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トオル「おや?」るん「ナギちゃんの」ユー子「ようすが…」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:16:09.67 ID:3b0862i70
- ナギ「う、ん…朝か…」
「めがねどこだ……」
(あ~ねむ…なんで学校ってこんな早く始まるんだ…)
(もうちょっと余裕持たせれば遅刻とか誰も気にしなくてすむじゃん…)
(はぁ…髪縛ろ…)
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:19:45.40 ID:3b0862i70
- ナギ「あれ」
(そういや髪留め新しいのにしたんだっけ…)
(かわいくてつい買っちゃったけど、付けるのは自分だっていう事忘れてたよ…)
(ユー子達に色々言われそうだなぁ…ものっすごい笑顔で『むっちゃかわええや~ん♪』つってな…)
(なんて…考えすぎか)
「ふあ~ぁ…」
(っかしめちゃくちゃ眠いな……ちょっと目を瞑ったら二度寝しかねん……)ポケー - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:23:26.08 ID:3b0862i70
- ナギ「おはよー父さん」
ナギ父「おう、おはよう渚。今日もかわうおおぉお!!?」
ナギ「えっ何何!?」
ナギ父「渚あああ!!そういうのも!そういうのもいいぞおおおおお!!」
ナギ「ちょ、ちょっと」
ナギ父「わが生涯に一片の悔いなああああああし!!」ブシュウ
ナギ「ええーーーー!!?」
ナギ兄「どうした?」
ナギ「いや…父さんが鼻血噴いて倒れた」 - 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:26:34.92 ID:3b0862i70
- ナギ兄「全く何やって…って」
ナギ「?どうしたのお兄ちゃん」
ナギ兄「あーいや、その…それ、似合ってるぞ」
ナギ「髪留め?あ、ありがと…」
ナギ兄「あぁ、髪留めっていうか」
ナギ「ってやば、時間!いってきます!」ダッ
ナギ兄「…あー」
ナギ兄「…なんて言ったっけな……あの髪型」
ナギ父「」チーン - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:31:51.53 ID:3b0862i70
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るん「百木流かくれんぼ!っていうのはどうかなぁ」
トオル「あはは、るんちゃんはすぐ見つかっちゃいそう」
ナギ(お…)
ナギ「おーいっ」
るん「あ!ナギちゃんおは…」
トオル「おお…」
ナギ「うん?どうした?」
るん(な、ナギちゃんが…)
トオル(ツインテールにしてる…!?) - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:35:59.81 ID:3b0862i70
- トオル「ナギ、それ…」
ナギ「ああ、髪留めか?新しいのにしたんだけど分かるもんなんだなー」
トオル「…(これは)」
るん「ていうかていうか!ナギちゃんツイ」
トオル「!るんちゃんちょっと!」グイ
るん「わっ!どうしたのトオル?」
トオル(ナギ、多分ねぼけて…)ボソ
るん(うん…)
トオル(指摘したら絶対直しちゃうから…ここはひとつ…)
るん(なるほど…)
ナギ「……?」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:39:34.18 ID:3b0862i70
- ナギ「どうかしたかー?」
トオル「ううん、なんでも。ナギ、似合ってるよその髪留め」
るん「うんうん、すごくかわいらしいよー髪留め!」
ナギ「ん…あんまり言われると恥ずかしいからやめろよ…」
トオル「ほーんと似合ってるよ、髪留め…」フフ
ナギ(?なんか引っかかるな…) - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:45:07.77 ID:3b0862i70
- るん「ユー子ちゃんおはようー」
ユー子「あ!みんなおはよぉ~」
ナギ「おう、おはよーユー子」
ユー子「あれ!?ナギ!?」
ナギ「うぉ」
ユー子「えーちょっとナギそれどしたん!?むっちゃかわええやんかぁ!!」
ナギ(想像通りかよ…)
トオル「ユー子、ちょっと」チョイチョイ
ユー子「うん?」 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:48:47.18 ID:3b0862i70
- トオル(実は、かくかくしかじか…)
ユー子(あー…なるほどなぁ…で、でもそれナギ怒るんちゃう…?)
トオル(いいからいいから。貴重な時間を少しでも大事にしたいんだよ)
ユー子(う…ま、まぁこんなにかわいいナギ少しでも長く見てたいかも…)
ナギ「おーい、さっきからどうしたんだ?」
ユー子「やや、なんでもないで!?」
るん「あ!ナギちゃん写メ撮ってあげるね!」パシャ
ナギ「わっ、なんなんだよもう…」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:53:31.24 ID:3b0862i70
- ナギ「でさぁ、親父が鼻血出して大変で…」ガララ
ざわっ…
ナギ「…う!?」
(なんなんだ、教室入った途端みんなこっち見て…)
(やっぱあれか?髪留めなのか!?)
(こりゃあれか、この髪留めには何か魔法が掛かってて…)
(って何考えてんだ私は…)
(あ!ああそうかユー子!私じゃなくてユー子見てんだな!)
(やっぱそうだよな!ユー子って美人だもんな、あっはは…)
ユー子(ナギがなんやおもしろい事になっとる……) - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 00:57:26.69 ID:3b0862i70
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休み時間
ナギ「……」
ナギ「~~~…」ペラ
ナギ(くそ…男子の視線が気になって読書に集中できん…)
ナギ「…ええいっ」ガタ
ユー子「あれ?どしたんナギ」
ナギ「トイレ」スタスタ
ユー子「あ、うん…」
トオル(これは…まずいかも) - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:01:59.91 ID:3b0862i70
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ナギ「ったく…」
ナギ「なんだってんだどいつもこいつも…」
ナギ(たかが髪留めでどうしてこんな…)
ナギ(…ん゛!?)
鏡 \ よう /
ナギ「なっ、なななななななっ…」
ナギ「なんじゃこりゃああああ~~~~っっっ!!!??」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:07:24.82 ID:3b0862i70
- ぬうううぅぅうおおおおおおおおお……
トオル「あ、戻って来た」
ナギ「おっお前らなぁっ!!」ガラッ
るん「あ~いつものに戻してるぅ~」
ナギ「戻してるじゃねえよ!なんで誰も教えてくれなかったんだよお!!」
るん「だってナギちゃんすっごくかわいんだもーん」
ユー子「そーやー、びっくりするほどかわいかったで♪」
トオル「かわいいかわいい」
ナギ「うるせー!知るかそんなもん!トオルなんて棒じゃねえか!!」 - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:11:23.42 ID:3b0862i70
- ナギ「寝ぼけてツインテにしたまま今の今まで…なんでこんな辱めを受けなきゃならないんだ…」
ユー子「ま、まあまあナギ」
ナギ「褒められてるのは髪留めだとばかり勘違いして…バカみたいじゃんか…」
ナギ「ちくしょうっ…お前らなんて…」クルッ
るん・トオル・ユー子「?」
ナギ「お前らなんて友達じゃない…」グスン
るん・トオル・ユー子(そこまで!!?)ガーン - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:14:44.82 ID:3b0862i70
- るん「ナギちゃんっ」ギュ
ナギ「ぐぉっ」
るん「ごめんねナギちゃん!悪気があったわけじゃなくて、でもほんとにかわいいからつい…」
るん「でもでもナギちゃんこんなに怒っちゃうなんて思ってなくてぇ…」グス
ナギ「ってオイるん!?」 - 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:18:44.61 ID:3b0862i70
- るん「うええぇ~っごめんねごめんねナギじゃあぁ~~ん…」
ナギ「なっ、な、なんでお前が泣くんだよぉ!?」
るん「だっでナギじゃん怖ぐでぇ~っ…」
ナギ「だ~っもう!わかったわかったよ!怒ってないから!」
るん「ほんとぉ…?」
ナギ「ほんとほんと!」
るん「よかったぁ~!ごめんねナギちゃあぁ~ん!」ギュウゥゥ
ナギ「おふっ…ちょ、るん苦し」
ユー子「ごめんなぁナギぃ~~っ」ダキッ
トオル「ごめんなぎ~」ペト
ナギ「おっお前らも便乗すんな!えぇい、離れろ!」
るん・トオル・ユー子「ナギ(ちゃん)~~~~~~~~~♪♪」
ナギ「はーなーれーろおおおぉぉぉ……」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:24:32.04 ID:3b0862i70
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ナギ「…疲れた……」ゲッソリ
ユー子「でもナギ、ツインテほんま似合ってたでぇ」
ナギ「だからもういいって…」
トオル「またねぼけてくればいいのに」ボソ
ナギ「聞こえたぞトオル…」
ナギ「…あぁそうだ…るん」
0ヮ0 「?」
ナギ「お前写メ消しとけよ」
Σ0ヮ0; 「」ギクリ - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:34:01.14 ID:3b0862i70
- るん「え~なんでなんで!?消しちゃうなんてもったいないよぉ」
ナギ「うるせぇ!あんな恥ずかしいもん残されてたまるかってんだよ!」
ユー子「まあまあええやないのナギぃ」
ナギ「あん!?」
ユー子「こんなハプニングも大切な思い出の1ページなんやから…」キラキラ
ナギ「ユー子……」
ナギ「…って強引にいい話に持ってこうとしてるけど絶対にダメだからな」
るん「え~」
ユー子「あ、やっぱダメやった?」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:37:39.26 ID:3b0862i70
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夜
ナギ「まったく…今日は散々な目にあった…」
ナギ「朝出る前にちょっとでも確認しとけばなあ…」
ナギ「っとにあいつらと来たら…」
ナギ(……)
るん『似合ってるよ~』
ユー子『かわいいでぇ♪』
トオル『かわいいかわいい』
ナギ「~~~~~っっっ//////」 - 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:39:55.11 ID:3b0862i70
- ふぬうううううぅぅぅぁぁぁぁぁ……
ナギ兄(渚が枕で頭覆って足をバタバタさせている……)
おしまい - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:40:52.42 ID:3b0862i70
- ナギかわいいよナギって言いたかっただけ感がやばい
おそまつさまでやんした - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:43:39.49 ID:5Xi4XJtB0
- 乙 面白かった
- 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:50:49.22 ID:3b0862i70
- あ~ナギの兄ちゃんになりたい…
- 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 01:53:33.86 ID:VfrCdCAC0
- 乙!

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