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伊織「目が覚めたらファンタジーの世界だった」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 19:50:52.86 ID:iHIQflof0
- 伊織「……まるで映画みたいな光景ね。大自然があるけど、時々頭上をドラゴンみたいな生物が飛んでく」
伊織「……夢ね。間違いなく」
伊織「となると、そろそろここらで知った顔が違う役で出てきそうなんだけど……」
響「そこのおまえ、誰だ!?」
伊織「やっぱり」
響「見かけない顔だな。おまえ、何者だ?」
伊織「うーん。夢とわかってても、普段仲のいい相手に誰何されるのって嫌なものね」
響「なにを言ってるんだ?」
伊織「はいはい。私の名前は、水瀬伊織。それで? 響はなんて名前なの?」
響「うぎゃー! な、なんでおまえは、自分の名前を知ってるんだ!?」
伊織「……名前は、響のままなのね」
響「怪しいぞ。こんな所に女の子が一人でいるから変だと思ったけど、自分の事を知ってたり、その態度……」
伊織「逆に聞きたいんだけど、響はなんでここにいるの? どういう役割?」
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 19:55:47.34 ID:iHIQflof0
- 響「おまえ、この胸の紋章を見てわからないのか? 王国から騎士の位を賜っている……通称『ボッチの響』とは自分のことだぞ!」
伊織「……は?」
響「ボッチの響だ!!」
伊織「自分のこと自分で、ぼっちとか言わないでよ!」
響「はあ!?」
伊織「だいたいアンタ、学校でも友達がたくさんいるみたいだし、そもそも私たち事務所の仲間がいるでしょ! そのアンタが、なんでぼっちなのよ!!」
響「ボッチは、自然に住む生き物と心を通じる事ができる騎士の、名誉ある称号だぞ!」
伊織「そんなこと知らないわよ! 響はぼっちじゃないわ!」
響「自分、ボッチだぞ!」
伊織「ぼっちじゃない!」
響「ボッチだぞ!」
伊織「ぼっちじゃない!」
響「ボッチだ!」 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 19:57:20.98 ID:bO4hxl/b0
- おい
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:01:15.31 ID:iHIQflof0
- 1時間後
伊織「ぼっちじゃないって言ってるでしょ!」
響「自分はボッチだ! 正真正銘のボッチ!」
伊織「響はぼっちじゃないわ!」
響「自分、ボッチだぞ!」
伊織「ぼっちじゃない!」
響「ボッチだぞ!」
伊織「ぼっちじゃない!」
響「ボッチだ!」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:03:03.65 ID:9UqIApbL0
- まだやってんのかw
- 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:07:47.61 ID:iHIQflof0
- 3時間後
伊織「はあ……はあ……ひ、響もいいかげん……強情ね……」
響「はあ……はあ……お、おまえこそ……」
伊織「なによ……いつもみたいに、伊織って呼び捨てにしなさいよ」グスッ
響「? おまえ……泣いて?」
伊織「響が私のこと、おまえなんて言って……自分のこと、ぼっちって言うなんて……私、夢でもイヤよ……」ポロポロ
響「……わ、わかったぞ。自分、これからはおまえを伊織って呼ぶぞ」
伊織「本当?」
響「だから伊織も、自分のことボッチの響って呼ぶんだぞ!」
伊織「……響は……響は、ぼっちじゃないって言ってるでしょ!!」
響「いいや、自分はボッチだぞ!!」
伊織「響は、ぼっちじゃ無い!!!」
響「自分は、ボッチだ!!!」
伊織「ぼっちじゃない!!!」
響「ボッチだ!!!」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:10:19.14 ID:tOnE6lnM0
- やかましスギィ!
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:11:03.06 ID:L5dADXAY0
- いつまでやってんだよWWW
- 13 : 忍法帖【Lv=17,xxxPT】(-1+0:15) ◆nRlGl7q1OU 2013/02/01(金) 20:15:13.72 ID:iHIQflof0
- 5時間後
伊織「こ、このままじゃ埒があかないわ。お互い、妥協しましょ」ハアハア
響「だ、妥協?」ゼーハー
伊織「響はぼっちかも知れないけど、自分ではぼっちと言わない。これでどう?」
響「わ、わかった。それで? 伊織は何者なんだ? 言い合いしている間に気がついたけど、その腰に差しているのは……」
伊織「え? あれ? いつの間にこんなもの……」
響「やっぱり! 間違いないぞ。人の心を力に変える剣技の集団、その名も『ベンション』の者達が使う剣だぞ」
伊織「ベンション?」
響「ベンション」コク
伊織「ベンション」
響「ベンション」コクコク
伊織「ベンション……」
響「ベンション」コクン
伊織「……待って、繰り返しているうちにその……なんだか……」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:19:56.28 ID:iHIQflof0
- 響「なんだ? 伊織はベンションの者じゃないのか?」
伊織「あ、えーと、よくわからないの」
響「! もしかして伊織、記憶が?」
伊織「うーんと、そんなところかしら」
響「なんだ、それでなんだか変な事を口走ったりしてたんだな。よし、じゃあ自分について来るといいぞ。ちょうど休暇中で、実家に帰る所だし」
伊織「いいの?」
響「ああ、歓迎するぞ」
伊織「ありがと。でも響の実家って、沖縄よね」
響「オキナワ?」
伊織「あ、そうか。この夢の中はファンタジーっぽいから、そんな場所じゃないわよね」
響「ああ。自分の実家は、東京都港区だぞ」
伊織「なんでそんな、ファンタジーの欠片も無い地名なのよ!」
響「そんなこと言われても、困るぞ」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:25:56.92 ID:iHIQflof0
- 伊織「はあ……まあいいわ。それでどうやってその港区へ行くの?」
響「王国から魔法で守られている安全な道、線と呼ばれている街道を通るわけだぞ」
伊織「線?」
響「ここから行くなら、横須賀線で行くのが一般的なんだけど……」
伊織「……もう、いちいちツッコむのは止めるわ」
響「銀座線で青山一丁目まで行って乗り換えて、麻布十番でもう一回乗り換えるのが実は早く着くんだぞ」
伊織「ああ、そう」
響「大江戸線ができて、本当に便利になったんだぞ」
伊織「よかったわね」
響「伊織? 怒ってるのか?」
伊織「怒ってなんかない! 早く行きましょ」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:28:21.42 ID:iHIQflof0
- 響「着いたぞ。やっぱり目黒で乗り換えなくて、正解だったな」
伊織「へえ、けっこう大きな町なのね」
町人1「あっ、響だ! 響が帰ってきたぞ!!」
町人2「すごいや、本当にボッチになったんだな!?」
響「ああ! 辛く厳しい修行の末、自分ついにボッチになったんだぞ!」フフーン
伊織「その勝ち誇った顔はやめて。それに私と、約束したでしょ」
響「わかってるぞ。でも、みんなが自分の栄達を喜んでくれてうれしいぞ」
伊織「……よかったわね」
響「伊織……ああ!」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:33:25.07 ID:NisIiiUX0
- 地方民にはよくわからんなー
- 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:34:09.55 ID:iHIQflof0
- 響「今日はもう遅いから、いきつけの酒場で夕食にするぞ」
伊織「私たち未成年だけど……夢の中だし、ファンタジー世界の酒場なんだから社交場みたいなものよね」
やよい「うっうー! 響さん、おひさしぶりですー」
響「ああ。やよい、こっちは伊織。自分の友達だぞ」
やよい「いらっしゃいませー」
伊織「ああ、やよいの顔を見ると、ほっとするわ……」
やよい「? 二人とも、おすすめ料理でいいですかー?」
伊織「ええ。やよいの料理なら安心だわ」
やよい「じゃあ……はい、どうぞー」
伊織「へえ、煮込み料理ね。見た目はビーフストロガノフみたいだけど……うん、美味しい!」
響「あいかわらず、やよいのスカトロ料理は最高だぞ!」
伊織「ブーーーッッッ!!!」
やよい「ど、どうしたんですかー!?」 - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:36:56.02 ID:iHIQflof0
- 響「スカトロ料理は、口に合わなかったのか?」
やよい「えっ!? 私のスカトロ料理が!?」
伊織「ゲホッ、ゴホッ、ちょ……わかったから、その名前を口にしないで……」
響「その名前ってスカトロ料理か? 名料理人でもあった、かの軍人スカトロ・バッチーナ大尉が発明したスカトロ料理」
やよい「そうです、スカトロ料理ー」
伊織「だか……やめ……」
響「ご、ごめんなー。伊織はスカトロ料理が苦手だったのかー……」
やよい「すみませーん。私のスカトロ料理のせいで……」
伊織「だからその名前を言わないでって、言ってるでしょ!」
響「わ、わかった。じゃあやよい、代わりに何か伊織に」
やよい「はーい」
響「それで伊織、これからだけど……記憶はなくてもその剣を持ってるなら、伊織はやっぱりベンションと関係あるんじゃないかと思うんだぞ」
伊織「それは……ええ」
響「ベンションの本部は、ちょうどこの町の北にあるボウ湖のほとりだ。明日にでも訪ねてみたらどうだ?」
伊織「さすがに都合いい展開ね。わかったわ、行ってみる」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:40:24.20 ID:iHIQflof0
- 伊織「悪いわね、響。ついてきてもらって」
響「気にするな。ベンションの人たちは清廉だけど、やっぱり自分は伊織のことが心配だからな」
伊織「ありがとう、響。えっと……ここ?」
響「ああ。この巨大な木のウロの内部が、ベンションの本部なんだぞ」
伊織「へえ。ところでなんで、やよいもついてきてるの?」
やよい「おもしろそうだったから、ついてきちゃいましたー」
響「やよいはほんとに、可愛いぞ」
やよい「それに私、ベンションの人たちと親しいんだよ。伊織ちゃんの、お役にたてるかなーって」
伊織「そうなの? じゃあ心強いわ」
やよい「こんにちはー! 誰かいませんかー!」
亜美「はいは→い。おおっ、やよいっちに……ええと、誰?」
伊織「亜美にも『誰』って聞かれちゃうのね……私は伊織。ちょっと自分で自分のことがわからないんだけど、この剣をいつの間にか持っていて……」 - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:43:19.29 ID:iHIQflof0
- 亜美「あ→! それはまぎれもないベンションのあかし。でも亜美、いおりんのこと見たことないけどな→」
響「伊織はベンションの者じゃないのか?」
亜美「ん→。ちょっとこれは亜美みたいな下っ端じゃわからないから、もっと上の人を呼んでくるね→」
響「頼むぞー! ……それにしても静かだぞ。あんまり人がいない雰囲気だ」
やよい「ふだんは、ベンションの人たちがおおぜいいるんですけどー」
あずさ「あらあら~はじめまして」
伊織「あずさ! あずさが、亜美の上司なわけ?」
やよい「はうあ! あ、あなたは……ベンションの頂点にたつ最高指導者の……」
響「え? そ、そうなのか!?」
亜美「んっふっふ→。そう! ベンションの最高指導者にして、マスターの称号を持つベンション」
伊織「あずさが指導者……ねえ。色んな意味で、迷走しそうだけど……」 - 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:46:01.97 ID:bO4hxl/b0
- > マスターの称号を持つベンション
おい - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:48:05.11 ID:iHIQflof0
- 亜美「マスタ→ベンションのあずさ様だ、よ→!」
やよい「マスターベンションのあずさ様!」
響「マスターベンションのあずさ様!」
亜美「そう! マスタ→ベンションのあずさ様!」
やよい「すごいですー! マスターベンションのあずさ様にまぢかにお目にかかれるなんてー!」
響「ああ! マスターベンションだぞ!! マスターベンション」
亜美「いや→興奮するのもわかるな→。なにしろマスタ→ベンション……」
伊織「……アンタたち、いいかげんにしなさいよ//」フルフル
やよい「あれー? どうして伊織ちゃん、真っ赤になってるんですかー?」
伊織「な、なんでもないわよ……」
亜美「? ともかくあずさ様はこうしていると清楚な雰囲気だけど、実は激しく強力なマスタ→ベンションとして……」
伊織「だから、いいかげんにしなさい!」
響「なに怒ってんだ? 伊織」 - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:52:34.84 ID:iHIQflof0
- あずさ「まあまあ。マスターベンションとはいっても、堅苦しいことは言いっこなしでいいのよ~」
やよい「あずさ様は、気さくなマスターベンションですー」
亜美「でも、やる時はやるマスタ→ベンションだけどね→」
響「なんて魅力的ですばらしいマスターベンションなんだ!」
伊織「……////」
あずさ「うふふ。私のことは、気楽に『マスタベ』って呼んでくれればいいから~」
伊織「呼べるわけないでしょ!」
亜美「お、なに→? どういうこと→?」
やよい「そんな、恐れ多いですー! あずさ様は、マスターベンションですー!」
響「ああ! マスターベンションだ!」
亜美「そだね→! 亜美の自慢のマスタ→ベンションだよ」
あずさ「照れるわ~。でも、確かに私はマスターベンションなのよね~」
伊織「……もう勘弁して////////」 - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 20:57:05.67 ID:iHIQflof0
- あずさ「私もマスターベンションをやっていることを、隠したりせず堂々とした態度でいたいと思ってるのよ~」
やよい「あずさ様のマスターベンションのしせいに、私もう夢中ですー!」
響「ああ! 自分ももう、マスターベンションのこと忘れられないぞ!」
亜美「まあ亜美なんかお世話係だから、毎日がマスタ→ベンションと一緒の生活なんだけどね→!」
やよい「誰よりも身近に、マスターベンションを感じているんだねー」
響「既に生活の一部が、マスターベンションなんだな。うらやましいぞー!」
亜美「ま、実際は亜美の方がマスタ→ベンションのお世話になってるんだけどね→」
あずさ「だけど最高指導者とは言っても、まだまだ私は自分で思い描く最高のマスターベンションを模索していきたいのよね~」
やよい「あずさ様はすごいマスターベンションですー!」
響「自分、マスターベンションが大好きになったぞ!」
亜美「亜美なんかものごころついた時から、マスタ→ベンションが大好きだYO!」
伊織「…………誰か助けて//////////」 - 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:03:20.29 ID:iHIQflof0
- やよい「それにしてもどうして今日は、他に誰もいないんですかー? いつもはもっと、にぎやかなのに」
亜美「それがお城の王女様に呼ばれて、みんな出かけたんだよ」
響「貴音様にか? 自分、知らないけどなー」
あずさ「えっ!?」
響「自分、昨日城から帰ってきたんだぞ。でも、貴音様はそんな様子まるで……」
亜美「そんな……使者はたしかに貴音様のつかいだって言ってたけど……」
伊織「それ、どんな使者だった?」
あずさ「どんなって言われても……頭にリボンをつけていて……」
伊織「春香ね」
響「知り合いか?」
伊織「ちょっと説明は難しいんだけど……夢の中なら春香が悪役をやってることも考えられるわね」
亜美「ちょっとお城にみんなと向かった真美と、連絡をとってみるよ!」
やよい「えー!? そんなことができるのー?」
響「ベンションは精神や心を力に変える、いわば特殊な技能集団だからな。きっと自分たちには想像できないような、特別な通信手段があるに違いないぞ」 - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:08:28.53 ID:iHIQflof0
- 亜美「もしもし→? 真美→? 亜美なんだけど→!」
伊織「普通にケータイじゃない!!」
やよい「私、あんなの見たことないですー!」
響「ああ、自分も初めてだぞ!」
伊織「まあ、ファンタジーの世界ならそうか」
亜美「? おかしいな→真美につながらない」
あずさ「電波の届かない所にいるか、電源が入ってないのかしら~?」
伊織「……もう、ファンタジーでもなんでもないわね」
亜美「じゃあメ→ルを送ってみる」
伊織「……はいはい、好きにして」
あずさ「それにしても心配ね~。連絡も取れないなんて」
響「帝国の連中も、不穏な動きをみせているからな。自分も心配になってきたぞ」
伊織「帝国?」
響「そうか、伊織は記憶が無いんだったな。王国は今、P帝国の侵攻にさらされているんだぞ」
伊織「P帝国って、まさか……」 - 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:13:29.47 ID:iHIQflof0
- 響「P帝国の皇帝……その名もプロデューサーは、極悪非道の悪の権化なんだぞ」
伊織「ちょっと! 言い過ぎよ、響!」
響「なんだ伊織? 伊織はプロデューサーを知ってるのか?」
伊織「そうじゃ……ないけど……」
響「帝国はずっと没落していたんだけど、1年前にプロデューサーが皇帝になってから破竹の勢いで勢力を盛り返したんだ」
亜美「だけどそのやり方って、ひょ→ばん悪いんだよね」
やよい「私も聞きましたー! プロデューサーのやり方は血も涙もないきちくのしょぎょうだ、ってー!」
響「そうだぞ、プロデューサーは本当に悪の権化だぞ!」
亜美「プロデューサーなんてキライだYO!」
あずさ「プロデューサーは、最低の人間よ~!」
伊織「ちょっとかわいそうになってきたわね……」ポツリ - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:16:28.66 ID:iHIQflof0
- 響「だけどベンションは、帝国が王国の首都であるヴァギナを攻める場合の守りだぞ。そのベンションがいないとなると……」
伊織「……響、今なんて言ったの?」
響「え? いや、ベンションがいないと……」
伊織「そうじゃなくて。その……王国の首都は、なんですって?」
響「? ヴァギナだぞ」
亜美「うん、ヴァギナ」
あずさ「ヴァギナよね~」
やよい「ヴァギナですー!」
伊織「わかった。もういい////」
響「自分、今から急いでヴァギナに向かうぞ。嫌な予感がしてきたぞ」
伊織「私も行くわ」
あずさ「まってちょうだい!」
伊織「? あずさ?」 - 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:20:13.56 ID:iHIQflof0
- あずさ「伊織ちゃんって言ったわね~? あなたには強いベンションの力を感じるわ~。でもそれなのに私は、伊織ちゃんの事を知らないのよ」
亜美「亜美も見たことないよ→」
やよい「ふしぎなお話ですねー」
あずさ「私も、貴女たちに同行するわ~。伊織ちゃんのことを、見定めるためにも~」
亜美「あ、じゃあ亜美も→!」
やよい「私も行きたいですー! いぇい!」
響「仲間は多い方がいいぞ。な、伊織」 - 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:25:48.70 ID:iHIQflof0
- 伊織「そうね……わかったわ。行きましょう! その……ば……ヴァ……」
やよい「ヴァギナだよ? 伊織ちゃん」
亜美「うん。ヴァギナ」
響「ヴァギナだぞ」
あずさ「ヴァギナよね~」
やよい「じゃあ、目指すはヴァギナですよー! うっうー」
亜美「亜美、実はヴァギナを見るのはじめてなんだよね→」
あずさ「そういえば私も、ずいぶんとヴァギナを見てないわね~」
響「よし、ヴァギナに向かって一直線に急ぐぞ」
伊織「わ、わかったから……////////」 - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:29:31.16 ID:iHIQflof0
- 伊織「じゃあ昨日通った線を、今度は逆走するわけね」
響「いや、とにかく急ぐべきだぞ。ここは、お金はかかるけど御者を呼んで馬車にしよう」
やよい「じゃあ、律子さんの所ですね」
伊織「なるほど、そういう役割になってるのね」
やよい「律子さーん。馬車をよういしてほしいんですけどー」
律子「うーん、今は1台しか空きがないのよ。料金、3割増しになるけどいい?」
やよい「えーっ!」
亜美「3割増しって言ったら、深夜料金とおんなじジャン!」
伊織「お金なら私が……あ、そうか、ここじゃあ私は無一文なのよね。仲間のありがたさに、今さら気づいたわ」
響「そう言わないで頼むぞ。帝国が、きな臭い動きをしているみたいなんだ。急いでヴァギナに戻りたいんだ」
律子「帝国……?」ピクッ
あずさ「もしかしたら、ヴァギナの危機かも知れないのよ~」
律子「いいわ。乗りなさい。お金も要らないわ」 - 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:36:17.28 ID:iHIQflof0
- 亜美「えっ!?」
響「いいのかー!?」
律子「私は帝国を……プロデューサーを許さない!」
やよい「……なにがあったんですか? 律子さんとプロデューサーの間に」
律子「実は……今まで誰にも話していなかったけど、私はメンスなのよ!」
やよい「はうあ! り、律子さんメンスだったんですかー!?」
響「律子がメンス……本当か?」
亜美「りっちゃんメンスだったんだ→!」
あずさ「律子さんがメンスだったなんてビックリね~」
伊織「なんかもう聞き流したいんだけど、め……メンスってなに?」
響「帝国はそれでも一応、議会を持っていて皇帝といえども独裁はできなかったんだ」
やよい「でもプロデューサーは皇帝の身でありながら、自分が労働者党という政党をつくって党首になったんですー」
あずさ「そして敵対する他政党を、次々と粛正していったのよ~」 - 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:39:51.78 ID:iHIQflof0
- 亜美「んで当時の一番大きな政党で、一番のしゅくせいのたいしょうになったのが……」
律子「私が率いていた、メンス党。通称メンスよ……」
伊織「……真剣な話なんでしょうけど、頭痛いわ」
律子「粛正の嵐が帝国に渦巻き、メンスからは多くの血が流れたわ……」
やよい「メンスから多くの血が……」
響「メンスから多くの血が……自分も聞いただけで、この身に痛みが伝わるぞ」
亜美「亜美には子供だからまだよくわからないけど、メンスからそんなに血が……」
あずさ「辛いわよね、律子さん。メンスからそんなに多くの血が流れたなんて~」
律子「私は、こっそりと亡命したの。プロデューサーはもうメンスは終わったと思っているんでしょうけど、私がここで生きている限りメンスは終わってないわ!」
響「そうだぞ、メンスはまだ終わってない!」
やよい「メンスは律子さんとともにあり、ですよー!」
亜美「よっ、りっちゃん! りっちゃんこそメンスだよ!」
あずさ「律子さんはものすごいメンスなのね~」
伊織「……この夢、まだ醒めないのかしら……」 - 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:45:51.50 ID:iHIQflof0
- 律子「帝国を相手にするのなら、私も協力するわ! ううん、協力させて」
あずさ「ええ。お願いね、律子さん」
亜美「あずさ様とりっちゃんが、手を握り合ったね」
響「ああ! ヴァギナを守るために、メンスとマスターベンションが手を組んだんだぞ!」
やよい「美しい、こうけいですねー」
伊織「絵だけ見れば、ね。さあ、早く行きましょう」
律子「ええ、最高の御者を用意するわ。美希! 頼むわね」
美希「任せるの! 法定速度無視して、全速力で走りたいってミキ思うな!」 - 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:46:33.52 ID:a8vGBiZD0
- おいw
- 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:47:11.89 ID:iHIQflof0
- そして
千早「法定速度違反よ。はい、ここにサインして。この用紙で振り込んでね、期限内に振り込めばそれ以上なにもないから」
美希「しゅーんなの……」
伊織「まって千早、今は王国の危機なのよ」
千早「いかなる時も、法令は遵守しなければならないわ」
伊織「だけど!」
響「やめるんだぞ、伊織。千早が相手じゃしょうがないぞ」
伊織「え?」
亜美「千早お姉ちゃんはね→カタブツでゆ→め→なんだ」
やよい「とっても厳しいんですー!」
美希「ミキね、いつも怒られてるの」
伊織「……とは言っても、千早は千早なわけよね。ねえ、ちょっと千早」 - 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:53:06.60 ID:iHIQflof0
- 千早「なに? 言っておくけれど、見逃したりはしないわよ」
伊織「そうじゃなくて、ちょっと耳に入れてあげたい事があるの」
千早「? 私の耳に?」
伊織「P帝国のプロデューサーが、千早の事を噂したんですって」
千早「帝国の皇帝が……? もしかして、私の歌の評判が伝わって!?」
伊織「そうよ。でも……千早は歌は見事だけど、胸がその……無いって」
千早「くっ……」プルプル
伊織「その皇帝と、今から私たち戦いに行くの」
千早「私も行くわ!」
美希「あの、千早さんミキの罰金は?」
千早「今日は不問に付すわ」
美希「ミキ嬉しいのー!」
響「伊織……なんで千早を、ああも簡単に懐柔できたんだ?」
伊織「いつものことじゃない」
響「……」 - 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:54:05.64 ID:iHIQflof0
- 春香「……えへへ。これはプロデューサー様に報告しないと……」
貴音「どうしたというのですか響? 火急の謁見をもとめるとは」
響「貴音様、こちらは……」
貴音「存じております。マスターベンションのあずさ」
あずさ「久しぶりね~」
響「旧知の間柄でしたか。それではベンションの者達を、城へ招いたというのは……」
貴音「それは知りません。! では……」
伊織「帝国の罠、ね」
響「お、おい伊織! 貴音様に対してそんな口の利き方はないぞ!」
貴音「構いません。ではいよいよ帝国の侵攻が……」
ヒー♪ ヒー♪ ヒーヒー♪
亜美「おっ! 真美からシュビドゥビタッチ返信だ→! ええと……ええっ! ベンション全員、帝国の罠にはまって捕まってるって!!」
あずさ「やっぱり罠だったのね~!」 - 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:54:56.48 ID:iHIQflof0
- 貴音「もはや、一刻の猶予もなりません! 艇争隊はすぐにヴァギナの護りを固めなさい。ヴァギナを護るのです!!」
あずさ「私たちも協力するわ~。ヴァギナを護るわよ~」
響「ああ! ヴァギナは死守しないと!」
やよい「ヴァギナだけはまもらないといけませんねー!」
律子「ヴァギナをメンスのように、血まみれにはさせないわ!」
美希「ミキもヴァギナは大事なの!」
千早「それは私も同じよ、ヴァギナだけは侵させないわ!」
伊織「これ、みんな真面目なのよね? ねえ」
亜美「あの→それが……」
やよい「どうしたの? 亜美?」
亜美「帝国が侵攻してきているのは、ヴァギナじゃないんだって」
響「なに?」 - 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 21:57:37.81 ID:iHIQflof0
- 亜美「帝国はヴァギナの背後にある古城、アナルを攻めようとしているって真美が!」
貴音「なんと! 狙いはヴァギナではなく、アナルなのですか!!」
あずさ「アナルが狙いだったのね~」
響「そうか、アナルを攻略するつもりだったんだな!」
やよい「アナルを攻めてくるとは、予想外でしたー!」
律子「帝国が全兵力でアナルを攻めたら、ひとたまりもないわ!」
千早「まさかアナルを攻めてくるとは……」
美希「ミキ、アナルは弱いからすぐに攻め落とされちゃうと思うな」
亜美「いや→さすが鬼畜のプロデューサー、アナル攻めとは……」
伊織「ねえ、本当にみんな真剣なのよね? ね? ね?」 - 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:00:30.71 ID:bO4hxl/b0
- ひでえスレだ
- 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:03:44.41 ID:iHIQflof0
- 貴音「しかもアナルを預っているのは、妹の雪歩です。雪歩は心優しい、争いには向かぬ者……なればこそアナルを任せたのですが」
響「雪歩様は、アナルがお気に入りのようでした……」
貴音「ええ。古城とはいえ風光明媚な、アナルが大好きになったようです」
あずさ「雪歩ちゃんは、アナルが大好きなのね~」
響「アナルを愛している、ともおっしゃっておいででした」
やよい「そんな雪歩様のアナルが、狙われているんですねー!」
律子「そうよ! 雪歩様のアナルが蹂躙されようしているのよ!!」
美希「プロデューサー許せないの! 雪歩様のアナルを襲うなんて!!」
千早「アナルを攻めるなんて、もはや人間じゃないわ!」
伊織「……私だけ? 今の状況に疑問を感じてるのは?」 - 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:08:05.86 ID:iHIQflof0
- 真「雪歩様、帝国が攻めてきました! 急いで逃げる準備を」
雪歩「真ちゃん……私は逃げません」
真「!」
雪歩「私は、アナルと運命を共にします」
真「……わかりました」
雪歩「真ちゃんは、早く脱出を」
真「ボクも雪歩様と、運命を共にします。アナルで!」
雪歩「真ちゃん……」
真「雪歩様……」
雪歩「私のこと、雪歩と呼び捨てにして。昔みたいに……」
真「……わかりました。雪歩」 - 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:10:48.60 ID:iHIQflof0
- P「では、覚悟はよろしいということですかな」
雪歩「ぷ、プロデューサー!」
P「雪歩姫、お覚悟を」
真「ふん、ノコノコ出てきたのがおまえの運のつきだ! でえぇーい!」
P「ふん!」
キン カランカラン……
真「な……強い」
P「伊達に皇帝などやっていないからな、さあお覚悟を」
雪歩「真ちゃーん!」
真「ぐっ……雪歩……」 - 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:14:16.57 ID:iHIQflof0
- 響「そこまでだぞ! プロデューサー!」
P「な! お前はボッチの響。なぜこんなに早く……春香の報告では……」
響「ボッチの力、甘く見るなだぞ。ドラゴンと心を通わせて、運んでもらったんだ」
P「むう、さすがはボッチだな」
伊織「響はぼっちじゃない!」
P「!」
響「伊織……そうだったな、自分はボッチだけどボッチじゃないんだったぞ!」
P「どっちだよ!?」 - 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:19:28.63 ID:iHIQflof0
- 響「亜美が、真美たちベンションを解放している。貴音様たちも軍を率いてやってきている」
伊織「今度はアンタが降参する番よ、プロデューサー!」
P「ふっ、それは違うな伊織」
伊織「えっ?」
響「プロデューサー、伊織を知っているのか?」
P「くっくっくっくっくっ、知っているとも! 我が愛する妻を知らんはずがあるまい!!」
伊織「……えっ? ええっ!?」 - 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:23:37.71 ID:iHIQflof0
- P「伊織は我が妻、そして時空を超えたベンションの創生者」
響「なんだって!?」
P「我は力を欲し、闇の魔法と契約した。そして過去の字空間からベンションの創生者である伊織を呼び出し、娶った」
伊織「な……な……な……////」
P「そして彼女を、現マスターベンションを倒す為に送り出したのだが……どうやら手違いがあったらしいな」
響「そんな……本当なのか、伊織!」 - 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:26:10.26 ID:iHIQflof0
- 伊織「え、ちょ……そ、そういう設定なの?」
響「そう……なのか? ほんとう……に?」
伊織「響……」
P「さあ、我が元へ戻れ伊織。まずはそこのボッチを倒せ」
伊織「……」
響「伊織……」
P「ん? どうした伊織」
伊織「……じゃないわよ」
P「? なに?」 - 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:28:57.00 ID:iHIQflof0
- 伊織「響はぼっちじゃない、ずっとそう言ってるじゃない! そんなこと言うアンタなんか信じられないわ!!」
響「伊織……うん!」
P「なん……だと?」
伊織「そうよ、アンタなんか私の好きなプロデューサーじゃないわ。そりゃちょっと……嬉しかったけど……////」
P「……そうか。では、伊織も私の敵だな?」
響「! 伊織、危ないぞ!!」
ビュッ - 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:32:47.61 ID:iHIQflof0
- 伊織「ちょ、危ないじゃない!!」
P「我が敵ならば、我が妻にあらず。この離魂の術で、伊織の命ももらう!」
伊織「……もう迷わないわよ、私。アンタなんか……アンタなんか、こーしてやるんだからっ!!!」
響「い、伊織の剣がものすごい光を!」
P「ぐ……なにぃ……ぐ、ぐわあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
バシュウッ
伊織「はあ……はあ……」
響「すごいぞ! 一撃であのプロデューサーを消し飛ばした!」
伊織「……これで、終わり? これで終わったの?」 - 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:38:11.10 ID:iHIQflof0
- 響「と、いうわけだったんです貴音様」
貴音「なんと! 伊織が初代のマスターベンションだったとは!」
亜美「亜美もビックリだよ→! いおりんがマスターベンションなんて」
真美「いや→元祖マスターベンションを見られるなんて、かんげきだよ→!」
やよい「伊織ちゃんがマスターベンションだなんて、知らなかったですー」
美希「ミキはどことなくでこちゃんは、すごいマスターベンションだってカンジてたな。あはっ☆」
千早「そうね。普通の人とは様子が違うとは感じていたけれど、マスターベンションだったのね」
春香「ううっ、マスターベンションと対峙したならプロデューサー様が倒れたのも納得だよ」
真「ボクも間近でマスターベンションの技を見て、興奮しちゃったよ」 - 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:39:54.13 ID:iHIQflof0
- 雪歩「すごいマスターベンションでしたぁ」
貴音「わたくしも、そのマスターベンションを見たかったですね」
響「心配しないでくださいだぞ。後でじつくりと、どんなマスターベンションぶりだったかお話しするぞ」
あずさ「これからは、二人でマスターベンションをしていきましょうね~」
伊織「//////////」 - 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:44:47.48 ID:iHIQflof0
- 小鳥「そこで、興奮した少年はいきり立った……あら、伊織ちゃん。起きたのね」
伊織「……////」
伊織「……こ、小鳥!?」
小鳥「よく寝てたから、静かに読書をしてたんだけど……もしかして、声に出てたかしら?」
伊織「……ちょっとその本、見せ……な、なによこの薄い本は!」
小鳥「こ、これは淑女としての嗜みで……」
伊織「あの夢……変な単語がやたら出てきたのは、小鳥の仕業だっのね……」
小鳥「ピヨッ! い、伊織ちゃん? そ、そんな怖い顔してどうした……い、いやあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
伊織「小鳥の薄い本、全部没収よ!!!」
小鳥「そ、それだけは許してえええぇぇぇーーーっっっ!!!」
END - 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:46:09.84 ID:iHIQflof0
- 以上で終わりです。
おつきあいくださり、ありがとうございました。 - 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:47:32.63 ID:ub9nztQ70
- 乙
- 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:47:44.20 ID:VWPkjT+y0
- ファンタジーっていうか童話みたいな感じでよかった
乙 - 78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/01(金) 22:50:29.13 ID:bO4hxl/b0
- おつ

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