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唯「いちんごパフェが止マラない」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:01:32.33 ID:SG8iLIvv0
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(∪)
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:06:27.67 ID:SG8iLIvv0
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さわ子「今日の掃除当番は窓際の列ね」
さわ子「それじゃあ解散」
「さようならー」
律「よーし部活行こうぜー!」
さわ子「そうだ、田井中さんと琴吹さんはちょっと職員室に来てもらえるかしら」
律「ぐえー」
紬「そういうわけだから澪ちゃん先に行ってて」
澪「ああ」
唯「私も掃除が終わったらすぐ行くよ~」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:14:29.04 ID:SG8iLIvv0
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唯「よーし掃除がんばるぞー。よいしょっと」
和「唯、机から教科書落ちてるわよ」
唯「うわっと!」
ちか「あはは」
唯「あぶないあぶない」
もう落としちゃったけど。
それより早く掃除終わらせて部室に行こっと。
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:22:22.82 ID:SG8iLIvv0
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『きゃあぁあああぁああ~~!!』
唯「なっなに!?」
和「1組から聞こえた気がするけど」
『助けて美空ぁ!』
『ひっ! 恵にいちんごが生えてる!!』
唯「!?」
俊美「いちんご……!」
ちか「私ちょっと見てくる!」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:31:19.86 ID:SG8iLIvv0
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唯「あっ」
多恵「行っちゃった」
美冬「ついでにゴミ捨て行ってきて欲しかったな」
ますみ「俊美、私達も見に――」
『きゃあああああああ!』
『いやあああああぁぁぁ!!』
『やめてえええええぇ!!!』
唯「うぉ!?」
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:32:43.99 ID:nipDMbJQI
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なにが始まるんです?
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10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:39:39.14 ID:SG8iLIvv0
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多恵「ね、ねえ……」
ますみ「なんだかヤバそう」
1組だけが騒がしいと思ったけどそうじゃないみたい。
いつもの放課後にあるわくわくするような活気じゃなくて、なんだか学校中がどよめいてる。
教室に残された私たちが不安がっていると1組を見に行ったちかちゃんが帰ってきた。
ちか「……」
美冬「ちか、何があったの?」
ちか「……ヤバイ」
美冬「え?」
ちか「わ、わた……私にも生えちゃった」
美冬「何言って……え?」
ちかちゃんは腰に巻いていた紺色のカーディガンでスカートの前面を隠していた。
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:47:09.16 ID:SG8iLIvv0
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美冬「はいはい冗談言ってないでゴミ捨ててきて」
ちか「冗談じゃ、なくてね?」
そう言ってちかちゃんがカーディガンを取る。
スカートの前面がなんだか……テント張ってるみたいな?
ちか「ほら」
唯「あっ!」
続いてちかちゃんがスカートをたくし上げるとそこには――
唯「い、いちんごが生えてる……」
美冬「うそ!?」
ちか「はぁ……はぁ」
ちかちゃんが息を荒げながら私たちの方へ歩み寄ってきた。
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12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 01:56:06.54 ID:SG8iLIvv0
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ますみ「え……野島さんパンツ履いてない」
ちか「1組の人に取られちゃった」
俊美「え……え?」
ちかちゃんをよく見るとパンツはいてないし制服も乱れてて、何よりいちんごが生えてて様子がおかしい。
ていうか
唯「うあ……いちんごってあんなになってるんだ……」
ちか「み、美冬~」
美冬「ちょっ、何するのちか!?」
唯「おおっ!?」
ちかちゃんが美冬さんに抱きつき腰をカクカクし始める。
美冬「や、やめっ……ひゃああ!?」
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 02:05:46.78 ID:SG8iLIvv0
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多恵「うええっ!?」
俊美「うわー!」
ますみ「ナニコレ……」
いつの間にかちかちゃんが美冬さんを組み伏せて服を脱がせてそれから……なんかすごいことしてる。
ちか「はあはあ! も、もう入れてもいいよね!」
美冬「は、はあっ!? あんた何言ってるの!?」
ちか「あああああもうがまんできないよおおおお!!」
そう言うとちかちゃんが美冬さんの別腹にいちんごを挿入しちゃった……!
美冬「いぎぃ!? あ、あ゛っ!」
唯「う、うわー……!」
俊美「ごくり」
ますみ「……」
私たちはちかちゃんが美冬さんをペロリしているところを唖然としながら見ていた。
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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 02:15:04.81 ID:SG8iLIvv0
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ちか「あっ……っく、ああああ美冬っわたしもう出る! なにか出ちゃうっ!」
美冬「あっんあっや、やだっ、やめてっ! んひぃ!」
ちか「……っあ゛!!!!」
ちかちゃんが腰を打ち付けるのをやめたかと思ったらビクッビクッと震えだした。
美冬さんはぐったりしちゃってる。
ちか「あ……ひは……はあはあ」
ゆっくりと引き抜かれたいちんごは濡れてテカテカ。
でもさっきより小さくなったかも。
あとへにゃってなってる。
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19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 02:25:15.50 ID:SG8iLIvv0
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俊美「だ、大丈夫?」
美冬「はあはあ……あ?」
美冬さんがゆっくりと起き上がる。
なんだか様子がおかしい。
そりゃあそうだよね、いきなりこんな……ショックだよね。
美冬「あ……あ……」
俊美「……?」
それからゆっくりとこちらに体を向ける。
俊美「えっ!?」
多恵「嘘……」
私の考えははずれだったみたい。
美冬さんのスカートがテントを張っていた。
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21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 02:35:57.91 ID:SG8iLIvv0
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ますみ「……マジで?」
美冬「マジみたい……はぁはぁ」
美冬さんの息が荒い。
さっきのちかちゃんみたいだ。
美冬「はあぁははぁあはぁ」
美冬さんがゆっくりと俊美さんに近寄っていく。
やっぱり様子がおかしい。
喜んでいるような恥ずかしがっているような不思議な表情を浮かべてる。
俊美「ちょっ……大丈夫なの?」
美冬「だめ……我慢できない……ごめ、ごめんっ!」
俊美「きゃあ!?」
突然美冬さんが俊美ちゃんに襲い掛かった。
それでやることはさっきのちかちゃんと一緒。
いちんごを入れ……うわぁー……。
ちか「あ、私もまた……」
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 02:45:26.59 ID:SG8iLIvv0
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ちかちゃんとちかちゃんについているいちんごがムクムクと起き上がる。
多恵「ひっ」
ますみ「なんで生えたの!? さっきまでなかったのに!」
和「これって……うつるのかしら」
俊美「そうみたいだよ」
美冬さんに襲われていた俊美ちゃんがいつの間にかますみちゃんの傍に。
ますみ「と、俊美?」
俊美「ますみぃ……はぁはぁ」
ますみ「いやぁぁぁああ!」
何がどうなってるの……?
いつの間にかクラスにはいちんごの生えた女の子が3人。
残った4人の内襲われているのが2人。
これってまずいんじゃ……。
和「唯、出るわよ」
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27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 02:55:10.24 ID:SG8iLIvv0
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唯「え?」
返答を待たずに和ちゃんは私の手を引いて教室を飛び出した。
そっか、逃げるんだ。
唯「でもっみんなが!」
和「2対5じゃどうにもできないわよ」
唯「2対5?」
和「松本さん(美冬)と柴矢さん(俊美)を見てたでしょ。アレが生えるの」
唯「う、うん」
和「多分もう矢田さん(ますみ)と菊池さん(多恵)にも生えてると思う」
唯「ええっ!?」
和「それにいつもの彼女たちなら絶対あんな風に人を襲ったりしないわ」
唯「たしかに」
和「あのマラ……いえ、いちんごは人にうつるのよ。恐らくいちんごを入れられるか中に――」
唯「あっ待って!」
階段に差し掛かり迷うことなく1階へ降りようとする和ちゃんを引き留めた。
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 03:05:10.46 ID:SG8iLIvv0
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廊下に出て分かったけど悲鳴のような声がそこかしこで聞こえる。
きっとさっき教室で見たような事があちこちで起こってるんだ。
和「唯?」
唯「私部室に行く! それで澪ちゃんたちにも知らせないと!」
和「なら私が――」
唯「和ちゃん職員室に行くつもりだったんでしょ? 先に行ってて。私たちは後から――」
和「いえ、来なくていいわ」
唯「えー!?」
和「よく考えたら部室で騒ぎが収まるのを待ってた方がいいかもしれないし」
唯「あ、そっか。じゃあそうするねっ」
和「じゃあ私職員室行って先生にこの事を伝えてくるから。あんた気をつけなさいよ」
唯「和ちゃんもね!」
和ちゃんは「まったくこの子は……」みたいな顔で鼻からため息をついて階段を降りて行った。
よーし私も早く部室に行こっと。
それにしてもみんな信じてくれるかなぁ。
もし信じてくれなくても部室の外に出なきゃ大丈夫だよね。
こうして私と和ちゃんは道を違った。
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 03:14:22.68 ID:SG8iLIvv0
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桜校は3階建ての校舎で私のいる3年2組の教室は2階にある。
3年2組の隣には中央階段があってそこから1階に降りれば玄関、3階へ登れば音楽室と私たち軽音部の部室。
部室に入って鍵をかけておけば襲われないよね。
和ちゃんが職員室に行ってくれてるから先生たちが何とかしてくれるはず。
階段を一段飛ばしで駆け上がり勢いよく部室の扉を押し開く。
唯「みんなっ!」
……。
唯「あれ、誰もいないや」
おっかしいなーみんな先に来てるはずなのに。
……まさか。
じっとりとした汗が出てくる。
嫌な予感が脳裏を過った時、部室奥にある物置の扉がゆっくりと軋みながら開いた。
唯「だっ……だれ?」
扉からちょこんと頭を出してこちらを窺っている人物が一人。
澪「唯、か?」
唯「澪ちゃぁん! はぁ~よかった~」
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 03:24:21.96 ID:SG8iLIvv0
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恐怖は一瞬で消し飛んだ、が。
どこからか悲鳴が聞こえてきて私は慌てて部室の扉を閉めて鍵をかけた。
唯「び、びっくりしたー」
澪「今の悲鳴……」
唯「そうだ大変だよ澪ちゃん! 実は――」
私は教室で起こった事を伝える。
澪ちゃんは黙って聞いていた。
だけどうんともすんとも言ってくれない。
やっぱり信じてくれないのかな。
ていうか説明するの結構恥ずかしいんですけど。
唯「えっと、澪ちゃん?」
澪「……」
唯「だからね、本当にみんなに、えっとぉ、い、いちんごが生えちゃって……」
澪「わかってる、信じてるよ」
唯「ほんと?」
澪「ああ」
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 03:40:07.47 ID:SG8iLIvv0
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唯「あと和ちゃんが言ってたんだけどね、いちんごをあ……あそこに入れられるとその人にいちんごがうつっちゃうんだって」
澪「……それは少し違うと思う。いちんごを入れられて尚且つ中に出されるとうつるんだと思う」
澪「あといちんごが生えた人は……脳をいちんごに支配されるっていうか、とにかく他の女の子を襲いたくなっちゃうんだ」
唯「そうなの?」
澪「多分だけどな。女の子にだけ反応するアンテナがあるんだろう」
うーん……教室での出来事を思い返してみよう。
確かにいちんごを入れられてすぐに生えてはいなかった気がする。
ちかちゃんが美冬さんを襲った時もちかちゃんが最後にビクビクッってなっていちんごを引き抜いた後だった。
その後美冬さんが急に襲いだして……。
ってことは澪ちゃんの予想で合ってるっぽい!
唯「そっかーやっぱり澪ちゃんはすごいね!」
澪「そんなんじゃないよ。それに和も分かってたと思う」
唯「そういえば私が和ちゃんの話を途中で切っちゃったんだった。でへへ」
澪「まったく……」
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 03:48:16.43 ID:SG8iLIvv0
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唯「とにかくいちんごを入れさせなければいいんだね」
澪「だな。それでなくてもそう易々とやられたくないだろうけど」
唯「あはは、だよねえ」
澪「……だよな。それに相手も女の子だろ。普通は……嫌だよ、な?」
唯「え? どうなんだろうねー」
澪「……」
唯「時に澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「澪ちゃんてこういう話したら恥ずかしがると思ってたけどあんまり恥ずかしくなさそうだね」
澪「え、ああ、そういえばそうだな。それにさっきは怖かったのに今はそんなでもないみたい」
唯「おお、澪ちゃんが頼もしく見えるよ!」
澪「はは」
唯「それとさ」
唯「りっちゃんたちは?」
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40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 03:57:26.69 ID:SG8iLIvv0
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澪「まだ来てないんだ」
唯「大丈夫かな……」
部室の外からは相変わらず悲鳴や嬌声が響いている。
澪「だめかもしれない」
唯「そんなぁ! りっちゃんたちにもい、いちんごが生えちゃったのかな」
澪「……」
唯「どうしよう澪ちゃん」
澪「……」
澪ちゃんは質問に答えず俯いている。
私は澪ちゃんの傍に行こうとしたけど、澪ちゃんの一言で足が止まった。
澪「私が探してくる」
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 04:12:30.29 ID:SG8iLIvv0
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唯「えっそれはマズイよ! 部室の外は危ないって」
澪ちゃんにも聞こえてるよね?
今も外から色んな音が聞こえてくるのが。
だけど澪ちゃんは私の横をすり抜けあの異様な空間へ出ようとする。
いくら声をかけても澪ちゃんは止まってくれない。
どうして?
怖がりな澪ちゃんがそこまでするなんて。
はっ!?
もしや澪ちゃん……りっちゃんの事を……!
いや、ムギちゃんか!?
はたまた……
それが澪ちゃんのSo 原動力なんだね。
よし、そういうことなら!
唯「澪ちゃん! 私も探しに行く!」
澪「唯はここから絶対出るな」
唯「えーっ!?」
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42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 04:27:34.04 ID:SG8iLIvv0
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唯「ど、どうしてさ!?」
澪「外は危険だからだ」
唯「それならみおちゃ――」
澪「何かあった時に唯まで守れるかわからない。唯を危険な目に合わせたくないんだ。だからここにいてくれ」
唯「うぐ……」
戦力外通知……そんなぁ。
唯「大丈夫だよっ! 私走るの苦手じゃないよ? ……好きでもないけど」
澪「私が出たらすぐに鍵をしめるんだぞ」
唯「待って澪ちゃん!」
鍵を開けドアノブに手をかけた澪ちゃんにしがみ付いた。
澪「っ!? 離せっ!!」
視界がぶれる。
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47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 07:07:40.56 ID:SG8iLIvv0
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左のこめかみが激しく痛い。割れる。ていうか割れた。
お尻も痛いけど比較にならない。
澪「あっ……ご、ごめ……」
そっか、澪ちゃんに振りほどかれたんだ。
それで尻もちついちゃったのか。
あとこめかみが痛いのはアレだね、アレ。
唯「ぐおおぉ……澪ちゃんナイスエルボー……ぐふ」
う、うまく笑えない。
むしろ泣きそう。
いやこんな所で泣いてる場合じゃないよ。
唯「ぃ……すぅー……」
痛いとか言っちゃだめ。
澪ちゃんこういうのずっと引きずるんだから。
澪「ごめんっ! だいじょう……うっ!?」
唯「ぉぁぁ……だいじょうぶだいじょうぶ。……ん? 澪ちゃん?」
痛みが引いて余裕ができると澪ちゃんの異変に気付けた。
なんだか息が荒くて左目とおでこのあたりを押さえている。
唯「澪ちゃんどうしたの? 頭痛?」
澪ちゃんの右目が私に向いた。
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49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 07:16:09.80 ID:SG8iLIvv0
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唯「みおちゃん?」
澪ちゃんの右目は私を見ている。
でも私と目線が合ってない。
澪ちゃんの視線を辿ると尻もちをついて膝を立てている私を見ていた。
唯「澪ちゃーん?」
私がM字なんちゃらから女の子座りにシフトしても尚、視線は私のお尻に向けられている。
澪ちゃん、目が怖い。
唯「えーと……」
澪「ゆい――」
名前を呼ばれた時、物置の方から扉の軋む音がした。
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51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 07:31:13.47 ID:SG8iLIvv0
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後ろを振り向くと澪ちゃんが閉めていた筈の物置の扉が開いている。
あっ!
すっぽり忘れてた。
部室には出入り口が2つある事を。
ここは隣の音楽室と物置を通して繋がってるんだった!
さっき澪ちゃんがあそこから出て来たのに全然考えが回らなかったぜ。
「はぁ……はぁ……はぁ~~~ぁ」
物置から出て来た生徒は息が荒い。
こちらに視線を向けると息を吸いながら不安を煽る高音で鳴いた。
やっぱりいちんごが生えていてスカートを押しのけて反り返っている。
あれ、もしかしなくてもこっちに近づいてきてるのですが。
……あっでも澪ちゃんも物置の扉の事忘れてたよね。
澪ちゃんも意外とおっちょこちょいだねー。
……。
唯「逃げよう澪ちゃん!」
澪ちゃんの手を掴んで部室を飛び出した。
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52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 07:40:01.06 ID:SG8iLIvv0
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こけそうになりながら階段を駆け下りる。
3階は部室と音楽室しかないので2階へ逃げるしかない。
2階へ着いた。廊下は左右に伸びている。
左は私の教室と1組の教室がある……うんだめだ。
右は3年3組から5組までの教室と文化部の部室か……こっちの方がまだましかも。
唯「澪ちゃん早く早くっ」
澪ちゃんを引っ張って右へカーブ。
よかったーこっちの廊下には誰もいない。
あっ! 確認してからどっちに行くか決めればよかった。
……誰もいなかったからオッケーってことで。
部室を出てから澪ちゃんはずっと私に引っ張られている。
澪ちゃんがその気になったら私を引っ張るくらい早く走れるのに。
3年の教室からは人の気配がしたから素通りして文化部の部室を目指す。
その間も澪ちゃんを引く手は重かった。
唯「文芸部……誰もいない。ここに入ろう」
声を抑えて澪ちゃんに話しかけるが澪ちゃんはその場に立ち尽くしている。
動こうともしない。
唯「澪ちゃんってば」
尚も無反応の澪ちゃんを無理矢理引っ張って文芸部に立て籠もることにした。
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 09:45:11.52 ID:SG8iLIvv0
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唯「ふー危なかったぜ」
軽音部の部室に侵入してきた子が来る気配はない。
どうやら振り切れたみたいだ。
でもここは扉にカギがないからちょっと怖い。
軽音部の部室ほど大きくないし机や本棚やロッカーに来月辺り必要になるであろう扇風機等が室内を圧迫している。
とりあえずここで澪ちゃんと隠れて……そうだ澪ちゃん。
唯「もー澪ちゃんしっかり走ってよー。捕まっちゃったらいちんご生えちゃうんだよ?」
窓際で校庭を眺める澪ちゃんに冗談ぽく言ってみた。
しかし返事は無く逆光の所為で表情も見えない。
体調悪いのかな。それともさっきのバックスピンエルボーを気にしてる?
唯「ねえ澪ちゃん?」
澪「……もう無理。ごめん唯」
唯「へ? なに、どうしたの?」
澪「ヤバイ……もう限界なんだ」
澪ちゃんがこちらを向いた。
手で体を抱えるようにして何かに耐えているように見える。
息が上がっていて小刻みに震えてて明らかに体調が悪そう。
唯「ど、どしたの澪ちゃん大丈夫?」
澪「……ムリ」
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61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 09:51:41.98 ID:f+3J7Ik/0
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ゴクリ…
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63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 09:54:20.02 ID:SG8iLIvv0
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唯「体調悪いの? そっかだからあんまり走れなかったんだね」
澪「そうじゃなくて、唯に会う前から生えてたんだよ」
唯「……へ」
澪「ごめん……中々言い出せなくて」
言い終わると澪ちゃんが両手でスカートの前面を捲った。
その姿は純白のホイップみたいに甘美で、だけど茶色のマーブルがどろどろこぼれる様な光景。
いつもの澪ちゃんからは想像できない行動に私は口を開けてぼーぜんとする。
私の中で真面目なイメージがあった文芸部の部室。
澪ちゃんはそれを一瞬で塗り替えてしまい、ここが卑猥な場所だと倒錯してしまった。
唯「あ……」
1年の学園祭で起きたあの事件後から度々使うようになったという短い丈のスパッツ。
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65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 10:04:37.98 ID:SG8iLIvv0
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それが苦しそうに張っていた。
澪「な?」
唯「……あ、うん」
なんて言ったらいいか言葉が出てこないよああああええと何か言わなきゃ。
澪「だからさ、どうやったらいちんごがうつるのかとか、生えるとどういう気分になっちゃうかも分かるんだ」
唯「そ、そうだったんだ……」
相槌しか打てない。
澪「いつもだったら恥ずかしくて死にそうになっちゃう事も言えるし出来る」
澪「いつの間にか恐怖も感じなくなった」
澪「それから……いちんごの生えていない本当の女の子を見ると……苦しくなるんだ」
それってつまり……私を……。
澪「私は元が恥ずかしがりで怖がりだったから多少の我慢も出来たのかもな」
語りかけながら澪ちゃんがこちらに向かってくる。
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 10:14:41.71 ID:SG8iLIvv0
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澪「……っていうのが半分で、もう半分は唯が部室に来る前に一人でしてたんだ」
唯「え……な」
何を、って聞いても今の澪ちゃんなら臆面なく言うんだろうな。
澪「生え立ての時はまだ恐怖と恥ずかしさがあったから部室に逃げ込んだ」
澪「そしたらこれがどんどん大きくなって、とにかく出したくなって……何回やったのかわからないくらいやったら少し収まったんだ」
澪「そこに唯が来たってわけ。はぁ」
唯「そ、そうなんだ」
澪「ぁぁ……私が部室を出て行こうとしたのに唯が抱きついてくるからおかしくなりそうだったよ……襲う手前だった」
そっか、だから私の事を突き飛ばしたんだ。
澪「あとさっきまで手を繋いでただろ? 体温が伝わってきて……はぁぁ」
冷静に話しているように聞こえるけど澪ちゃんの憔悴した目が怖い。
依然として体は震えているし息も荒い。
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71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 10:24:45.44 ID:SG8iLIvv0
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澪「それに何より……唯は特別匂うんだ」
唯「えっ私くさいのっ!? クンクン……んーわかんない」
身体に鼻を寄せてみるけどそんなことは……あっでも自分じゃわからないって言うし……。
澪「ちがうちがう。いちんごが生えると分かるようになるんだ。本当の女の子からするいい匂いが」
澪「唯は特別、私にとって特別いい匂い。バニラみたいに甘くて、うっとりするような……」
澪「これを嗅いでるだけなんておかしくなりそうだ」
遂に私の前へ来た。
尚も足を止めない。
澪「限界なんだ」
澪ちゃんが私の横をすり抜ける。
澪「だから私はここから出る」
え……?
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72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 10:34:49.60 ID:SG8iLIvv0
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唯「ま、まって」
澪「待たない。ここにいたらもう唯を襲うしかない」
唯「そんな……澪ちゃんは外に出てどうするの?」
澪「わかんない。もうなにも考えられないから他の子を襲っちゃうかも……はあはあ」
唯「そんな……」
澪「本当の女の子がいなければいちんごの生えた子を襲うかも。匂いは半減してるけどそれでも女の子だし……はぁぁ」
唯「それって澪ちゃんが襲われるかもしれないってことだよね」
澪「そうだな。でもそれでもきもちい――」
私は再度澪ちゃんにしがみ付いた。
澪「っ!! バカっ……あぁ……ぁあ」
そんな殺伐とした世界に澪ちゃんを放り出すわけにはいかないよ。
澪「あぁ……はぁ……あぁああ」
唯「澪ちゃんしっかり! わ、わ……私が何とかするからっ!!」
澪「ばかぁぁ……なんとかもなにも……もう無理はぁはぁはあごめんはあはあああはあ!」
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75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 10:44:53.61 ID:SG8iLIvv0
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唯「きゃあ!」
澪ちゃんが私に抱きついて押してくる。
あっという間に壁際に追い込まれて逃げ場がなくなった。
澪「ゆい……ゆいいいいぃ」
首筋に澪ちゃんの鼻がこすり付けられる。
うあ……においを嗅がれるって結構恥ずかしいんだね。
澪「ゆいっ……ごめっ、す、っ……はぁはぁ!」
においだけで我慢出来なくなった澪ちゃんが首筋に舌を這わせて私を舐め始める。
それがエスカレートしてしゃぶり付くようになる頃には澪ちゃんは殆ど言葉を喋らなくなっていた。
唯「んあ……澪ちゃ……はげし……!」
澪「はあっはあっ……ずぢゅううううっ!」
私が澪ちゃんを引き留めて何とかするって言ったんだ。
うまくいくかわからないけどやらなきゃ後悔する。
唯「澪ちゃんちょっとごめん」
私は澪ちゃんのスカートの中へ手を入れて短めのスパッツをずりおろした。
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81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 10:56:53.92 ID:SG8iLIvv0
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パンツだけでは抑えきれなくなったいちんごが飛び出す。
それがタイツ越しのふとももに擦り付けられる。
これが澪ちゃんのいちんご……密着しててよく見えないけど固いのだけはよく分かるよ。
澪ちゃんが言ってた。
私が部室に来る前に一人でしてたって。
最初に部室で見た澪ちゃんは殆どいつもの澪ちゃんだった。
だから……いちんごからアレを出してあげればいつもの澪ちゃんに戻れるかもしれない。
その後の事はわからないけど今はそれに賭けるしか澪ちゃんを助ける方法がない。
澪ちゃんのためなら私頑張っちゃうよ。
澪「はあぅっ、はあっ……はっはっ!」
唯「んっ……!」
澪ちゃんがきつく抱きしめてくる。
このまま押し倒されたら澪ちゃんを助けるどころの話じゃなくなっちゃう。
私は執拗に押し付けてくる澪ちゃんのいちんごを右手で掴んだ。
澪「ひぐっ!? あっ、あ゛ーーーー……」
それだけで澪ちゃんは涎を垂らして気持ちよさそうに天を仰いだ。
澪ちゃん……私が何とかするから!
澪「あひっ! あっ、はあぁぁ……!」
右手でいちんごを扱くと澪ちゃんの反応が大きくなった。
腰を震わせて快楽に悶えている。
-
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 11:05:57.65 ID:SG8iLIvv0
-
唯「これなら出すことはできそ――ひゃっ!」
澪ちゃんがまたも思い切り抱きついてきた。
唯「ぐ、ぐるじい…………あっ!?」
いちんご放しちゃった!!
やば……!
澪「あっ、んっ……んんんんんんっ!!」
終わった……このまま澪ちゃんに捧げちゃうんだ……まあそれでも………………あれ?
そんな事を思ってたら澪ちゃんがびくびくと震えだした。
この震え方……ちかちゃんも最後はこんなふうに震えてた。
てことは。
澪「……っあ、はぁ……はぁ……」
澪ちゃんの痙攣が収まって抱き付く力が弱まった。
その隙に確認してみる。
私のタイツは純白レースのホイップでデコレーションされていた。
やった、何とかなった……かな?
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86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 11:15:01.35 ID:SG8iLIvv0
-
唯「澪ちゃん落ち着いた? 私が分かる?」
澪「はあ……あ……ゆい?」
唯「よかった~」
何とか自我を取り戻してくれたみたい。
澪「あ、あ……ごめん私はなんて事を……本当にごめん」
かすれ気味の声から澪ちゃんの申し訳ないって気持ちがひしひしと伝わってくる。
澪「唯にだけはこんなことしたくなかったのに……!」
唯「まあまあ、私がこうしようと思って澪ちゃんを引き留めたんだよ。澪ちゃんが元に戻ってくれてよかったー……あえ?」
ふとももには濡れた感触と固い感触が……。
下を向くと澪ちゃんのスカートが翻っている。
澪「ごめんな。せっかくしてくれたのにこれじゃすぐさっきの様になっちゃう」
澪「だからその前に今度こそ……」
だめだったのかな?
でも澪ちゃんと会話が出来るようになったし……。
澪ちゃんは何度も一人でしてたって言ってたから……うん。
ここはやるべきでしょ。
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88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 11:24:05.05 ID:SG8iLIvv0
-
唯「もうー勝手に行かないで!」
どこへも行けないようにきつく抱き付いた。
澪「うあっ!? いいから離せって!」
唯「まあまあまあ、とりあえずもっかい出してみようよ」
澪「ばっ……! それが嫌だから出て行くんだ!」
唯「……ほんとに嫌なの?」
澪「えっ」
唯「今も私の事襲いたいんでしょ?」
澪「……襲いたいけど、そうじゃなくて……唯に酷い事をしたくないんだ」
唯「酷い事って?」
澪「唯にいちんごを生やしたくない。私が無理矢理するのも嫌だし唯にこんな苦痛を味わってほしくない」
唯「そうかなー結構似合うかもよ? それに苦痛っていうけどさっきの澪ちゃんすごく気持ちよさそうだったよ?」
澪「ぐぁ……ばかそんな事言ったら……はあはあはあ」
唯「うわぁあ澪ちゃん落ち着いて!」
澪「はぁはぁ……それにな、唯が……唯が他の女の子を襲う事が嫌なんだ」
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90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 11:33:08.73 ID:SG8iLIvv0
-
唯「澪ちゃん……えへへ」
澪ちゃんが恥ずかしげもなくそんなこと言うなんて。
なんか顔が熱いや。
澪「笑ってる場合じゃないだろ……はあはあ」
唯「それなら私だってそうだよ。澪ちゃんが他の子に酷い目に合わされるのやだ」
澪「唯……うぐっ」
唯「というわけで……ね?」
再び澪ちゃんのいちんごを握る。
澪「きゃひぃ!? や、やだぁ……ゆいをよごしたくないぃ……はあはあ」
唯「泣かないでよー。私がこうしたいの。それにさっき汚されちゃったし?」
辛そうな澪ちゃんを見てたら自然と手が動いた。
いちんごはさっき握った時よりヌルヌルしていて扱き易い……はずなんだけど抱き合った態勢だからやり辛い。
いちんごを刺激された澪ちゃんはもう何も考えられないみたいで反論も出てこない。
そのかわりに身体中を流れる情欲を吐き出したくて、涎を垂らしながら深く息衝いている。
抱き合った態勢でその息遣いを耳元で聞かされるから澪ちゃんの今の気持ちがよく分かった。
すぐ楽にしてあげられるよう頑張るね。
態勢も悪いしまだ2回目でぎこちないけど出来るだけ素早くいちんごを扱いた。
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92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 11:42:12.43 ID:SG8iLIvv0
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澪ちゃんは悦んでくれているらしく淫靡な声をあげている。
……。
我に返るとすっごく恥ずかしい事してるような気がしてきた。
さっきまで割と必死だったから気付かなかったけどなんか私の手の動きやらしいし……。
澪ちゃんは私にもたれかかって耳元であーー、あーーって春の猫みたいなトーンで鳴いてるし。
唯「んっ……!」
あ……澪ちゃんに耳舐められたら勝手に声が出ちゃった。
唯「澪ちゃん……澪ちゃん……」
私の右手はいつの間にかスピードを上げていた。
あ、これ痛くないかな……私にはよく分からないや。
でも澪ちゃんが気持ちよさそうだからこのままで。
澪「あっあっあっ、はっはっ、あ、んっ、ふゃ」
澪ちゃんの息遣いが細かくなってきた。
それが私にもうすぐ出るよって言っているように聞こえて変な気持ちになる。
それと同時に澪ちゃんの体が私を押してきた。
澪ちゃんが自分で腰を振っているんだ。
それといちんごに付着しているヌルヌルのせいで私はまたも手を放してしまう。
手の締め付けを失ったいちんごが快楽を求めて私の身体を突き上げんばかりになする。
右のふとももの内側、股関節のあたりにいちんごの頭がある。
その辺りがちょうど窪みになっていちんごの突きを受ける形になった。
そんな所を刺激されるのはもちろん初めてで、関節という自分の弱い部分を突かれる事になんとも言えない充足感を覚えた。
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95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 11:51:16.12 ID:SG8iLIvv0
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いちんごは適度なボジションとタイツという刺激を得て血気盛んに暴れている。
私を抱く澪ちゃんの腕はさっきからどんどん力を強めていて今にも淫欲を吐き出しそうだ。
私は澪ちゃんが少しでも早く楽になれるように促すことにした。
唯「澪ちゃん出したい? いいよ、このまま出していいから。ね?」
澪ちゃんの耳元でそう囁くだけのつもりだった。
でも澪ちゃんの首筋から香る匂いやかわいい形をした耳を見ていたら……澪ちゃんの耳を舐めてた。
舌を平らにして耳全体をすくい上げるように一舐め。
澪ちゃんが息を吸ってびくりと跳ねる。
私の舌があまり濡れていなかったからざらっとした感触だ。
舌も乾いてしまった。
今度は唾液を舌に乗せてヌルヌルとした感触になるように舐める。
舌の先端が耳の窪みに入り、澪ちゃんの耳穴に少し入った。
それがきっかけになったのか澪ちゃんががくがくと震えてだらしない声を発する。
私の股関節にいちんごとはまた違った熱さの液体が注がれるのが分かった。
タイツ越しでもヌルヌルした感触が伝わる。
それを吐き出しながらも澪ちゃんは腰の動きを止めない。
タイツにそれをすり込んでいる。
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96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 12:00:19.85 ID:SG8iLIvv0
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澪「あっ……んくっ……あ、はぁー、はぁー」
唯「はぁ……はぁ……」
腰の動きが止まるころには私のタイツとふとももはべとべとにされていた。
二人して肩で息をしていて、その内澪ちゃんが立っていられなくなったみたいだから一緒に腰を下ろした。
あー……すごい。
澪ちゃんすごい。
こんな風にドキドキしたの初めて。
……。
あ、それより。
唯「澪ちゃん大丈夫?」
澪「はぁー、はぁー……あ、うん。だいぶ楽になったと思う」
唯「よかったぁー」
澪「あ……」
澪ちゃんの目線は私のふとももに。
澪「ごめん……タイツ汚しちゃった」
唯「え? 大丈夫だよー。このタイツ三足1000円のだから」
澪「スカートにもついちゃうよ……もう結構ついてるけど……」
唯「そっかー……じゃあタイツ脱ごう」
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99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 12:09:23.67 ID:SG8iLIvv0
-
脱いだらどうしよう。
拭くものないし何かこの部屋にあるもので……あ、扇風機で乾かすとか?
においとか大丈夫かな?
ていうか洗わないと履けないか。
唯「それにしてもよかったよー澪ちゃんが元に戻ってくれて」
澪「……」
唯「澪ちゃん?」
澪「あっ……いや、ごめん」
澪ちゃんは食い入るように私の着替えを見ていた。
あ……しまった。
元に戻ったと言ってもいちんごがなくなったわけじゃない。
今の澪ちゃんにこういうの見せたらまずいかも。
唯「ごめんっ」
澪「私こそごめん。気持ち悪いよな」
唯「え、そんなことないよ。それにいちんごが生えてるんだからしょうがないよ」
澪「いや……」
唯「?」
どしたんだろ澪ちゃん。
私何か変なこと言ったかな……。
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100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 12:18:27.39 ID:SG8iLIvv0
-
唯「あれー、澪ちゃん私の着替える所見てドキドキしちゃったのかなー?」
澪「ああ、そうかも。唯がタイツ脱いだ瞬間いちんごがビクッってなった」
唯「ふごっ!?」
唯「えっと……う……あ」
澪「あはは、自分で言っておいて照れるなよ」
唯「だ、だって澪ちゃんがぁ……」
私の中では
冗談を言う>澪ちゃん「なんでやねーん」>二人「あはは、あはは」
だったのに真顔で返されてしまった。
そんなこと言われたら恥ずかしくて何言っていいかわかんないよ~!
唯「澪ちゃんが恥ずかしげもなくそんな事言うなんて……」
澪「ああ、もう全然恥ずかしくないな」
唯「ええー、なんかつまんないよ」
澪「さっきの唯が照れてるとこ、面白かった」
唯「うぅ……」
澪「唯のそういう所ってあんまり見れないから新鮮でいちんごが反応し――」
唯「ちょっ! ストップストップ!」
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102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 12:26:18.97 ID:SG8iLIvv0
-
澪「はははは」
唯「澪ちゃんがぁ……遠い所へ行っちゃった」
澪「ごめん。恥ずかしさとかは忘れたけど唯を守りたいって事は忘れてないよ」
唯「あ、うん、ありがと」
澪「なんだけど……はぁはぁ」
唯「澪ちゃん? えっと……もう来たの?」
澪「そうみたい」
唯「そ、そっか……」
澪「唯、さっきまではこんな事絶対にしちゃダメだって考えがあったのに今はどうしてそれがダメと思っていたのか思い出せないんだ。これもいちんごの所為なんだろうけど」
唯「うん」
澪「それで、唯がかまわないって言うなら……お願いしてもいいかな?」
これはさっきのアレの事を言ってるんだよね、うん。
うん……。
唯「……わ、わかった」
-
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 12:35:06.02 ID:SG8iLIvv0
-
まさか澪ちゃんからお願いされるとは思わなかった。
さっきまであんなに嫌がってたのに。
……澪ちゃんは元に戻ったんだよね?
恥じらいが無くてやけに素直だけどこれはいちんごが生えたせいなんだよね?
ちょっと不安になる。
澪「はぁはぁ……唯?」
唯「あ、うん」
澪ちゃんは床に女の子座りしている状態。
ふとももには私がずりおろしたスパッツ。
スカートはいちんごの所為で捲れている。
唯「ええと、さっきみたいな感じでいいの?」
澪「ああ」
唯「じゃあ……」
改まっていちんごを握るのって恥ずかしい。
おかげで余計にぎこちない動きになってしまう。
-
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 12:45:39.16 ID:SG8iLIvv0
-
でも……さっきみたいにしなきゃ。
握る力を僅かに強めて速度を上げる。
向かい合って座りながらいちんごを扱くって……傍から見たらどういう光景なんだろう。
そう考えると誰もいないと分かっていても周りを見回してしまう。
澪「あ……唯ぃ……」
切ない声。
確かに気持ちよさそうだけどさっきとは違う感じだ。
唯「澪ちゃん、どうかな?」
澪「あっ……ん、えっと、何ていうか……切なくて辛い。もっと強くしてみて」
言われたとおりにやってみるけど澪ちゃんの反応はやはり変わらない。
おかしいな。
澪ちゃんは出したいのに出せないって感じだ。
身体に溜め込んだ欲望が消化不良を起こしているような感じ?
とにかくこのままじゃまずい。
何とかしなきゃ。
-
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 12:55:06.45 ID:SG8iLIvv0
-
澪ちゃんを気持ちよくさせるには……何か、何かないのか。
ここは文芸部の部室。
あるのは本と机と私が脱ぎ捨てたタイツくらいしか……。
唯「……ねえ澪ちゃん、タイツ好き?」
澪「へぅ? 好きって言われても……んっ……あんまり履かないかな……んはぁ」
唯「違う違う。こういう事だよ」
でろでろのタイツを拾って澪ちゃんのいちんごに被せてみた。
1、2回目のヌルヌルも合わさっていい感じじゃあないでしょうか。
唯「できた」
澪「……」
唯「ほら、澪ちゃん2回とも私のタイツに出してたから好きなのかなぁ~……って」
澪「唯……」
やっぱりだめですよね。
澪「とりあえずこのまま扱いてみて」
唯「え、うん」
-
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 13:05:11.58 ID:SG8iLIvv0
-
隆起したいちんごに再度刺激を与える。
熱いいちんごと冷めかけの液体が混ざり合い、そこにタイツのザラザラ感が合わさって何とも不思議な感触。
澪「っあ! これ、いい……かも」
唯「やった。やっぱり澪ちゃんてタイツが好きなのかな?」
率直に聞いてしまった。
いつもの澪ちゃんなら顔を赤くして怒るだろうけど今の澪ちゃんにこの質問は……。
澪「んっあっ……はは、そうかもな。ザラザラでいちんごが擦られて気持ちいい……あんっ!」
唯「あ、そ、そうなんだ……」
艶かしい声で素直に答える澪ちゃん。
んもー聞いてる方が恥ずかしいよ!
澪「それに……唯のタイツをいちんごが履いてるって考えただけで……はぁ、はぁ……!」
唯「わ、わかったから」
澪「これ、唯のアソコを包んでたんだよな……朝からずっと……んっ……なあ唯、今日何回トイレに――」
唯「う、あぁぁぁ……! も、やめてよぉ……!」
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111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 13:17:25.28 ID:SG8iLIvv0
-
あまりの恥ずかしさに俯いて澪ちゃんの視線から逃げた。
手の動きも鈍る。
澪「っああ……唯のその顔……やばい……もうちょっとだから強めに……んっ!」
唯「ばかぁ……」
私は今どんな顔してるんだろう。
そんなに変な顔してる?
自分じゃわからないよ。
とにかく今は手の動きに集中しよう。
早く終わらせないとまた澪ちゃんに恥ずかしい事言われちゃう。
澪「ああああっいいよ唯のタイツ! 手もやわらかいし冷たくてきもちい……あっあっあっ!」
唯「もおおおっ」
いちんごをさらけ出してよがってる澪ちゃんの方が恥ずかしさは上のはずなのに私ばっかり恥ずかしがってる。
俯いてるけど分かる。
今澪ちゃんは絶対私の顔を見てる。
それで恥ずかしがってる私を見て興奮してるんだ。
だからこんなに固いし熱いし脈打ってる。
澪「あっゆいっ……そろそろ出そうっ! 唯のタイツと手に出ちゃぅ……んくっ!」
澪「あっ、んっ、は、ひぅ、ゆい、に、あ、あ、あ゛、あああーーーー……!」
タイツ越しに液体がどんどん滲み出てきて私の手からも零れる。
異様な光景にそこから目が離せなかった。
うあ……タイツドロドロだ……。
-
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 13:28:28.89 ID:SG8iLIvv0
-
澪「はあ、はあ……あぁ……ふぅ」
唯「……」
な、何か言った方がいいのかな。
でも何て……?
澪「はぁ……唯、ありがとう」
唯「ふぇ、あ、うん」
澪「えっと、そろそろ放してくれないとまた大きくなるから……」
唯「あっごめん」
慌ててタイツごと腕を引っ込める。
澪「んあっ!」
唯「あっごめん!」
澪「大丈夫。それよりベトベトになっちゃったな、ごめん」
唯「そ、そだね……」
-
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 13:38:37.05 ID:SG8iLIvv0
-
でもこれで暫くは大丈夫なのかな?
澪ちゃんは立ち上がってスパッツを履き直す。
私は顔から噴き出した余計な汗を拭ってようやく一息ついた。
ちょっと休みたいかな。
澪「唯……」
唯「えっ、まさかもう!?」
澪「違う。扉の向こう」
澪ちゃんの視線の先は部室の入り口。扉のすりガラスには人影が写っていた。
唯「うぇ!? もしかして今の見られてた!?」
澪「声がでかい! それよりもここに唯がいるってばれたみたいだ」
唯「えっ?」
澪「影がフラフラしてる。普通の人ならあんな動きはしないだろうから恐らくいちんごが生えた生徒だろうな」
澪「どうして気付かれたんだ? 声は他の教室の方がうるさいよな。姿を見られた訳でもないし」
澪「……やっぱり唯の匂いか。部屋の外からでも分かるのか……唯が興奮してたから匂いも強くなったのか?」
唯「ぅえ!? こ、こうふんしてないよ! うん、してなかった!」
澪「静かに。それより私の言う事をよく聞くんだ。まず――」
何故か先程とは打って変わって冷静な澪ちゃんがそこにいた。
-
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 13:48:49.15 ID:SG8iLIvv0
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澪ちゃんは予め考えていたかのように指示をすらすらと言ってのける。
こういう澪ちゃんってかっこいい。
でも言ってる事を反芻してみると……やっぱりちょっとおかしい。
どこかからネジがいちもつ飛び出したような作戦だった。
でも他にいい考えが浮かばないし……。
澪「入ってきたぞ」
そうだった。今はピンチなんだった。
掃除用具入れの隙間から外の様子を窺うと一人の生徒が見える。
お願いだからこっちに来ないで……!
「……くんくん」
本当に私のにおいを嗅いでるの……?
今日から長めにお風呂入ろうかな。
「くんくん」
鼻を鳴らしながら的確に私のにおいの発生源へと進んでいる。
澪ちゃんの言ってた事は正しかったみたい。
身体を洗う時間を増やそう。
-
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 13:59:41.25 ID:SG8iLIvv0
-
「はあはあはあはあ!」
生徒が半開きになってるロッカーを乱暴に開け放った。
中にはそよ風運ぶ扇風機。
一方私たちは掃除用具入れから飛び出して部室の外へ。
いちんご生徒をまんまと奥のロッカーに誘い込み私たちは脱出に成功。
部室を出る瞬間に振り返ると生徒が扇風機に縛り付けてある布を掴んでいた。
残念、それは私のパンツだ。
澪「成功だな。いくら本体がそばにいても匂いを風で送ってやればそっちに食いつくだろうと思ったんだ」
唯「うぅ……」
澪「このまま1階まで行って外に出るぞ。急げ!」
唯「えっ!? わ、私のパンツは?」
澪「タイツで我慢してくれ」
唯「そんなぁ……このタイツヌルヌルで」
澪「いいから早く走れ!」
唯「ふええん!」
生タイツ……スースーする。
-
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 14:08:26.63 ID:SG8iLIvv0
-
文芸部の部室の傍にある階段を下りて1階へ辿り着いた。
このまま昇降口から学校を出よ……お?
澪「……しまった」
生徒用の昇降口にはいちんごをぶら下げた生徒が待ち構えていた。
そういえばこの騒ぎが起こったのって掃除中だった。部活のない生徒は丁度帰るところ……それでこの人数なのか。
既に何人もの生徒がこちらに気付いている。
強行突破は無理そうだ。
澪「講堂へ逃げるか……? いや、講堂で挟み撃ちされたら立て篭もる場所がない……正面玄関に行くぞ!」
逆方向に駈け出した澪ちゃんが早々に足を止める。
正面玄関への廊下にはさっき文芸部の部室へ入ってきた生徒が。
それに続いて赤緑青、赤青緑、緑緑赤緑。
一階だけあって緑が多い。
みんな挙動がおかしくて、スカートを見るとみんな生えてる。
ふつふつと嫌な汗が出てきてYシャツがへばり付く。
唯「ど、どうしよ澪ちゃん……」
澪「……ごめん」
あ……私ここでやられちゃうのかな……うぅ……怖いよ、嫌だよ、死にたくないよ!
膝が笑う。動悸が激しい。ヤバイ。どうしよう。
澪ちゃん、澪ちゃん、みおちゃん……そうだ澪ちゃん!
澪ちゃんはいちんごが生えてるからここにいるみんなの目的はほぼ私のはず。
私を優先して狙ってる訳だから上手くいけば澪ちゃんだけでも逃がせ――
和「ゆいぃーーーーーー!!!!」
-
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 14:17:22.54 ID:SG8iLIvv0
-
唯「!」
いちんご生徒のさらに奥の廊下にみんなが目を向ける。
生徒たちの隙間から見覚えのあるシルエットが確認できた。
職員室の前辺りで忙しなく動いてる。身振り手振りで何かを伝えようとしているのかな?
とにかく和ちゃん無事だったんだ!
唯「のど――おぅあ!?」
腕を引っ張られて倒れ込みそうになった。
笑ってる膝でなんとか持ちこたえる。
一瞬の出来事に頭がついてこない。
澪「和のおかげで助かった」
いつの間にか更衣室に入っていた。
そっか、いちんご生徒が和ちゃんに気を取られてる隙に澪ちゃんが私の手を引いてくれたんだ。
階段と昇降口の間にある小さな更衣室。
ここには鍵もついてる。
扉がガタガタいってるけど気にしない。気にしないフリ。
……あっ!
唯「和ちゃん大丈夫かな!?」
-
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 14:26:51.93 ID:SG8iLIvv0
-
澪「和の周りに生徒はいなかったし私たちを囲んでた生徒があっちにいっても職員室に立て籠もれる……かな」
唯「そっか。また和ちゃんに助けられちゃった」
澪「でもこの後どうするかな」
唯「このあと?」
澪「これだけいちんごの生えた生徒がいたら先生たちだけじゃ手に追えないだろうな」
澪「それにいちんごは人にうつる。こうしている間にもどんどん増えてるはずだ」
なるほど。
私は今も更衣室のドアを叩いてる子たちが怖くてそこまで考えられなかったよ。
澪ちゃん本当に怖くないんだね……。
澪「いつまでもここにいるのはマズイかもしれない」
唯「そ、そっか……」
それならどうするかを考え始めた澪ちゃんが黙る。
私も何か考えなきゃ。
うーん……。
澪「唯」
何か……何かを……。
澪「唯!」
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125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 14:27:43.27 ID:f+3J7Ik/0
-
どんどん増えるのは怖いな
-
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 14:38:52.49 ID:SG8iLIvv0
-
唯「はいっ!?」
澪「携帯鳴ってないか?」
唯「え?」
携帯を取り出すとブルブル震えている。
全然気が付かなかった。
唯「和ちゃんからだ! もしもし?」
和『唯、大丈夫?』
唯「うん! 和ちゃんも?」
和『ええ、職員室で立て篭もってるわ』
唯「そっかぁ、よかった~」
和『あんまり良くはないわね。唯も見たでしょ、あの生徒の数』
いちんごの生えた生徒の事だよね。
唯「うん……あっ!」
和『?』
唯「りっちゃんとムギちゃんそっちにいない?」
-
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 14:48:45.53 ID:SG8iLIvv0
-
和『……こっちにはいないわ』
唯「そ、っか」
和『大丈夫、きっとどこかに隠れてるのよ』
唯「そうだよね」
和『ええ。ところで唯』
唯「何?」
和『職員室にいる先生だけじゃどうにもならないみたいだから私は外に助けを呼びに行くわ』
唯「え、大丈夫なの?」
和『廊下側はあの生徒で溢れてるけど職員室には校庭側にも出入り口があるしね。そこから出て敷地の端にある通用口から校外に出る予定なの。出来れば唯達と合流したいんだけど……』
-
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 14:57:48.41 ID:SG8iLIvv0
-
通話中も扉をがったごと言わせて邪魔をされる。
唯「私たちは大丈夫だよ! こっちはこっちで何とかしてみる。だから和ちゃんも気を付けて」
和『そう、分かったわ。……ごめん』
唯「大丈夫だよー。私たちも出来たら学校を抜け出して助けを呼んでみる」
和『無理しちゃだめよ?』
唯「まかせてよ!」
和『……大丈夫かしら』
そんなやり取りを繰り返して電話を切った。
そっか、和ちゃんは外に助けを呼びに行くんだ。
2回も助けられたのにこれ以上和ちゃんばっかりに助けてもらうわけにはいかないよね。
……よし、決めた。
唯「澪ちゃん、あのね……私外に助けを呼びに行こうと思うの」
澪「そっか。携帯から和の声が漏れてたから大体分かったよ」
唯「どうかな?」
澪「やってみるか」
唯「うんっ!」
-
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 15:07:16.65 ID:SG8iLIvv0
-
澪「しかしだ……はぁ。更衣室の出入り口は一つ。こっちの廊下にはいちんごの生えた生徒が沢山いる、と」
唯「そうなんだよねぇ」
澪「やっぱり唯のにおいが強すぎるのかもな」
唯「ええー……」
澪「パンツもないし余計に」
唯「う゛っ。でもタイツは履いてるし!」
澪「はぁ……こう密室で唯のにおいを嗅いでるとヤバイな」
唯「え」
澪「そうだ、においをごまかしてみるか。どうせ暫くはここから出られないんだし……はぁはぁ」
唯「澪ちゃん……?」
澪「そうだな、うん。そうすればきっとうまくいく」
唯「澪ちゃーん?」
澪「ゆい、そろそろあれなんだ。この作戦でいこう……はあはあ」
-
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 15:19:41.99 ID:SG8iLIvv0
-
唯「も、もうきたの?」
澪「ああ……唯の手を握ったからかな?」
聞くまでもないけど聞いてみた。
だっていきなりそんな……ねえ?
私だって恥ずかしいし……ねえ?
唯「えっと、それで私は……」
澪「はあはあ……ゆい、おねがい」
唯「う……」
くあ……恥ずかしい。
澪ちゃんは恥ずかしいとかそれどころじゃないみたいだけど私はすっごく顔が熱いよ!
澪ちゃんが冷静(?)だから私ばっかりあせってる感じがする。
こうするしかないし私もそのつもりだけど……うああ。
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136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 15:29:15.38 ID:SG8iLIvv0
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唯「…………わかった」
でも自分から動くのは恥ずかしいし……。
澪「それじゃあ……唯、膝ついて」
唯「え、うん」
またさっきみたいにすればいいんだよね。
うあードキドキする。
澪「で、だ。私のいちんごは段々快楽に貪欲になってきてる。多分もう手だけじゃ満足できない」
ん……?
澪「だから唯……いちんご食べてくれないか?」
なんですとぉー!?
唯「ええと、えと、え?」
澪「それに唯のにおいをごまかすための方法でもあるんだ」
あ、もうやる気だね澪ちゃん。
でもまあにおいをごまかす? ためでもあるんだよね?
そこまでの考えあっての事なんだし私も覚悟を決めて――
澪「はあはあはあはあ……ゆいの……おくち……!」
唯「……」
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137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 15:39:06.34 ID:SG8iLIvv0
-
唯「わ、わかった。やる!」
これがにおい消しとどう関係あるのかわからないけどもうやけくそだ。
私は澪ちゃんの前にひざまずいた。
澪ちゃんが震える手でスパッツを下ろしていちんごを取り出す。
澪ちゃんの胸の高鳴りが聞こえてきそうだよ。
そのくらいいちんごがワクワクしている。
唯「じゃ、じゃあ……」
目の前に鎮座するいちんごに口を近づける。
さっき文芸部の部室で嗅いだ液体のにおいと、いちんごそのもののにおいが混じりあう。
ん……あんまりいいにおいじゃないかな。
でも澪ちゃんのだし我慢できないほどのにおいじゃない。
では、いきます。
舌先をとがらせていちんごの先端を撫でた。
一回、二回、三回。
うあー舐めちゃってる舐めちゃってるよ。
ほんの僅かなしょっぱさと生暖かい感触は生まれて初めて経験する味だった。
これを繰り返していればいいんだよね?
いいのかな?
澪「……唯が舐めてるっていう状況ですごく興奮するけどそんなに気持ちよくないかも」
唯「れろ……えぇ……そうなの? じゃあどうすれば……っ」
澪ちゃんと目があった。
-
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 15:49:30.84 ID:SG8iLIvv0
-
唯「あ、あんまりこっち見ないで……」
澪「え、でも見たいよ」
唯「うう……」
こんな所見られたくないってば!
でも澪ちゃんは目を離さない。
ううううぅ……。
澪「ふふ、それでさ、口に含んでみてくれないか?」
口に……含む……。
そっか、そうだよね。
唯「うん……」
澪ちゃんのだけどそれでも抵抗があった。
だからいちんごを舐めた舌が口内に触れないように舌を浮かせている。
いちんごと絡み合った涎を飲み込まないようにしている。
けれど口に含んだらそんなことしてられない。
私が言い出したことだし……いけるできるやれる……よしっ!
私はいちんごと接触してから嚥下出来ずに溜め込んでいた涎を飲み込んだ。
-
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 15:58:27.01 ID:SG8iLIvv0
-
唯「ん……くちゅ」
うお、異物感あるなあ。
澪ちゃんの大きいよ。……多分だけど。
ええと、このまま含んでるだけじゃダメだろうし手でした時のような刺激を与えてみよう。
さっきは手で扱いてたから今度は口を前後に。
歯を当てたら痛そうだから気を付けないと。
主に舌と唇を使っていちんごに刺激を与えると口の中に独特のしょっぱさが広がってきた。
涎が溜まる。
澪「あ……いいかも?」
そこまで気持ちいいわけじゃないのかな。
……あ。
もおおこっち見ないでって言ったのに!
口とか首が変な風に動いてる分さっきよりもさらにハズい。
もう上は向かないことにしよう。
-
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 16:08:42.43 ID:SG8iLIvv0
-
それより早くコレを終わらせたい。
顔やら背中から汗が……暑い暑いあつい。
やだなぁ顔赤くなっちゃってるかな私。
……集中しよう。
確か吸うといい感じっていう話を聞いたような。
とりあえずやってみよう。
唯「んっ……ずぢゅー……ぢゅ」
うわあっ、音が、音がぁー!
これは却下で――
澪「あ、それいい。もっと……」
……。
もう澪ちゃんにちょっかい出したりしないから許して下さい。
唯「じゅ、ちゅ、んふ……ずぢゅー」
澪「おお……」
-
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 16:18:34.39 ID:SG8iLIvv0
-
澪「あ、あといちんごの首とか裏とかを舐めてみて」
前後運動をいったん止めて今度は舌でいちんごをなぞる。
いちんごの頭と胴体の間にあるミゾをぐるりと一周……が中々出来ない。
口からいちんごを出してしまうと上下左右に動いてしまって上手く舐められない。
唯「あ……んん」
澪「……唯、手を使っちゃダメっていうわけじゃないぞ?」
あ。
言われてみれば。
……恥はかき捨てていちんごを手で掴んだ。
いちんごの首はなんこつみたいで、裏の筋付近はもも肉みたいなさわり心地。
澪「っあ!」
半音上がった嬌声。
こんな感じでいいんだね。
澪「さ、先の方も……はぁはぁ」
裏筋からいちんごの口に向かって舌を這わす。
あれ、今までとはまた違った味がする。
しょっぱいのは同じなんだけどこれもまた独特で、しかもヌルヌルして舐めても舐めても味が無くならない。
口に含んだいちんごの形を想像してみる。
今舐めてる場所がいちんごの先端かな。
澪ちゃんはいちんごの首から上をされるのが気持ちいいみたいだ。
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146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 16:28:45.76 ID:SG8iLIvv0
-
先端の鈴口をペロペロされるのも好きなんだね。
ちょっとずつ染み出してくる液体でわかる。
それならここを吸ってみるのはどうだろう。
アヒル口をいちんごの頭に押し付けて力の限り吸ってみた。
澪「あっ! あ、んぅぅぅ……!」
澪ちゃんの腰が砕けた。
これはいける。
口からいちんごが離れないように根本を強く掴んで続行。
こんなに口で吸う事って初めて……じゃないかも。
何か前に……そうだシェイクだ。
マックスバーガーの解凍しきれてないシェイクを吸ってるような感じかな。
こっちは逆に熱いけど。
澪「ゆいっ! このままっ……このままでっ!」
勿論そのつもりだ。
頬が痛くなってきたけど吸い入れるのはやめない。
澪ちゃんの身体が強張るのが分かる。
文芸部の部室でした時と一緒だ。
……え。
このままで大丈夫なんだよね?
澪「あっもう……い、ああっ――――!」
唯「んぅ!?」
-
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 16:39:20.20 ID:SG8iLIvv0
-
勢いよく熱いシェイクが……っていきなりはひどいよ澪ちゃん!
唯「っぷ!」
流石にこれは――
唯「え、まって、んぷ! んぐっ……むーーーー!?」
澪「ふ……ああっ!! ……っ!! っはぁ、あっ、うぁ……!」
頭をガッチリ掴まれていちんごを口の中にねじ込まれた。
口内を暴れ回るいちんごに幾度も液体を吐き出される。
あまりに暴れるからさっきまで大丈夫だったのに嘔吐感が。
それに耐えるために反射的に涎を飲み込もうとしてしまい、澪ちゃんから吐き出された液体を喉に通してしまった。
必死に抵抗するもいちんごは私の口から抜けない。
喉を突かれて繰り返し訪れる嘔吐感を必死で耐えることしかできなかった。
口内がヌルヌルといちんごでいっぱいいっぱいでどうしようもない。
澪「……ふはぁ」
唯「ごほっ! んぐ! っぺ! げほっげほっ! ぺっ、ぺっ!」
やっと、やっと解放された。
とりあえず口の中のヌルヌルを吐き出したい。
今も残っている嘔吐感の所為で胃の中まで出してしまいそうになるから慎重に。
涎を吐いたり飲んだりして口内と喉に付着した液体をなくそうとしたけど、へばり付くようなザラザラとしたヌルヌルが取れない。
澪ちゃんの馬鹿。
-
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 16:49:27.62 ID:SG8iLIvv0
-
澪「はぁ、はぁ……ごめん」
あんまり感情がこもってない気がする。
いつの間にか優しかった澪ちゃんがいなくなってしまった。
唯「ひどいよみおちゃん……ぺっ」
澪「ごめんな、でもこれも作戦の内だ」
唯「……はい?」
澪「簡単に言うと唯のにおいを私のいちんごのにおいで隠す」
澪「体内と体外の両方から」
……。
……。
……ひどいよ澪ちゃん。
-
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 16:59:49.72 ID:SG8iLIvv0
-
澪「だからもっともっと飲んだりかけたりしないといけない」
ひどいよ澪ちゃん。
澪「それに時間も経てば廊下にいる生徒もばらけるだろうし」
唯「……ぐすっ」
私が甘かったのかな……こういう事って実際したことなかったからまさかここまでとは……。
でも澪ちゃんは私の事も考えてくれてるんだし。
澪「うぁ……唯の口から垂れてる……はぁはぁ」
唯「みおちゃぁん……」
考えてくれてるんだよ……ね。
信じていいんだよね、澪ちゃん?
-
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 17:09:50.85 ID:SG8iLIvv0
-
澪「はあはあ、ゆい、続きをしよう」
唯「あ、うん」
固いままのいちんごに触れる。
先端からは先程の液体が滴っていて頬張る事を躊躇ってしまう。
澪「はぁあぁ……唯ぃ」
このまま焦らしてさっきみたいに乱暴にされるのは嫌だし仕方ない。
唯「ン……」
唾液や何やらでぬめったいちんごは少し怖い。
私は頬張る前にいちんごを横から咥えることにした。
唾液の乗った舌と唇を這わせる。
いちんごの表面を、首をついばむ。
においはもう気にならなかった。
-
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 17:21:15.12 ID:SG8iLIvv0
-
私と澪ちゃんの足りない知識を出し合って補ったら、初めてでも中々頑張れているような気がする。
それにこっちも段々慣れてきた。
刺激するといちんごがびくんと跳ねる場所を中心に口を動かす。
手は根元や胴体を扱く。
そろそろかな? という所でいちんごの頭を口に含んで思いっきり吸う。
澪ちゃんが震え出した。
澪「ひゃ、は、ぁ、でるっ! ゆいぃ、唯にかけるからなっ……私のSweet Sweet Berry Sauce!」
すいーすいーべりーそーす……?
唯「んぷ……ろぷ……っちゅぽん」
澪「んいいぃっ――!!」
突然いちんごが口から離れて私の目前に。
何を――
唯「んっ!? 目に入ったぁ……んぷ、んん~!」
あつい。
顔にすいーすいーべりーそーすがぼたぼた。
すっごい大量に。
目を瞑っててもわかる。
顔から流れ落ちて喉を垂れて首元にまで感触がやってきた。
首がべたべたして気持ち悪い。
-
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 17:31:20.92 ID:SG8iLIvv0
-
それに鼻から息が出来ない。
口を開けるとソースが侵入してくる。
さっきよりも水っぽいや。
そろそろ出し終えたかな。
あ……。
鼻を触られている。
次にほっぺ。
この感触は多分いちんごだ。
私の顔にかかったソースをいちんごの頭で塗り広げている。
あぁ、美容液をつけてる感じだ。
それにしてはちょっとにおいが……あ。
今度は唇に移動してきて執拗にリップを塗りたくる。
今更口を閉じる必要もないから、私は澪ちゃんを受け入れることにした。
-
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 17:41:33.58 ID:SG8iLIvv0
-
澪「はぁっ、はぁう……」
唯「んぐ……ちゅ……んぱぁ」
澪「ふぅ……」
唯「おさまった?」
澪「……いや、まだ唯のにおいも消えてないし」
唯「ええー。もう口が疲れたよー」
澪「まだ身体からにおいがするからなぁ」
少し後悔してきた。
澪「においっていうと首筋と胸元と腋あたりだな……下はソースのついたタイツ履いてるからまだましかな」
唯「え……それってどういう……」
澪「それぞれの場所にもかけておこう」
唯「そんなぁ……あと3回もするの?」
澪「いや、両腋にかけるから4回だな」
……もう、澪ちゃんにあげちゃえばいいんじゃないかな。
-
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 17:53:17.39 ID:SG8iLIvv0
-
澪「唯、首筋出して。唯は髪を抑えてるだけでいいから」
唯「……はぁい」
右手で左側の髪をすくってみせる。
なんだかんだで火照った首筋が冷やされて気持ちいい。
ここもすぐにベトベトにされるんだろうけど。
澪ちゃんは自らいちんごを扱いている。
……ん?
さっきは手じゃダメって言ってなかったっけ。
澪「唯の首、ほそいな……耳もかわいい……うあっ――!」
あ、熱ぅ……。
首筋にいっぱいかかってる。
澪ちゃんは出してる途中なのにそれを塗り込み始めた。
耳たぶの内側、あごのライン、Yシャツの襟の中……。
澪「ああ……リンパ線がコリコリしてる」
唯「あ、あんまりコリコリしないで……」
気持ちよさそうに私の首に擦りつけている。
これが暫く続くのかぁ。
澪「ふぅ……唯、服脱いで」
……え?
-
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 18:03:51.69 ID:SG8iLIvv0
-
唯「え、え……まさか……」
澪「違う違う。やってしまいたいのはやまやまだけど腋と胸元にソース塗らないと」
ほんとに全身ソースまみれにするつもりだ。
もう鼻はおかしくなってるけど身体中ベタベタするのはやだなぁ。
唯「どうしても塗らなきゃダメ?」
澪「ああ。唯はここから脱出して助けを呼びに行くんだろ?」
唯「うん……」
澪「なら出来ることはやっておくべきだ」
私がやっとの思いで克服する羞恥のさらに上を毎回要求してくる。
唯「うう…………わかった」
澪「うん。上だけでいいよ」
そんな「ミルクだけでいいよ。お砂糖はいいや」みたいに言わないでよ……。
-
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 18:12:40.03 ID:SG8iLIvv0
-
所々に澪ちゃんのソースが付着したブレザーとYシャツを脱ぐ。
上半身はブラ1枚……涼しい。
澪「じゃあ、手あげて」
言われた通りに挙手。
澪ちゃんが扱き始める。
目線は私の胸と腋と顔を行ったり来たり。
澪ちゃんの顔には悦楽の文字が浮かび上がっている。
澪「あーでるっ、ゆいのぉ……ゆいのわきにかけるっ……んひゃぁぁあ!」
唯「うわあっ! あ、ちょ、やめ、くすぐった……んふふ!」
唯「わ、わきは、はひひっ、弱いからぁー! こすらないで、っひゃあ!」
澪「あーーーー……あーーーー……!」
唯「あはははっはあっ……ふはぁ……はぁ……はぁ」
澪ちゃんは掴んでいた腕を離す。
腋を閉じると何とも言えないぬめりとした感触が。
後でこのまま服を着るんだよね……はあ。
澪「次は反対だな」
-
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 18:21:19.42 ID:SG8iLIvv0
-
澪ちゃんはすぐに私の反対側へと移動する。
休まなくていいのかな。
なんて思ってたらもう私の腕を持ち上げていた。
私の二の腕や腋にいちんごを擦りつけている。
……気持ちいいと饒舌になるのかな。
二の腕の感想とか言われても困るよ。
程なくして腋にソースをぶちまけられた。
澪「次で最後か……」
張り切った澪ちゃんの最後は3回続いた。
胸元どころかブラの中にまで注がれて、流石に怒るよって言ったらじゃあ飲んでって言われて飲まされる羽目に。
何がじゃあなのかわからないうちにされるがままになってた。
結局胸元どころか身体中に流れるすいーすいーべりーそーす……流石に変な気分に……。
澪「唯」
唯「あ、うん、何?」
澪「ぼーっとしてどうした? 疲れたのか?」
-
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 18:29:29.45 ID:SG8iLIvv0
-
唯「大丈夫だよ」
澪「そうか。廊下はさっきより人が減ってるみたい。唯の事を諦めて他へ行ったかいちんごの生えた生徒同士で始めたみたいだ」
そういえばいつの間にか扉を叩く音がしない。
私ってそれに気付かないくらい行為に没頭してたのかな。
それより。
制服の下がベトベトできもちわるい。
動く度に『にちゃっ』っていってるような気がする。
あとは喉が……なんかヘン。
ベリーソースを飲んじゃった所為なんだけど何て言えばいいのか、こう、喉に張り付いていがいがする感じ?
それとミントを食べた後みたいにスーっとするんだよね……。
うがいも出来ないから暫くこのままかぁ。ちょっとつらい。
澪「唯?」
唯「ごめんごめん、今がチャンスなんだよね?」
澪「多分な」
唯「それじゃあいこっか」
澪「ああ」
廊下に出るとなると緊張と恐怖で心拍数が上がる。
そうだ、何としてもここから脱出しなければ。
和ちゃんだけに任せていられない。
髪の毛が首筋に張り付く不快さもYシャツと身体を接着するネバネバも今は二の次だ。
-
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 18:39:00.76 ID:SG8iLIvv0
-
澪「……物音からして何人かいるな」
唯「うん」
澪「すぐ傍の昇降口は危ない。講堂への渡り廊下から外に出るか、ダメなら職員室と正面玄関の方に行くしかないな」
唯「だね」
澪「じゃあ、そーっと開けるぞ」
唯「らじゃ」
澪ちゃんが音を立てないように更衣室の扉を開ける。
目の前にいちんご生徒はいない。
澪ちゃんが廊下へ出て昇降口側を確認する。
私も後に続いて職員室側の廊下を確認。
いた。1、2、3、4人……だめだ職員室の方には行けない。
それなら昇降口側から。
私に背を向けている澪ちゃんをつつこうとして身体が硬直した。
澪ちゃんの肩越しに知らない生徒と目が合う。
その目が澪ちゃんから私へと視線を移した。
距離は4メートルしか離れていない。これじゃあ講堂への渡り廊下へも行けない。
職員室側のいちんご生徒にも気付かれたみたいだ。
……もう一回立て篭もる?
澪「唯、階段」
いちんご生徒を牽制していた澪ちゃんから一言。
出口はすぐそこだけど仕方ない。
-
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 18:59:09.02 ID:SG8iLIvv0
-
唯「澪ちゃん!」
合図して傍の階段を駆け上る。
すぐ後ろからは澪ちゃんとやや離れていちんご生徒。
2階の廊下は1本道で階段は中央と両端にある。
もし2階の廊下に生徒が沢山いたら……。
唯「……あっ」
祈りながら2階の廊下に差し掛かると生徒の姿は無かった。
やったー!
澪「唯! このまま廊下の奥の階段まで走るぞ! そこから降りて学校を出る!」
唯「おっけー!」
奥の階段を下りれば校舎の外に出られる。そこから体育館の裏を通って通用口に一直線だ。
光が見えたよ!
思ったよりいちんご生徒は少なかったのかもしれない。
放課後だしみんな帰っちゃったのか……な……あれ?
走りながら傍の教室や部室をちら見したら結構な数の生徒が……。
気のせいかな?
澪「やばいっ……! みんな教室でやってたんだ! 急ぐぞ!」
澪ちゃんがギアチェンジ。
私も必死に澪ちゃんの後を追う。
後ろからは教室の扉が開く音、それからどんどん増える足音。
もう振り返りたくない。
-
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 19:14:38.71 ID:SG8iLIvv0
-
唯「ひいいいいー!」
澪「頑張れ唯っ!」
教室を通り越す度に追跡者が増えている感じが。
ていうか私たちが通り過ぎるより先に教室の扉が開いてきてる。
教室と反対側の廊下を走ってそれを何とかやり過ごす。
見知った顔ぶれもいるようないないような。
廊下を三分の二程走った所でいよいよいちんご生徒に道を阻まれる。
澪「走り抜けるぞっ!」
唯「ええっ!?」
私達は生徒の左右に分かれて強引に突破を試みる。
いちんご生徒が襲いかかってきた。
それを右手で払いのける。
唯「うあっ!」
払いのけたけどいちんご生徒の足が引っ掛かってしまった。
あ、転ぶ――
澪「唯っ!!」
-
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 19:21:04.92 ID:SG8iLIvv0
-
――気が付いたら澪ちゃんに手を引かれて走っていた。
唯「あ、ありがと澪ちゃん! ……澪ちゃん?」
私より体力のある澪ちゃんが肩で息をしている。
それに目が……。
唯「澪ちゃん!」
澪「ヤバ……はぁはぁ……唯、先に行って」
唯「えっ!?」
澪「私もそろそろ限界……唯を襲っちゃう」
唯「そんなっ!」
さっきあれだけ出したのに!
澪「ゆい、ありがと――」
唯「だめっ!」
今度は私が澪ちゃんの手を引いて走る。
澪ちゃんは私に触れているだけで苦しそうで足元も覚束ない。
だけどこの手を離したら澪ちゃんはもう私と一緒に走ってくれない。
もうすぐ廊下の突き当たり、階段が見える。
-
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 19:28:31.11 ID:SG8iLIvv0
-
唯「澪ちゃんこっち!」
私は左手の階段を無視して反対側の理科室へ駆け込んだ。
急いで扉を閉めた瞬間に扉が激しく鳴る。
ドアノブッ! 鍵っ!
あっ鍵ついてない!
唯「ぐおおおあああああ……!」
ドアノブを全力で引っ張る。
ああもう扉の開く方向が逆なら身体を使って防げるのに!
いや待てよ、逆に開く扉だったら大量の生徒に押されて無理矢理こじ開けられちゃうな。
ドアノブを引いて開けるしかないって事はこの扉は一人の生徒の力だけってことか!
……ていうかにおいを消したんじゃなかったの?
全然効果が見られないんだけ――
唯「うぐうううううう……!!」
力つよっ!?
はやく、早くあきらめてええええええええ!!
-
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 19:36:17.69 ID:SG8iLIvv0
-
澪「ゆい……!」
私の腰に手が回される。
唯「澪ちゃん! 一緒に引っ張っぱれば何とか――」
澪「はぁぁぁぁゆいぃぃ……!」
唯「澪ちゃん!?」
私の身体ごと引っ張ってくれるんじゃなかったの!?
後ろから抱き付かれて、でも私は両手が塞がってるし……!
唯「ま、まって澪ちゃん、もう少し我慢して……!」
澪「はあぁはあぁ……あっ、あっ……むり、むりぃ……!」
駄目だ。
澪ちゃんは既に限界みたい。
かといって今ドアノブを離したら大量のいちんご生徒が押し寄せてきて私と澪ちゃんはそのまま――。
唯「……やばい」
かつてないピンチで板挟みされた。
-
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 19:43:42.26 ID:SG8iLIvv0
-
澪「うっ、ああっ、ゆいっ、ゆいっ!」
唯「ちょっ!?」
一人焦っていると後ろに抱き付いている澪ちゃんが腰を打ち付けてきた。
完全に気持ちよくなろうとしてるぅううう!
唯「ひっ!」
お尻に固いモノが当たっているのですが……。
あっあっ擦りつけられてるうううう!
でもこのままお尻で出してくれればセーフ……なのかな?
どのみち止められないし止まりそうにない。
こうなったら私が頑張るしか!
唯「み、澪ちゃん、せめて声出さないでっ……んっ」
澪「ゆい……ゆいぃ……くんくん、んはぁ……いいにおい……ちゅ」
唯「ひゃふっ! あっ……!」
声出ちゃった。
首筋にそんなことしないで。
ていうかそこはさっき澪ちゃんがソースかけた場所でしょ。
-
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 19:50:12.80 ID:SG8iLIvv0
-
唯「っ!? 胸もダメだって……んっ! んふー……!」
うああネバネバの所為でヌルヌルして気持ち悪い。
そんなに揉んだらますますベトベトになっちゃうっていうか痛いよ!
声出したら扉越しのいちんご生徒が諦めてくれないし。
澪ちゃんにそんなことされたら力が抜けちゃうよ。
唯「んふ……はー……はー……っ」
あっ。
澪ちゃんがいちんごを股の間にねじ込んできた。
うあ、熱いよ……このまま入れちゃうの……?
あれ、引いた。あっまた差し込んできた。
そっか、太ももで挟んでやるんだ。
良かった。
澪「はぁ、はぁ」
お尻に澪ちゃんの腰が打ち付けられる。
その度に私の太ももと股に熱いいちんごが擦れ合う。
タイツ越しだけど澪ちゃんは痛くないのかな?
……逆にいいみたいだね。
やっぱり澪ちゃんはタイツが好きなんだと思う。
澪「はあっ、ん、はぅ、んふぅ」
唯「……っ!」
耳に息かけないでよおっ。
-
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:01:02.31 ID:SG8iLIvv0
-
澪「んはあ、ん、あっあっ!」
澪ちゃんの腰を振るスピードが上がった。
唯「っあ! だめ、そこ、やめて……!」
太ももっていうより股に擦り付けられてる。
やば……ドアノブしっかり握ってないと。
澪ちゃん早く大人しくなって!
澪「んひ……はぎゅ――!!」
痙攣が伝わってくる。
次いで太ももに濡れた感触。
それから澪ちゃんが私を開放した。
良かった、これで扉に集中出来る。
……あれ、澪ちゃんが私の前に。
唯「え、みおちゃん?」
澪「……んふ」
唯「っ……え」
目の前で澪ちゃんがしゃがんだと思ったら私の腕の中に入ってきた。
-
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:07:47.37 ID:SG8iLIvv0
-
ドアノブを引く両手の間に澪ちゃんが。
これじゃあ密着して抱き合ってるみたい。
ていうか何するの!?
手がドアノブから離れちゃうよ!
唯「だ、だめだよ澪ちゃん……! 今こんなことしてる場合じゃ……うあ」
正面からきつく抱きしめられた。
澪「ゆいぃ……」
は、鼻に息が……。
澪「ちゅうっ」
唯「んっ」
――。
-
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:18:16.81 ID:SG8iLIvv0
-
……へ?
ええーーーー!!?
何してるの澪ちゃん!?
何もこんな時にしなくても!
わあああ吸いついてきてるううう!
唇がぴちゃぴちゃいってて……。
うああ……激しい。
きつくハグされてるのに何でか気持ちいい。
あー……だんだん力が……。
いやいや! ここで手を離すわけには!
耐えろ……耐えろ私!
澪「んちゅ、ぺろ、ぷちゅ、ちゅぅぅ」
手が、手がああああああ……!
澪「んっ、ちゅ、むは、ん、んふっ、んっ、んっ」
唯「んっ、んー!」
い、いちんごが~~~~!
-
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:41:33.85 ID:SG8iLIvv0
-
今度は前から私の股に入れて律動を始める。
そんなに動かれたら手が離れちゃう……!
おまけにタイツ1枚だからこっちにも刺激が。
澪ちゃんはちゅーをやめてくれないし腰の動きはどんどん早くなるし。
澪「ん……んろぁ」
唯「っ!」
し、舌が! 澪ちゃんの舌が私の中にー!
はあ、あー……あったかい。
……っあ!
左手放しちゃった!
まずいよなんとか持ち直さないと――っ!?
唯「っう!」
下半身が……腰が砕けそうになった。
いちんごに私の大事なジェリービーンズを抉られたような感覚。
今の衝撃で腰が折れて澪ちゃんに体重を預ける形になってしまう。
澪ちゃんは止まる事なく動いていて、その所為で私もじんわりと熱いものが溜まってきてしまう。
溜まるっていうか、もう零れてもおかしくない。
唯「澪ちゃん……やめ、あっ……んんっ!」
思えば文芸部室で澪ちゃんの相手をしている時から溜まり始めていたんだ。
スイートベリーソースをかけられる度に私の中にあるガラスの器が満たされていって。
とろとろの欲望と情愛が混ざり合う。
器に詰まっていくほど切なくなるのに、だけどあまくてうっとりしちゃう。
-
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:48:57.12 ID:SG8iLIvv0
-
だけどもうだめ。
唯「あっ、あー! やっ、うあ、あーーー!」
器に溜まったものが弾け飛んだ。
どろどろとしたものが私を流していく。とかしていく。
どこまでも気持ちよくなれそう。
澪「ああぅ……ゆい……でるっ!!」
私の中心に澪ちゃんがいちんごを突きたてる。
タイツ越しにソースを吐き出しているのが分かった。
タイツで阻まれているのに澪ちゃんは私を突き上げるのをやめない。
そんなに私に入れたいんだ。
澪ちゃん……。
澪ちゃんの振動で私の中のどろどろが濁流となる。
もう全部が流れて行ってよくわからない。
身体はさっきから言う事を聞かないし、気持ちいいどろどろを吐き出したくて自然に声が出る。
微かに聞こえる澪ちゃんの声もだんだんわからなくなって――
-
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:57:16.37 ID:SG8iLIvv0
-
――。
唯「はあ……はあ……」
澪「うああ……はあはあ」
唯「はあ……あ……」
あー……。
きもちいい……。
……。
唯「あれ?」
気付いたら澪ちゃんと抱き合っていた。
これはさっきからか。
……あ!
しまった! 右手も離しちゃってる!
いつから?
私どのくらいいってたんだろう。
まずいまずいよ!
早くドアノブを……!
-
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:04:54.46 ID:SG8iLIvv0
-
……手が届かない。
ていうか
唯「澪ちゃんまだ動いてたの!? ちょっと待って!」
澪ちゃんに邪魔された。
手がドアノブに届かない。
うああ……もうだめだ……。
せめて澪ちゃんと最後まで抱き合っていよう。
さよなら今までの私。
……。
ん?
今気付いたけど股も太もももやたら濡れてる。
これは澪ちゃんのいちんごから出たものだよね。
……私のかもしれないけど。
どっちにしても私の意識がはっきりしていた時はこんなに濡れていなかった。
もしかして私が手を放してから少し時間が経ってる?
じゃあどうしていちんご生徒が攻めてこないんだろう。
尚も私にスコスコする澪ちゃんをいなしながら理科室の扉に耳を立てる。
外からは淫らな声がした。
これは。
うーん。
えーと……。
……我慢できずにいちんご生徒同士で始めちゃったって事?
それなら助かったってことかな。
確認したいけど……。
澪「はあ……あっ、う、で、る……ゆいっ……! んぎぃい!」
危ない状態だけど先に澪ちゃんを何とかしないと。
-
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:11:23.42 ID:SG8iLIvv0
-
――。
……おかしい。
一向に何とかならない。
もう何回ソースを飛ばしたかわからないのに。
疲れた……もう限界。
唯「はあはあ……澪ちゃん、んはっ、まだ?」
澪「はあ、はあ、こ、これで最後……」
よかった、これで最後だ。
澪ちゃんも息があがってる。
澪「うあっ出るっ! でるううううう!」
あー震えてる震えてる。
足もお尻もソースをかけられすぎて今どこに出されてるのかわかんないや。
スカートの内側やら上履きの中までソースに塗れている。
唯「や、やっとおわったぁ……はふう」
澪「はあはあ……ごめんな」
唯「いいよ澪ちゃん。……あれ?」
澪ちゃんのいちんごは萎んでいなかった。
-
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:14:48.89 ID:dtClVtfo0
-
絶倫すぎる
-
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:18:18.45 ID:SG8iLIvv0
-
おかしいな。
文芸部の部室でした時も更衣室でした時も最後は必ず萎んでたのに。
ま、まさかまだやったり……。
澪「ああ、これは気にしないでくれ。それより先を急ごう」
唯「あ、うん。……あれっ!? 誰もこっちに入ってきてないね」
澪ちゃんの相手をしてたらすっかり忘れてた。
唯「ってことはみんな外で始めてずっとそのまま? それにしては外から音がしないけど」
澪「チャンスだな、急ごう」
唯「ま、待ってよ澪ちゃん。外の様子を確認しないと……」
澪「いや、もうのろのろしてられない。強行突破だ」
唯「ええっ!? あっ待って!」
-
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:25:19.76 ID:SG8iLIvv0
-
澪ちゃんが扉を開けてしまう。
廊下には生徒の姿があった。
私の位置から見えたのは3人。
うち1人は廊下でいちんご丸出しで寝ている。
残りの2人は扉の傍にいて、私の方を向いていた。
もちろんいちんご付き。
ていうかまずい、道を塞がれてる。
ていうか――
唯「りっちゃんムギちゃん!?」
律「はあはあはあはあ!!」
紬「はぁっはあっひはっ!!」
2人が私目掛けて突進してきた。
唯「おおおおおっ!?」
澪「こ、のっ!!」
私の前にいた澪ちゃんがそれを阻んでくれた。
けどこのままじゃ澪ちゃんが危ない……!
-
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:33:30.27 ID:SG8iLIvv0
-
唯「澪ちゃん!」
澪「唯っ! 今の内に外へ行け!」
唯「だ、ダメだよそんなっ!」
澪「ごめんな唯……私もう限界なんだ。入れたくて入れたくてもう我慢できない。だからちょうどいい、ここで別れよう」
唯「え……」
澪「やっぱり入れないとスッキリしないみたいだ。本当は唯に入れたいんだけどさ、それは駄目だって考えがあって……」
澪「どうしてそう考えたのかすらもう思い出せないけど……うぐっ、ムギの力強っ!?」
澪「ぐっ……後さ、部屋の扉は閉めて行ってくれ。これも理由は思い出せないんだけど唯に見られたくないって考えがあるんだ」
唯「……」
澪「も、も、もう……私……止まらない……唯っ!」
唯「……私も見たくないや」
澪「そうか……はぁはぁ」
唯「すぐ人呼んでくるからそれまで無事で……無事っていうのかな? いや違うか」
澪「いいから早く行けっ!!」
唯「はぁい!!」
-
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:40:07.90 ID:SG8iLIvv0
-
廊下に出て理科室の扉を閉めた。
……やっぱり4人でヨロシクしてもよかったんじゃないか。
いや、だめだ。
澪ちゃんの頑張りが無駄になっちゃうし、これから澪ちゃんがする事を見たくないし、見られたくないしそれに……。
今は学校を出よう。
廊下にはいちんご生徒がそこかしこに横たわっている。
みんな疲れて寝てるのかな?
それならこれはチャンスだ。
階段を降りて図書館か体育館から校舎を出てそのまま裏口から学校を出て人を呼んで――
-
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:47:26.59 ID:SG8iLIvv0
-
澪「はぁはぁ……やっと行ったか」
律「あぁぁ……ゆいぃ……」
紬「はあはあ……んぃぃぃぃ」
澪「私だってゆいにいれたかったんだぞ。ああもったいない」
澪「でも部室でゆいに会ってから決めてたんだ。唯には絶対入れないって」
澪「うーん、どうしてだっけ……?」
澪「ああもういいや我慢できない」
澪「やっぱりいちんごは入れなきゃだめなんだ」
澪「はぁはぁ……ゆいにいれたかったよう」
澪「もう爆発しそうだ」
澪「2人とも存分に入れさせてもらうからな」
澪「頑張って我慢したんだから……自分にご褒美をあげてもいいよね」
-
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:55:15.20 ID:SG8iLIvv0
-
――しまった。
焦りすぎ。
階段の踊り場で2人の生徒に捕まってしまった。
せっかく澪ちゃんが逃がしてくれたのに。
ごめんね澪ちゃん、これなら理科室でヨロシクやってた方がよかったかも。
……いや、そんなことないか。
梓「はぁはぁ……!」
純「んふっ、くへぇ……」
憂は部活してないからもう家に帰ってるよね。
よかった。
私はダメそうだけど。
……いや、ここで諦めたら澪ちゃんに申し訳が立たない。
やれるだけやってみよう。
ここに来て澪ちゃんとのらぶりハッピーが役に立ちそうだ。
唯「仕方ない、お姉さんが相手をしてあげよう。……ただし!」
タイツをぐいっと引っ張り上げる。
唯「絶対に入れさせないけどね!」
あずにゃんと純ちゃんが飛びかかってきた。
2人に押し倒される瞬間、踊り場の窓から見える外の景色。
正門付近に生徒が1人。
よかった無事だったんだ。
それとごめんね、私も助けを呼びに行こうと思ったんだけど……。
和ちゃん……あとはよろしく――
-
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:02:17.13 ID:SG8iLIvv0
-
――――――――――――
――――――――
――――
……。
うお、まぶし。
窓から夕陽が差し込んでいる。
背中が痛い。
私寝ちゃったのかな?
あれからどうなったんだろう。
あずにゃんも純ちゃんもいなくなってる。
夢だったのかな。
そんなことないか。
身体中がすいーすいーべりーそーすだらけだし。
あ、私入れられてないよね?
うん、タイツは所々破れちゃってるけど大丈夫……のはず。
-
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:10:14.52 ID:SG8iLIvv0
-
何より私にいちんごが生えてないし。
唯「はぁ……」
体がだるい。
澪ちゃんのおかげで身についた技を駆使して頑張ったからかな。
身体はさらにベトベトだけど守りきる事が出来た。
ありがとう(?)澪ちゃん。
……あ、足音がする。
もしかしなくてもいちんご生徒……?
まずい、まずいまずい。
早く身体を起こさなきゃ。
唯「ふんぬっ……」
重い。
こんな疲れ切った身体じゃ走れないよ。
階段を下る音がもうすぐそこまで――
澪「……」
澪ちゃん……?
-
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:17:07.27 ID:SG8iLIvv0
-
澪ちゃんが黙ってこちらに近づいてくる。
顔は赤いし目は泳いでて……。
え。
そういえば理科室で別れた時の澪ちゃんはもう限界だって言ってた。
ということは、そういうことになるのかな。
結局こうなっちゃうのかぁ。
私と澪ちゃんの頑張りって無駄だったのかな。
でもまあ、いっか。
周りに他の生徒はいないみたいだし。
澪ちゃんになら……。
あ、澪ちゃんの手が私に触れそう……。
澪「……ほら、これ」
ああ……澪ちゃん……せめて優しく……。
……?
唯「あれ、これ私のパンツ?」
澪「うん。文芸部の部室から持ってきた」
唯「あぁ~。ありがと~」
澪「ん」
唯「……あれ?」
-
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:24:11.90 ID:SG8iLIvv0
-
澪「どうした? も、もしかして……されちゃったのか?」
唯「へ? いやあ、私はてっきり澪ちゃんにされちゃうのかと」
澪「う、あ……いや、その……アレのことなんだけどな、なくなったんだ」
唯「え? あれって?」
澪「だ、だから……い、ぃちんごのことっ!」
唯「……え、そうなの?」
澪「う、うん」
唯「……ほんとだ」
澪「じろじろ見るなぁ!」
唯「でもどうして?」
澪「それは……多分だけど……出し切ったっていうか……」
唯「え、何、聞こえないよ?」
澪「と、とにかくなくなったの!」
-
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:31:15.70 ID:SG8iLIvv0
-
唯「そっかー……」
唯「よかったね澪ちゃん」
澪「うん。それで唯、本当にごめんな。あんなにひどいことして……」
唯「大丈夫だよ~。それに私が言いだしっぺだしね」
澪「でも……」
唯「いいってばぁ。それよりあずにゃんと純ちゃん知らない?」
澪「ああ、梓達もここで寝てて先に起きたから帰らせたよ。律達もな。アレもなくなってた」
唯「そっか。てことは私結構寝てたのかな? もう夕方みたいだし」
澪「きっと疲れてたんじゃないかな」
唯「そうみたい。でも澪ちゃんとのいちんご――」
澪「うわああああ!!」
唯「――のおかげで入れられずに済んで……澪ちゃん?」
澪「思い出したら……は、恥ずかしくて……ぅあ……!」
-
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:33:08.49 ID:ehKV740z0
-
なくなった…だと?
-
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:38:07.17 ID:SG8iLIvv0
-
唯「……。澪ちゃんてばあんなに激しく……」
澪「ひ、あ、あ……! ごめん……あああああ……」
やっぱり澪ちゃんはこうでなくちゃね。
唯「ごめんごめん。澪ちゃん帰ろう」
澪「あ、うん……」
唯「よっこい……せ、あれ」
立てない……。
澪「ほら」
唯「いいよ、私の手べとべとだし……」
澪「そんなの気にしないから。……私の所為でもあるしな」
唯「……じゃあ」
私より少し大きな手はとても暖かかった。
唯「ぬるぬるだねぇ」
澪「言うな」
-
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:45:07.55 ID:SG8iLIvv0
-
*
週明け。
教室に入るといつもと何かが違っていた。
なんだろう。
和「私も何か変だと思うんだけど」
唯「だよねえ」
ちなみに和ちゃんはあのあと無事に学校を脱出して人を呼びに行ったらしい。
でも戻ってくる頃には事態は収束していたんだって。
あの非常事態は突然始まって唐突に終わった。
私のした事って一体何だったんだろう。
和「私だってどうなってたかわからないし、そればっかりは仕方ないわよ」
唯「あうう……」
和「あれから澪とは連絡とったの?」
唯「うん。私が気にしてないよって言っても何回もごめんねのメール送ってきてた」
和「そうなんだ。あ、澪来たわよ」
唯「おはよー澪ちゃーん!」
-
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:52:10.69 ID:SG8iLIvv0
-
澪ちゃんと目が合う。
澪ちゃんは席にカバンを置かずまっすぐ私の席に来た。
澪「おはよう唯。先週はほんとにごめん……」
唯「んもー大丈夫だってば」
澪「そっか……」
唯「そうだよ」
澪「でもひどいことしちゃったし……」
唯「それより澪ちゃん、今日の教室何かが変じゃない?」
澪「え? うーん」
唯「どう? 何が変かわかる?」
澪「確かに、何ていうかちょっと居づらい空気……」
-
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:59:53.73 ID:SG8iLIvv0
-
唯「だよね。なんていうのかな、空気が桃色のような」
澪「ああ、言われてみれば」
澪ちゃんが私の列の先頭を見て言う。
気になって見てみると……
ちか「ねえ美冬、今日暇? 私の家においでよ」
美冬「う、うん……!」
ちかちゃんと美冬さんの距離が近い。
元々仲良かったけど、なんていうかべたべたしてる感じ。
そしてこんな光景でクラス中が埋め尽くされている。
澪「原因はわからないでもないような」
唯「なんだか落ち着かないよ」
澪「そうだな」
-
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:07:05.04 ID:SG8iLIvv0
-
澪「……ところで唯」
唯「何?」
澪「今日空いてる?」
唯「うん、部活もないしねー」
澪「その、唯には迷惑かけちゃったからそのお詫びもかねて……出掛けないか?」
唯「おおっいいねえ行く行く!」
澪「そ、そうかっ!」
唯「……? 澪ちゃん顔赤いけどどしたの?」
-
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:14:14.58 ID:SG8iLIvv0
-
澪「へっ!? なんでもないぞ!」
唯「そう? それでどこに行くの?」
澪「あ、ああ……ほら、唯のタイツ駄目になっちゃっただろ?」
唯「あーうん、でもあれは澪ちゃんの所為ってわけじゃないよ」
澪「それでもさ、お詫びというかなんというか」
澪「だから一緒に――」
澪「タイツ……買いに行かないか?」
END
-
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:15:50.34 ID:tKl0qjdS0
-
乙!
最後が甘酸っぱくてよかった
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244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:23:04.26 ID:L99q1WDm0
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もはや誰も突っ込んでなかったけどいちんごってどういう表現だコラ!!!
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246: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/30(月) 23:32:45.18 ID:cfs8J96IO
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おつんご

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