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黒夜「新約だってさ……」シルバークロース「そうか」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/08(水) 23:55:56.19 ID:/w4EwnXT0
立ったら書く
完全即興垂れ流しのオナニー
新約知らない人バイバイ、そもそも禁書の名前がタイトルに出てなかったわ


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/08(水) 23:59:23.96 ID:/w4EwnXT0
黒夜「ずびび……」

シルクロ「風邪か」

黒夜「ちげぇよ」

シルクロ「風邪の時いつもお前はそう言うだろう」

黒夜「うるせぇよ、仕事行くぞ」

シルクロ「いいから熱測れ」

黒夜「うるせぇ」

シルクロ「……顔真っ赤だろう。病人は病人らしくパジャマでも着ていろ」

黒夜「だー!!病人扱いするんじゃねェ!!」

シルクロ「暴れるんじゃない、いいから」

黒夜「……」

シルクロ「明日の仕事のほうが大事だろう」

黒夜「仕事は言われたら引き受けるンだよ」

シルクロ「仕事熱心なのは評価するが、無理して倒れても困る」

黒夜「クソ……」




4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:01:53.60 ID:ew9w+y8J0
黒夜「……一人で暇になっちまった」

黒夜「イルカ」

黒夜「おお、ひんやりしてる」

黒夜「ひんやり仕様のイルカ……」

黒夜「? あれ?こんなの持ってたか?」

黒夜「まぁいいか、考えるのだりぃ」

~♪

黒夜「……ん?」

黒夜「なんだメールか」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:03:38.41 ID:ew9w+y8J0
┌────────―────────────────┐
□どこよりも早い! 8月の新刊予定(2011年8月10日発売)   □
└─―───────────────────────┘
◆新約 とある魔術の禁書目録(2)
著/鎌池和馬 イラスト/はいむらきよたか
  上条当麻と一方通行、そして浜面仕上が、ついに交わった。それは、三者三様の『アン 
 タ等何やってた訳』的オンナノコたちへの落とし前イベント勃発を意味していた……!
 ★同時発売の単行本『とある魔術の禁書目録SP』もチェック!

 ■『禁書目録』本編を補完する“SP”編登場!

 単行本『とある魔術の禁書目録SP』
 著/鎌池和馬
 イラスト/はいむらきよたか・冬川基
 漫画/はいむらきよたか
 予価 750円(税込み)
 B6判ソフトカバー
 2011年8月10日発売予定


黒夜「……」

黒夜「なんで私に送られるンだよ、ムカつくな」

黒夜「……」

黒夜「アンタ等何やってた訳的オンナノコたちってなんだよ」

黒夜「ああ、第三位とか第四位とか最終信号とかか」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:05:59.03 ID:ew9w+y8J0
黒夜「いや、あの無能力者には本妻が居たか、どうでもいいけど」

黒夜「……」(携帯ストラップジャラジャラ

黒夜「うわ、ストラップ増えたな、いつの間にか」

黒夜「仕事先が水族館だと、つい……な」

黒夜「……」

黒夜「多分このストラップ、絹旗ちゃん辺りに見られたら笑われるんだろーな」

黒夜「……最初はシルバークロースに見せるのにも抵抗あったな」

黒夜「なんだっけな……」

────
──



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:08:01.28 ID:ew9w+y8J0


シルバークロース「何を隠している?」

黒夜「なンでもねェよ」

シルバークロース「なんで怒ってるんだ」

黒夜「しらねェ」

シルバークロース「?」

黒夜「こっち見んな」

シルバークロース「分かった」

黒夜「……」携帯カチカチ

シルバークロース「……」チラッ

黒夜「……オイ!」

シルバークロース「なんだ?」

黒夜「見んなっつっただろォがァァァ!!」

シルバークロース「何をそんなに怒っているんだ」

黒夜「……」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:10:24.96 ID:ew9w+y8J0
シルバークロース「?」

黒夜「これだよこれ、ひっはは。似合わないだろ?」

シルバークロース「イルカか?」

黒夜「そォだよ、笑えよ、ギャップがひでェって笑えよ、ひっはは。自分でも笑っちまうな」

シルバークロース「面白くもないが」

黒夜「あァ?なンだよ、からかってンのか?」

シルバークロース「年頃の女がそのようなポップなストラップをつけている、実に自然な事でありTPOも守れているじゃないか」

黒夜「チッ……またTPOかよ」

シルバークロース「ということだ」

黒夜「ふん」

シルバークロース「やれやれ……」




9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:12:17.09 ID:ew9w+y8J0
黒夜「あの時のシルバークロースは殺したかったなァ」

黒夜「今日の朝ほどでは無かったけど」

黒夜「クソ、気は元気だったのに新約2巻とかどうでもいいメールしやがって」

黒夜「メルマガ登録切ってやる」

黒夜「……」携帯カチカチ

黒夜「……解約どこでやるかわかんね」

黒夜「だー!クソ、イライラする。熱また出てきたし、うぜェうぜェ」

黒夜「……」

黒夜「寝るか……」

────
──



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:14:48.41 ID:ew9w+y8J0


最愛「うみどりちゃんにこのいるかあげる」

海鳥「いるか?」

最愛「いるかだよ、ちょうかわいいでしょ」

海鳥「うん、かわいい」

最愛「わたしはひとつもってるから、うみどりちゃんにあげる」

海鳥「いいの?」

最愛「いいよいいよ」

海鳥「ありがとう、さいあいちゃん」

最愛「おそろいだよ」

海鳥「うん」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:16:31.66 ID:ew9w+y8J0
海鳥「?さいあいちゃんはどこへいくの?」

最愛「とおいところ」

海鳥「とおいところってどこ?」

最愛「わかんない」

海鳥「そっか」

最愛「でも、どこかであえるよ」

海鳥「うん」

最愛「ね?あえるよね」

研究員「そうだね」

海鳥「そっか、じゃあそれまでバイバイ」

最愛「バイバイ」


──
────


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:18:54.90 ID:ew9w+y8J0
バサッ

黒夜「……」

黒夜「なんか夢を見ていたような気がする」

黒夜「気のせいか……」

黒夜「つーか、腹減ったな」

黒夜「独り言多すぎだろ、私」

黒夜「飯、ねェよな」

黒夜「んー……」

黒夜「……桃食いてぇ」

ピッ prrrrrrrr

黒夜「オイ」

シルバークロース「仕事中に電話するな、場に沿わない行為は自殺行為なんだぞ」

黒夜「ハイハイ、帰りに桃缶買ってこい」

シルバークロース「用件はそれだけだな、切るぞ」

黒夜「あでゅー」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:20:57.94 ID:ew9w+y8J0
黒夜「……文句言うなら出るなっての」

黒夜「はーうぜェうぜェ、いちいちネチネチと」

黒夜「まぁ桃缶で我慢してやるか、ひっはは」

黒夜「暇だな……」

黒夜「もうちょっと寝るか」

────
──



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:24:19.56 ID:ew9w+y8J0
海鳥「え?本当!?」

研究員「ええ、そうよ。絹旗最愛ちゃんが帰ってくるのよ、この研究所に」

海鳥「懐かしいー……いつぶりだっけ?」

研究員「そうねぇ、あなたはいつからだったかしら?」

海鳥「私は置き去りだからな、拾われてからずっとだよ」

研究員「そうだったわね、あの子がこっちに居たのが4年半前だから……」

海鳥「じゃあそのまんま4年半前ぶりだな」

研究員「よく覚えていたわね」

海鳥「まぁ同系統の能力者だったしな、印象深いよ」

研究員「ふぅん……」

海鳥「なんだよ」

研究員「いえ、別に」

海鳥「……」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:26:17.96 ID:ew9w+y8J0
ああ、そうか。

そうだったな、この後だったはずだな。


海鳥「最愛ちゃんか……」

海鳥「イルカ」

海鳥「……懐かしいー」

海鳥「むしろあっちは覚えてるのか?」

海鳥「まぁいいや……明日分かるよな」


絶望したのは。


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:28:48.77 ID:ew9w+y8J0
海鳥(よし、会ってピンク色のイルカ渡すぞ)

タッタッタッタ バッ

海鳥「ハァハァ……」

研究員「どうしたの?そんなに息をきらせて」

海鳥「その、ひっはは。なんでもねぇ」

研究員「そう、あ来てるわよ、絹旗最愛ちゃん」

海鳥「そうか」

研究員「あっちの部屋」

海鳥「ああ」

ガチャッ



そこには 私の知らない 人が 居たんだっけ なぁ


絹旗「……」

海鳥「よ、よぉ久しぶり。元気にして、たか?」

絹旗「……」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:31:27.41 ID:ew9w+y8J0
海鳥「ひっはは、忘れちまったか、私の事なんて……」

絹旗「忘れる訳ありません、超覚えていますよ」

海鳥「そ、そうか!」

絹旗「超悲しい事にね」

海鳥「……え?」

絹旗「……」

海鳥「……」

絹旗「ああ、そうでしたね。貴方はまだ何も知らない」

海鳥「な、何のこと?」

絹旗「知らぬが仏って奴ですね、超羨ましいです。プロデュースの事なんて知らないほうが良いですが、とは言っても私たちも被害者みたいな物ですからね、同情なんてしないが超吉です」

海鳥「何言って……」

絹旗「超可哀想ォ」

海鳥「!?」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:34:26.74 ID:ew9w+y8J0
絹旗「まぁここらへんで察するあたり、貴方も何も知らないわけじゃないんですね」

海鳥「そうだけど……なんで、私を敵視するような眼で……」

絹旗「敵だからですよ、超敵」

海鳥「………!?!?」

────
──






黒夜「……はぁはぁ」

黒夜「寝たくねェな、こんな古い事思い出すなんて」

黒夜「はぁ……」

黒夜「うわ、すげェ汗だな」

黒夜「……まぁいっか」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:37:02.93 ID:ew9w+y8J0
ガチャッ

シルバークロース「帰ったぞ」

黒夜「桃缶」

シルバークロース「まぁ待て、この部屋ウィルスに満ちているぞ」

黒夜「あ?」

シルバークロース「換気するぞ」

黒夜「勝手にしろ、いいから桃缶」

シルバークロース「せっかちだな……ほら」

黒夜「ん」

シルバークロース「はぁ……仕事は何事も無く終わった、そもそも今日の仕事はお前が居なくても出来たような内容だったからな」

黒夜「……」カチカチッ

シルバークロース「それに、サポートも十分だったからな。部下が役に立った、初めて指揮をしたが、あれはなかなか向いているかもし……何やってるんだ」

黒夜「あかねェ」

シルバークロース「貸してみろ」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:43:01.98 ID:ew9w+y8J0
シルバークロース「これを使って……」

黒夜「なんだよそれ」

シルバークロース「十得ナイフ、便利アイテムの一つだ」

黒夜「ふーん……」

シルバークロース「これは凄いぞ、こんなに小さい物なのにいろんな機能がついているツールナイフとも呼ばれるが」

黒夜「いいから桃缶」

シルバークロース「むぅ……」

黒夜「早く」

シルバークロース「今やっているだろう」

黒夜「私がどれだけ待ったと」

シルバークロース「それは知らん、というかお前汗まみれじゃないか」

黒夜「あ?どうでもいいよ」

シルバークロース「悪化するぞ」

黒夜「薬飲めば治るって言ったのあんただろ」

シルバークロース「……常識だと思ったのだが」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:47:59.05 ID:ew9w+y8J0
黒夜「悪かったな常識知らずで」

シルバークロース「拭いてやるから脱げ」

黒夜「は?」

シルバークロース「いやだから」

黒夜「もっかい」

シルバークロース「拭くから脱げ」

黒夜「」ドパーン

シルバークロース「あぶなっ!」

黒夜「ハァハァ……あンまり私をからかわないほォがいいぞ」

シルバークロース「いや、至って冷静に判断した結果だ。このまま悪化して明日に響くのと今やって明日快調になるのどっちが良いんだ?」

黒夜「そりゃ……」

シルバークロース「分かっているな、それに私はお前の裸体など興味が無い。所詮子供だろうが」

黒夜「」ドパーン

シルバークロース「危ないっての」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:50:23.08 ID:ew9w+y8J0
黒夜「はぁ……まぁ背中だけは頼むわ、前は自分でやる」

シルバークロース「そうか、それでいい」

黒夜「デリカシーねェなァ」

シルバークロース「恥じらいなんてものがお前にある事自体に驚いたぞ」

黒夜「うるせェ、あっち向け」

黒夜(なんなんだよ、クソムカつく。うぜェなぁ……)フキフキ

バタリッ

黒夜「もういいぞー」

シルバークロース「うむ」

黒夜「あー背中スースーして気持ち良い」

シルバークロース「放置すると悪化するがな」

黒夜「早くやれ」

シルバークロース「人使い荒いな……」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:51:52.75 ID:ew9w+y8J0
シルバークロース「……」フキフキ

黒夜「……」フカレフカレ

シルバークロース「肌綺麗だな」

黒夜「ぶっ!!」

シルバークロース「汚い」

黒夜「やっぱ死ぬかァ!?」

シルバークロース「死んだら困るのはお前だ」

黒夜「だー!畜生!!」

シルバークロース「風邪悪化するぞ」

黒夜「悪化させてンのは誰なンですかァ!?」

シルバークロース「いいから寝てろ」ペシッ

黒夜「あぐっ……」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:56:12.64 ID:ew9w+y8J0
────
──


海鳥「どういう事だ?」

絹旗「そのままの意味です、超可哀想ォ」

海鳥「……」

研究員「さて、そろそろ時間ね」

海鳥「な、なんだよ」

研究員「貴方達二人には戦ってもらうわ」

海鳥「!?」

絹旗「ま、私はそのために来ましたからね。さっさと戦って終わりにしましょうか」

海鳥「た、たかうって?」

研究員「そのままの意味よ、今まで実践もやってきたはずよ、それを活かしたテスト、その相手が絹旗最愛ちゃん」

海鳥「なん……で?」

研究員「もちろん、同能力者だからに決まっているじゃない、あらこれは言わなくても良い事だったわね。いいから実験室へ行きなさい、まぁ行かなくても無理矢理入れるんだけど」

海鳥「なっ!?」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:57:26.18 ID:ew9w+y8J0
海鳥「離せ!!」

絹旗「抵抗しても超無駄なんですから、さっさと終わらせますよ」

海鳥「いやだ!!」

絹旗「うるさいですね」

海鳥「クソ……クソ……」

絹旗「……」

海鳥「……」

絹旗「私たちはそういう運命なんですよ」

海鳥「そんな運命逆らってやる……」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 00:59:29.30 ID:ew9w+y8J0
研究員「用意はいいわね」

絹旗「私は超OKですよ」

海鳥「……」

研究員「海鳥は?」

海鳥「……はい」

研究員「それじゃあ、本気で殺し合いなさい。大丈夫、貴方達が本気で殺し合えば結果的にどっちかが死ぬ事なんて無いから」

絹旗「はいはい、超分かってますよ」

海鳥「殺し合うって……」

絹旗「ということなんで、こっちから超行きますよ」

海鳥「ちょ、やめ!!」

シーン

海鳥「え?」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:01:53.29 ID:ew9w+y8J0
絹旗「ま、私は何も出来ませんよ」

海鳥「え、え?」

絹旗「私は防御特化で開発されましたから、貴方の攻撃特化と違って」

海鳥「……」

絹旗「なので、私からは何も出来ません、Level3ですからね」

海鳥「私も……Level3」

絹旗「そりゃそうです、私と同じですから」

海鳥「……」

絹旗「分かっています?この実験っつーのは、貴方が私に攻撃し、最期に立ってた人の勝ちなんです、そしてそいつに価値があるんです。私は負けません」

海鳥「そんな……」

絹旗「貴方が攻撃しない限りこの研究所からも出れません、二人とも餓死しますね、このまま」

海鳥「いやだ!!」

絹旗「だったら攻撃してください!!」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:05:15.17 ID:ew9w+y8J0
海鳥「クソ……ちくしょォォォッォォオオオオ!!」

ドパーン

絹旗「……ふふ、そォです。だけど私の窒素装甲ではその槍は穿けませン、私の演算能力が生きている限り!」

海鳥「そンな……」

絹旗「いいから早く攻撃を続けなさい」

海鳥「……」



そうして 私は 延々と 攻撃を続けた。

最後に 私は 槍を作って それを飛ばすことが出来ずに 自滅をした

あと 最後に 見たのは ずっと前に もらった 最愛ちゃんからの プレゼント だった

あげるはずの イルカは どっかに行って しまいましたとさ


──
────


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:07:43.63 ID:ew9w+y8J0
黒夜「うーん……」

シルバークロース「おはよう、まだ夕方だが」

黒夜「あ?なんだよ、まだ17時か……」

シルバークロース「そうだ、腹は減っていないか?酷くうなされていたようだが」

黒夜「あ?どんな夢見てたンだかなァ」

シルバークロース「……さぁな」

黒夜「あ、そうだこれ」

シルバークロース「ん?」

黒夜「新約だってさ」

シルバークロース「……」

黒夜「ここで出すのかって顔するなよ、私だってこんな展開になるとは思わなかったさ」

シルバークロース「即興というのは仕方ないな」

黒夜「メタやめろ」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:09:39.59 ID:ew9w+y8J0
シルバークロース「そうか、次巻か」

黒夜「出れんのか?私達」

シルバークロース「お前は確立的には高いだろう」

黒夜「絹旗ちゃンと反省会ィ?こっちが願い下げだ」

シルバークロース「ふん……」

黒夜「そうしたら、あんたは無能力者と反省会だよなァ?ひっはは、お似合いだぞ」

シルバークロース「辞退させてもらう」

黒夜「……まぁありえねぇよな」

シルバークロース「触れられるかすらも分からないままだからな」

黒夜「二巻に出てきたアレと同じ扱いになるのは勘弁だが」

シルバークロース「そうだな……」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:12:27.79 ID:ew9w+y8J0
黒夜「飯何作れるんだよ」

シルバークロース「炒飯くらいだな」

黒夜「せめておかゆにしろよ」

シルバークロース「分かった、おかゆにしよう」

黒夜「あ?どういう風の吹き回しだ」

シルバークロース「風邪ひいてるからな」

黒夜「……」

シルバークロース「……」

黒夜「ひっはは」

シルバークロース「変な同情はやめろ」

黒夜「TPOにのっとったんだが」

シルバークロース「はぁ……」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:14:17.11 ID:ew9w+y8J0
黒夜「ごちそうさん」

シルバークロース「お粗末さま」

黒夜「なんかきめェ」

シルバークロース「作ってやったのに、それか」

黒夜「お粗末さまって……」

シルバークロース「それがルールというものだろう」

黒夜「ああ、そうかい」

シルバークロース「薬飲んで寝ろ、明日こそ仕事に出るんだな」

黒夜「分かってるっての」

シルバークロース「おやすみ」

黒夜「はいはい、おやすみ」

────
──



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:18:02.95 ID:ew9w+y8J0
海鳥「……ここは」

研究員「お疲れ様海鳥」

海鳥「……そうか、私は戦って」

研究員「絹旗最愛は好成績をだした。『暗部』に拾われるのが確定したそうよ、それも上層部にね」

海鳥「あん……ぶ?」

研究員「ああ、まだ言ってなかったわね。この研究所は卒業すると共に暗部に入る事になっているの、暗部っていうのは学園都市の裏側に居る人達の事を指すわ」

海鳥「……」

研究員「一度実験した被験者は回しにくいから、そういうシステムなのよ」

海鳥「そうか……運命だもんな」

研究員「ロマンチックな事言うのね」

海鳥「あァ……」

研究員「貴方も暗部、だけど」

海鳥「その前に教えてくれ、絹旗ちゃんと私はあの後どうなった」

研究員「あぁ……覚えていないのね」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:21:54.04 ID:ew9w+y8J0
研究員「貴方はひたすら攻撃をした、覚えたての攻撃をね。だけどそれは窒素装甲によって守られた、どう足掻いても窒素装甲を上回る攻撃は出来なかったのよ、手の角度、能力の正確性、全てを兼ね揃えても出来ないものは出来ない訳ね」

海鳥「……」

研究員「だからこそ、あなたは演算ミスをおかし自爆したのよ。幸い貴方は死ななかったけどね、貴方のLevel的に威力高いものではないから」

海鳥「そうだな……」

研究員「絹旗最愛は普通にその後息を切らせて帰ったわ。流石にずーっと窒素装甲構えてるのも大変みたいね、同じLevel3だし、これが大能力者になったら話は変わるのでしょうけど」

海鳥「なぁ……」

研究員「うん?」

海鳥「私は絶望したよ」

研究員「そう……」
              、、、、、、、、、、、、、
海鳥「聞くこと聞いた、そろそろ良いよなァ?」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:24:05.90 ID:ew9w+y8J0
ドパーン

ガランッ

ゴロンッ

黒夜「何も信じない、友達、仲間、絆、腐ってる。この世界に入った時点で終わっている、研究?なンなら私がしてやる、お前らが望むなら私が勝手に絹旗ちゃンを超えてやるよォ」

黒夜「ひっはははあ!!それまで覚えてろよォォォォォ絹旗最愛ィィィィッィイイイ!!」



──
────

黒夜「……」

黒夜「シルバークロース……」

黒夜「いねェのか?」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:26:12.70 ID:ew9w+y8J0
ピンポーン

黒夜「誰だよ、こんな暗部に呼び鈴鳴らして訪問する奴は」

ピンポーン

黒夜「めんどうだから居留守と……」

ピンピンピンピンポーン

黒夜「……うぜェ!!」

ドパーン

絹旗「私じゃなかったら超死んでますよ」

黒夜「死んで欲しかったな」

絹旗「なんだ、熱で寝込んでるから超心配してきたのに」

黒夜「死ねばいいのに」

絹旗「ほら、梨」

黒夜「私はあんたに用なし」

絹旗「超くだらないですね」

黒夜「ドア壊れちまったけど、まァいいかァ」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:27:59.43 ID:ew9w+y8J0
黒夜「風邪を引いて、懐かしい夢を見た」

絹旗「へぇ、そうですか」

黒夜「私があんたと初めて戦った時の話し」

絹旗「ふーん」

黒夜「覚えて」

絹旗「無いです、いや思い出したくもありませんから」

黒夜「そうかよ……」

絹旗「そうです」

黒夜「なァ」

絹旗「結果的に、こうなったけど、ですか?」

黒夜「よく分かったなァ」

絹旗「同能力者ですからね」

黒夜「関係ねェー」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:30:29.72 ID:ew9w+y8J0
絹旗「いつまで暗部続けるんですか」

黒夜「一生」

絹旗「聞いた私が馬鹿でした」

黒夜「ばーか」

絹旗「超うぜー……」

黒夜「はぁ、ダリ。まだ熱取れてねェ、結局仕事いけなかったな」

絹旗「たまには休むほうが仕事の効率はあがるんですから、休めば良いんですよ」

黒夜「絹旗ちゃンは普通の学校行って平和ボケかもしれねェけど、こっちは休む暇もねぇんだよ」

絹旗「超知ってますけど」

黒夜「そうだったなぁ……」

絹旗「所で、私が次巻に出るかについてですけど」

黒夜「出るだろ、確定だろ、クソクソ。死ねばいいのに」

絹旗「嫉妬しちゃって、海鳥ちゃん可愛いー」

黒夜「死ねばいいのに☆」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:32:02.02 ID:ew9w+y8J0
黒夜「ねみぃ……」

絹旗「起きたばっかりですか?」

黒夜「ねみぃな、起きたばっかだが」

絹旗「そうですか、それではそろそろ失礼しますね」

黒夜「最後に良いか?」

絹旗「なんですか?」

黒夜「学 校 ど う し た」

絹旗「愛しの海鳥ちゃんの為に遅刻に決まってますよ」

黒夜「死ねェェェェ!!」


終わり


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:37:52.18 ID:ew9w+y8J0
はい、お疲れぽんぽん
公開オナニーおっつー☆
即興はやっぱり楽しいね

あでゅー


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:43:13.96 ID:iXzAS8CuO

黒夜かわいい


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 01:47:50.29 ID:NDBW2gTm0



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/09(木) 02:25:10.30 ID:yE3Mh+4Ni
おつつー





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