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淡「テルー、テルー、シャラップって何々?」照「………」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 15:41:52.18 ID:oz8HVHChI
照「…淡、今読書中なんだけど…」

淡「だって、部室にはテルー以外誰も来てないし、私暇なんだもん。だから、テルーの気を引こうとこの問題を…」

照「………(読書中)」




6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 15:46:22.60 ID:oz8HVHChI
淡「ちょっ、テルー?私が困ってるんだから教えてよー」

照「………(読書中)」

淡「もうテルーは本読むの禁止!没収します!」バッ

照「…⁉」

淡「ふふっ。返して欲しければ私の遊び相手に…」

照「………(隣から違う本をだす)」

淡「⁉」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 15:50:54.54 ID:oz8HVHChI
照「………(読書中)」

淡「も、もう一度!」バッ

照「甘い…(華麗にかわす)」

淡「ちょっ!!なんで逃げるのテルー。捕まえられないじゃん!」

照「淡が捕まえようとするから。…今度やったら、髪の中でコークスクリューの刑だから」

淡「あれは止めて!あれやられると、髪がボサボサになるし、セットが崩れるし、ろくなことがないんだよ!髪質だって痛むし、キューティクル虐待反対!」

照「だったらそこで大人しくしてて…」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 15:59:52.83 ID:oz8HVHChI
淡「むぅ…」

照「………(読書に戻る)」

淡「………」

照「………」

淡「……………ん」

照「…………」

淡「……………………」プルプル

照「…………」

淡「……………………もう我慢できない!!」ガバッ


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:08:21.94 ID:oz8HVHChI
照「淡…」ゴゴゴ

淡「そ、そんな脅しには負けないもん!私はただ、テルーとお話がしたいだけなんだよ!テルーはいっつも本読んでるから全然話してくれないし、つまんない!」

照「…麻雀してる時はちゃんと話してる」

淡「そーじゃないの!麻雀の時のテルーは、打ち筋とか、捨て牌とかについて教えてくれるだけじゃん。そうじゃなくて、私はテルーと楽しくお喋りしたいだけなの!///」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:13:24.66 ID:oz8HVHChI
照「…え、なんで?」

淡「なんでって、それは…!!」

照「…?」キョトン

淡「///」

照「…淡?」

淡「もういい!テルーなんて知らない!」プイッ

照「ちょっと気になる。最後まで教えて…」

淡「///そ、そんなこといっても、もう教えてあげないんだから!」

照「むぅ。折角本を置いて話してるんだから教えて」

淡「もぅ、なんでそんなしつこく聞くのさ!」

照「そもそもわたしと話したいっていってきたのは淡。だから、お喋りしよう?」ニコッ


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:26:17.74 ID:XOO6iCsPI
淡「そこまで言うなら仕方ないね。テルーにわたしと話す権利授与しよう」

照「なんか釈然としないけどいい。で、さっきの話しの続きは?」

淡「うっ!!それ…言わなくちゃダメ?」

照「別に言わなくてといいけど、どうして私なんかと話したがるのかは気になる」

淡「それはその…」

照「私と話しててそんなに楽しいとは思えないけど。菫もそんなこといってた」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:38:23.41 ID:XOO6iCsPI
淡「そ、そんなことないよ!私はテルについてもっと知りたい」

照「淡…?」

淡「だって…だって!私はテルのことなんにも知らないのに、テルーは私の心の深いところに入ってくるんだもん。こんなに心が辛いなんて、ズルいよ…」

照「淡…」

淡「だからテル…」

照「何言ってるの?」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:45:33.52 ID:xjD9ZQKEI
淡「へ?」

照「淡の言ってる事は抽象的過ぎてよくわからない。私は淡がの心の中に入っていった覚えはないんだけど?」

淡「…………」

照「けど、心が辛いなら、早く病院に…」

淡「………全く、これだからテルはテルなんだね」

照「…?」

淡「もー回りくどいやり方はやーめた。本当はもっと初々しいところから始めて、徐々に…っていうのを楽しみたかったのに。全くテルはの鈍感さには参ったよ…」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:48:05.16 ID:xjD9ZQKEI
照「淡?何言ってるの?」

淡「んー?なんでしょうね?まぁ、そのおかげで菫先輩とくっつかなかった事はよかったですけど」

照「なんでここで菫がでてくるの?」

淡「そんなことはいいの!それよりテル」

照「え?な…」


チュ

照「……に⁉」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:51:53.49 ID:xjD9ZQKEI
淡「ふふーん///」ドヤァ

照「へ?今、淡……///」

淡「そうだよ!キッスだよ!私はテルーとキッスをしました///」キャー

照「え?なんで?よくわからない///」

淡「唇にチューだよ?もうわかってるんでしょ。流石のテルでもさ」

照「///でも、なんで私なの…?」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 16:59:32.67 ID:xjD9ZQKEI
淡「そんなのは運命なのです!私は一目見た時からテルーに運命を感じたんだよ!」

照(拾った時、反逆心剥き出しのじゃじゃ馬のような感じだったのに?)

淡「だからこれから覚悟してよね?私はこれからテルーを落とすためにいろいろ仕掛けていくから!」

照「え…えと…」

淡「ふふっ、好きになったらいつでも言っていいんだぜ?それと…」顔寄せ


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:01:49.71 ID:xjD9ZQKEI
照「…近い///」

淡「照れないでよ。私だって恥ずかしいんだから///」

照「じゃあ離れて…」

淡「ダメ!ここからが肝心なんだから…。テル!」

照「は、はい!」

淡「今は私の一方通行の愛かもしれない。でもね、テルー…」


淡「いつか惚れさせてみせるから覚悟しといてよ照」



カン


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:07:01.10 ID:kEmp3B0N0
おつー


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:15:04.89 ID:oz8HVHChI
※この後少しおまけあるので、投稿します。


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:20:28.88 ID:oz8HVHChI
おまけ(蛇足)



照「そういえば淡…」

淡「ん?何々?」フンフン

照「シャラップの意味教えてあげる」

淡「本当?なんなのか教えてよー」

照「シャラップはロシア語で『黙って』って意味」

淡「へー、流石テル、博識だね!!ロシア語だったのか。なるほどねー私が知らないのも無理ないね」ふむふむ

照「うん。これは難しい言葉だから菫も知らない」

淡「本当⁉よーし、いっつも私の事を馬鹿呼ばわしてる菫に仕返ししてやろーと」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:25:32.14 ID:oz8HVHChI
菫「すまない少し遅れてしまった」ガチャ

淡「あ、菫先輩!」トコトコ

菫「来てるのは照と淡だけか…。二年生の二人はまだか。二人とも何か聞いてるか?」

淡「フフフ」

菫「?どうした淡、また頭でもおかしくな…」

淡「シャラップ!!」ドン

菫「…………………は?」

淡「シャラップ!!」ドン


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:29:28.53 ID:oz8HVHChI
菫「………ほぅ」

淡「ふふっ、菫先輩。さっき私がなんて言ったのかわか 菫「大星…!!」え、なんです?」


菫「よくわからんが、先輩に対してその態度…。覚悟はできてるんだろう?」

淡「え?菫先輩、シャラップって何言ってるのか分かってる?」

菫「何馬鹿なこと言ってるんだ。そんなもん分かるに決まってるだろう。『黙れ』だろ?そんなもの英語習ってたら嫌でも習うだろ」

淡「英語⁉え?ロシア語じゃないの⁉」

菫「…大星。お前…ついに頭が…」

淡「ちょっ、人をまた馬鹿扱いしないでよ!」

菫「馬鹿扱いはしてないぞ。ただ遂に頭のネジが飛んだのかと…」

淡「それもそれでヒドイ!」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:37:37.75 ID:oz8HVHChI
菫「とりあえず病院を紹介してやるから行ってこい」

淡「なんか心外なんですけど!ちょっと、優しさが逆に辛い!」

菫「…とりあえず、病院まで着いて行ってやるから、一緒に行こうな」ガシ

淡「ちょ、私大丈夫ですから、
離してよー」

菫「照、ということであとの事は任せた。二年生が来たら各自指示しといてくれ」

照「わかった」ペラ

淡「というか、テル!ウソついたの⁉信じてたのに!!」

照「……………(無視)」

菫「……あぁ遂にわけのわからないことを……すぐ病院へいくからな」ガチャ

淡「納得できなーい!!テルーウソつくのよくなーい!!裏切りものー」バタン


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:41:50.92 ID:oz8HVHChI
照「……………(やっと静かになった…)」

照(淡にはさっきのおかえし。なんでそんなことしたのかわからないけど、なんか心がムズムズしててる。淡のせいだ。淡があんなことするから…///)

照(でも、なんでこんなに心が乱されるの?私の中が淡のことで一杯になっていくような感覚。あの時、顔が近づいた時、私は避けられたハズ。それなのに…)

照(よくわからない。けど、今は一人でいたい気分。ゆっくり一人で考えたい。この気持ちがなんなのか。そして私は…)


もいっこカン


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:47:09.57 ID:yUwr/zh3O
すばらなあわてる乙


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:50:39.15 ID:52cqQhSGi

淡ちゃんかわいい


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:52:27.14 ID:IHBRYkLuI
長々とありがとうございました。

シャラップに関しててですが、実際にシャラップをロシア語だと勘違いしてた人がいたので、ネタにしてみました。

みなさんは間違えないように気をつけましょうね。


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:54:38.23 ID:IHBRYkLuI
これで終わりです

本当にありがとうございました


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/18(月) 17:58:48.30 ID:6i/HroGs0





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