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ジョセフがジョースター教を広めているようです
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:20:02.26 ID:orYr4dSL0
- ある日突然、ジョナサン=ジョースターの人生は、
忘却の彼方に消え去りました。
それは世の中の人々には決して知られることのない影の歴史です……
あの時……
わたしエリナ=ジョースターの体内に宿りつつあった『新しい生命』。
狂信的なまでの施しの精神。『ジョースター教』の教えは、
彼の子孫たちによって受け継がれていきます。
※前作「ダリオ=ブランドーがジョースター教にハマりました」
の続編で、『ジョジョの奇妙な冒険』第二部を元にした想像のお話です。
拙い文章ですが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:22:59.29 ID:orYr4dSL0
- 前作の『あらすじ』
ダリオ=ブランドーは、偶然の出会いから、
宗教『ジョースター教』へと入信してしまう。
その狂信ぶりは家族へ多大なる迷惑を与え、
息子ディオは一家を狂わせたジョースター家への復讐を決意。
その後ディオはジョースター家の養子となり、家督の乗っ取りを画策する。
しかし、計画は遅々として進まない。
それどころか、孤独や、ジョナサンからの一方的な『施し』を経て、
ディオは辛く苦しい青春時代を過ごすこととなる。
7年後。石仮面を用い吸血鬼と化したディオは、
その野望をスピードワゴンにより打ち砕かれ死の間際に追い込まれてしまうが、
狂信者と化したジョナサンの命を捨てた『施し』により、その命を救われることになる。
そしてこの時、エリナのお腹にはジョナサンとの『子供』が宿っていた。
ここから49年の時が流れる。
子供の名は『ジョージ』といい、ジョージの息子は『ジョセフ』という。
『ジョースター教』の物語は、ここから第二のスタートを切るのだッ!! - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:23:38.17 ID:orYr4dSL0
- 第二部『宗教潮流』
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:30:12.65 ID:orYr4dSL0
- 我われはこの老人を知っている!
いや!このまなざしとこのキズを知っている!
石油王となったスピードワゴン!
彼はこれからメキシコに『あるもの』を見に行く。
SPW財団の遺跡発掘隊が発見した、彼らしか知らない『あるもの』を!
スピードワゴン「ま、まさかこの『ミイラ』は……!」
発掘隊「このミイラが当時のどういう人物の『遺体』なのかはいまだ調査中です。
しかし、この保存具合から見て。これはおそらく……何らかの『聖人』のもの」
スピードワゴン「この遺跡に『聖なる遺体』がッ!!」 - 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:34:14.47 ID:orYr4dSL0
- 『聖なる遺体』!
これこそ!この物語の核心にせまる最大の謎!
究極の宗教家になりうる、最大のパワー源!! - 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:44:43.20 ID:orYr4dSL0
- - ニューヨーク -
サッ!
販売員「ヘイ!イギリスのにーちゃん!
盗られたのはあんたの財布だァ!いるんなら追っかけなよ!」
ジョセフ「……盗られた?追いかける?そんなことはしねー。
これはあの黒人への『施し』だからな……」
スモーキー「なんだァあいつは!一向に追ってこねえ。
よし!もう姿も見えねえッ!逃げ切ったぜ!」
ガシッ!
スモーキー「あっ……!」
警官「よお!スモーキー!とうとう捕まえたぜ現行犯だッ!!」
ドゴッ!バキ!ドカ! - 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:52:46.09 ID:orYr4dSL0
- スピードワゴン「いったい何者なのか……この遺体の正体は!?」
発掘隊「そしてさらにです……スピードワゴンさん。
これからあなたが遺跡の奥で目撃するものは……」
スピードワゴン「この遺跡の奥にさらに何かあると?
な…なんだ!?こ…この『柱にいる男』は!?『石仮面』もこんなにたくさんッ!」
発掘隊「アミノ酸がある!細胞がある!微妙ながら体温がある!
脈拍がある!生きているんです……『こいつ』はッ!!」 - 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 13:58:52.82 ID:orYr4dSL0
- ババババルル!ズバズバッ!ズバ!
発掘隊「!? や、刃のついた帽子で…発掘隊の人間をこ…殺した!?
こ、これはいったいスピードワゴンさんッ!?」
スピードワゴン「……わたしはどんどん老いる。老いは止められん。
わたしは50年前の戦いの時、ひそかにディオとジョースターに憧れた……
あの強さに美しさに、不老不死に!そして宗主として、狂信者を育てるカリスマに!
人の心を狂わせる程の『教え』の力!わたしも石仮面と遺体の力が欲しいと思う!」
発掘隊「き…気でもちがったかスピードワゴ……」
ゴシャア! - 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:05:57.21 ID:orYr4dSL0
- - レストラン -
スモーキー「(いてて……財布一つでひでー目にあったぜェ~。
なんとか逃げ出せたがよォ、とりあえず飯でも食べよう……)」
ジョセフ「(おッ、これは偶然。さっき財布を『施した』黒人がいるぞ)」
メリケンチンピラ「この店はよォ~、
あんなクセーブタ野郎を入れてんのかァァァ~~~!?
この店はブタがブタを食ってもいいのか~~~ッ!ハーーーッ!!」
ジョセフ「まぁ、感じ方は人それぞれ。
おれ達には関係ないね、エリナばあちゃん」
エリナ「その通りよジョジョ。個人の主義主張は勝手ですもの」 - 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:10:51.12 ID:orYr4dSL0
- マフィア1「マダム…あなたはエリナ=ジョースターさんですね?
わたしはスピードワゴンさんに大変世話になってやしてね。
さっき知った裏の情報ですが、スピードワゴンさんが発掘隊を皆殺しにしましたぜ」
ジョセフ「!?」
エリナ「でも…わかるような気がする……
スピードワゴンさんがかつて話してくれた『石仮面』と『ディオ』。
それにまつわることのような気がする……」 - 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:16:32.48 ID:orYr4dSL0
- - 夜 -
マフィア2「マダム…あなたはエリナ=ジョースターさんですね?
わたしはスピードワゴンさんに大変世話になってやしてね。
さっき知った裏の情報ですが、スピードワゴンさんが殺されましたぜ。
うわさでは、殺ったのはナチス軍の『シュトロハイム』という男……」
ジョセフ「!?」
マフィア「そしてその『シュトロハイム』より、
ジョセフ=ジョースターに伝言です。『ローマ』に行け、と。
スピードワゴンからの『餞別』をくれてやる、とのことです」
ジョセフ「餞別だと!?そして…ローマだァ~~~?」 - 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:17:56.10 ID:uppgelum0
- なにやってんだスピードワゴンwwwwwwwwwwwwww
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:30:46.25 ID:orYr4dSL0
- - 数時間前 -
スピードワゴン「……わたしを殺すのはいい。
しかし、発掘したこの『遺体』だけはッ!
必ず『ジョセフ=ジョースター』に届けてくれ!必ずだッ!
この遺体は、『柱の男』に対抗できる可能性を秘めている……!」
シュトロハイム「……死の間際の願いがそれでいいのかァ~~?
まぁ…『石仮面』さえあればそんな遺体なぞどうでもいい。
柱の男たちへの対抗策になるかもしれんのだな?わかった。
その遺体は、柱の男たちがいる、イタリアの我が軍のもとへ送らせよう」
スピードワゴン「(『聖なる遺体』。わたしには何も道を示さなかった。
だがジョースター教の教えを継ぐ、『ジョジョ』ならば……
この遺体の持つ力を引き出せるかもしれないッ!!)」 - 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:41:16.89 ID:orYr4dSL0
- - イタリア ローマ -
ジョセフ「ンめーじゃあねえかッ!このスパゲッティーッ!」 ズビズバー
「これは君へのプレゼントだよ、シニョリーナ。
そしてたのみがあるんだカワイイ人。
毎晩ベッドに入る前…これをはずす時ぼくのことを、必ず思い出して欲しいんだ」
ジョセフ「おおッ!あのイタ公、
まっ昼間からいちゃついてるぜ。お熱いのオォ~~」
「ネックレスにおまじないをするよ。君に愛の魔法がかかるように。
そして君の唇にも魔法がかかるように……」
ウェイター「シーザー=ツェペリ様。シュトロハイムという方から電話がはいっております」
シーザー「『シュトロハイム』。ママミーヤ。わかった今行くよ」
ジョセフ「あのスケコマシが!おれが会いにきたツェペリだったのかッ!!」
ウェイター「あれ?申し訳ありません、
既に電話が切れてしまっておりました……
(切れる寸前、叫び声と爆音が聞こえたが……)」 - 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:49:43.29 ID:orYr4dSL0
- ・
・
・
シーザー「……『波紋』を、全く知らないのか……?
シュトロハイムが『スピードワゴン曰く、才能のある奴』と
言うから少々期待していたのだが……ガッカリしたよ。こんな奴と組むのか?」
ジョセフ「そ…それはすまねえ。その『波紋』とは違う、
何か別の才能のことを言ってるんじゃあねーか?
(ただ、おれに『信仰心』以外の取り柄って何かあったかァ~~~?)」
シーザー「……波紋以外か、そうかもな。相手は『柱の男』……
では『戦い』の才能を見せてもらおう。この『女の子』には勝てるかな?」
ガッバァ!
ジョセフ「!? キスの『波紋』で女の子を操ったのか!?」
ドガ!ドカッ!バキ! - 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 14:59:25.49 ID:orYr4dSL0
- シーザー「……女の子にすら勝てんとはなあ~~~。
しかし、いくら殴られても全く抵抗しなかったな。
むしろもっと『殴ってくれ』という感じだった。なにか理由があるのか?」
ジョセフ「先祖代々の教え……
おれの信仰する『ジョースター教』の教えに従ったからだ」
シーザー「ジョースター教?それは、どんな教えなんだ?」
ジョセフ「いかなる『敵意』を向けられようとも、それに応じてはならない。
敵意に対し敵意を返しては、その波が大きくなるだけだからな。
ジョースター教は逆に考える。もっと『殴ってくれていいさ』とな」
シーザー「そうか。まぁ……悪い奴じゃあなさそうだし、
『先祖代々』の教えを忠実に守るのはけっこう好感持てるな。
わかった、コンビを組もう。よろしくなッ!ジョセフ=ジョースター!!」 - 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:06:53.10 ID:orYr4dSL0
- - 真実の口 地下 -
ゴゴゴゴゴゴ…
ナチス「ひ…『柱の男』の額が、ハト時計の扉のように開いたぞッ!」
隊長「落ち着けィ!こいつは紫外線の照射をあびているのだ、動けんッ!
いったいなんなのか……注意して調べろッ!
(本日報告のあったメキシコのシュトロハイム隊の全滅……
これはよい教訓となった。紫外線はこいつらを岩石の状態のままにしている……
この安全策を知ったのだからな)」 - 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:13:34.26 ID:orYr4dSL0
- ナチス「いったいどうなっているのだ。影になっていてよく見えないぞ…。
覗いてみよう。な…なんか音が……」
ドショオッ!
ナチス「うあああああ!つ…つ…つのがッ!
ま…まさかッ!こいつッ!……目覚めているッ!!」
バルバルバルバル!!
ボッゴオッ!!ビシャアアーーッ
隊長「ううッ!?ち…血と脳漿で紫外線の光球を…か、影にしたーーーッ!?
し…紫外線は!こいつにはきかないのかッ!?
メキシコの『柱の男』は動けないというのにッ!」 - 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:16:55.40 ID:orYr4dSL0
- ワムウ「作った光でこのワムウを縛ったままにできるかッ!」
シュオオオオ
ナチス「うわああああ!手がッ!?くっついているッ!?
す…すわれる!!」
ドキュウーーン! パタパタパタパタ
ワムウ「目覚めたまえッ!わがあるじ達よ!!」 - 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:21:36.32 ID:orYr4dSL0
- ワムウ「人間どもの会話からですが…海を渡った地(メキシコ)では、
サンタナがこの貧弱な光を発する機械に屈したとのこと……。
まさか……『波紋の一族』の仕業では?」
エシディシ「二千年前に我らが全滅させたはずのやつらが、
生き残っていたのだ……『間違いない』」
カーズ「『波紋の一族』か……。
また蹴散らせばいいこと。それよりも、『エイジャの赤石』だ」
エシディシ「『エイジャの赤石』!」
ワムウ「ローマ皇帝が持つといわれて探し求めてきた、『エイジャの赤石』……」 - 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:23:01.43 ID:KismfEdC0
- サンタナ機械にやられたんかいwwww
- 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:25:01.50 ID:orYr4dSL0
- ジョセフ「なあシーザー。おれにもよォ、
その『波紋』とやらは可能か?
やってみたいんだ!おせーて!おせーてくれよォ!」
シーザー「まぁ、一時的になら、君の肺を動かす横隔膜の筋肉を刺激して、
軽い波紋なら作れるようにできるが……」
ジョセフ「ほんとうか!やってくれッ!!」
シーザー「わかった。いくぞ!パウッ!」
ドス! - 25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:34:15.99 ID:orYr4dSL0
- ジョセフ「おおおオオ~~~ッ!?練れる!『波紋』が練れるぜッ!
……ところでシーザー、スピードワゴンの『餞別』のことは聞いてるかい?」
シーザー「ああ。これから『それ』を受け取りにいく」
ギャキイイィィ!
ジョセフ「車!? なんだァ~~~ッ!?あいつはナチスだッ!」
シーザー「ナチスのOKが出たようだ。『柱の男』はナチスが警備している!
餞別もそこに届いている!
そして彼がわれわれを案内してくれるのだ!」 - 26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:46:49.76 ID:orYr4dSL0
- - 真実の口 地下 -
ジョセフ「ん?あそこに棺が……どうやら、これがスピードワゴンの餞別らしいな。
中に入っているのは……『遺体』!?
ミイラ化している遺体だッ!スピードワゴンは、なぜこんなものをおれに……」
ゴゴゴゴゴゴ…
マルク「お…おかしい!ここにいるはずの我が軍の見張り番がいないッ!?
……ああああ!これはッ!?」
ジョセフ「ぜ…全滅しているぞォ!おいドイツ野郎!
そっちへ行くんじゃあねえ!なにか潜んでいるぞ!!」
シーザー「目覚めているッ!逃げろマルクーーーッ!!」
トン スカッ
カーズ「今はとりあえず人間世界の変化ぶりを、見学に行くとしよう。
2000年ぶりだからな、楽しみだ……」
エシディシ「いくぞ、ワムウ」
ワムウ「ハッ!」 - 27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:49:15.32 ID:orYr4dSL0
- マルク「ああああ…あああ~~~!
こ、殺してくれッ!だ…だんだん痛みを感じてくる……!
は…はやく…ぼくを殺してほしい…」
ジョセフはマルクの心臓部に手を当て、波紋を流した!
シュゴオオォァ
マルク「あ…ありがと……う、ジョ…ジョ……は…波紋で心臓を……」
ガク…
カーズ「ムウッ!?あれは『波紋』!
生き残っておったかッ!『波紋の一族』がッ!」 - 28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:55:45.19 ID:orYr4dSL0
- ゴゴゴゴゴゴ…
ジョセフ「……一つ聞きたい。なぜおまえらは人間を殺す?」
カーズ「貴様ら人間は、『蟻』を踏みつぶすのに理由があるのか?」
ジョセフ「……なるほど。何の『教え』もなく『ただ生きてきただけ』ってわけか。
哀れな生物だな。このおれが『施し』をかけてやるぜ。おまえたちを『救おう』」
ワムウ「『哀れ』だと?『施し』だとッ!?『救う』だとォォーーッ!!?
図に乗るなよ貴様ァーーーッ!!」
シュタァ!
ワムウ「闘技!『神砂嵐』!!!」 - 29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 15:58:14.29 ID:KismfEdC0
- ジョセフかっけえ!
- 30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:07:27.94 ID:orYr4dSL0
- 『左腕を関節ごと右回転!』
『右腕をひじの関節ごと左回転!』
『そのふたつの拳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間は!
まさに歯車的砂嵐の小宇宙!!』
ジョセフ「我が心と行動に一点の曇りなし。すべてが『救済』だ」
シーザー「ジョジョ!避けろッ!避けるんだッ!!
ジョジョオオォォーーーーッッ!!……ハッ!?」 - 31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:09:32.48 ID:orYr4dSL0
- ビカアアァァーーーッッ!!
シーザー「い…遺体がッ!ミイラ化した『遺体』が!光っている!?
こ、これはッ!?まっ、まぶしい!この輝きはッ!
目…目がくらむッ!げ、限界なく明るくなるぞおおォォーーッ!」 - 32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:18:14.80 ID:orYr4dSL0
- シーザー「ハッ!? み…見えたぞ。は…『入った』!
遺体が!ジョジョの……『体の中』にッ!!」
ドドドドドド…
ジョセフ「……」
エシディシ「な…なんだ?や…奴が、
あ…あたたかい輝きの中にいるように見えるぞ……」
ワムウ「カ、カーズ様……何か変です…奴……いや!
『ジョジョ様』に対して、敬いの感情が湧き上がってきますッ!」
カーズ「このカーズもだ…!崇めるだとか、敬うだとか、奉るだとかの……
そう!ヒンドゥーやユダヤを『信仰』する者が持っているであろう気持ち!!」 - 33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:18:45.04 ID:orYr4dSL0
- 『宗教!』
そのすてきな好奇心が柱の男たちを行動させたッ! - 34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:19:33.43 ID:orYr4dSL0
- - 数ヶ月後 -
ジョセフ「……本日の話はここまでだ」
ワムウ「本日も素晴らしいお話でしたね、カーズ様、エシディシ様」
カーズ「そうだな。我々は『神』になりたかった。
その為に石仮面を作り、赤石の行方を追った。だが……それは間違いだったようだ」
エシディシ「『天』におわす神は『地上』を作り、人間や、我々を生み出した。
上から下へ生まれ落ちた我々は、いつしか『上』を望むようになった。
すなわち、『神の傍』に帰りたいのだ。
我々は神になりたかったのではない。ただ、『帰りたかった』だけなのだ……」
カーズ「その通りだ、エシディシ。
そしてこの教えを守り続けることが、きっと『帰る』為の唯一の手段……」
ワムウ「ジョースター教では、他人の主義主張に寛大です。『帰り』を望む者同士の争い。
つまり『横』の争いに意味がないことを、理解しているからなのでしょう」
エシディシ「そうだな。しかし結局人間は、自分の目の前の利益を求める者が大多数だ。
我々が長い年月をかけ、『施し』をかけていかねばなるまい」
カーズ「ああ……これが『信仰』の心だ。
我々はジョジョ様に『出逢う』ために、何万年もさまよってたのかもしれぬ……」
≪ジョセフがジョースター教を広めているようです -完-≫ - 35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:20:20.62 ID:orYr4dSL0
- 遺体は『誰』のイメージか
ジョセフがこの話で手に入れた聖なる遺体は、SBRの『イエス様』ではなく、
『モンテスマ(モクテスマ2世)』をイメージしております。
モンテスマは、メキシコにかつて存在した『アステカ帝国』の第9代君主である。
在位期間は18年、1520年に死亡している。
生贄文化の有名なアステカではあるが、
メンドーサ古写本に含まれている年代記曰く、
モンテスマ自身は、
「教養があり、また占星術師として、哲学者としてすべての技芸に優れた人物」
であったらしい。
聖人の意味は『高い学識・人徳や深い信仰をもつ、理想的な人。聖者』 - 36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:20:56.13 ID:orYr4dSL0
- 宗教は否定しませんが、『狂信』は危ないと思うのです。
最後までご覧頂き誠にありがとうございました。
それでは。 - 37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:29:15.85 ID:8/w6e73zO
- 乙
行き過ぎダメ絶対 - 38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:48:30.13 ID:KismfEdC0
- 乙、面白かった
流石に三部は無理か? - 39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/21(火) 16:50:09.27 ID:uppgelum0
- お疲れ様でした
第3部も待ってます

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