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病弱な妹「お兄ちゃん・・・あたしにも・・・イタズラ・・・して?」
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 00:43:25.30 ID:ymTpYCDr0
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妹「ケホッ、お兄ちゃん、いつもごめんね……」
兄「何言ってんだよ、今更」
兄「俺が好きで面倒見てるって言ってるだろ?『ごめんね』じゃなくて『ありがとう』だったら嬉しいけどな」
妹「う、うん……コホッ、ありがとう、お兄ちゃん……」
兄「どういたしまして」ニコッ
兄「それじゃ、食器片付けるな」
妹「う、うん……今日のごはんもおいしかったよ、ありがとう」
兄「ハハッ、喜んでくれたんなら何よりだよ」
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 00:46:55.45 ID:ymTpYCDr0
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兄「さてっと、それじゃそろそろ寝るか?」
妹「うん……あ、あの、お兄ちゃん……」
兄「うん?……あ、悪い、忘れてたな」
妹「ご、ゴメンね、いつも……」
兄「『ごめん』じゃなくて『ありがと』だろ?ま、終わってからだな」
妹「う、うん……じゃあ、脱ぐ、ね」
兄「じゃあこっちは準備してるよ」
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 00:51:57.05 ID:ymTpYCDr0
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兄「ん……お前、胸、大きい方だよな?」
妹「お、お兄いちゃっ……!」
兄「っとと、悪い悪い。いくらなんでも今のはデリカシーなかったな」
兄「さて、じゃあまずは足からだな」
妹「う、うん……」スッ
兄「よっ、と。熱くないか?」ピトッ
妹「うっ、うん、大丈夫だよ……」ピクッ
兄「ああ、それならいいんだ。気持ちいいか?」コシコシ
妹「う、うん、気持ちいいよ、お兄ちゃん……」
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 00:54:40.46 ID:ymTpYCDr0
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兄「せめて風呂に入れればなぁ……あっ!わ、悪い……」
妹「う、ううん。私気にしてないよ、お兄ちゃん」
兄「でもなぁ……濡れタオルで体拭くだけだからな、気持ち悪くないか?」
妹「ううん。お兄ちゃん、丁寧に拭いてくれるから……お風呂より気持ちいいよ」
兄「は、ハハッ、なんだか照れるな……」
妹「ん……あの、次は、腕、お願い……」
兄「あ、ああ!りょ、了解りょーかい!」ピトッ
妹「んっ」ピクンッ
妹「……」ドキドキ
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40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 00:59:14.43 ID:ymTpYCDr0
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兄「な、なぁ……」コシコシ
妹「んっ……ど、どうしたの、お兄ちゃん?」ピクッ
兄「今日のお前、なんか妙に顔赤いよな……?」
妹「えっ?そ、そんなことないよ……?」ピクッ、ピクンッ
兄「飯だって何時も通り食ってたから具合悪いってことはないだろうし、」
兄「かと言って体拭くくらいならいつもやってるし、今更顔赤くして恥ずかしがるようなことはないよな?」
妹「う、うぅ……」
兄「……なぁ、俺に、言えないことなのか?」
兄「俺は、そんなに頼りにならないか?」
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41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:02:22.41 ID:ymTpYCDr0
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妹「そ、そんなこと、ないよ……」
妹「おにいちゃんは頼りになるし、優しいし、そのえっと……~~~!」ゴニョゴニョ
兄「……なあ、お前が我慢してるような顔してるの見るの、辛いんだよ」
兄「お願いだ、俺に打ち明けてくれ……」
妹「そ、その……怒ら、ない?」
兄「? なんだ、俺が怒るような事?」
兄「大丈夫だ、俺がお前を怒ることなんて……あー、内容にもよるな」
妹「あ、あのね、昨日……」
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43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:05:32.00 ID:ymTpYCDr0
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昨日、夜中
妹「ン……んぅ……」
妹「……?何か音がする……お兄ちゃんの部屋から……?」
妹「お兄ちゃん、起きてるのかな……?」
トテトテ
妹(お兄ちゃんの部屋……そういえば、最近入ってないな……)
妹「ケホッ」
妹(うぅ……お兄ちゃん寝てろって言ってたけど……勝手に起きて来て怒らないかなぁ……?)
妹(とりあえず、ノックして……?)
ハアッ、ハアッ……オ、ウオオォォォォォォッ!!
妹(!?)ビクッ!
妹(お、お兄ちゃんの声……!?)コソコソ
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46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:08:35.74 ID:ymTpYCDr0
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兄「ハァッ、ハァ……ああ、かわいい、かわいいよ……」
妹(お兄ちゃん、こっちに背を向けて……)
妹(パソコン、見てる……?イヤホン付けて、映画でも見てるのかな……?)
妹(……アレ?手、マウス握ってない?自分のお腹触ってるの?)
兄「ハァッ、マリ、マリ!……ッ!」
妹(お兄ちゃん、苦しそうにしてる……?それに、マリって誰だろう?)
兄「ハァッ、ハッ、ハッ、ハ……!?」ズルッ ブチッ
オニーチャン!モットォ!!モットマリニイケナイイタズラシテェ!!
妹(!?)
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47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:09:38.71 ID:uhp0MFik0
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クソワロタ
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:12:21.54 ID:ymTpYCDr0
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兄「ヤベッ!?プラグ抜けた!?」
兄「……っと、大声出すなよ俺、このくらいの音量なら妹の部屋には聞こえないよ……」
妹(…………ッ!)
妹(と、咄嗟に隠れたけど……お、お兄ちゃん、)
妹(ズボン、脱いでた……それに、アレ、って……)
兄「フゥ、冷静に対処すればどうってこたぁないな」
兄「さぁて、マリちゃあん、イタズラの続きだよぉ♪」
妹(……お、お兄ちゃん、あんなの見て……)
兄「はぁ、マリちゃん可愛いよぉ……」
兄「俺の妹の、次くらいにかわいいよぉ……」
妹(……)
妹(…………えっ?)
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:15:37.11 ID:ymTpYCDr0
-
兄「ハァハァ、マリちゃん、ハァッ、ハ……」
妹(……)
兄「ハァハァ、マ、い、妹、妹ぉ……」
妹(……!)
兄「妹、妹っ!妹ぉっ!」
兄「ハァッ!こんな、乳首プックリ膨らませて!」
兄「裸なんていつも見てるのになぁ!イタズラするって言ったら期待したのか!!」
兄「ハ、ハッハッハ!何時も元気ないくせに、こういう時だけ元気一杯だなぁ!」
兄「ああ、妹、妹ォ!!」
妹(……)
妹(……どうしよう……)
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51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:18:32.65 ID:yzJoI42m0
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>>50
兄気持ち悪すぎワロタ
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52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:19:06.94 ID:ymTpYCDr0
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兄「……俺、そんな声出してたのか……」
妹「……う、うん」
兄「……」
妹「……」
兄「……見て、たのか、俺の……」
妹「……」
兄「……それで、物陰で見て俺のこと見下してたのか」
妹「……えっ?」
兄「物陰からコソコソ、俺を笑ってたのかっ!」 ガバッ!
妹「ち、違……キャアッ!!」 ドサッ!
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53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:19:43.59 ID:uhp0MFik0
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駄目だこの兄・・・
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54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:21:54.18 ID:yzJoI42m0
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豹変しすぎて怖いな
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55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:22:08.45 ID:ymTpYCDr0
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兄(……押し倒してしまった……)
兄(何やってんだ、俺は)
兄(オナニー見られて、逆上して、それで暴力振るうってか?ハッ、最低だな……)
兄(そりゃ、妹も笑うさ……笑えよ、俺のことを……)
妹「お、お兄ちゃ……」
兄(ああ、怖がってる、そりゃそうだ、こんなキモイ兄に押し倒されて)
兄「わ、わる……」
妹「……そうだよ」
妹「わ、私、物陰から、お、お兄ちゃんのこと、笑ってたよ」
兄「……え?」
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58:「……え?」の多いSS:2011/05/29(日) 01:25:57.02 ID:ymTpYCDr0
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妹「い、いっつも、私に、や、優しくしてくれるお兄ちゃんのこと、」
妹「いつも、私のことを考えてくれるお兄ちゃんのこと、」
妹「た、たまたま、そんなとこを見つけたから、み、見下して、笑ってたよ……?」
兄「い、妹、お前……」
妹「だ、だって、お兄ちゃん、いつも私にかっこいいとこ見せつけてるのに」
兄「や、やめ……」
妹「あんなとこ見ちゃったら、げ、幻滅するよ……」
兄「やめ、止めて……」
妹「……ね、お兄ちゃん、私、酷い子だよね?」
兄「やめ……えっ?」
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:30:10.07 ID:ymTpYCDr0
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妹「お兄ちゃん、私、悪い子、だよ……?」
兄「な、何言ってんだ、そんなの普通……」
妹「悪い子には、オシオキ、しないと、いけない、よね……?」
兄「……!」
妹「ね、オシオキ……コホッ!」
兄「ハッ! な、何言ってんだ、そんなこと!お、お前は当たり前のことしたんだ、オシオキなんて!」
妹「じゃあ、イ、イタズラ、だね……?」
兄「!?」
妹「わ、悪い子じゃなくても、イタズラは、できるよね?」
兄「あ……あ……?」
妹「……ね、お兄ちゃん、マリさんだけじゃなくて」
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60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 01:32:21.84 ID:ymTpYCDr0
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妹「お兄ちゃん……あたしにも……イタズラ……して?」
兄「あ……ああ……!」
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73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 02:35:56.50 ID:ymTpYCDr0
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妹の頬が赤く染まっている。これだけ赤くなるのは余程具合の悪い時か、
妹「ね、お兄ちゃん……お願い、イタズラ、して?」
それか、恥じらっている時だけだ。これは、きっと後者なのだろう
妹「あ、お兄……んっ」
流石に、辛抱堪らない
スッ、と唇に唇を触れ合わせた
妹「んっ、んんっ、んーっ……あっ……」
妹の唇の柔らかい感触を確かめていたが、ふいに、何か湿った物が俺の唇に触れた
おそらく、舌だ。俺は、慌てて唇を離した
妹「い、いじわる……ケホッ、コホッ」
いじわる、はこっちのセリフだ。俺は心の中で毒づく
唇を合わせた俺が言うのもなんだが、俺達は兄妹なんだ
いや、それ以前に、これ以上はマズイ。兄妹だとか、それ以前に、
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76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 02:39:39.89 ID:ymTpYCDr0
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兄「バカ、お前、そんなことしたら、お前の体が……」
そう、俺が心配しているのはそれだ
妹は、今は風呂にも入れないくらい衰弱している
もし、俺が欲望のままに動いたら……
ゴクリ、と生唾を呑み込んでいた
俺が、欲望のままに動いたら?
つまり、俺が、毎晩、想像しているみたいに、コイツ、を
頭を振る。バカが、何を考えているんだ、俺は
妹が、妹が大切なんだろう?だったら、俺がすべきことは
妹「お、おねがっ、ケホッ、お願い、だよぉ……」
妹が、さらに続ける。そんなに兄をいじめて楽しいか
第一、そうやって言ってる間にも咳を……ん?
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78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 02:43:33.14 ID:ymTpYCDr0
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妹の声に、違和感を覚える
咳と一緒に、苦しそうな声。だが、なんだ
なんだか、いつもと違う。いつもの、病気での苦しそうな声とは、違う
妹「お兄ちゃんに、私っ、コホッ、いっつも、迷惑、かけてる、からっ……!」
声が、震えている
視線を落とす。ベッドの上に転がっている、今俺の下に居る妹は、泣いて、いた
妹「だからっ、ケホッ、お兄ちゃんに、コホッ、恩返し、したく、てっ」
苦しそうに、悲しそうに、妹は続ける
妹「お兄ちゃんに、私は……んんっ!?」
体重をかけないように気をつけながら、
舌を、入れた
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79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 02:48:37.73 ID:ymTpYCDr0
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何十秒、いや、もしかしたら何十分も経っていたかもしれない
息が苦しくなって、唇を離した
ハァハァと、自分の呼吸音がうざったい
俺は、何時もこんな大きな音を立てて呼吸してたのか。そりゃあ、妹も起きるわけだ
妹「おに……」
兄「喋るな」
できるだけ、ドスの利いた声で話す
「ヒッ」と小さな声を出し、妹が縮こまった
兄「イタズラ、して欲しいんだろ?」
舌なめずり。我ながら、キモイ反応だと思う
俺は膝立ちの体勢でベッドの上に立ち、そのまま股の下に居る妹の、胸を乱暴に揉みしだいた
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80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 02:51:57.32 ID:ymTpYCDr0
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妹「んっ、んんっ!」
妹が、唇を閉じて声を出さないようにしてる。俺の「喋るな」という命令を、忠実に実行しているようだ
黒い感情が、俺の中を横切る。このまま、妹を支配してしまいたい
そんな欲望を必死に抑え込みながら、俺は妹の胸を揉む
兄「どうした?こんな乱暴にされて悦んでるのか?ハッ、とんだ変態だな、オマエ」
妹「んー!んー!」
乱暴な言葉で、攻め立てる。それでも、妹は俺の命令を忠実に聞く
……なんで、なんでだよ
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81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 02:56:04.33 ID:ymTpYCDr0
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兄「こんな、乳首までおっ立てて!」
兄「この分だと、下も大変なことになってるんじゃないか?」
兄「爪で先っぽに傷つけてやったらどんな反応するんだ?ええ、マゾ女!」
出来るだけ、思い付く限りの、暴言を吐く
妹「んんっ!んー!あっ……はっ、ん!んーっ!」
それでも、たまに嬌声を上げながらも、妹は行為を受け入れ続ける
頼む、「止めて」と言ってくれ
ただ一言でいい、拒絶の言葉を吐いてくれ
そうじゃなきゃ、俺、もう、止められないよ……
妹「おに、い、ちゃん……」
兄「ああ、なんだ!?喋るなっつっただろが!」
妹が、口を開く
よかった、これで、
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 03:00:39.65 ID:ymTpYCDr0
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妹「お兄ちゃん、優しい、ね……」
だけど、出てきた言葉は、俺が待ち望んでたものじゃなくて、
妹「私に、体重かけないように、気をつけてくれて……」
妹「おっぱいも、痛いけど……それでも、爪、立てないように気をつけてくれて、」
妹「それに、最初のキス……すごく、嬉しかった……」
兄「……ッ!」
こんな、こんな、最低の俺に気を使った言葉で、
それに、乱暴にしたってのに、全然嫌がってなくて、
むしろ、自分から望んでるような
兄「い、もうとぉ」
そんな、優しい妹を気遣って、なんて言い訳して
自分の臆病さを棚にあげる俺を、妹は気遣って、
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137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 13:36:28.76 ID:ymTpYCDr0
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俺は、兄失格だ
妹のことを気遣ってやれなくて、何が兄だ
妹「……お兄ちゃん?」
妹が、心配した目で俺を見ている
そんな目で見られるのが、とても辛くて
妹「おにっ……!んっ、ふっ……!?」
もう一度の、ディープキス
妹は、目を閉じて受け入れてくれた
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138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 13:41:21.89 ID:ymTpYCDr0
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兄「ハァッ、ハァ……!い、妹……!」
荒い息を吐きながら、俺は冷静になろうと努めていた
正直、今こうしているのも戸惑われる
何故かというと、妹が未だに裸だからだ
裸。何時も見ている妹の体が、なんだかいつもとは違うように感じる
普段あまり外に出られない体は、それほど日に焼けないため色白く、
発達途中の、まだ未成熟な体は、まさに俺の理想と言えた
妹「コホッ、お兄ちゃん、お願い……いつもの、お返し、させて?」
加えて、こんな甘ったるい言葉を言われては、俺の理性がどうにかなるのも無理かないことだろう
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139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 13:45:45.01 ID:ymTpYCDr0
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それでも、それでも俺は、理性を必死に働かせる
本当に、これ以上やると妹は死にかねない
妹「お願い、お兄ちゃん……ケホッ、おねが、い……」
だけど、こんなに必死に妹が頼んでくるのを、断れる兄が居るだろうか?
俺は……
妹「んっ……あっ、また、そこぉ……」
とりあえず胸にむしゃぶりついた
まぁ、その、なんだ、色々考えたが、そろそろ限界っス
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143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 13:49:08.02 ID:ymTpYCDr0
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妹「ふっ、んんっ!あっ、お、お兄ちゃん、わ、私、の、おい、しい……?」
おそるおそる、と言った体で妹が俺に聞いてくる
ハッキリ言うと、しょっぱい。しばらく風呂に入っていなかったし、これはしょうがないだろう
それでも、
妹「あっ、おにい、ちゃんが、私、の、吸って……んっ!」
頬を赤く染めて、嬉しそうに、嬌声を上げ続ける妹が見られる
味なんてどうでもいい。この光景がみられるだけで、俺の興奮は高まってきた
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148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 13:55:20.03 ID:ymTpYCDr0
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妹「おにいちゃっ、おにーちゃんっ!」
空いた右胸を、俺の手がわしづかみにする
こういうシチュエーションに憧れていなかったと言えば、嘘になる
妹「おにいちゃんっ!おにいちゃん!おにーちゃんっ!」
グッ、と抑えつけられる感触
おそらく、妹が俺の頭をその手で抑えつけてきたのだろう。今日の妹は、やけに積極的だ
それでも、その力は弱々しい
妹「あっ……」
少し力を入れると、あっさりとその拘束から抜け出せた
妹の胸が、俺の涎でベタベタしている
残念そうな声を上げた妹だったが、その顔は紅潮に染まり、無言で続きを促していた
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150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:00:10.82 ID:ymTpYCDr0
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ズボンのベルトに手をかける。妹の目が、期待に輝いていた
ゆっくりとズボンを下ろし、パンツも下ろしていく
と、妹の目が期待の目から、恐怖の目へと変わっていった
それもそうだろう。妹が、こんなに凶悪になった俺のムスコを見るのは初めてのハズだ
妹「あっ……あ……」
それでも
それでも妹は、俺のモノに手を伸ばす
妹「これ、触れば、気持ちよくなるんだよ、ね……?」
どこからそんな知識を仕入れてきたのだろう。妹の手が、俺に触れた
妹「あっ、かたい……」
ギュッ、という擬音を使うのも戸惑われるくらい弱々しく、俺が妹に包まれた
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151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:05:23.08 ID:ymTpYCDr0
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兄「……そのまま、握ったまま、擦ってくれ」
ゴクリと生唾を飲み込みながらも、我慢が限界に近い俺は妹にお願いをする
妹は健気にも、俺のお願いを聞いてくれた
妹「ハッ、ハッ、ケホッ、ハァッ……!」
妹の息使いも、どんどん荒くなっていく
期待しているのだろう、今握っているそれが、その後どのように使われるのかを想像して
妹「おにいちゃんの、におい、すごい……」
呆けたような表情で、妹は俺のを擦る
一瞬口に咥えてくれ、と言いかけてそれを取りやめる。普段、妹には硬い物や、大きい物はそのまま食べさせないように注意して調理している
だから、妹はあまり大きく口を開けたことがないのだ
下手すると、妹の顎が外れかねない
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152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:11:45.91 ID:ymTpYCDr0
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いよいよ、俺も限界が近づいて来た
しかし、ここまで色々なことを我慢してきた俺は、ここでふっ、ととあることを思いついてしまった
兄「クッ、妹、止めて、くれ……」
妹「えっ……?」
残念そうな声を出しながらも、妹は俺の言う通り手を離す
その柔らかい感触は名残惜しかったが、ムスコはそんな俺の意思とは関係なく我慢の限界を迎えていた
自分で自分のモノを掴みながら、俺は妹にお願いをする
兄「妹、口、開けてくれ……」
妹「……!」
何をするのか、大体想像がついたのだろう。頬を先ほど以上に紅潮させながら、妹はだらしなく口を開いた
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153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:19:36.41 ID:ymTpYCDr0
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兄「ッ!……うぅっ!」
妹の口に自身のを近づける途中、遂に我慢できなくなった俺が暴発する
口の中に発射するつもりが、勢いよく噴きだされたモノは妹の鎖骨や胸へとかかる
妹「あっ……!……ん、熱ぅ、い……」
少しだけ残念そうな声を上げた妹だったが、体にかかった途端にそれは嬌声へと変わった
そして、胸にかかったものを手で掬い上げ、
妹「んっ……」
チロチロ、と掬い上げた精子を舐めはじめた
さすがに、飲むのは戸惑われたらしい
だが、先ほどまで俺の舌に絡ませていた舌が精子に塗れているのを見ると、
俺のモノは出したばかりなのにも関わらずまた反応を示した
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154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:23:36.69 ID:ymTpYCDr0
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妹「ああ、熱いよ、お兄ちゃん……」
ペロペロと手を舐めながら、妹が、我慢できないと言った体で声を出す
妹「お兄ちゃんのも、熱いけど……私の体も、熱いよぉ……」
ペロペロ、ペロペロ。掬いあげた精子を舐めながら、上目遣いでこちらを見てくる妹
妹「ね、お兄ちゃん、助けて……いつもみたいに、看病してぇ……この熱いの、治してよぉ……」
上目遣いで、俺の精子を舐めながら、そうやって甘えるように俺にお願いをする妹
……俺は、覚悟を決めた
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156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:28:47.29 ID:ymTpYCDr0
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兄「妹っ……!」
グッ、と押し倒す
最初にしたように衝動的なものではなく、妹に体重をかけないように気をつけながら
妹「あっ……」
期待に満ちた目で、こちらを見てくる妹
この後、どんなイタズラをされるのか、それが楽しみでしょうがないのだろう
妹「治して、お兄ちゃん、ケホッ、早くぅ……」
兄「ああ、治してやる……だから……!」
……だから……だから……っ!
兄「今日はもう寝なさい」
-
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:32:12.50 ID:ymTpYCDr0
-
妹「……へっ?」
キョトン、とした顔でこちらを見てくる妹
多分、何を言われたのか解らないのだろう
俺はとりあえずティッシュを手に取り、自分のを拭いてからパンツとズボンを履きなおした
兄「それじゃ、お湯、取り替えてくるから……また体拭くから、拭き終わったら寝ろよ?」
妹「え?……え?」
混乱した体で、妹は「えっ?」という言葉だけを繰り返す妹
それを無視して、俺はそそくさとお湯と代えのタオルを取りに行った
-
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:35:27.00 ID:ymTpYCDr0
-
ササッと妹の体を拭き、着替えをすませ、温かい布団の中に入れる
妹は呆然としながらも、何時もの習慣だからかあっさりとそれらを受け入れた
兄「じゃ、おやすみな」
何時もの挨拶を済ませ、俺は部屋を出て行こうとし、
妹「ま、待って!お、お兄ちゃん、ケホッ!待って!」
当然ではあるが、妹に呼び止められた
-
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:39:18.70 ID:ymTpYCDr0
-
俺は、一回深呼吸。声が震えないように気をつけながら、妹へと一言
兄「続きは、お前が元気になったらなっ!」
それだけを言い残し、足早に部屋を出た
そしてそのまま自分の部屋に戻ってから、余韻で3回は抜いた
-
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:41:29.78 ID:ymTpYCDr0
-
翌日から、「早く元気になりたいから」と言って妹が薬を飲む時に苦いと言わなくなり、
食いものの好き嫌いの種類も少なくなり、積極的に外にも出て行くようになった
……あと、運動の一環と言って、週一くらいの間隔で俺のを擦るようになった
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169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:44:07.67 ID:ymTpYCDr0
-
終わり
本番無しで終わるのも、乾巧ってヤツの仕業なんだ
これで解ったろう?オルフェノクになったヤツは心も腐っていくんだ
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172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/29(日) 14:47:24.03 ID:/N3lYHNu0
-
乙!
焦らされすぎてやばかったけど
これはこれで、すっきりした終わりかただった
次回作たのしみにしてます
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260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:11:24.53 ID:KAwKmurV0
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おばあちゃんが言っていた、「本当はエロじゃなくてギャグが書きたかった」と
おばあちゃんはこうも言っていた、「だがどうしてもスレタイのセリフが出なかった」と
おばあちゃんがこんなことを言い出したのは乾巧という男に脅されたからだ
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261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:20:47.25 ID:dPOMXTKA0
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>>260
早く書けよ
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262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:24:45.16 ID:KAwKmurV0
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>>261
>>167 の続きじゃなくて別の兄妹だけど、
それでもいいのかなぁ?
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263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:36:51.40 ID:oHjDbJ6B0
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かかってこい
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264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:46:30.73 ID:KAwKmurV0
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兄「~~♪~~♪」
兄「おかゆは米が生のときから煮て~♪」
兄「ただのおかゆじゃ飽きがくるから、今日は鮭がゆ~♪」
兄「味が単調にならないように、色どりにホウレンソウ少々♪」
兄「味付けはシンプルに塩少々、っと……」
兄「よし、今日の飯完成!妹、喜んでくれっかな~」
兄「さってと、妹の部屋に持ってくか」
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265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:49:01.95 ID:KAwKmurV0
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妹の部屋
妹「……ん……」
妹「……んー、あ、もうこんな時間……」
妹「……そろそろ晩御飯の時間……」ブルッ
コンコン
妹「……!」ビクッ
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266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:53:22.92 ID:KAwKmurV0
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コンコン、コンコン
妹「……」ブルブルブル
コンコンコンコン……ドン!ドンドン!
妹「!?」ガタガタガタガタ
ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!!
妹「 」ガクガクブルブルガクガクブルブル
……シーン……
妹「……?」
妹「……あ、諦め」
兄「食事の時間だコラァ!!!」ドガァッ!(ドアを蹴破る音)
妹「!?」
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267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 20:57:24.85 ID:KAwKmurV0
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兄「オラァ!食え!俺のおかゆを食えっ!!」
妹「ヤダッ!ヤダァッ!」
兄「オラァ!四の五の言わずに食えばいいんだよっ!」
妹「イヤッ!んっ……!?んー、んー!?」
兄「ヒャハッ!オラ、どうだ?美味いか?美味いんか?あーん?」
妹「うえぇ……ネバネバして、しょっぱいよぉ……」
兄「ヒ、ハハハッ!いい度胸じゃあねぇか!」
妹「……あっ」
兄「オラ、残さず最後まで食うんだよ!じゃなきゃあ薬の効きが悪くなるじゃねぇか」
妹「やめっ……!んー、んー!」
兄「あぁ?嫌がってる割にはよく食うじゃねぇか!?」
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268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:00:43.69 ID:KAwKmurV0
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妹「やだぁ!おくすりやだぁ!」
兄「はぁ?我儘言ってんじゃねぇよ!飲め!……無理矢理にでも飲ましてやる!」
妹「やっ……んぐっ、んー!?」
兄「ヒャハハ!あー?どうだ薬の効きはぁ!?」
妹「ハァッ、ハァッ、苦……!」ドクンッ
妹「やっ、また、体、熱くなってぇ……!?」
兄「ク、クククク……よーく効いてるみたいじゃねーか?」
妹「ハァ……ハァ……やだぁ……」クタァ
兄「ククク……服を脱いで待ってな、すぐに体を拭いてやるよ……」
妹「あ……あぁ……」
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270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:03:46.30 ID:KAwKmurV0
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兄「……ふぅ」
兄「今日も妹の具合は悪い、と……」
兄「また週末までに病院連れてってやんなきゃなぁ……」
兄「……っと、その前にメモ書いとかなきゃ……」
兄「『塩二つまみくらいだとしょっぱい、次は一つまみ半』……っと」
兄「ハァ、一つまみだと薄いって言ってたもんなぁ」
兄「おかゆでもやっぱりおいしいのじゃなきゃ食う気しないもんな」
兄「……あ、ホウレンソウの感想聞き忘れた」
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271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:08:56.00 ID:KAwKmurV0
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翌日
妹「……ん……」
妹「……あ、もうお昼……」
妹「……ごはん……」
トン、トン、トン(階段を下りる音)
妹「……ん、書き置き……」
妹へ
うどん煮ておきました。ラップをして、お鍋に入れたまま冷蔵庫に入れておきます。
食べる時は、温めてから食べておいてください。
多めに作っておいたので、お昼もうどんを食べていてください。
ホウレンソウも切ってあるから、食べたくなったらうどんに入れて食べておいてください。
あと、りんごも切っておきました。うどんと一緒に冷蔵庫の中に入ってます。
小腹が空いた時に食べて下さい。
今晩も遅くなりますが、晩御飯までには帰ってこれるので心配しないでください。
兄より
妹「……お兄ちゃん、優しい……」
妹「……」
妹「……優しいのに、なんで……」ハラハラ
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273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:12:12.08 ID:KAwKmurV0
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妹(今日もお兄ちゃんが帰ってきたら、怒鳴られるんだ……)モグモグ
妹(……私が悪いんだ、私がこんな体で、お兄ちゃんに迷惑ばっかりかけるから……)ズルズル
妹(だから、お兄ちゃん遊べないから、それでイライラして……)モグ……モグ……
妹「私が……私が……う、うぅ……」
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274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:16:32.90 ID:KAwKmurV0
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兄「あい360円のおつりなりやーす!ありあとやっしたー!」
兄「あいななじゅーはっちばんのおきゃくさまー!ななじゅーはちばんのおきゃくさまー!ラーメンセットでお待ちのななじゅーはっちばんのおきゃくさまー!」
バイトA「アイツはりきってんなぁ」
バイトB「アレ?お前知らないんだっけ?アイツ妹居てさ、妹のために頑張ってるんだよ」
A「妹のため?」
B「よくわかんねーけど難病らしくてさ、親の仕送りだけじゃ足らないらしい……ってか親の仕送り全額妹のために使ってるんだってよ」
A「……そりゃ大変だな」
兄「80円のおつりなりやーす!ありあとやっしたー!」
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275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:21:19.41 ID:KAwKmurV0
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兄(こんな時間になっちまった……)タタタッ(走る音)
兄(妹、腹空かして待ってるだろうな……)タタタッ
兄(いや、もしかしたら病状が悪化して……)ゾッ!
兄(や、やっぱタクシー……ってダメだ!この金は今月の生活費だぞ!?)ブンブン
兄(大丈夫、妹もやばかったらちゃんと電話くれるハズだし、大丈夫だ)
兄(……でも、電話できないくらいの重体だったら……)ゾーッ!
兄「は、早く……ま、まだ……ハァハァ、い、家に、着かない、のか……」タタタッ
兄「バ、カ……!妹が、待ってんだよ……!休まず走れ、オレ……!」タタタッ
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276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:24:02.67 ID:KAwKmurV0
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家
兄「ハッ……ハァッ、ハァッ……」コンコン、コンコン
兄(妹の部屋、ノックしても返事がない!?まさかっ……!)
兄「妹っ!?」バンッ!(ドアを勢いよく開ける音)
妹「スー……スー……」
兄「……ハァ、良かった……」
兄「……かわいい寝顔だな」クスッ
兄「今日も、美味い飯作ってやるからな?」ニコッ
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277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:26:28.34 ID:KAwKmurV0
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妹「……ん……」
妹「……また、こんな時間……」
妹「……お兄ちゃん、帰って来てるのかな……」
コンコン、コンコン
妹「……!」ビクッ!
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278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:30:36.52 ID:KAwKmurV0
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兄「あぁ!?うどん残してるじゃねーか!?どういうことだっ!?」
妹「ごっ、ごめんなさい!ごめっ……!」
兄「しかも薬もよぉ!一食分しか減ってねぇぞ!?あぁ!?」
妹「ごめっ……なさい!あ、朝、起きられなくて……」
兄「あぁっ!?バカ言ってんじゃねーぞっ!?」ガンッ!(机を叩く音)
妹「ヒッ!」ビクッ!
兄「いいから食えよ!この温め直したうどんをよぉ!?」
妹「う、うどん太いから、そんなにいっぱいは……」
兄「いいから食うんだよっ!」グッ
妹「やっ……!んぅっ!?」
兄「ヒャハハハ!こんなに咥えこんでるじゃねぇか!美味いか!?俺のうどんは美味いか!?あぁっ!?」
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279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:32:08.41 ID:4AH514um0
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しかしこの兄が時々豹変(?)するのは一体何なんだwwww
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280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 21:34:47.38 ID:KAwKmurV0
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兄「……はぁーっ……はあぁ……」
兄「妹……朝起きれないって……」
兄「病状が……悪化したってことか……?」
兄「……」
兄「……何言ってんだ、俺は」
兄「妹が辛いんなら、せめて俺は明るく振る舞うって決めたんじゃねぇか!」
兄「だから、せめて妹の前では明るく振る舞うって!」
兄「……」
兄「……明るいよな?俺……うん、大丈夫、あんな感じで大丈夫なハズだ」
兄「実際、お医者さんも妹の病状は快方に向かってるって言ってたし、アレでいいはずだよな!」
兄「……それになんだか、今更態度変えるのも恥ずかしいしなぁ」テレテレ
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286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:10:22.19 ID:KAwKmurV0
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また翌日
妹「……」モグモグ
妹(お兄ちゃんの切ってくれたリンゴのうさぎさん、おいしい……)シャリシャリ
妹(お兄ちゃん、昨日もあんなに怒鳴って……)モグモグ
妹(私が、早く私が治って、お兄ちゃんに迷惑かけないように……)モグ……モグ……
妹(ごめんね、お兄ちゃん……こんな、こんな駄目な妹で、ごめんね……)ハラハラ……
ピンポーン(チャイム音)
妹「んっ?」ハッ!
妹「お、お客さん?」
妹(あ、涙の跡、見せないようにしなきゃ……)ゴシゴシ
ピンポーン
妹「は、はーい」
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287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:19:18.77 ID:KAwKmurV0
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『すいませーん、妹ちゃん居ますかー?』
妹(あ、友ちゃんだ)パアッ
妹「は、はーい、今開けまーす」
友『えっ?妹?寝てなくて大丈夫なのー?』
妹「うん、最近は調子よくて……はーい」ガチャッ(扉を開ける音)
友「はーい、妹、久しぶりー!」
妹「うん、友ちゃん!」ニコッ
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288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:27:33.53 ID:KAwKmurV0
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友「やー、本当久しぶりだね」
妹「そうだね。私が学校行かなくなってから……どのくらいだっけ?」
友「さー?よく来なくなるからねー、妹は」ケラケラ
妹「もー友ちゃん、ひどいよー」クスクス
友「あ、そういえば今日お兄さんは?」
妹「おにっ……!」ビクッ
友(うん?)
妹「お、お兄ちゃんは、その、あ、アルバイト!アルバイトで、ね?」アセアセ
友(んん?)
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289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:35:34.96 ID:KAwKmurV0
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友「妹……何か隠してない?」
妹「そ、そんなことないよ!?」ギクッ!
友「妹……妹はね、嘘つくときに目が泳ぐから、解りやすいんだよ?」
妹「う、嘘っ!?」キョロキョロ
友(まあ嘘だけど、マヌケは見つかったねー)ケラケラ
友「さ、何があったのか話してごらん?嘘言ってもすぐ解るからね?」
妹「う、うん……あ、あの、ね……」
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291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:42:40.04 ID:KAwKmurV0
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友「ええっ!?あのお兄さんが!?あんなに仲良さそうだったのに……」
妹「うん……でもお兄ちゃん、私が寝込むといつもそうなっちゃうから……」
友「いつもって……!あ、あんたそんなに長い間虐められてたの!?」
妹「い、いつもはすぐに良くなるから、お兄ちゃんもすぐ元に戻るんだけど……」
妹「今回はなかなかよくならなかったから、それで、お兄ちゃんもきっとイライラして……うっ、ひくっ、ヒック……」
友「あーあーあー!な、泣かないで!わ、解った!私がなんとかするから!」
妹「……えっ?」
友「大丈夫!証拠掴んで、それをネタに脅せばお兄さんも強く出られくなるって!」
妹「…………えっ?」
友「あ、ビデオカメラある?それで証拠とるから」
妹「……えっ?……えっ?」
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295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:50:22.44 ID:KAwKmurV0
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妹「い、一応、ビデオカメラ……」
友「うん!さーて、後はこれをー……」
妹「……?どうしたの?」
友「……どうやってお兄さんが来た時限定で録画しよう?」
妹「……えっ?」
友「やー、そういえば私そんなに機械詳しくないや……」
妹「わ、私も解んない……」
友「んー、ビデオみたいに録画時間の設定とかできないの?」
妹「解んない……」
友「んー、どうすれば……」
ガチャッ タダイマー
妹・友「!?」
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296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 22:58:58.07 ID:KAwKmurV0
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妹「お、お兄ちゃん今日早い……」
友「どどど、どうしよう妹!私がここに来たのバレちゃう!」
妹「べ、別にバレても問題ないと思うけど……」
友「と、とにかく私この不自然に大きいクローゼットの中に隠れてビデオ撮るから!」キイッ(クローゼットが開く音)
妹「や、やっぱり撮るんだ……」
友「う、うん!じゃあちょっと辛抱しててね!すぐ助けてあげるから!」バタンッ(クローゼットが閉まる音)
妹(……私が少し我慢すれば、それで済む話だけど……でも私の為にしてくれるんだもんね、ありがとう、友ちゃん)
コンコン、コンコン
兄「妹ー?」
妹「な、何?お兄ちゃん」ガチャッ
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297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:06:23.50 ID:KAwKmurV0
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兄「あっ!?何起きてんだ!寝てろっていつも言ってんだろ!」
友(う、うわっ!?これがあのお兄さん!?別人みたいに怒鳴ってる……)
妹「ご、ごめんなさい……で、でも最近調子良いから……」
兄「ああ゙っ!?治りかけで油断してるときが一番危ないんだよっ!」ドンッ
妹「キャッ……!」ドサッ
兄「オラッ!布団だ布団!寝てろぉ!!」
妹「やだっ、お兄ちゃん、やめてっ……!」
兄「ヒャハッ……ヒャッハッハ!ほーらほら、布団は気持ちいいだろ?あぁっ!?」
妹「ヒッ……!」ガタガタ
兄「おーおーガタガタ震えて、寒そうだなぁオイ……だからゆっくり寝てろって言ったんだよォ!」ガンッ!(机を殴る音)
妹「お兄ちゃん、ごめっ……ごめんなさい……」ブルブル
友(なんてこった……妹がいつもこんな怒鳴られてたなんて……)
友(でも言葉遣いと怒鳴ってるとこ除けば言ってる事は割と普通じゃない?)
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298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:15:56.85 ID:KAwKmurV0
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兄「あぁ!?どうだぁ、具合はぁ!?」
妹「う、うん、だ、大丈夫だよ、お兄ちゃ……」ブルブル
兄「大丈夫、でそんなガタガタ震えるわけねーだろうがっ!!」バァンッ!(机を全力で叩く音)
妹「ヒッ……!」ガタガタ
友(理不尽な!震えてるのあんたのせいだろ!)
兄「ああっ!?いいから寝てろってんだよっ!」
妹「で、でも、今日はもういっぱい寝てたから、眠くならなくて」
兄「んだコラァ!!寝ないと良くなんねぇっつってんだよっ!」ガァンッ!(クローゼットを蹴る音)
友(ヒイッ!)
友(あ、あの、私が妹ちゃんのとこに遊びにいくと笑顔で「良く来てくれたね」って言ってくれるお兄さんが、)
友(「妹が喜ぶよー」ってのほほんとした顔でお菓子とジュースを用意してくれたあのお兄さんが、)
友(二人っきりになると豹変するドS兄貴だったなんて)ゾクゾクゥ!
友(……えっ?『ゾクゾクゥ』って何?)
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300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:25:23.11 ID:KAwKmurV0
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友(あっ、そ、そうだ!ビデオ!ビデオ撮らなきゃ!)ガサゴソ
兄「そうかよ……どうしても寝たくないってのかよ……」
妹「ごっ……ごめっ、ごめんなさ……」
兄「解ったよ……寝たくねーんなら寝なくてもいいよ……」
妹「えっ……?」
友(って、ア、アレ?収まってきた?まだ何も撮ってな……)
兄「脱げ」
妹「えっ!?」
友(ブッ!?)
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301: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/30(月) 23:25:57.40 ID:J+pr9aLT0
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吹いたwwwww
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302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:30:28.86 ID:KAwKmurV0
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友(ぬ、脱げって言ったぁ!?)ドキドキ
妹「お、お兄ちゃん……?な、何言って……」
兄「脱げって言ってんだよ!あぁ!?今更恥ずかしいってか!?裸くらい毎晩見せてるじゃねーか!」
友(ま、毎晩!?聞いてないよ!?)ドキドキドキドキ
妹「ま、待って、お兄ちゃん、今は……ひゃっ!?」
兄「あぁ!?今はなんだよ!?そっちが寝たくないってんならこっちは先にヤっておくだけだ!」
友(や、ヤる!?)ドッキィッ!
妹「やっ、やぁ!お兄ちゃん、やだぁ!」
兄「うるせぇ!下着もだ!脱げぇ!」
友(う、うわぁ……)ドキドキ
友(……って、見てる場合じゃない!いいかげん止めなきゃ!)
友(あ、あれ?開かない……?蹴られた時にどこか壊れたの!?)
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304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:37:09.16 ID:KAwKmurV0
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妹「や……やぁ……」タッ
兄「やぁ、じゃねぇ!逃げんなっ!」ガシッ(逃げる妹の肩を掴む音)
妹「やぁ、やだぁ……お兄ちゃん……」
友(い、妹の声から元気が無くなってる!)
友(た、助けなきゃ!む、無理矢理にでもクローゼットのドア蹴飛ばして……)
兄「オラァ!新しいブラだぁ!しかもお前の大好きなピンク色だぜぇ!ヒャッハッハ!!」
妹「えっ?」
友「えっ?」
兄「んっ?」
友(やばっ!)
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307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:41:17.05 ID:X+BQ6PXz0
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いやそれはさすがにおかしいだろ兄www
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308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:42:54.80 ID:KAwKmurV0
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兄「……気の所為か?」
妹「あ、あの、お兄ちゃん?」
兄「んだコラァ!?」
妹「ヒッ……!あ、あの、この下着……」
兄「あぁ!?元気になってきたって言ったのお前じゃねぇか!医者も快方に向かってるって言ってたからよぉ!」
兄「ちょっと早いけど快気祝いにワンピース買ってきたんだよ!そっちはついでだ!」
妹「えっ、ワンピース?」
兄「下着はどうだ?あ゙ぁ?窮屈だったりしねぇのか!?」
妹「う、うん、大丈夫……」
兄「じゃあコレだコレェ!白のワンピース!絶対に似合うと思ってなぁ!オラ、着てみろよコラァ!!」
妹「う、うん……」イソイソ
兄「……おぉ!?予想以上に似合うじゃねーかっ!どこの国のお姫様だよテメーッ!!」
妹「は、恥ずかしいよぅ……」
友(…………え、何コレ?)
友(ちょっと待って、頭痛くなってきた)
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309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:47:00.37 ID:KAwKmurV0
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兄「オラッ、りんご切って来るからそれまで寝てろやぁ!!」
妹「う、うん……」
兄「ちゃんと着替えて待ってろよぉ!?ヒャハッ、ヒャハハハハハッ!!」
バタン(ドアが閉まる音)
妹「……」
妹「あ!と、友ちゃーん」
友「妹ー!クローゼット開かないー!」
妹「え、えー!?」
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310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:52:29.42 ID:KAwKmurV0
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なんだかんだでクローゼットが開いたのは兄がりんごが載っていた皿を片づけた後でした
友「あー、何、その……」
妹「……うん」
友「よ、良かったじゃん、お兄さん優しかったじゃん」
妹「や、やっぱりそう見えた?」
友「う、うんうん!言葉遣いは乱暴だったけど、きっと何かワケがあるんだよ!」
妹「だ、だよね!お兄ちゃん、やっぱり優しいお兄ちゃんだよ……」
友「ただ、さ……」
妹「うん?」
友「間違いなくサディストだよ、お兄さん」
妹「さで……?」
友「じゃなきゃ変態だわ」
妹「ヘンッ……!」カァッ
友「なんでそこで赤くなるの?」
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312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:57:00.40 ID:KAwKmurV0
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友「じゃ、お兄さんにバレないように帰るわ……っていうかお兄さん私の靴見なかったのかなぁ、やっぱりどっか抜けてる……」
妹「うん、じゃ、じゃあね、友ちゃん」
友「……あ、そうだ、妹」
妹「うん?何?」
友「次会った時『いつも裸見てる』発言に対して詳しく」
妹「えっ……」カァッ
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313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/30(月) 23:59:00.85 ID:KAwKmurV0
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(首の骨が折れる音)
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318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 00:10:45.67 ID:3H5JVD7E0
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ああそうそう、いつも裸見てるのは例によって体拭いてるから、だから
じゃあコレで終わりだよ
やっぱりギャグはいいね、指が動く
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320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/31(火) 00:15:32.32 ID:gwsZTMHG0
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乙!
ギャグたのしかった

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