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ウィッチ「次の材料は……ドラコケンタウロスの愛液?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:15:41.99 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「愛液……初めて聞く言葉ですわね」
ウィッチ「ちょっと辞書で調べてみましょう」
ウィッチ「愛液、愛液っと……」パラパラ
ウィッチ「ありましたわ!」
ウィッチ「えーっと……」
ウィッチ「……」
ウィッチ「……////」カァァ
ウィッチ「こ、こんなの無理に決まってるじゃありませんの……////」
ウィッチ「でも、せっかくここまで調合したのに……ここであきらめるのは」
ウィッチ「……ドラコさんに、聞いてみるだけ聞いてみましょうか」
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:16:43.82 ID:1BqS76pU0
- ~ドラコの家~
ウィッチ「おいっす!ドラコさんいます?」
ドラコ「あ、ウィッチ?開いてるから入ってよ」
ウィッチ「おじゃましますわ」ガチャ
ウィッチ「あら、いい匂い」
ドラコ「へへ、今ちょっとクッキー焼いてたんだ」
ウィッチ「へぇ、それじゃ、ちょっとお邪魔でした?」
ドラコ「そんなことないよ!もう出来上がりだし、一緒に食べようよ」
ウィッチ「いいんですの?」
ドラコ「もっちろん!味見もして欲しいからね」
ウィッチ「それじゃ、遠慮なく」パクッ
ドラコ「どう、かな?」
ウィッチ「……おいしいですわ!なんだかすごくいい香りがして、幸せな気分になりますわね」 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:17:37.69 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「えへへ、よかったぁ……ところで、ウィッチ、今日はどうしたの?」
ウィッチ「え、えぇ……そのことなんですが、その……」
ドラコ「?」
ウィッチ(うぅ……いざ、話を切り出すとなると、ものすごく恥ずかしいですわね……)
ドラコ「も、もしかして、あたしの尻尾が欲しいとか……?それはやめてね……?」
ウィッチ「ち、違いますわよ……私が欲しい材料は、ドラコさんの体に傷付けることなく採れますわ……多分」
ドラコ「な、なんか最後の方に多分って言わなかった?」
ウィッチ「気のせいですわ」
ドラコ「そう、ならいいんだけど……やっぱり薬の材料なんだ?」
ウィッチ「えぇ、今度の薬は魔導力を高める効果なので……どうしても完成させたいのですわ」
ドラコ「なるほどねえ。それで、あたしの何が欲しいのさ?」
ウィッチ「そ、それなんですが……あ、あの、引かないで聞いてもらえます?」
ドラコ「? いいけど」
ウィッチ「欲しいのは、ずばり、ドラコさんの……愛液、ですわ////」
ドラコ「」 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:18:40.94 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「……え?」
ウィッチ「あぁもうっ!これだから言いたくなかったんですの!」
ドラコ「あ、あの……もう一度言ってくれる?」
ウィッチ「う……な、何度も言わせないでくださる?……あ、愛液ですわ////」
ドラコ「あ、い、胃液?ちょっとそれは……」
ウィッチ「違いますわ!からかってるんですの!?」
ドラコ「わわっ、ごめんごめん!でも、あたし、愛液はちょっと!」
ウィッチ「ふぅ……やっぱりそうですわよね、私だってドラコさんの立場でしたら嫌ですもの」シュン
ドラコ「うぅ、ほんとごめんね、さすがに愛液は……」
ウィッチ「いいんですのよ、ドラコさん……」ショボン - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:19:53.58 ID:1BqS76pU0
- ドラコ(どうしよう、ウィッチ見るからに落ち込んじゃってる……)
ドラコ(……愛液かぁ……)
ウィッチ「……」ショボン
ドラコ(うぅ……かわいそうになってきた……す、少しくらいなら)
ドラコ「う、ウィッチ?」
ウィッチ「ん、なんですの?」
ドラコ「あの、さ、その……少しくらいだったら、あげてもいいかなって」
ウィッチ「え、ほ、本当ですの!?」
ドラコ「うん、落ち込んでるウィッチの姿見てたら、なんだかいたたまれなくなっちゃって」
ウィッチ「感謝いたしますわぁ、ドラコさん!」だきっ
ドラコ「わぁっ」
ウィッチ「うふふ、ドラコさん大好きですわ!」
ドラコ「もう!まったく、現金な……」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:20:54.85 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「それじゃ、これが容器ですわ」
ドラコ「う、うん……あの、ウィッチ?」
ウィッチ「なんですの?」
ドラコ「そ、その、ウィッチ、できれば外に行っててほしいんだけど……」
ウィッチ「そ、それはダメですの!」
ドラコ「なんで!?」
ウィッチ「だって、本物かどうか、見ないことにはわかりませんし……」
ドラコ「や、やだよ!そんなの恥ずかしいし!」
ウィッチ「お、お願いしますわ、ドラコさん……厚かましいとは承知の上ですけれど……」
ドラコ「じゃ、じゃあ、せめてこっちの方を見ないで欲しいんだけど」
ウィッチ「わ、わかりましたわ。それで妥協します……それじゃ、始めてくださいませ」
ドラコ「うぅ……なんでこんなことに」ヌギヌギ - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:22:15.41 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「ウィッチ、絶対にこっち向かないでよ!」
ウィッチ「わ、わかりましたわ!」
ドラコ「……んっ」クチュ
ウィッチ「」ピクッ
ドラコ「……はぁっ、んぅっ」クチュクチュ
ウィッチ「」ピクピクッ
ドラコ(な、なにこれぇ……ウィッチが近くにいるのに……いつもより気持ちいい////)
ドラコ「ひぁっ、うぅん……ふわぁ……」クチュクチュ
ウィッチ(い、いけませんわ、なんで私、ドラコさんの声に反応して)
ウィッチ(こ、こっちまで淫らな気分になってどうするんですの////) - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:23:44.70 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「あぁっ、んっ……」クチュクチュ
ウィッチ(ど、ドラコさん……////)ムズムズ
ドラコ「ふわぁっ、も、もうダメっ……!」ビクンッビクンッ
ウィッチ「あ、と、採れましたの?」
ドラコ「はぁっ……はぁっ……と、採れたよ、ウィッチ……」
ウィッチ「ほ、ほんとですの!?」クルッ
ドラコ「わ、わぁっ、こっち見るなぁ////」
ウィッチ「あ……」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:24:40.93 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「うぅ、見ないでって言ったのにぃ……////」サッ
ウィッチ「ど、ドラコさん、ごめんなさい……そんなつもりじゃ」
ドラコ「は、恥ずかしすぎて死にそう……」
ウィッチ「で、でも、ドラコさんの、綺麗でしたわよ!」
ドラコ「しっかり見てんじゃんか!この馬鹿ぁっ!」ドサッ
ウィッチ「きゃっ!?」 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:25:55.90 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「ど、ドラコさん、いきなり押し倒してなにを」
ドラコ「こうなったら、ウィッチのも見てやるぅ!」
ウィッチ「え、ちょ、ちょっと、それだけは!」
ドラコ「うるさいうるさい!あたしだけあんな恥ずかしい思いさせて……!」ゴソゴソ
ウィッチ「ぬ、脱がさないでください、ほ、ほんとにやめっ!」
ドラコ「やだもん、ウィッチのも見てやる……あれ」
ウィッチ「あ、あぁ……」
ドラコ「ウィッチ……パンツ、なんか湿ってるよ?」
ウィッチ「い、言わないでください!」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:27:33.59 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「……ウィッチ、あたしがシてるの聴いて……濡らしちゃった?」
ウィッチ「ちっ、違いますわ、そのこれは……」
ドラコ「これは?」
ウィッチ「う、その、これは……ちょ、ちょっとお茶をこぼしてしまいまして」
ドラコ「ふーん……じゃあ、着替えさせないといけないねー?」スルリ
ウィッチ「あっ////」
ドラコ「ふふ、ウィッチのここ、綺麗……」
ウィッチ「やっ、み、見ないで……////」カァァ
ドラコ「こんなに濡らしちゃって……ほんとは見て欲しかったんじゃ?」
ウィッチ「だ、だからそれはお茶で////」
ドラコ「ふふ、そうだったよね。お茶こぼしちゃったんだよね?……じゃあ、あたしが綺麗にしてあげるから」
ウィッチ「え、な、なにを!」
ドラコ「ん……」ペロ
ウィッチ「ひゃんっ!?」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:28:54.63 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「ん、ウィッチの味がする……」チュ
ウィッチ「ど、ドラコさんっ、やめっ、んぁっ!?」
ドラコ「ちゅ……んっ……」チュゥ
ウィッチ「ほんとうにっ、やめっ……ぁっ!!」
ドラコ「んはっ、ウィッチ……おいしいよ……」ペロ
ウィッチ「ふわ、わ、私、おかしくなっちゃ……!」
ドラコ「んちゅ、いいよ、おかしくなっちゃえ……」チュ
ウィッチ「あぁ、も、もうっ……やっ……んっ──!」ビクンビクンッ
ドラコ「あっ……ふふ、イっちゃったみたいだね?」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:30:04.29 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「……はぁっ……はぁっ、ど、ドラコさん、酷い、ですわ……!」
ドラコ「ごめんごめん……ウィッチが可愛くて、つい……」
ウィッチ「つい、で済ませられませんわよっ、はぁ……はぁ……」
ドラコ「で、でもこれでおあいこだからね!」
ウィッチ「おあいこですって……!私の方が数倍恥ずかしい思いしてますわよ!馬鹿!」
ドラコ「あ、あはは……ご、ごめん……ちょっとやりすぎちゃった」
ウィッチ「ちょっとじゃありませんわよ!この馬鹿!ケダモノ!万年まな板!」
ドラコ「ま、まな板はウィッチも同じでしょ!」
ウィッチ「うるさいっ……はぁ、もう知らないですわ!ドラコさん!」
ドラコ「な、なに?」
ウィッチ「クッキーおいしかったですわ!材料もありがとう!では、また来週!」バタンッ
ドラコ「え、えぇ……?」ポカーン - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:31:06.62 ID:1BqS76pU0
- ~帰り道~
ウィッチ「はぁ……恥ずかしくて思わず逃げてきてしまいましたわ」
ウィッチ「まさかあんなことされちゃうなんて、想定してませんでしたし////」
ウィッチ「ど、ドラコさんにあんな姿晒しちゃうなんて////」
ウィッチ「はぁ……ひとまず、目的の材料は手に入ったわけですし、帰って調合の続きでもやりましょうか……」
~ドラコの家~
ドラコ「ウィッチ、怒っちゃったのかな……?」
ドラコ「あたしが強引にあんなことしたから……?」
ドラコ「でもウィッチ……可愛かったなぁ」
ドラコ「……そうじゃなくて、今から謝りに行こうっと」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:32:23.14 ID:1BqS76pU0
- ~ウィッチの家~
ウィッチ「うぅ、腰のあたりにまだ力が入りませんわ……ドラコさんの馬鹿」
ウィッチ「……まぁでも、ドラコさんのおかげで、この薬も完成できたことですし、よしとしましょうか」
ウィッチ「さ、ひとおもいにぐいっと」グビッ
ウィッチ「ぷはぁ、なんだか変な味ですわ……?」
ウィッチ「……あまり魔導力が上がったようには感じられないのですが」
ウィッチ「この調合レシピ本、本当に正しいんですの?」
ウィッチ「あ……あれ?ページ数がおかし」
『媚薬の調合方法』
ウィッチ「」
ウィッチ「そ、それじゃ、私が飲んだこの薬って……!」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:33:30.23 ID:1BqS76pU0
- ドラコ「おーい、ウィッチ、いるー?」
ウィッチ「……ドラコさん、開いてますわよ」
ドラコ「おじゃましまーす……ウィッチ、さっきはごめ」
ウィッチ「はぁっ、ドラコさぁん////」モジモジ
ドラコ「!? なんで裸なの!?」
ウィッチ「ドラコさん、来てくれると信じてましたわぁ……////」ダキッ
ドラコ「わ、わ!どうしちゃったの!?」
ウィッチ「ドラコさん……これから朝まで、私といいコトしません?」
ドラコ「いいコトって……」ゴクリ - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:34:47.26 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「そう、いいコトですわよ……もちろん、ドラコさんに拒否権はありませんけど////」
ドラコ「きょ、拒否なんてしないよ!むしろあたしも嬉しいけど……でもウィッチ、なんか様子おかしくない?」
ウィッチ「うっふふー、おかしいことなんてありませんわ////」
ドラコ「ぜ、絶対おかしいって!あたし、嫌な予感が……」
ウィッチ「早く始めますわよ、ドラコさん!私、体が火照ってどうしようもないんですの////」
ドラコ「あ、あたし、今日のところは遠慮」
ウィッチ「だめっ……一緒に気持ち良くなりましょ、ドラコさん?」
ドラコ「う、うわああぁぁ、な、なんかやだあああっ!」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:36:00.25 ID:1BqS76pU0
- チュンチュン チチチチッ…… ケキョケキョッ
ウィッチ「んあ、もう朝……?あれ?朝どころか昼ですわ」
ウィッチ「ふわぁ、寝過ごしましたわ……あれ、ドラコさん、どうして一緒のベッドに」
ドラコ「うーん、うーん、ウィッチぃ、もうやめてよぉ……」グスッ
ウィッチ「うなされ……って、ドラコさんなんで裸なんですの!?」
ウィッチ「あ、あれ……私も裸……?」
ウィッチ「……ああぁっ、思い出しましたわ!?」 - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:38:10.18 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「わ、私、なんてことを////」カァ
ドラコ「ふわぁ……あれ?ここどこ?」
ウィッチ「あっ、ドラコさん、おはようございます」
ドラコ「う、ウィッチ!?ひぃっ!も、もうあたしイかされるのやだよ!」ビクビク
ウィッチ「ど、ドラコさん……その、昨日は申し訳ありませんでしたわ」
ドラコ「あ、え……?も、もしかしていつものウィッチ?」
ウィッチ「多分、そうだと思いますわ」
ドラコ「ほっ、よかったぁ……いつものウィッチだぁ……」
ウィッチ「わ、私……昨日そんなにひどかったんですの?」
ドラコ「酷いも何も……あたし、やめてって何回も言ったのに全然やめてくれなくて……」 - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:40:08.79 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「あ、う……ごめんなさい」
ドラコ「も、もう何回イかされちゃったか、覚えてない……////」
ウィッチ「そ、そうなんですか……」
ドラコ「……でもさ、なんであんな変になっちゃってたの?」
ウィッチ「それなんですけど……どうも私、魔導薬と間違えて媚薬作ってたみたいで……」
ドラコ「は、はぁ!?」
ウィッチ「その、ドラコさんの愛液も、魔導薬の方には必要なかったみたいで……」
ドラコ「な、なんだ……んじゃ、あたし、意味のないことを……」
ウィッチ「……いえ、意味は十分ありましたわ」
ドラコ「え?」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/15(金) 23:42:14.32 ID:1BqS76pU0
- ウィッチ「ドラコさんとの仲が一層深まりましたし」
ドラコ「深まっちゃいけないところまで深まっちゃったよね……////」
ウィッチ「そ、そこは気にしちゃいけませんわ////」
ドラコ「ねぇ、ウィッチ……?」
ウィッチ「なんですの?ドラコさん」
ドラコ「あたしたちの関係ってさ……恋人でいいのかな?」
ウィッチ「……お互いこんなことしたら、それ以外ないじゃありませんの……////」
ドラコ「ふふ、そうだよね……これからもよろしくね、ウィッチ?」
ウィッチ「こちらこそよろしくお願いしますわ////」
~おしまい~

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