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勇者「新しい魔王ちょろくね?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 00:59:09.86 ID:B8tDnE8i0
勇者「魔王はもう倒したはずですが?」

王「どうやら新しい魔王が誕生したらしいのだ」

王「必要な道具も一通り揃えた」銅の剣、薬草3つ

王「ということでもう一度魔王を討伐してきてくれ」

勇者「は、はあ…」

王「では頼んだぞ勇者一向」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:02:51.95 ID:B8tDnE8i0
魔王の城

ドラゴン「いよいよだな」

ギガンテス「どんな魔王なんだろう…」

新魔王「あ、どうも。新魔王です。皆さん、どうぞよろしく」

新魔王「えー、話が長いとアレなのでまずは皆でお酒でもどうですか?」


魔物(こいつが魔王で大丈夫なんだろうか…)


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:08:50.33 ID:B8tDnE8i0
魔物A「おい新魔王!」

新魔王「えーと、魔物A君ですね。何か?」

魔物A「俺は先代しか認めねえ!特にお前みたいな奴は論外だ!」

魔物B「そうだ!」

ワーワーワーワー

新魔王「あ、す、すいません!私はまだ未熟なので…」

魔物A「だったら改善していけクソが!俺らはこんなにも怒ってるんだ!」

魔物B「先代が死んでからずっとブラック企業並みだ!」

新魔王「ひいいい!!すいません、すいません!給料上げるので許してください!」

魔物(あー、ちょろいなこの人)


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:12:44.77 ID:B8tDnE8i0
酒場

勇者「はーいお前ら集合」

戦士「うひゃうひゃうひゃうひゃwww」

魔法使い「また集合かよ…」

僧侶「あーメンドクサー」

勇者「こっちだって泣きたいよ…勇者ブラックすぎワロタ…」

僧侶「確かに魔物倒して生計立てろなんてひどいよねー」

戦士「www」

勇者「それじゃあ外でレベル上げでもしますかー」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:17:26.69 ID:B8tDnE8i0
魔王の城

スライム「新魔王様、部下のはずの魔物達にいいようにされてる…」

スライム「あ、新魔王様」

新魔王「スライム君、なんですか」

スライム「勇者が最初の町から出たみたいなのでスタンバイしてきます」

新魔王「あ、待って待って!」

新魔王「私が魔王じゃなかったころから知ってるんですけど、スライム君っていつもボコボコにされてるんじゃ…」

スライム「そりゃ最弱のモンスターですからね。僕が強いといろいろ問題ですし」

新魔王「いけませんよスライム君!スライム君は勇者が成長するまでずっと働き詰めでしたよね?」

スライム「?」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:20:38.85 ID:B8tDnE8i0
新魔王「そんな苦労人のスライム君に与えられるのがただの薬草なんて酷いと思いませんか?」

新魔王「高級薬草と苦労に合う給料を持つべきですよ!さあどうぞ!」

スライム「え、じゃあ遠慮なく…」

新魔王「いってらっしゃい!」ルーラ

最初の町周辺

スライム「やった!これでしばらくは勇者と戦わなくても生活できるぞ」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:23:18.50 ID:B8tDnE8i0
勇者「ん?なんだあのスライム?」

魔法使い「普通のスライムじゃよ。そんなこともわからんのかヴォケ」

僧侶「近づいても襲ってこないね」

勇者「うーん、まあいいや。無視して進もう」

戦士「デュクシwwwwデュクシwwwwww」

スライムをやっつけた!スライムは宝箱を落としていった

勇者「戦士、時間の無駄だからこんな奴無視して…え?」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:26:21.71 ID:B8tDnE8i0
魔法使い「おお、スライムが大金を…」

戦士「これでwww武器にはww困らないwww」

僧侶「しかもこれ…」

勇者「ああ、間違いなく高級薬草だな…どうなってんだおい…」

スライム「ほ、ほーら、みん…な、新魔王様が…ボーナス出して…くれたぞ」ピクピク

勇者「ほう」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:29:54.84 ID:B8tDnE8i0
魔王の城

新魔王「あ、あぁ…ごめんよスライム君…」

ドラゴン「そう気になさらずに…彼はやられるのが仕事ですから…」

新魔王「ドラゴン君…ですが部下がやられると悲しいです…」

新魔王「ところで、勇者が次に向かう所はどこですか?」

ドラゴン「えーと、あ!あいつら進みすぎだろ!」

ドラゴン「奴らは塔に向かっています」

新魔王「ありがとう、それじゃあいってきます」ルーラ

ドラゴン「え」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:33:42.19 ID:B8tDnE8i0


新魔王「ここが塔か…」

トロル「あー新魔王さまだー」

新魔王「トロル君はここで働いてるんですね」

トロル「おでここではたらいて…」ガコン

ヒュウウウウウウウウウウウ

新魔王「トロルくーん!トロルくーん!こ、これはいったい…」

ボストロール「対勇者用の罠ですよ」

新魔王「でもトロル君がひっかかってたようですが…」

ボストロール「あぁ、あいつらバカだから仕方ないっすよ」

新魔王「そうですか…あっ、いいこと思いついた!」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:37:14.07 ID:B8tDnE8i0
新魔王「トロル君がひっかからないようにする方法を思いつきました」

ボストロール「というと?」

新魔王「看板を立てて罠の説明をするんですよ!これでトロル君もひっかからないはず!」

ボストロール「いいっすね!

新魔王「でしょ?もう書けたので立てておきますね!それじゃあ他回ってきます」

ボストロール「とでもいうと思ってるんですか?っていねえ…しかも看板抜けねえ…」

新魔王「いいことすると気持ちいいなあ!」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:42:46.87 ID:B8tDnE8i0
新魔王「おや、ここの宝箱には何が入ってるんだろう…」

ミミック「俺です俺」

新魔王「びっくりしたあ!ミミック君でしたか。ところで体がパンパンですが…」

ミミック「盾を口に入れてるんですよ。守るものがあれば士気も上がるでしょう?」

新魔王「たしかに…ですがそれだと重過ぎて動けないんじゃ…そうだ」

新魔王「このメダルはどうですか?もの好きな王がレアアイテムと交換してくれるという凄いメダルです」

ミミック「これは全力で守りたくなりますね。しかも軽い。新魔王様、ありがとう」

新魔王「私も魔王として成長していってるなあ…それじゃあまた今度!」ルーラ


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:46:11.53 ID:B8tDnE8i0
勇者「ん?何か飛んでいったな」

戦士「うひゃwww看板がwwwあるwww」

僧侶「罠の解説かしら…凄く丁寧でわかりやすいよ」

魔法使い「トロルでも理解できるレベルじゃのwww」

トロル「あ、ゆうしゃだー」カチャ

Ahhhhhhhhhhhhhhh

ボストロール「どうしてこうなった…いやまだだ、秘密兵器ミミックで皆殺しにしてくれるわ!」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:49:42.92 ID:B8tDnE8i0
勇者「宝物庫か?怪しいな」

僧侶「こういうとこってほぼ確実に罠があるよね。魔法使い」

魔法使い「ほいほい、鑑定するかの…ミミックが5匹いるのう」

ミミック「あ」

勇者「ザキされる前に一気に叩くぞ!」

ミミックA「お前ら!撤退するぞ!魔王様から頂いた道具を守るのだ!」

ミミックBCDE「おお!」

ミミック達は逃げ出した

ボストロール「」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:52:38.32 ID:B8tDnE8i0
戦士「うきゃwwww」

ミミックABCDE「」

勇者「ミミックが何か吐いたぞ」

僧侶「これ超レアアイテムじゃん!メダルだよメダル!」

魔法使い「ガッポガッポじゃのうwww」

HAHAHAHAHA…

ボストロール「」

ボストロール「」ガコン

ヒュウウウウウ

勇者「今何かが落ちたような…って塔が崩れるぞ!逃げろ」

僧侶「ボスが倒されたってこと?ま、いっか」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 01:56:50.83 ID:B8tDnE8i0
魔王の城

ドラゴン「新魔王様、ついに魔王城のすぐ前まで勇者がきました」

新魔王「私には魔王の才能がないのかなあ…」

ドラゴン「ああもう!いくぞギガンテス」

ギガンテス「おう」



勇者「この洞窟を越えたら魔王城だぞ」

僧侶「敵もそんなに強くないしさっさと終わらせよーよ」

魔法使い「ワシの出番ねえええ」

戦士「おwwwドラゴンだwwwww」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:00:42.36 ID:B8tDnE8i0
ドラゴン「ここは通さん!」

ギガンテス「いつでもかかってこい!」

僧侶「私らが本気で戦うとここの連中と同じ目に会うけどいーの?」

ドラゴン「あの連中と一緒にするな!」

ギガンテス「そのとおり!あいつらは新魔王様の過保護すぎる援助で腕が鈍った連中だ!」

勇者「!」

ドン

勇者 僧侶 戦士 魔法使い「ぐわー!」

ドラゴン「出直してまいれ」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:03:32.30 ID:B8tDnE8i0
1ヵ月後

新魔王「ドラゴン君とギガンテス君がまだ帰ってこない…」

新魔王「ちょっと様子を見てみよう」ノゾキッ

新魔王「あ、勇者と戦ってる!あ、勇者死んだ」

2時間後

新魔王「勇者死にすぎ」

新魔王「って、このままじゃ彼らが疲労で死んでしまう!なんとかしないと」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:07:27.75 ID:B8tDnE8i0
新魔王「ドラゴン君、ギガンテス君!」

ドラゴン「あ、ども。たった今勇者を教会に追い返したところです」

新魔王「そのことなんだけど」

新魔王「2人とも疲れてるよね。たまには家族と旅行でもしてきてください」

新魔王「もちろん給料と旅費は出します!私のおごりです」

ギガンテス「ですが新魔王様…」

新魔王「バイトの子を雇ったので心配いりませんよ。旅行が終わったらまた頼みますよ」

ギガンテス ドラゴン「は、はい」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:11:06.81 ID:B8tDnE8i0
洞窟の前

勇者「こんどこそ」

僧侶「あいつらを倒して」

魔法使い「魔王も倒す」

ドラゴン「あ、そのことなんだけど」

勇者「ぐわー!」

ギガンテス「いや、何もしてないから。あと俺ら旅行行くから」

勇者「…あっそ(これで楽勝だな)」

ドラゴン「でもバイトがいるから無駄だよ」

ギガンテス「見た感じ俺らより硬そうだったよな」

勇者「」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:14:01.22 ID:B8tDnE8i0
勇者「あいつらと教会に毟り取られたお金…いったいいくらになるんだろう」

勇者「もうどうにでもなれ!でてこいバイト野郎」

はぐれメタル「!」ビクッ

はぐれメタル「きょうはこれでバイト終わり!ありがとう新魔王やっさしー!」

勇者「あっさり通れたな」

僧侶「うん」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:18:29.22 ID:B8tDnE8i0
魔王城

新魔王「あ、勇者きた、勇者きた!」

新魔王「どうしよう…とりあえず皆さんは避難してください!」

魔物達「はーい!」

ギイイイイイイ・・・

新魔王「ついに勇者が…さ、さあこい!」

勇者「お前が新魔王だな」

新魔王「はい、そうですが」

勇者「お前を倒す前に一つ言いたいことがある」

勇者「俺をここで雇え」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:23:47.87 ID:B8tDnE8i0
新魔王「勇者さん、ちょっと何を言ってるかわか

勇者「雇え、雇ってください!」

勇者「やたら弱いわりにいい道具を持ってるモンスター、あれ全部お前の仕業らしいな!」

新魔王「そりゃ、部下が満足して働ける環境は大事ですから…」

勇者「おまけに門番が旅行に出かけたり、バイトサボっても許されたり、幸せすぎるだろ!」

僧侶「私らの王様はブラック企業もびっくりの酷い王だったからねー…」

戦士「俺も雇ってください」

魔法使い「年金ください」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:33:38.86 ID:B8tDnE8i0
新魔王「と、とりあえず落ち着いて…」

勇者「雇ってください!お願いします!」

魔法使い「今なら僧侶とエッチなことができる権利もついてきますぞ」

新魔王「あーもうわかりました!どうぞ働いてください!」

勇者「やったあああ!」

3日後

ドラゴン「帰ってきたら世界中の人間が部下や同僚になってたでござる」

勇者「今日飲みにいくか?」

僧侶「行こうよドラゴンさぁん」

魔法使い「王も誘って飲むかのう…」

戦士「俺はギガンテスとwww」

新魔王「私が押しに弱いばかりに…どうしてこうなった」

スライム「あれ?これってハッピーエンドじゃん」

おわり
稚拙な文章で申し訳ありませんでした


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 02:35:31.08 ID:igEsDVgq0

よかったで


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 03:02:59.70 ID:BifOFLLR0
なかなか
おつ





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 「勇者・魔王系」カテゴリの記事


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  1. 2013/02/28(木) 09:22:57

    これは良いハッピーエンドw


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