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蒼星石 「デイジー・デイジー 君が好き…」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 00:21:14.28 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「あう? 台所から歌が聞えるです」
カチャ…
翠星石 「あ…蒼星石…」
蒼星石 「デイジー・デイジー 気が狂いそうなほど君が好き…」
翠星石 「え…」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 00:24:43.91 ID:uqBVMvni0
- 蒼星石 「? あ 翠星石 気付かなかったよ」
翠星石 「…ぐすんぐすん…」ポロポロ
蒼星石 「…! どうして泣いてるの?何か嫌な事でもあったのかい?」
翠星石 「ねえ デイジーって誰? 蒼星石…」
蒼星石 「え…」 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 00:35:46.37 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「蒼星石は…蒼星石は 他に好きな人がいたんですね…」ポロポロ…
蒼星石 「ああ… ふふ 違うよ 誤解だ
歌の中に出て来る人だよ」
翠星石 「ほ ほんと…?ああ良かった…」
蒼星石 「もう あわてんぼだね…」 - 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 00:40:45.23 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「だってぇ…蒼星石がどっかいっちゃうと思ったですぅ…」ぐす…
蒼星石 「ごめんよ翠星石…」なでなで
翠星石 「ぐす…蒼星石は… 蒼星石は… 本当はどう思っているのです…?
翠星石のこと ほんとは… ほんとは…」
蒼星石 「もちろん大好きさ この世界の誰よりもね」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 00:49:56.03 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「ほんとに?おじじよりも?」
蒼星石 「マスターの事はとても大切だよ
でも君はたった1人の…僕の大好きな翠星石だよ」
翠星石 「ほんと?やったあですぅ」
蒼星石 「心配症だね 翠星石…」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 00:55:36.80 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「でも…じゃあ…その…でかジュンの事は…?」
蒼星石 「え? でかジュンって大学生のジュン君の事かい?」
翠星石 「そうなのです 蒼星石ってばでかジュンには何か態度が違うのです…」
蒼星石 「そうかな」
翠星石 「翠星石は見たのです 蒼星石のほっぺが赤くなってたですぅ…」
蒼星石 「え…」
翠星石 「それに…それに… なんかでかジュンの前ではちょっと女の子っぽいのですぅ…」
蒼星石 「そんな…」かぁ… - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:05:51.15 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「わかっていますよ 蒼星石はでかジュンがちょっと好きなのです…
でもでも! もし翠星石とでかジュンを選ぶとなったら
絶対翠星石を選ぶですぅ!」
蒼星石 「… わかった 勿論そうするよ」
翠星石 「ほ ほんと?」
蒼星石 「今まで会った人達はみんないつか亡くなって行くけれど
僕と君は永遠に一緒だからね そりゃあ一番に決まってるじゃないか…」
翠星石 「良かったぁ やっと安心したですぅ…」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:13:25.56 ID:uqBVMvni0
- 翠星石が泣きやんだので二人はお茶を飲んだりお菓子を食べたりした
翠星石 「むぐむぐ… おいしいですぅ 蒼星石っ」
蒼星石 「おいしいね 翠星石…」
翠星石 「幸せですぅ!」
蒼星石 「そうだね…」
蒼星石 「ところで僕も一つだけ気になっている事があるんだ」
翠星石 「むぐ?」
蒼星石 「ジュン君の事さ」
翠星石 「むぐぐっ!こほ!こほんこほんっ!」 - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:17:15.03 ID:uqBVMvni0
- 蒼星石 「君ははっきり言ってジュン君の事をどう思っているんだい?」
翠星石 「いきなりシャープな質問ですう…」
蒼星石 「意表をつかれたかい?翠星石」くす
翠星石 「あわててむせちゃったですぅ…」 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:23:00.49 ID:uqBVMvni0
- しかし蒼星石は笑ってはいるものの黙っている
翠星石 (ああう… 黙って答えを待ってるですぅ…)
翠星石 「翠星石は… 翠星石は…
ジュンは何だか… ええと… 頼りにしてるとも違いますし…
その… 何と言うか…」
蒼星石 「彼との出来事は そう 君にとっては重要な事だったんだね わかるよ」
翠星石 「ふゆ…」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:32:53.53 ID:uqBVMvni0
- 蒼星石 「ふふ…答えはいつでもいいさ でも僕は負けないよ
ジュン君にも ネット上で君の事が好きだと言っている人達にもね…」
翠星石 「そ 蒼星石…」
蒼星石 「大きな家もなければ 土地もない
ポケットには少しのお金もないけれど
でも朝を見せてあげるよ 丘の上で…
君に口づけ 七本の水仙をあげよう」
翠星石 「…」ポッ… - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:44:34.32 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「素敵な歌ですね…」
蒼星石 「そうかい? じゃあこっちへおいで
僕のそばに座って? 空気のように近くに
そうして灰色の思い出を分かち合おうね
とりとめのないことを言いながら…
夏の緑の葉っぱは 秋には赤に変わる
そしてやがては枯れてゆく
時のパレードに引っ掛かって 全ては変わると言うこと…
changesという歌だよ」
翠星石はぼーっと蒼星石に寄り掛かった - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:50:00.85 ID:uqBVMvni0
- 蒼星石 「でもね 君がジュン君とイチャついているのを見て
僕がどう思っていたか それが分かるかい?」
翠星石 「い イチャついてるって… そんなんじゃねえですぅ」
蒼星石 「いや そんなんだ それは認めない」
翠星石 「ええー…」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 01:55:13.53 ID:uqBVMvni0
- 蒼星石 「僕はかねがね君とジュン君の関係はどうなっているのだろう?
と思っていたんだよ
君が僕の心配をしていたように 陰ながら僕も君の事を見ていた…」
蒼星石 「この際はっきり言おう 僕はジュン君の事はあまり好きじゃない」
翠星石 「え ど どうしてぇ?」 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 02:04:40.86 ID:uqBVMvni0
- 蒼星石 「どうして… そうだな 彼の女々しいところだ」
翠星石 「そ そうですか? ジュンは確かに縫物が趣味とかですけど…
でもいざとなったらちゃんとしてたですぅ」
蒼星石 「そうじゃない… そんな事じゃないんだ」
翠星石 「ふ ふゆ…」
蒼星石 「例えば彼は大学生のジュン君から僕の指輪を受け継いだ時
同じ僕なんだから一緒みたいなもんだろ?って言ったけれど
随分卑怯な言い方じゃないかい?
ジュン君は多分僕がほしかっただけなんだ
マスターは失ったのにね…
一緒みたいなものじゃないんだよ…」ぐっ…
翠星石 「あう… そ それはそうかもしれないですぅ…」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 02:14:14.50 ID:uqBVMvni0
- 蒼星石 「いや フフ… これはワルツィング・マチルダよりもややっこしいな
ごめんよ この話はやめよう」
翠星石 「?」
蒼星石 「でもジュン君の話だけは良く考えておいて 僕は君の事を見ているだけだけれど…」
翠星石 「は はい… 分かりました…」
蒼星石 「それから真紅とか君とか…その辺があいまいなのもあまり好きじゃないな」ボソボソ
翠星石 「けっこう根に持つタイプですぅ…」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 02:27:33.11 ID:uqBVMvni0
- …
蒼星石 「あれ? そろそろ眠たくなってきたのかい?」
翠星石 「そうですね… 今日はちょっと遅くまでお話しすぎましたぁ…
でもやっぱり蒼星石は落ち着きますし楽しいですう」
蒼星石 「そうかい?それは良かったよ」
翠星石 「また明日もお話しましょうですよ? ね?」
蒼星石 「もちろん いつでも話そう」
翠星石 「じゃあ寝に行くですぅ!」トタトタ - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 02:31:13.98 ID:uqBVMvni0
- …
翠星石 「ねえ 蒼星石」
蒼星石 「なんだい? 翠星石」
翠星石 「ふふ…おやすみなさいですよ」
蒼星石 「お休み…」くす - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 02:42:13.35 ID:uqBVMvni0
- 翠星石 「すぅ… すぅ…」
蒼星石 「… 眠っているね」
蒼星石 「…君のお母さんに君と結婚したいって言ったら まだ若すぎるからってさ
もう君の嘘は聞きたくないよ
土曜日の晩僕は結婚したけれど
その人とは上手く行ってたさ
でも今は別れてしまった
また町をぶらつきだそうね
アイリーン おやすみ おやすみ アイリーン
また夢で会おうね…」
おしまい - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 03:59:42.53 ID:Hm7ELTj20
- おつ
- 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 04:38:19.30 ID:T9t3tqVk0
- 乙
この二人はやはり素晴らしい

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- 水銀燈「就職先が見つからないわぁ……」
- 翠星石「ジュンやめるですぅ…そんなところ舐めるんじゃないです…」
- 真紅「おもちゃは箱を飛び出すのだわ」
- 継木 2013/04/11(木) 22:45:20
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なかなかイイじゃねぇか!
- 2013/04/12(金) 00:04:55
- 2013/04/14(日) 20:39:26
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>>※2
最初のはデイジー・ベル
2001年宇宙の旅でHAL9000が歌った事もある
HALの機械的な所が蒼星石に似ていて面白かったので
他は全て1960年代にアメリカで流行ったブラザーズフォーの曲で
Seven daffodils(七つの水仙)・Changes(木の葉の丘)・Goodnight, Irene(グッドナイトアイリーン)
- 2013/07/19(金) 06:53:09
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原作での後の展開を知ってるから涙なしには見れない
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