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ζ*'ヮ')ζ「甘え」
- 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:29:42.62 ID:WwfRyQ4A0
- P「最近甘え過ぎじゃないか?」
やよい「え?」
P「もう少し自立心を持ってもらわないと困る」
やよい「じ、り?」
P「えーと、自分のことは自分でやるよっていう気持ち」
やよい「足りてませんでしたか? すみません……」
P「いや、責めてるってわけじゃないんだけど」
やよい「はい」
P「でもやよいも思い当たる節があるだろ?」
やよい「うーん……?」
P「ないか」
やよい「はい!」
P「やよいの返事は元気だなぁ」
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:32:59.95 ID:WwfRyQ4A0
- P「例えば、そう。俺が高槻家の洗濯をするのはおかしくないか?」
やよい「私が忙しくて困ってるって言ったらプロデューサーから任せろって言い出したんですよ?」
P「それはそうだけどいつも忙しいわけじゃないだろ?」
やよい「お仕事は増えてます」
P「……」
やよい「……」
P「それはそれとして」
やよい「はい!」
P「高槻家の掃除を俺がやるのはどう考えてもおかしい」
やよい「それもプロデューサーから」
P「……そうだっけ?」
やよい「はい!」
P「……」
やよい「……」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:37:33.56 ID:WwfRyQ4A0
- P「やよい、料理得意だよな?」
やよい「得意って言えるほどじゃないですよー」
P「いや、上手いと思う。胸を張って得意と言ってもいい」
やよい「えへへー」
P「なのになぜ俺が高槻家の料理を作るのか」
やよい「プロデューサーのご飯、長介達に評判いいんですよ?」
P「唐揚げとかチャーハンとか、油っこいのばっかりだぞ?」
やよい「男の子ってそういうの好きですから」
P「でも栄養のバランスが悪い」
やよい「だからプロデューサーはいつも野菜炒めも一緒に作って帰るんですね」
P「栄養の話はいい、なぜ俺が作っているのか」
やよい「それも確かプロデューサーが」
P「言ってた?」
やよい「はい!」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:40:57.44 ID:WwfRyQ4A0
- P「……」
やよい「……」
P「やよい」
やよい「はい!」
P「今更やめるとかは」
やよい「連続ドラマの撮影、今クールは五本くらい入ってたと思うんですけど」
P「ダメ?」
やよい「私、記憶力が悪いから時間をかけないと台詞覚えられません……」
P「……」
やよい「うぅ、すみません」
P「いや、やよいは悪くない」
やよい「そうなんですか?」
P「……多分」
やよい「はい!」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:44:52.75 ID:WwfRyQ4A0
- P「じゃああれだ、現場への送り迎え。あれは甘えてるだろう」
やよい「え?」
P「毎回車を出すのも結構大変で」
やよい「えっと、それはプロデューサーの元々の仕事かなーって」
P「え?」
やよい「え?」
P「……」
やよい「はい」
P「ごめん、今ちょっとどうかしてた」
やよい「はい!」
P「そこは元気に返事されると困る」
やよい「はい」 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:47:56.05 ID:WwfRyQ4A0
- P「でも俺も最近は忙しい」
やよい「お疲れ様ですー」
P「ありがとう、そこでだ」
やよい「はい?」
P「かすみちゃん達に家事を手伝ってもらうのはどうだろう」
やよい「かすみ達に迷惑はかけられません!」
P「いやでも」
やよい「うち、大家族だから私が小さい頃は遊ぶ暇なんてなかったんです」
P「……」
やよい「だから外にも遊びに行けなくて、暇な時に一人でちょっとずつオセロするぐらいで」
P「あー」
やよい「かすみ達にはあんな思いして欲しくないです……」
P「ごめんな」
やよい「いえ、大丈夫です!」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:54:26.40 ID:WwfRyQ4A0
- P「とはいえ出社前に高槻家に寄って朝ご飯と洗濯して、昼休みにまた寄って洗濯物取り込んで掃除して」
やよい「あぅ」
P「帰りに高槻家で料理作ってから自分の家帰って、次の日の準備して……これじゃ身体がもたない」
やよい「うっうー! 良い方法を思いつきました!」
P「?」
やよい「プロデューサーのお家をもっと事務所に近いところに移せばいいんです!」
P「やよいは賢いなぁ」
やよい「えへへ」
P「でも家はあそこじゃないと高くて払えない」
やよい「うぅ……でもでも、家賃のかからない場所もあるんです」
P「さすがに事務所で寝泊まりは社長に怒られるよ」
やよい「そうじゃなくてー」
P「?」
やよい「あの、うちは掃除すれば一部屋ぐらい余裕作れるかなーって!」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 13:58:25.30 ID:WwfRyQ4A0
- P「いやいや、アイドルの家に出入りしてる今でも結構危ない橋渡ってるんだぞ?」
やよい「私の家の近くに川はありませんよ?」
P「えーと、いつマスコミに好き放題書かれるか怖い思いしてるってこと」
やよい「大丈夫だと思いますけど」
P「大丈夫じゃないと思う」
やよい「じゃあ見つかってもいいようになれば……」
P「どゆこと?」
やよい「あの、家族になれば出入りしてもおかしく思われないかなーって!」
P「か、家族!」
やよい「はい!」
P「やよい!」
やよい「はい!」
P「さてはお前も忙しさでおかしくなってるな?」
やよい「はい!」 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 14:05:20.52 ID:WwfRyQ4A0
- P「じゃあそういうわけで三日後から一週間オフだから」
やよい「そんなに休んじゃって大丈夫なんですか? お給金が減ると家族が……」
P「あー大丈夫、その辺は心配いらないから」
やよい「そうなんですか?」
P「うん、じゃあひとまず目の前の三日間をやっつけようか」
やよい「はい!」
その後Pは一週間かけてかすみ達に家事を教えました。
やよいとP、そこにかすみ、長介、浩太郎の三人を加えてローテーションで家事を行うことにしました。
やよいが忙しそうにしているのを心苦しく思っていたかすみ達は喜んで手伝うと言ってくれました。
そうしてやよいとPの忙しさは減りましたが、この時の一週間がきっかけで結局お付き合いを始めることになりました。
人間万事塞翁が馬、何がどう転ぶか分かりませんね。
二人とも、お幸せに。
おしまい - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 14:16:25.86 ID:uDZKUL+N0
- 乙
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/24(水) 14:19:10.63 ID:aWT95Unu0
- 乙
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