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P「やよいがうっうーしか言わなくなった」

1 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:02:36.86 ID:wK3E8HPS0
【諸注意】
・アイマスのSSです。
・一部キャラに違和感があるかもしれません。


2 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:03:27.70 ID:wK3E8HPSo
P「……どういうことだ……」

春香「プロデューサーさん、何落ち込んでるんですか?」

P「やよいが…… やよいが……」

P「うっうーしか言わなくなった……」




3 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:04:03.89 ID:wK3E8HPSo
春香「へ?」

ガチャ

やよい「うっうー!」

春香「あ、おはようやよいちゃん。プロデューサーさんったら、やよいちゃんがね……」

やよい「うっうー?」

春香「挨拶はもういいんだよ?」

やよい「うっうー」

春香「…………」

やよい「うっうー……」

春香「やよいちゃんがうっうーしか言わなくなった!」


4 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:04:33.52 ID:wK3E8HPSo
P「だから言ったろ……」

春香「はい……」

P「どうしたんだ、やよい? なにか俺たちと話したくない理由でもあるのか?」

やよい「うっうー……」フルフル

P「首を振ってるってことは違うのか……」

やよい「うっうー」コクン

春香「もしかして、うっうー以外喋れないの?」

やよい「うっうー」フルフル

春香「他に喋れる言葉があるのね?

やよい「うっうー」コクン

P「喋ってみてくれないか?」


5 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:05:09.30 ID:wK3E8HPSo
やよい「……はい、たーっち!」

P「おお……」

春香「やよいちゃん。それ、『はい』って返事はできるんじゃないの?」

やよい「はい!たーっち!」フルフル

春香「なるほど、区切れないのね……」

P「難儀な……」


6 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:06:02.04 ID:wK3E8HPSo
春香「他には? 他にはあるの?」

やよい「……うっうー」コクン

P「なんだかさっきまでより躊躇いがちだな」

春香「言いにくい言葉なんですかね……?」

P「やよい。俺たちは笑ったりしない。
  少しでも今できるコミュニケーションの手段を増やすために、
  言ってみてくれないか?」

やよい「……うっうー」コクン


7 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:06:37.13 ID:wK3E8HPSo
春香(どんな言葉なのかな……)

P(卑猥な言葉だったらどうしよう……
 天使なやよいからそんな言葉……)

やよい「……もやし」

春香・P「ブフォッ」


8 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:07:06.71 ID:wK3E8HPSo
やよい「うっうー!!!」ムスッ

春香「ごごごごごごごめんね! やよいちゃん!!
   わざとじゃなくて、いきなりだったから……」

P「そうだぞ、やよい。俺たちは真剣にやよいの心配をして……」

やよい「もやし」

春香・P「ブフーッ!!」

やよい「うっうー……」シュン

P「ち、違うんだやよい……」ガクッ

春香「わざとじゃ、わざとじゃないのよ……」ガクッ


9 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:07:38.73 ID:wK3E8HPSo
やよい「うっうー」ナデナデ

P「許して、くれるのか……?」

春香「やよいちゃん……」

やよい「うっうー……」シュン

やよい「うっうー」フルフル

やよい「うっうー!」ニコッ


10 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:08:46.62 ID:wK3E8HPSo
P「なんだか、やよいが、
  『笑われたのは悲しいけど、プロデューサーさんたちが、
   本気で笑ったんじゃないのはわかります。元気出してください!』って言ってるみたいだ……」

やよい「うっうー……!」

春香「当てられてビックリ、みたいですね。さすがプロデューサーさん」

P「伊達にやよいを見てねぇぜ!」

やよい「うっうー?」

春香「やよいちゃん、元ネタわかんないみたいですよ」

P「ジェネレーションギャップか……」

春香「そんな、私とやよいちゃんの世代が違うみたいじゃないですか!」

P「え?」

春香「え?」


11 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:09:16.79 ID:wK3E8HPSo
――・・・

P「でだ」

春香「はい」

やよい「うっうー」

P「原因はなんだと思う?」

春香「うーん、日本語を忘れた……」

やよい「うっうー……」

春香「……わけじゃなさそうですね」

P「だな」


12 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:09:46.10 ID:wK3E8HPSo
春香「うーん、さっぱりですね。
   プロデューサーさんは何か思いついてないんです?」

P「俺が思いついたのは二つ」

やよい「うっうー!」


13 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:10:57.97 ID:wK3E8HPSo
P「一つは……夢オチ」

春香「は?」

P「つまり、これは誰かが見てる夢だったんだよ!」

春香「な、なんだってー!!」

やよい「うっうー!!」

春香「と、驚いてみたものの。そんなわけないじゃないですか」

P「だよなぁ」

春香「もう一つは?」


14 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:12:16.88 ID:wK3E8HPSo
P「心の奥底で、やよいが喋りたくないって思ってた、とかかな」

やよい「うっうー」フルフル

春香「違うみたいですよ?」

P「やよいの知らない、心の奥の奥なんだよ…… きっとな」

やよい「うっうー……!」

P「だからきっと、俺たちとも……」


15 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:12:53.83 ID:wK3E8HPSo
やよい「うっうー……」ポロポロ

春香「や、やよいちゃん!? 泣かないで!」

P「ご、ごめんな! そんなことないよな!
  やよいはみんなと話すの大好きだよな?」

やよい「……うっうー」

P「そうだよな! 話したくないわけないもんな! 勘違い!勘違い!」

やよい「……うっうー」ムスッ

P「ご、ごめんなぁ」


16 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:13:31.73 ID:wK3E8HPSo
やよい「うっうー」

春香「もう、プロデューサーさんったら、イジワルなんだから、ねー?」

やよい「うっうー!」フルフル

春香「やよいちゃん優しいなぁ」

P「誰かさんと違ってな」

春香「のヮの」

P「しかし、なんなんだろうな」

春香「さっぱりですね」


17 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:14:00.20 ID:wK3E8HPSo
P「こういうときは専門家に聞くべきだよな」

春香「専門家ですか?」

やよい「うっうー?」

P「そうそ。どこしまったかなー…… お、あったあった」


18 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:14:55.31 ID:wK3E8HPSo
春香「月清のラーメンカップですね。それがどうかしたんですか?」

P「1、表面のラップをはがします」

やよい「うっうー?」

P「2、ラーメンを開けて、沸騰したお湯を注ぎます」

春香「ふんふん」

P「3、なるべく意識を離します」

やよい「うっうー……?」

P「貴音ー?」

貴音「はっ!? あなた様…… 私を謀りましたね……?」

春香「た、貴音さん。いつの間に割り箸持ってラーメン開けてるの……」

貴音「……ふふ、乙女には秘密があるのです」

P「ま、報酬先払いってことで、食べていいぞ」

貴音「ありがたく頂かせていただきますね……」


19 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:15:39.74 ID:wK3E8HPSo
――・・・

貴音「美味でした…… 本物とは違いますが、
   やはりらぁめんには違いありませんね」

春香「貴音さん、食べるの早っ……」

やよい「うっうー」

P「その間、わずか2秒である……」

貴音「それでは、らぁめんも頂きましたし、私はこれで……」

P「待て待て。そこで帰ったら単にカップめん食いに来ただけだろうが」

貴音「あめりかんじょぉくというものです」

春香「アメリカン……?」


20 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:16:11.24 ID:wK3E8HPSo
貴音「それで、わざわざ私を呼ぶとは……やよいの件でしょうか?」

P「まだ何も話してないのに、よくわかるな」

貴音「私ですから」

P「納得できるのが悲しい」

やよい「うっうー」

春香「何かわかるかな?」


21 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:18:27.39 ID:wK3E8HPSo
貴音「すみません、お力になれず……」

P「いや、気にするな。ありがとう、貴音」ポンポン

貴音「は、はい……」

春香(頭ポンポンいいなぁ……)


23 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:18:55.59 ID:wK3E8HPSo
P「しかし……」

やよい「うっうー?」

P「いつからこうなったのか、やよいは心当たりあるか?」

やよい「うっうー」コクン

春香「朝は普通に喋れてたよね?」

やよい「うっうー」コクン

貴音「となると、それ以降になりますね……」


24 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:20:37.02 ID:wK3E8HPSo
P「たしか、やよいが珍しく眠そうにしてたから、その時に昼寝勧めて……」

春香「その後から……ですかね?」

やよい「うっうー」コクン

P「なるほどな…… 昼寝以降か……」

貴音「しかし、私も先ほどらぁめんに起こされるまでは
   こちらで休んでいましたから……」

P「昼寝自体が原因ではない、と」

春香(貴音さん寝てたんだ……)


25 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:21:29.72 ID:wK3E8HPSo
P「原因がまったくわからないな……」

春香「困りましたね……」

やよい「うっうー」シュン

貴音「やよい、落ち込んではなりません。
   この二人はあなたの事が大切だから、思い悩んでくれているのです。
   感謝こそすれ、落胆してはいけませんよ」

やよい「うっうー!」コクン

P(貴音が良いこと言ってる……)


26 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:22:27.89 ID:wK3E8HPSo
春香「……困りましたね」

P「ああ…… もうこんな時間になっちゃったしなぁ……」

春香「あ、いけない。私、この後……」

P「予定があるのか?」

春香「はい、うーん……」

やよい「うっうー」

貴音「春香…… やよいは気にせず行ってほしいと言っています……」

やよい「うっうー」コクン

春香「でも……」

P「大丈夫、あとは俺と貴音に任せてくれ」

春香「……はい、わかりました」


27 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:23:08.05 ID:wK3E8HPSo
やよい「うっうー」

春香「貴音さん、後は任せたよ?」

貴音「ええ、私達がなんとしても解決してみせますよ」

春香「すみません、プロデューサーさん、私はこれで」

P「ああ、また明日な」

春香「はい、お疲れ様です!」

ガチャ バタン カンカンカン……

P「さて、どうしたものか……」

貴音「はて……」


28 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:23:40.37 ID:wK3E8HPSo
P「昼からこうなんだったよな?」

やよい「うっうー」コクン

P「だとしたら、ご家族も知らないんだろ?」

やよい「うっうー……」コクン

P「今日このまま帰らせるわけにいかないよな……」

貴音「やよいのご家族が困ってしまいますものね……」

やよい「うっうー……」

P「う~ん……」


29 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:24:32.15 ID:wK3E8HPSo
ガチャ

伊織「話は聞かせてもらったわ!!」

P「伊織!?」

伊織「こういうときこそ、このスーパーアイドル
   伊織ちゃんにお任せ☆ にひひっ」

やよい「うっうー?」

伊織「私の家なら、少しくらい客室が余ってるから、
   一晩くらい泊まってもいいのよ?」

やよい「うっうー……」


30 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:25:01.29 ID:wK3E8HPSo
貴音「やよい、伊織もああ言ってくれていることですし、
   今日は伊織のところへ行った方がよろしいかと」

やよい「……うっうー」

P「やよいの家には、俺から連絡しておくよ」

伊織「今日くらい甘えちゃいなさいよ。私は歓迎するわよ?」

やよい「……うっうー」コクン

貴音「伊織、後は頼みましたよ……?」

伊織「まっかせなさい!」


31 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:25:48.64 ID:wK3E8HPSo
――・・・

765プロ 翌日

P「さて…… やよいはどうなったか……」

ガチャ

伊織「おっはよー!」

やよい「うっうー!」

P「昨日のままか……」


32 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:28:59.82 ID:wK3E8HPSo
伊織「なーんてね!」

やよい「おはようございます、プロデューサーさん!」

P「おおおお!!!!」

やよい「一晩寝たら、喋れるようになりました!」

P「やよい! 良かったな!」

やよい「はい!」

P「良かったぁ……」


33 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:29:52.91 ID:wK3E8HPSo
やよい「それじゃあ、私、事務所の掃除しますね!」

P「あ、ああ……」

P(喋れるようになった途端にこれとは、なんという天使)

伊織(ちょっとちょっと)

P(伊織が手招きしてる……)


34 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:30:42.94 ID:wK3E8HPSo
P「なんだ?」

伊織「昨日、やよいが寝た後に検査してみたんだけど……」

P「検査?」

伊織「ええ。どうやら、やよいがうっうーしか言えなくなったのは
   病気だったみたいなのよ」

P「……なんだそれ」


35 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:31:16.73 ID:wK3E8HPSo
伊織「私だって信じらんないわよ。
   水瀬家お抱えの医者が言ってたんだから、仕方ないでしょ?」

P「……それで、何か対策でもしたのか?」

伊織「いいえ。そこまではわかったんだけどね、対策はしてないのよ」

P「ってことは……自然治癒か」

伊織「そういうこと。一晩ゆっくり休んでよくなったみたいね」

P「良かった…… 再発の恐れはあるのか?」

伊織「一度かかったら二度とかからないらしいわ。ただ……」

P「ただ?」

伊織「その病気は『13歳から21歳までの女性にかかりやすい』らしいの」

P「……え?」


36 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:31:49.16 ID:wK3E8HPSo
ガチャ

春香「ヴァイ!」

千早「くっ」

美希「あふぅ」

あずさ「あらあら~」

真「まっこまっこりーん☆」

P・伊織「ダウト!」

真「ええ!?」

おわり


37 : ◆1XmUjZEhOuLV 2013/03/04(月) 20:34:43.94 ID:wK3E8HPSo
川島さんが「わかるわ」しか言わなくなった とか想像したけど、
よく考えたら平常運転だったorz


38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/04(月) 20:34:53.58 ID:s+kkE7niO
真wwwwww

乙ー


52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/03/05(火) 10:52:42.93 ID:wZBR66jqo
乙、「もやし」はずるいw


元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362394956/


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 「アイマス」カテゴリの記事


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  1. 2013/04/28(日) 23:59:52

    やよい・・・ちゃん?


  2. 2013/04/29(月) 01:12:28

    Master Specialの春香&やよいのCDを買いなさい
    あとドラマCDのEternal Prismの2番目かな、キレるやよいが新鮮だから聴いときなさい
    たぶん>>1は美希と伊織が同じ年だとか春香千早と雪歩真は学年違いだとか知らなさそうだから
    まあ箱丸買いなさい


  3. 2013/04/29(月) 17:02:52

    伊達にあの世は見てねぇぜ! by幽遊白書

    ジェネレーションギャップというより、高槻家の経済状況じゃ漫画なんて・・・


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