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蒲原「よーしアニメを見るぞー」衣「わーい!」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:25:01.08 ID:/dN84v9D0
- ○咲-sakiのssです
○キャラの口調が安定しない所があります
○一部、グロを含む表現があります
これらが苦手な方はご注意ください
それでもよろしい方は、短いですがお付き合いください - 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:27:46.10 ID:/dN84v9D0
- 龍門渕別宅 衣の部屋
智美「ヤッホー!お邪魔するぞー」ガチャ
衣「おお智美か!忙しい所遊びたいなんてワガママ言ってごめんな」
智美「気にしなくていいさ。それに忙しいっていってもちょっと受験勉強があるぐらいだぞー」ワハハ
衣「そうか、確か智美は大学を目指してるんだったな。で、勉強の方の調子はどうだ?」
智美「大丈夫、きっと何とかなるさー」ワハハ
衣「…本当に大丈夫なのか?」ジトー
智美『まあ実は、結構ギリギリな所なんだけどなー』
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:31:17.37 ID:/dN84v9D0
- 智美「ま、まあせっかく衣の家に遊びに来たんだからそんな話はやめよーか」
衣「うん、そうだな。せっかくよしみが遊びに来てくれたのにそんな話をする事はなかったな。すまん」
智美「気にしなくていいぞー。っとそうだ、衣のためにアニメを買ってきたんだが今から一緒に見ないか?」
衣「アニメ?」
智美「そう、アニメだよ」
衣「……」ムゥ
智美「ありゃ、もしかして嫌いだったりしたか?」
衣「…別に嫌いではないけど、アニメではしゃぐほど衣は子供じゃないぞー!!」
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:34:37.08 ID:/dN84v9D0
- 智美「いやいや、このアニメなんだがな、あの紅白に出場したアイドルが絶賛してるアニメなんだよ」
衣「アイドルが絶賛?つまりそれほど評判がいいというのか」
智美「まあ実際の所私も見てないから何ともいえないんだけどな。絶賛するぐらいだから面白いとおもうぞー?」
衣「そうだったのか…どうやらアニメと聞いて子供向けのアニメを智美ががもってきたと思ってしまってな。悪かった」
智美「いくら私でもそこまで衣を子供扱いはしないぞー」
衣「いや、子供扱いされる事が多いからどうも気にしてしまってな」
智美「まあ衣はどう見ても子供にしか見えないしなー」ワハハ
衣「うるさーい!!」
- 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:38:05.54 ID:/dN84v9D0
- 智美「ゴメンゴメン、そこまで怒るとは思っていなかったよ」
衣「むぅ…まあいい、それじゃあそのアニメを見ようか」
智美「おーし、じゃあこれをDVDプレーヤーにセットしたいんだがどこにあるんだー?」ガサガサ
衣「ああ、そっちの方にあるぞ」
智美「本当かー?っとあったあった!」カシャッ
衣「…?これは海外のアニメなのか?こんなの見かけた事はないんだが」
智美「そうだぞ、何でもアメリカでヒットした作品みたいなんだ」
衣「なるほど、道理で絵柄も日本のアニメと違う訳だ」
智美「まあ海外だから仕方ないなー」
- 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:39:33.23 ID:/dN84v9D0
- 衣「うん、衣は興味が出てきたぞ!!」
智美「おお、楽しんでくれるなら持ってきた価値もあるぞ」
衣「どうしてもアニメというと日本のしか見ないし、海外のアニメがどんなものか知りたいんだ」
智美「衣は勉強熱心だなー」
衣「それにしても…聞いたこともないタイトルだ」
智美「だろ?それも含めていいかなーって思ったんだ」
智美「『ハッピーツリーフレンズ』っていうんだってさ」
- 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:40:22.42 ID:HYxt6fmAO
- アカン
- 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:40:25.59 ID:/dN84v9D0
- ※注意
この後の残虐な表現ですが、作者の表現能力が低いため擬音のみでお送りしています
良く分からない方は、ニコニコ動画やようつべで「ハッピーツリーフレンズ」で検索してみてください
ただし。視聴して気分が悪くなる場合が多々ありますのでその辺は自己責任でお願いします。
事実、作者は速攻で気分が悪くなりました。
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:41:32.26 ID:HYxt6fmAO
- >>9
気分悪くなったのに書くのかww - 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:44:11.14 ID:/dN84v9D0
- 智美「それじゃあ再生していくぞー」ポチッ
衣「おー!」
アハハハ キャッキャッ
智美「あー、やっぱりツリーフレンズっていうぐらいだから森の動物たちが主役なんだなー」
衣「それにしてもやっぱりキャラがへんてこだな!」
智美「それは海外だからしかなないさー」
キャハハハ、ウィーン
衣「おっと、ハンバーガー屋に入っていくぞ」
智美「どうやらここでお昼を買うみたいだな」ワハハ
- 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:46:22.55 ID:/dN84v9D0
- 智美「しかし、なんていうか…やっぱり子供向けみたいで平凡な話だなー」
衣「それならなんでそのアイドルが絶賛したんだろうな?」
ザワザワ… ギャーギャー!
衣「うん、なんか店の雰囲気が怪しく…?」
グチャ! ギャアアアアアアアア!!
衣「」
智美「」
衣「…え?」
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:48:12.88 ID:/dN84v9D0
- 智美「み、見間違いじゃないか、今なんかキャラが…」
ギギギギギギ… ドン! ベチャ
衣「な、なんで…なんでそんな事を?」
智美「…ああ、そうだ、これはドッキリ企画みたいなもんなんだよ、きっと」ワハハ…
グリグリグリグリ! アガガガガガガガ…
ベチャ、ベチャ、 ベチャ…
智美「あ、あ、あ…」
衣「みんなグチャグチャになって…」
~ ~ ~♪
智美「お、終わったみたい。だけど…」
衣「……」
- 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:50:56.59 ID:/dN84v9D0
- 智美「だ、大丈夫か、衣?」
衣「だ、大丈夫だ…けど、ずいぶんすごいアニメだな」フラッ
智美「い、いやぁ、流石に全部がこんなんだとは思いたくはないけど…」
衣「…そ、そうだ智美。多分こんな…話はこれだけなんだよ。きっと最初に驚かせておいて後はほのぼのした話が続くはずだ」
智美「そ、そうだなー。こんな暗いままで終わるわけがないよなー」
衣「そ、そう思うぞ。あ、次が始まった」
ワイワイ ガヤガヤ
衣「今度はサーカスが舞台みたいだな」
智美「うん、さっきのキャラもみんな生き返ってるし、やっぱりあれは何かの間違いだったんだなー」
- 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:53:55.81 ID:/dN84v9D0
- 衣「そうだそうだ!お、今度は綱渡りか」
キャーーーーー!! グチャッ
智美「」
衣「」
アギャァァァァ! アギャァァ アギャ…
メキメキメキメキ!ポロッ!
ヒューーー グチャ
~ ~ ~♪
衣「こ、今度のは大丈夫だと思うぞ…智美」
智美「ううぅ…」ジワッ
- 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/18(金) 23:57:12.52 ID:/dN84v9D0
- その後
イヤァァァァァァ… グチャッ!
ギシギシギシギシ アガガガガ…
衣「うわっ…」
ドン!ドン!ドン! ベチャベチャ!!
智美「ひっ!」
アギャァァァ ヒィィィィ アァァ… グチャ
~ ~ ~♪
智美「……」
智美「全部、見終わっちゃったな」
衣「うん…」
- 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:00:12.29 ID:xxox//zi0
- 智美「……衣!本当にゴメン!私もこんな内容だとは知らなくて…なのに!」
衣「いいんだ、智美は悪くないよ」
智美「けど…けどっ!」
衣「けど智美…せっかく来てくれたのに悪いんだが、今のでちょっと衣は疲れてしまってな…今日は帰ってくれないか?」
智美「……!!」
衣「今度…埋め合わせをするから…頼む」
智美「…分かった、それじゃあ今日は帰るよ」
衣「うん、今日は来てくれて嬉しかったぞ」
バタン!
智美「…うぅ」
智美「ゴメン…衣、本当にゴメン!」グスッ
- 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:03:43.84 ID:xxox//zi0
- 数日後
龍門渕邸 応接室
智美「衣の調子が悪い?」
透華「ええ、数日前からなんかおかしいんですのよ」
純「なんていうか、表面上はいつも通り元気そうなんだけど空元気というか…」
一「こういつも何かに怯えてるって感じかな」
純「まあそれだけだったら前にも何回かあったからあんま気にしないんだけど…今回はちょっと異常でな」
- 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:06:16.74 ID:xxox//zi0
- 透華「昨日の夜、衣を含めた四人で麻雀をしたんですのよ」
一「まあ昨日は満月だったし、衣を元気づけるためもあったんだけどさ…」
透華「衣、全然あがれなかったんですの」
智美「あがれなかったって…まさかあの衣が全局!?」
透華「流石にそこまでは…それでもあがれた内容も屑手だけなんですのよ」
智紀「これ、昨日の牌譜」ピラッ
智美「どれどれ…って、こりゃあひどい!!」
一「いままで元気がなかった時でも麻雀だけは変わらず強かったのにだよ」
- 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:09:15.26 ID:xxox//zi0
- 透華「一応衣から理由を聞こうとしてみたんですけど、全く話してくれないし」
純「んで後考えられる原因としては、数日前何かあったかって事で」
透華「それで智美さんに来てもらったわけですわ」
智美「数日前…」
一「まあ衣もまだまだ子供な所もあるし、何かでへそを曲げられたのかなーって思ったんだけど」
智美「……私のせいだ」ボソッ
純「えっ?」
智美「私のせいだ…私のせいで衣が…!!」
純「おいおい、やっぱりあんたが何かをしたってのか!?」
- 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:11:45.16 ID:xxox//zi0
- 透華「なにか…ま、まさか破廉恥な事を!?」カァー!
智美「ち、違う!そんな事はしてない」
透華「それじゃああなたのせいというのは…?」
智美「…数日前、衣と一緒にアニメのDVDを見たんだ…」
透華「アニメのDVD?けどそれぐらいでなんで」
智紀「…くりぃむれもん」ボソッ
透華「!!あ、あなた衣になんてものを…」ワナワナ
智美「ご、誤解だー!」
純「ってなんでそんなもんみんな知ってるんだよ」
- 25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:14:44.28 ID:xxox//zi0
- 智美「違う、そんなんじゃ、そんなんじゃないけど…」
透華「けど?」
智美「…知らなかったんだ、私も。ただ評判が良かったから、衣と一緒に見ようと、本当にそれだけだったんだ…けど、まさかあんなのなんて…」グスッグスッ…
透華「ちょ、ちょっと泣かれてるだけでは何が何だか分かりませんわ!出来ればそのタイトルだけでも教えていただけません?」
智美「…んず」
透華「?」
智美「ハッピー…ツリー、フレンズっていうんだ」
一「うわっ…」
純「ゲッ!」
智紀「…なるほど」
透華「???」
- 26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:17:37.55 ID:xxox//zi0
- 透華「何ですか、その…ハッピーツリーフレンズというのは?」
純「あー、まああれなら衣がああなっても無理ないか」
一「うん、仕方ないね」
透華「というより、他のみんなは知っていますの?」
一「知ってるっていうか…一回だけネットで見てね」
純「俺も同じ。けどなんであんなもんをなんで…」
智美「内容までは知らなかったんだ!!ただ、評判が良かったから衣と一緒に楽しんで見れたらいいなって思って…本当にそれだけだったんだ」
透華「……」
- 27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:19:41.07 ID:xxox//zi0
- 透華「ハギヨシ」スッ
ハギヨシ「……失礼」
智美「ゴメン、ゴメンな衣…」エグッエグッ…
透華「で、どうですか。智美さんは」ヒソヒソ
ハギヨシ「見た所嘘をついているようには見えませんね…恐らく本当の事かと」ヒソヒソ
透華「まあ衣が心を開いた人ですし、嘘をつくとは思いたくはありませんわね」
透華「それにしても、イマイチ内容が理解できませんわね。どんな内容ですの?」
智紀「可愛い絵柄のバイオレンスアニメ」
透華「バイオレンス…まあハリウッドみたいなものですわね」
一「違う、全然違うよ透華!」
- 28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:22:43.37 ID:xxox//zi0
- 智美「…!!衣は今どこに?」
ハギヨシ「今は自分の部屋にいると思いますが…」
純「まあもし深刻な話だと悪いから衣にだけは声はかけなかったんだよな」
一「それに衣がいたら蒲原さんも話しにくいと思ってね」
智美「そうだ…うん、今から衣に謝ってくる!!」バァーーーン!!!
透華「ちょっと蒲原さん!」
ズドドドドドド…
一「行っちゃったね」
純「まあわざとじゃないんだし、ちゃんと説明すれば衣でも分かってくれるだろ」
一「そうかなぁ?」
- 29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:24:13.78 ID:xxox//zi0
- 透華「それにしても…やっぱり自分の目で見ないと理解できませんわね」キラッ
純「おいっ!まさか…」
透華「ハギヨシ。そのハッピーツリーフレンズとやらを見ますのでシアタールームの準備を!」
ハギヨシ「畏まりました」シュタッ!
一「え…透華、本気なの?本気で見るの!?」
透華「当然ですわ!皆が知っていて私だけが知らないというのも癪ですもの!」
透華「もちろん、一達にも付き合ってもらいますわよ!」
- 30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:26:15.61 ID:xxox//zi0
- 一「ちょっと…冗談じゃないよ!」
純「俺もだぞ、けどまあDVDもすぐに手に入るものでもないし、時間はかかるだろうからその間にどっかに行くか」
一「そうだね、透華には悪いけど今回はパスするかな」
智紀「…甘い」
ハギヨシ「お待たせいたしましたお嬢様。準備の方が整いました」シュタッ!
透華「流石はハギヨシですわね、それじゃあ皆、シアタールームに向かいますわよ」
一「ハハハ…SAN値、大丈夫かな…」
純「あー。あれを大画面で見るのか…悪夢だな」
智紀「諸行無常…」
- 31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:31:33.41 ID:xxox//zi0
- ~ ~ ~
智美「衣…入るぞ」ガチャ
衣「…智美か」
智美『衣、本当に元気が無い…それに目から全く生気が感じられない…!』
衣「また来てくれて悪いんだが、今日も調子が悪くてな…悪いが帰って」
智美「…ッ!衣、本当にゴメン!!!」
智美「信じてなんて言えないのは分かってる、けど、私は本当に衣と2人で楽しみたいと思って…」
智美「見てない方が楽しめるかななんて思って…内容なんて確かめなくて…」
智美「だから、悪いのは全部私…」グスッ
衣「いいんだ。智美の気持ちは分かっている」
衣「智美は衣を本当に楽しませてくれようとしてたんだろう。それに、智美も本当に内容は知らなかったみたいだし」
智美「衣…」
- 32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:35:24.81 ID:xxox//zi0
- 衣「違うんだ、衣が気にしてるのはその事ではない」
智美「…じゃあ、何を…?」
衣「…本当は誰にも言いたくないんだが、智美には話すよ」
智美「話しって、衣に何かあったのか…?」
衣「…あったというか…気づいてしまったんだ」
衣「衣の中に住まう、魍魎の事をな」
智美「も、魍魎?」
衣「魍魎…いや、多分もっと醜悪なものだと思う。実際なんて言っていいんだか分からないんだ。コレは」
- 33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:40:56.74 ID:xxox//zi0
- 衣「…智美と一緒にあのアニメを見ただろう?その時、始めのうちは衣も気分が悪くなったりしたさ」
衣「残虐非道、そういって否定しようとしていたのに…衣の心の中にある感情が芽生えてきたんだ」
衣「『嗚呼…もっと見たい』と…」
衣「もちろん始めのうちはそれを無視しようとした、けど、どうしても収まる事はなかった」
衣「『嗚呼、素晴らしい』『さあ、次はどんな方法を用いる?』『これで終わり?甘い、甘すぎる!!』
…思いはどんどん強大な物になってしまったよ」
衣「あの後、智美が帰った後、衣は泣いたんだ…」
衣「泣いて泣いて泣いて、あれはただの悪夢だと忘れようとした」
衣「けど…それは魍魎のように衣の心に張り付いてまた今にでも出てこようとしている…」
衣「智美には分かるか?この怖さが」
- 34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:46:41.60 ID:xxox//zi0
- 衣「負の感情…否定はしたいがそこに快楽を感じそうにも鳴っているのも事実」
衣「ソレが衣を乗っ取ってしまうのではないかと思うと、そして周りの皆を傷つけてしまうんじゃないかと思うと…怖い」
衣「いや、その傷つける事さえ笑顔でやりそうなんだ。心から、本当に、楽しんで」
衣「どうだ。軽蔑しただろ。衣の事を」
衣「軽蔑してもらって構わない、出来ればそのまま衣の前から居なくなって欲しい」
衣「さあ、話しはこれで全部だ。智美…帰ってくれ」
智美「……」
- 35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:49:40.21 ID:xxox//zi0
- 衣「聞こえなかったか?衣は帰ってくれといったんだ」
智美「……」
衣「帰ってくれ!!早く!!帰れ!!」
智美「……やだ」
衣「ふざけるな!衣が帰れといったんだからさっさと」
智美「ヤダ!絶対帰らない!!」
智美「じゃあ衣、説明してよ」
衣「説明!?そんなものは…」
智美「それじゃあなんで…なんでさっきから震えているのさ!?」
衣「…え?」
- 36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:54:15.74 ID:xxox//zi0
- 智美「さっきからそう!話しをしてる時、ずっと震えてた」
智美「私に帰れっていった時、目から涙がこぼれそうだった」
智美「なんで…なんで無理に強がっているの」
衣「決まっているだろ!智美を…」
衣「智美を、傷つけたくないからだ!」
衣「ああそうだ、強がってるさ。当たり前だろう。大切な人を傷つけるぐらいだったら衣一人でこれを抱え込んでいた方がましだからな」
衣「誰が好き好んで大切な人を傷つけようとするんだ?」
衣「それともなんだ?衣に傷つけられるのを望んでいるのか?ハッ、変態だな」
衣「だから出てけ!!もう智美の顔は見たくないんだ」
- 37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:56:45.79 ID:xxox//zi0
- 智美「衣…」
衣「出てけ!!!出てけ!!出てけ!」
衣「出てけ…出て、け…出、て、け…」
衣「……お願いだから、出てってよう…」ヒグッ
智美「…衣!!」ダキッ!!
衣「!!!」
智美「大丈夫だよ、衣。例え衣が私を傷つけても、バラバラに引き裂いたとしても私は衣を恨まない」
智美「元はといえば私があんなのを衣に見せたのが原因なんだから…少しは私にも責任を取らして」
智美「お願いだから、そんな一人で抱え込まないでよ…」ギュウ!
- 38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 00:59:11.07 ID:xxox//zi0
- 衣「智美…うれしい、けど、いつあんな衣の中の魍魎が出てくるか衣にも…」
智美「だったら…私がずっと衣のそばにいる!」
衣「!!!」
智美「衣が不安ならいつだって傍にいてあげる!」
智美「衣が泣きそうならいくらだって慰めてあげる!」
智美「私は、衣には…いつもみたいな笑顔でいてもらいたいんだ…」
衣「智美…」
智美「衣、私からのお願いだよ…」
衣「……///」
- 39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:01:43.54 ID:xxox//zi0
- 智美「…?衣」
衣「…なあ智美、勘違いかもしれないんだけど」
智美「?」
衣「い、今のは…愛の告白みたいじゃないか?」
智美「ワハッ!?」
衣「まあ、初めに啖呵を切った衣も衣なのだが、まさかあんなに強く言われるとは…///」
智美「あ、あのー衣、あれはだな、その…」アセアセ
衣「…けど、嬉しかったぞ。智美」
衣「意味は違うかもしれないが、あそこまで衣の事を思ってくれているなんてな」
智美「……///」
- 40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:05:33.72 ID:xxox//zi0
- 智美「…うん、衣」
衣「なんだ?また改まって」
智美「今のな―、告白と受け取ってくれていいぞー」
衣「なっ!?しょ、正気か!!」ビクッ!
智美「うん、やっぱり衣は元気な方がいいぞー」
衣「って騙したな―、このー!!」ブォン!
智美「ちょ、手当たり次第物を投げないでくれ―」ワハハ!?
衣「うるさいうるさいうるさい!!喰らえ―!」ビュンビュン!
智美「ワハハ、助けてくれーーー!」
智美『…まあ、嘘とは言ってないけどなー』
衣『こうなったら…絶対に本当にして見せるからな!!』
- 41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:08:32.32 ID:xxox//zi0
- 一方その頃
ギギギギギ ベチャ!グチャ!
ァァァァァァァァァァ…グチャ!
~ ~ ~♪
透華「はぁっ、はぁっ。な、なんて醜悪な…」
一「お、終わった…」
純「おーい、まだ意識はあるか~」
一「なんとかね…けど、しばらくお肉は見たくはないかな」
純「そうだな、俺もいま白子とかウニとか出されたら間違いなく吐く自信はあるな…」
一「おぇっ!」
純「ご、ゴメン。大丈夫!?」
一「だ、大丈夫だよ…ちょっと吐きそうになっただけだし」
- 42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:11:22.42 ID:xxox//zi0
- 智紀「…やっぱりシュール」
純「しっかし、よく智紀は平気だよなー」
一「うん、正直羨ましいよ…」
ハギヨシ「どうしますかお嬢様。これで一枚目は終わりましたが、体調が優れないようなら後の二枚は取り止めにしますが」
透華「な、何を馬鹿な事を…この龍門渕透華、こんなアニメ如きで体調を崩すほどやわではないですわ!続けなさい!」
ハギヨシ「御意」
一「ハハハ、まだ続くんだってさーもうどうなっちゃうんだろうね~」
純「もうこれは夢に出てくる勢いだな」
一「あー夢にかー、それってもう悪夢間違いなしだねーキャハっ!」
純「頑張れ、一。俺もだけど…」
智紀「これから、が本当の地獄だ…」
- 43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:15:58.87 ID:xxox//zi0
- 後日
智美「衣―、今日も一緒にDVDを見ないかー?」
衣「うっ、衣はもうあんな内容のはコリゴリだそ」
智美「大丈夫だって、今度は日本の映画だからさー」ワハハ
衣「ほう、日本の映画か、それなら安心だな」
智美「しかもけっこう見やすいアニメの実写化の映画だぞ!」
衣「アニメの実写化か。衣は怪物くんとかは好きだぞ!」
智美「良かった。これも結構話題になった映画みたいだから衣も気にいると思うぞー」
衣「そうか、それは楽しみだ。それでタイトルはなんていうんだ?」
智美「タイトルか。タイトルはな―」
智美「『デビルマン』だぞー」
カン!
- 44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 01:16:49.03 ID:xxox//zi0
- 短いですがこれで終わりです
蒲衣のssだと何故か不幸になる展開が多かったので、たまにはこんな展開もありかなーと思って
書きました
ラストが不幸かもしれませんが…まあ、あれは個人差がありますので、大丈夫じゃないでしょうか?
それではまた、次の作品で
- 45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 02:03:43.98 ID:dH4zEpVOo
- 乙ー
もうワハハと衣は結婚しろよ - 47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 11:44:24.75 ID:+GNopIHIO
- 良かった!そして、良かった!
- 48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 11:56:28.82 ID:M9tR6lRy0
- デビルマンは映画自体が駄作だからな
- 50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/01/19(土) 21:02:22.82 ID:+WjWpYWAO
- 乙
だがそんなアニメ見んからな

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