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櫻子「花子は橋の下で拾われてきたんだよ、やーいやーい!」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 20:16:10.13 ID:PsgJQF0J0
- 花子「そ、そんなわけないし!うう…櫻子のバカぁ!」グスッ
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 20:26:31.10 ID:0dAlU+WD0
- 撫子「櫻子、あんた外にでな」
櫻子「なんで?」
撫子「いいから」
櫻子「なんでだよー!わけわかんない!」
撫子「んじゃ、これでちょっとアイス買ってきてよ
あんたも自分の好きに買ってきていいから」
櫻子「ほんと!?やたー!じゃあ行ってくる!」 ガチャバタンッ
撫子「」 カチ
・・・
櫻子「ただいまーかってきたy」 ガチャガチャ
櫻子「あれ?ねぇちょっと開けてー!」 ガチャガチャ
櫻子「あけてよー」
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 20:48:09.74 ID:0dAlU+WD0
- 櫻子「あーけーてーー!!」
ガチャ
櫻子「あ、おねーちゃん!なんで閉めるんだよ!」
櫻子「早くしないとアイス溶けちゃうじゃん!」
撫子「」
櫻子「ちょっと邪魔!どいてよおねーちゃん!」
撫子「櫻子、あんた自分が何したかわかってる?」
櫻子「え?アイス買ってきたじゃん?」
撫子「はぁ……」
撫子「わかるまで家に入れないからね」
撫子「外でよく考えな」
バタン
櫻子「…は?」
櫻子「ちょ、ちょっとなんだよ!!」ガチャガチャ
櫻子「なんで鍵しめるんだよ!!あけろよー!」 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 20:51:43.97 ID:0dAlU+WD0
- 櫻子「なんなんだよー!!!」
櫻子「……そうだ!庭から入ればいいじゃん!さすが私!」
櫻子「お姉ちゃんめ、カーテンまでしめて……なんなんだよ!」
櫻子「さぁーてと、はやく部屋ん中でアイス食べながらテレビみよーっと」ガチャ
櫻子「…うーむ、こっちも鍵がかかっていたか」
櫻子「ならばあっちだ!」
櫻子「う、ここも!」
櫻子「こっちも!?」
櫻子「うがー!!!くそぉ!お姉ちゃんめ全部しめたな!!」 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 20:56:56.71 ID:0dAlU+WD0
- 櫻子「チッ、しょうがないから向日葵ん家にいくか」
櫻子「ひーまーわーりーー」
古谷家「…」
櫻子「あれ?」
櫻子「ひーまーわーりーー」ピポピポピポピポピポピポピポピピピピピピポピンポーーーン
櫻子「おかしい……向日葵はともかく楓まで出てこないとは」
櫻子「……あ」
向日葵「というわけで今日は家族で出かけるので
家に来たって私はいませんからね」
櫻子「へーそうなんだー」
向日葵「櫻子、ちゃんと聞いてますの?」
櫻子「うんうん聞いてるよー、で何の話?」
向日葵「あなたってば……まったくハァ」
櫻子「ってなことを今日学校で言っていたような、言っていなかったような」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:03:57.99 ID:0dAlU+WD0
- 櫻子「チッ向日葵のやつ、使えないなー」
櫻子「……家には入れない、向日葵もいない」
櫻子「」
櫻子「そうだ!あかりちゃん!あかりちゃん家に行こう!」
櫻子「あかりちゃんなら、頼めば断らないしきっと家に泊めてくれるよね!」
……
櫻子「あーかーりーちゃーん、遊びにきたよー」
赤座家「…」
櫻子「…あれ?もしかしてあかりちゃんも留守?」
櫻子「…それとももしかして本当に消」 ガサッ
櫻子「ひぃ!……びっくりしたー野良猫かー」 ナーォ
櫻子「ほらほら、こっちおいでーアイスあるぞー あげないけど」 ナーォ ダッ
櫻子「行っちゃた……ふんっ!可愛くない猫!」
櫻子「…暗くなってきたなぁー」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:08:48.68 ID:0dAlU+WD0
- ──────
櫻子「あーもう!!なんで今日に限ってみんな家にいないんだよー!!もー!!」
櫻子「ちなつちゃんもいなかったし、先輩たちも」
櫻子「……そろそろ鍵開けてくれたかな」
櫻子「お姉ちゃん馬鹿だし、もう忘れてるよね!」
櫻子「あ!電気ついてる!!くふふふ、さては私が帰ってくるのを待っていたな!」
櫻子「よし、んじゃ帰ってやるか!」
櫻子「たっだいm」 ガチャガチャ
櫻子「」
櫻子「……~っ」
櫻子「」ジワ - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:16:34.93 ID:0dAlU+WD0
- 撫子「……花子、どうした?」
花子「……外」
撫子「あんなこという奴はほっとけ」
花子「……で、でも外真っ暗だし」
撫子「いいんだよ、反省するまで絶対家にいれないんだから」
花子「ず、ずっと?」
撫子「当たり前だ」
花子「」 - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:24:18.05 ID:0dAlU+WD0
- 10年後
花子「それじゃあ行ってくるし!」
撫子「うん、行ってらっしゃい」
ガチャ
花子「……ぁ」
櫻子「………」
花子「……っ」プイッ
櫻子「………はな、こ?」
櫻子「………アハ、はなこ、ひさしぶり、だ、だね、えへへ」
花子「……(臭い)」
櫻子「お、覚えている……よね、私、こ、こんな格好だけど、えっと、お姉ちゃん、だよ」
花子「……あっち」
櫻子「?」
花子「あっち行けだし!!!近寄るなし!!!!」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:25:28.46 ID:yLPbpAcT0
- は?
- 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:25:59.68 ID:j6g6yTk30
- おいこれは穏やかじゃないぞ
- 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:28:40.57 ID:0dAlU+WD0
- 櫻子「え、……え?」
櫻子「わ、忘れちゃった…の?わ、私だよ!!櫻子だよ!!!」
花子「やめろし!!!離れろだし!!」
花子「そ、そうだ!警察!警察呼ぶし!!」
櫻子「ぁ、や、やめ、警察は、……や、ゃ」
花子「」 ダッ
櫻子「は、花子ぉー!!ま、まって、まってええぇぇ!!」
櫻子「わ、私が悪かったからぁ!!悪かったからぁぁ!!!うわぁぁぁんあぁぁんびえぇぇぇん」
花子「やめろし!!泣くなし!!!!」
花子「うるさいし!!うるさいし!!!うるさいし!!!」
花子「うるさぁぁあああああああああああい!!!!」 - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:33:19.43 ID:0dAlU+WD0
- 花子「……はれ?」
撫子「ちょ、大丈夫?花子?」
撫子「うなされてたと思ったら、急に寝言ですごい叫んでたけど」
花子「……え?」
撫子「あんた風呂で寝ちゃってたんだよ?覚えてる?」
花子「……夢…だし?」
撫子「夢?悪い夢でも見てたの?」
花子「櫻子!!ね、ねぇお姉ちゃん、櫻子は!?」
撫子「あいつは……」
花子「」ダッ
撫子「ちょ、花子!」 - 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:36:50.90 ID:0dAlU+WD0
- ガチャ
花子「…あ、あれ?櫻子、いない……し」
撫子「ちょっとどうしたの?あんた」
花子「櫻子いないし!!どうしよ!お姉ちゃん、アイツ馬鹿だからきっと川に落ちて溺れたんだ!!」
花子「どうしよ!どうしよお姉ちゃん!櫻子死んじゃったし!死んじゃったんだし!!!」
花子「うあぁぁぁんあぁぁぁん」
撫子「ちょ、ちょっと落ち着きなって花子!」
櫻子「もぉーうるさいなぁー何してんのー?」
花子「うわぁぁぁん、櫻子が馬鹿だから死んじゃったんだしー!!」
櫻子「え!?私死んじゃったの!?」
櫻子「うそ!?え!?マジ!?ど、どどどどどうしよう!!!」
撫子「落ち着け馬鹿ども」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:45:59.19 ID:0dAlU+WD0
- 花子「え、…あれ?な、なんで櫻子が家から出てくるし?」
撫子「…ん、あぁ、その」
櫻子「あぁ、私が玄関先で泣いてたら、隣のおばちゃんが出てきてさー」
櫻子「一緒に頼んでくれてお姉ちゃんに入れてもらった」
櫻子「んで、外寒かったから風呂入ってた」
撫子「本当は反省するまで締め出すつもりだったのんだけどな」
櫻子「またまたー冗談キツイんだから」
撫子(本気だけどな)
撫子「ほら、櫻子」
櫻子「……あ、あぁーそのーえっとーうーんとー」
櫻子「…………………………………………………………………ゴメン」
撫子「それだけか?」
櫻子「あぁもう!わかったよ!私が買ってきたアイスやるから!!これでいいんだろ!!」
撫子「そうじゃないだろ」
花子「……プ」 - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:53:19.18 ID:0dAlU+WD0
- 櫻子「あの時、変なこと言ってごめんなさい!!」
花子「プクク」
櫻子「あ、あぁ!花子のやつ、笑いやがった!!!」
花子「………しょうがないから、許してやるし」
櫻子「いや許さん!お前が許しても私が許さん!!!」
花子「は?むしろ櫻子は、外で暮らさずに済んでお礼をいうべきだし!!」
櫻子「なんだそりゃ!!わけわからん!!!」
撫子「はいはい、んじゃ仲直りもできたことだしアイス食べよう」
花子「え!?アイスだし?」
櫻子「やったー!アイスだー!」
撫子「は?あんた、さっき花子にアイスやるっていったじゃん」
櫻子「ぐぐぐぐぐやだー!やっぱ私も食べるぅー!!!」ダッ
花子「ちょ、櫻子!先に取るなし!それは花子のだし!!!」
撫子「ほんとめんどくさい妹達だな」
おわり - 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:54:59.60 ID:NOH3u5rx0
- おつ
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 21:59:17.51 ID:NI+Q9gSp0
- 仲良くケンカしな 乙
- 38 : 忍法帖【Lv=10,xxxPT】(1+0:15) 2013/04/11(木) 22:08:31.66 ID:KDcmfKMc0
- 乙!

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