁ……素直過ぎて引くんですけど」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 02:26:10.74 ID:QPnBtweN0
絢辻「ま、いいわ。素直な子にはご褒美をあげなきゃね」

絢辻「こんなこともあろうかと、ちゃんと準備してきて……」

絢辻「あれ?」

橘「どうしたの?」

絢辻「さっきあたしが食べてたのがそれだったわ」

橘「えぇ!?」

絢辻「ごめんね?吐き出そうか?」

橘「は、吐き出す!?」

橘「いや、それはそれで……」

絢辻「はいはい!変な妄想するのやめ!」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 02:34:36.71 ID:QPnBtweN0
絢辻「あのさ、素直なのはいいことだけど、冗談を全部真に受けるのはどうかと思うな?」

橘「え?冗談?」

橘「そりゃそうだよな……。いくら絢辻さんとはいえ、吐いたチョコをプレゼントするような真似をするわけがないよな、ははっ」

絢辻「……そこじゃないわよ?」

橘「えっ?」

絢辻「吐くとか吐かないの問題じゃなくてね?」

橘「というと?」

絢辻「あ~もう!何で軽くからかったつもりだったのにこうなるのよ!?」

絢辻「食べちゃった、ってところが冗談なの!」

橘「あ、そういうことか」

絢辻「本当、あなたと話すと調子が狂うわ」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 02:44:04.38 ID:QPnBtweN0
絢辻「大体ね、プレゼントの為にわざわざ作ってきた物を本人の目の前で食べるってどんな女の子よ?」

橘「いやいや、梨穂子ならやりかねないよ?」

絢辻「……はぁ、この学校は変な人だらけね」

絢辻「ってそんなことよりね?」

絢辻「もっと反応して欲しいところがあったんだけど」

橘「……ごめん、もう一回お願いしていい!」

絢辻「このあたしが夜寝る時間を惜しんであなたの為に作ってきたっていってんのよ!この馬鹿っ!」

橘「て、手作りなの?」

絢辻「既製品じゃ味気ないと思ってね」

絢辻「あ、大丈夫よ?変な物はいれてないから」

橘「変な物……?」

絢辻「下剤も猛毒も惚れ薬もいれてないし、砂糖と塩を間違えるなんてベタなこともしてません!」

橘「あ、うん。だよね」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 02:52:24.84 ID:QPnBtweN0
橘「でも、嬉しいなぁ!絢辻さんの手作りチョコを貰えちゃうなんて!」

橘「僕は輝日東一の幸せ者だよ!いやっほー!」

絢辻「恥ずかしいから大声出すのやめてね?」

橘「う、うん」

橘「……おほん。さて」

絢辻「さて?」

橘「絢辻さんの手作り!そんなのもあるの……って痛い!足を踏まないで!?」

絢辻「次やったら、わかってるわね?」

橘「うん、ごめん。僕のパッションが弾けちゃって、ついつい」

絢辻「ついつい、で恥をかかせられてる人のことも考えてね?」

橘「でも仕方ないよね。嬉しくてさ」

絢辻「はぁ、そこまで嬉しがって貰えると、女の子冥利につきるわね」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 03:03:16.20 ID:QPnBtweN0
絢辻「え~と、はい。ハッピーバレンタイン」

橘「ありがとう!これは家宝にさせてもらうよ!」

絢辻「いや、そこは食べなさいよ?」

橘「でも、こんな貴重な物……」

絢辻「チョコなんだから食べなきゃ勿体ないでしょ!?バッカじゃないの!?」

橘「だ、だってさ?これは記念すべき僕の人生初の本命チョコなわけで」

絢辻「は?誰も本命だなんて、いってないんですけど?」

橘「えっ」

橘「そっか、そうだよな……。僕、勝手に浮かれて馬鹿みたいだ……」

絢辻「あのさ?彼氏に義理チョコあげる女の子なんているわけないでしょ?」

橘「じゃ、じゃあ!?」

絢辻「はいはい、本命ですよ。あたしの人生初の本命チョコですよ。はじめて、ですよ。もっと喜べばいいじゃないの」

橘「は、はじめて!なんと甘美な!」

絢辻「もっと普通に喜ぼうね?うん」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 03:12:53.84 ID:QPnBtweN0
絢辻「あとね?」

絢辻「ちゃんと来年もチョコくらいあげるから、家宝なんかにしないで食べてね?」

橘「ら、来年も?」

絢辻「あら?いらなかった?それとも浮気者の橘君は他の女の子のところへ」

橘「い、いえ!是非来年もよろしくお願いします!」

絢辻「うむ、よろしい」

絢辻「あ、橘君と遊んでたら本当にいい時間になっちゃった」

絢辻「あたし、本当に用事があるから今日はこれで失礼するね?」

橘「うん。また明日」

絢辻「またね。あ、来月のお返し期待してるからね、ふふふっ」

絢辻「基本は三倍返しよ~?」

橘「え、三倍!?」

橘「……三倍って何を三倍にすればいいんだろう?量かな?」




21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/15(金) 05:59:42.09 ID:jgNw4WBA0
おつ
やっぱり絢辻さんやな





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