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菜花黄名子「ごらく部?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:19:48.85 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「いてて……まさかTMキャラバンのドアが急に開くとは思わなかったやんね
とりあえずどこかのパラレルワールドに落ちたみたいだけど、みんなが助けに来てくれるのを待つしかないよね」

?「君は……?」

黄名子「ん?もしかしてこの世界の住人やんね?」

?「この世界?」

黄名子「あっ……えーっと、ここはどこやんね?」

?「ここは七森中学校だよぉ君は?」

黄名子「自己紹介がまだだったやんね
菜花黄名子です!」

?「菜花黄名子ちゃんって言うんだ
あか……私は赤座あかり、中学1年生だよ」

黄名子「うちと同い年やんね!」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:21:08.24 ID:/ZRb7/l+0
あかり「えっ、そうなの?そうには見えなかったよぉ」

黄名子「そうやんね?」

あかり「黄名子ちゃんはどうしてここにいるの?
この学校の生徒じゃないみたいだけど……」

黄名子「(上手くごまかさないと……)
い、家出やんね!」

あかり「家出!?お家の人が心配するよぉ!」

黄名子「あ、えーと……大丈夫やんね!
数日後にはここに迎えにくるって言ってたから!」

あかり「そ、そうなの?」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:22:05.49 ID:/ZRb7/l+0
ちなつ「あ、あかりちゃん!もう部室前に来てたの?」

あかり「ちなつちゃん!」

ちなつ「と……あなたは?」

黄名子「菜花黄名子、やんね!」

あかり「家出して数日後まで帰れないんだって」

ちなつ「そうなんだ……」

黄名子「そ、そうやんね!」

京子「ちなちゅー!」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:22:48.96 ID:/ZRb7/l+0
ちなつ「げっ、京子先輩」

結衣「やあ、ちなつちゃんにあかり」

ちなつ「結衣せんぱーい!」

結衣「その娘は?」

ちなつ「家出して、住処に困ってるみたいなんです
数日後には帰れるみたいですけど」

黄名子「(何かどんどん話が転がってるような気がするやんね……)」

結衣「そうなんだ
じゃあ部室使わせてあげようよ」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:24:02.74 ID:/ZRb7/l+0
ちなつ「いいアイデアですね!結衣先輩!」

結衣「うん、夜は誰も部室使ってないしね」

黄名子「いいの?ありがとうやんね!」

京子「それじゃあ早速君も入れてごらく部始めるぞ!」

黄名子「う、うちも?」

京子「新しい部員は大歓迎だよ!」

黄名子「(うちこの学校の生徒じゃないんだけど……)」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:24:46.15 ID:/ZRb7/l+0
部室

黄名子「それじゃあ改めて自己紹介するね!
菜花黄名子です!よろしく!」

京子「私は歳納京子!」

結衣「私は船見結衣」

ちなつ「私は吉川ちなつです!」

京子「以上!」

あかり「ちょっと京子ちゃん!あかりもいるよぉ!
あかり……じゃなくて私は赤座あかりだよぉ!」

黄名子「別に私じゃなくてもいいやんね!同い年だし!」

あかり「そうかな?」

結衣「ということは、黄名子ちゃんは1年後輩なんだね」

黄名子「そうなるやんね」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:26:50.47 ID:/ZRb7/l+0
京子「そうだ!黄名子は魔女っ娘ミラクるんって知ってる!?」

結衣「いきなりその話かよ」

黄名子「知らないやんね
コズミックプリティレイナなら知ってるけど……」

京子「そうか……」ショボン


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:27:36.62 ID:/ZRb7/l+0
結衣「黄名子ちゃんはライバるんの声に似てるよね」

京子「そうだね!
今度のコミケには……」

結衣「移り変わり激しいなおい」

ちなつ「そういえば結衣先輩、ミラクルんに詳しいですね」

結衣「京子に付き合わされてるうちにね」

ちなつ「というか、黄名子ちゃんは数日後に帰るからコミケには間に合いませんよ」

京子「そ、そんな……」ガーン

結衣「(もうつっこまないぞ……)」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:28:22.34 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「(何だか賑やかやんね……
サッカー部のみんなもこんな感じで賑やかだったな……)」

その頃

天馬「どうするの?フェイ!」

フェイ「今アルノ博士に黄名子の居場所を探してもらってるけど見つかるかどうか……」

ワンダバ「見つかる可能性の方が低いだろう……」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:29:03.26 ID:/ZRb7/l+0
京子「それじゃあ早速お菓子でも食べようぜ~」

ちなつ「って何でそうなるんですか!」

京子「ほら、新入生歓迎会ってやつだよ!」

結衣「お前を歓迎してるわけじゃないんだぞ
どうぞ、黄名子ちゃん」

黄名子「あ、ありがとうやんね!」ムシャムシャ

黄名子「このいもチップスおいしいやんね~」

ガラガラ

綾乃「歳納京子ー!」

千歳「お邪魔します」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:29:49.50 ID:/ZRb7/l+0
綾乃「歳納京子!また書類を提出しなかったわね!?」

京子「あ、忘れてた」

綾乃「全く……ってあなたは?」

千歳「見かけん顔やね~」

黄名子「うちは菜花黄名子、やんね!」

綾乃「(そんな子後輩にいたかしら……?)」

千歳「変わった方言やね~」

黄名子「よく言われるやんね」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:30:38.74 ID:/ZRb7/l+0
ちなつ「家出して、しばらくここに泊めることになったんです」

結衣「ちょっ、ちなつちゃん!」

ちなつ「え?」

綾乃「勝手に学校の敷地を使うのはちょっとまずいんじゃ……」

千歳「そうやな~」

ちなつ「あっ……」

綾乃「とりあえず、黄名子ちゃんは生徒会に来てくれない?
許可取らなきゃいけないから」

黄名子「わかったやんね」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:34:04.79 ID:/ZRb7/l+0
京子「やっぱり、私達の家に泊めてあげようぜ!
私は無理だけど」

ちなつ「無責任な発言しないでくださいよ京子先輩!
黄名子ちゃん、まだ慣れてないみたいだし……」

結衣「そうだな……」

あかり「もし黄名子ちゃんが良いって言ってくれたら、お姉ちゃんに相談してみるよぉ!」

結衣「私は一人暮らしだし、黄名子さえ良いって言ってくれたら大丈夫だぞ」

京子「よし、決まり!
後は黄名子が馴染んでくれるかだな~」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:34:46.78 ID:/ZRb7/l+0
生徒会室

向日葵「ちょっと櫻子!ちゃんと整理しなさい!」

櫻子「分かってるってー
うるさいおっぱい魔人だなー」

向日葵「何ですって!」

りせ「         」

西垣「はは、そうだな」

ガラガラ

綾乃「西垣先生」

西垣「どうした?」

綾乃「実は相談したいことが……」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:35:32.20 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「ど、どうもやんね」

西垣「ん?君は?」

黄名子「じ、実は家出して泊まるところがなくて、ごらく部の部室を使わせてほしいやんね!」

西垣「ん?
家へ帰ればいいんじゃないのか?」

黄名子「それが数日後まで帰れなくて」

西垣「そうか、分かった
いいぞ」

黄名子「本当やんね!?」

綾乃「い、いいんですかそんな単純な」

西垣「ああ、何か深いわけがあるみたいだしな」

黄名子「あ、ありがとうやんね!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:36:15.72 ID:/ZRb7/l+0
綾乃「そうだ、ついでに生徒会のメンバーを紹介しておくわね」

綾乃「あの人が生徒会長の松本りせ会長」

りせ「        」

西垣「よろしく、と言っているぞ」

黄名子「よ、よろしくやんね」

綾乃「私が副会長の杉浦綾乃よ、よろしくね」

綾乃「で、こちらが池田千歳」

千歳「よろしゅうな~」

綾乃「そして、この二人が大室櫻子と古谷向日葵よ」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:36:58.81 ID:/ZRb7/l+0
向日葵「黄名子さん、よろしくお願いします」

櫻子「よろしく!」

黄名子「みんなよろしく!」

綾乃「さ、許可も貰ったことだし、ごらく部のみんなの元に帰っていいわよ」

黄名子「綾乃先輩、ありがとうやんね!」

綾乃「別に気にしなくていいわ
生徒会として当然のことをしただけだもの」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:38:07.18 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「無事許可を貰ったやんね!」

結衣「良かったね、黄名子ちゃん!」

京子「よし、黄名子が戻ってきたし何かするかー」

ちなつ「何かって何ですか」

京子「例えば……王様ゲームとか!」

ちなつ「王様ゲームですか!?
(
京子「2番と3番がキス!」

ちなつ「あ、私2番です!」

結衣「私が3番だ」

ちなつ「ゆ、結衣先輩……行きますよ?」

結衣「来て……ちなつちゃん」

何てことが!)

やりましょう!」

結衣「ち、ちなつちゃん?」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:38:49.90 ID:/ZRb7/l+0
京子「みんな引いた?」

黄名子「引いたやんね」

結衣「私も引いたよ」

ちなつ「私もです!」

京子「あれ?それじゃあ誰が……」

あかり「ちょっとぉ!あかりを忘れないでよぉ!」

京子「あ、いたんだ」

あかり「酷いよ京子ちゃん!」プンプン


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:39:33.11 ID:/ZRb7/l+0
あかり「それじゃあね……」

ちなつ「(結衣先輩と結衣先輩と結衣先輩と……)」

結衣「(何だか貞操の危機を感じる……)」

あかり「1番と4番が握手!」

ちなつ「あ、握手?」

京子「何だか普通だなー」

あかり「だってみんなに酷いことはさせられないよぉ!」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:42:18.07 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「あかりは優しいやんね!」

結衣「1番は私だ」

ちなつ「そ、そんな!(私が4番だったら……)」

黄名子「あ、うちが4番だったやんね」

結衣「じゃあ握手しようか、黄名子ちゃん」

黄名子「は、はいやんね!」

ギュッ

結衣「黄名子ちゃん、手も小さいんだね」

黄名子「そう?」

結衣「うん、可愛いよ」

ちなつ「!!?」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:44:57.95 ID:/ZRb7/l+0
ちなつ「(もしあれが私だったら……

結衣「可愛いね、ちなつちゃん」

ちなつ「ゆ、結衣先輩!?」

結衣「手も足も髪も……色んなところが可愛い」

ちなつ「ゆゆゆゆ結衣先輩……!」

なんてことが……)」

黄名子「ち、ちなつちゃん?」

京子「よし、次行こうぜ」

綾乃「歳納京子ー!」

京子「あ、二度目じゃん」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:47:49.88 ID:/ZRb7/l+0
結衣「どうしたの?綾乃」

綾乃「やっぱり、黄名子ちゃんをごらく部だけには任せておけないわ!」

千歳「とか言って、本当は歳納さんに会いたいだけなんやろ~?」

綾乃「な、何言ってるの!違うに決まってるでしょ!?」

京子「ちょうどいいや
綾乃達も王様ゲームやろうぜ!」

綾乃「お、王様ゲーム!?(歳納京子と……)」

千歳「(王様ゲーム……!)」ブォッ

黄名子「なんか大変なことになってるやんね……」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:50:31.14 ID:/ZRb7/l+0
そんなこんなで

千歳「あ、うちが当たりや~」

結衣「!?」

ちなつ「それって結構やばいんじゃ……」

千歳「綾乃ちゃん、こっそり番号教えてくれたら歳納さんとあんなことやこんなこと出来るで!」ヒソヒソ

綾乃「い、言うわけ無いでしょ!」ヒソヒソ

千歳「しゃあないなあ
それじゃあ、2番と6番がキスで」

「!?」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:53:27.65 ID:/ZRb7/l+0
結衣「わ、私は違うぞ」

京子「私も
ちなつちゅっちゅしたかったな~」

ちなつ「やめてくださいよ京子先輩!
私も違います(結衣先輩とちゅ、ちゅ~出来たら……)」

綾乃「私も違うわ」

黄名子「うちやんね」

あかり「あ、あかりもだよぉ」

ちなつ「と、ということはあかりちゃんと黄名子ちゃんがキス……」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:53:58.84 ID:cRyoqLmo0
キマシ


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:55:40.82 ID:/ZRb7/l+0
あかり「い、いくよ?黄名子ちゃん」

黄名子「ど、どうぞやんね」

ちゅっ

……

ちなつ「て、いつまでやってるんですか!」

あかり「あ、ごめん!」

黄名子「な、何か不思議な感じやんね」

京子「いやあ、ラブラブですな」

結衣「何というか……」

綾乃「恥ずかしくて、み、見てられないわね」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 14:58:53.21 ID:/ZRb7/l+0
綾乃「そ、そろそろ空も暗くなってきたし、帰りましょうか」

千歳「そ、そうやね……」

黄名子「千歳先輩大丈夫やんね!?」

結衣「千歳なら大丈夫だよ」

黄名子「そ、そう?」

京子「さて、私達も帰りますか」

黄名子「……寂しくなるやんね……」

あかり「黄名子ちゃん……
よかったらあかりの家に来る?」

黄名子「え……?」

結衣「そうだな
今日最も黄名子ちゃんと仲良くなったのはあかりだし」

あかり「ちょっとそれどういう意味!?」プンプン

京子「あかりと黄名子が一夜を共にするのか~
お幸せに!」

あかり「ちょっと京子ちゃん!」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:02:15.56 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「お世話になる、やんね!」

あかり「うん!」

帰り道

あかり「黄名子ちゃんはどこに住んでるの?」

黄名子「え?えーと……遠い場所やんね」

あかり「遠い場所?」

黄名子「うん!」

あかり「家出の後もまた会えるかなぁ?」

黄名子「……き、きっと会えるやんね」

あかり「そうだね
あ、あそこがあかりの家だよ!」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:03:57.41 ID:/ZRb7/l+0
あかり「ただいまー!」

あかね「お帰り、あかり
あら、その子は?」

あかり「今日友達になった菜花黄名子ちゃん!」

黄名子「菜花黄名子です!」

あかり「今日、黄名子ちゃんを泊めてもいい?」

あかね「ええ、いいわよ」

あかり「わぁい!優しいお姉ちゃんだぁいすき!」

あかね「うふふ」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:07:38.97 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「お世話になるやんね!」

あかね「あら、変わった方言ね」

黄名子「よく言われるやんね」

そして

黄名子「料理、おいしかったやんね!」

あかね「ありがと!」

あかり「あかりはお風呂入るね!」

あかね「入ってらっしゃい、あかり」

あかね「で」

あかね「あかりとはどういう関係なの?」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:11:47.37 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「え?」

あかね「ふふ、聞いてみただけ」

黄名子「あかりちゃんもごらく部のみんなも、うちの友達やんね」

あかね「そう
あかりは私の大事な妹なの
だからあかりのことが心配になっちゃうのよ」

黄名子「そ、そう……」

黄名子「(な、なんか怖い……)」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:13:59.79 ID:/ZRb7/l+0
そして

あかりの部屋

黄名子「ふう、気持ちよかったやんね」

あかり「あかりの服、どうかな?」

黄名子「ちょっと大きいけど、大丈夫やんね」

あかり「よかった
そんだ、トランプでもしようよぉ!」

黄名子「分かったやんね!」

……

あかり「」ウトウト

黄名子「あかりちゃん?」

あかり「はっ、寝てた?」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:17:27.06 ID:/ZRb7/l+0
あかり「あかり、いつも21時には寝るから……」

黄名子「じゃあ無茶しなくてもいいやんね!」

あかり「ごめんね、黄名子ちゃん」

黄名子「謝ることじゃないやんね!」

……

あかり「黄名子ちゃん……」

黄名子「何やんね?」

あかり「本当は、また会えるって嘘だよね?」

黄名子「え?」

あかり「何となくだけど、果てしなく遠くて、もう二度と会えないような場所に黄名子ちゃんが住んでる気がする……」

黄名子「あかりちゃん……
うち、本当はパラレルワールドからきたやんね」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:20:34.13 ID:/ZRb7/l+0
黄名子「突然、未来で結婚するっていう男の人がうちに話しかけてきて、過去にいるうちの息子を見守ってほしいって言われての
それでうちの息子の所に行って、息子と色々な時間を旅してるうちにはぐれちゃったやんね……
多分、どこのパラレルワールドに落ちたか分からないうちを探すのは大変やんね……
そんな中あかりちゃんが来てくれて、うちすっごい嬉しかったやんね」

あかり「黄名子ちゃん……」

黄名子「もしうちがこのまま見つからなかったら……」

あかり「うん、私が黄名子ちゃんと一緒にいてあげるよ」

黄名子「あかりちゃん……ありがとうやんね……」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:23:45.95 ID:/ZRb7/l+0
あかり「うんうん
あかりは、本当は黄名子ちゃんと別れたくないって思ってる悪い子だよぉ……」

黄名子「あかりちゃん……」

あかり「短い時間だったし、もっと黄名子ちゃんのこと知りたいって思ってる……」

トントン

あかね「あかり?起きてるなら早く寝なさいね」

あかり「あ、はぁい!」

あかり「あかり、もう寝ないと」

黄名子「うん、おやすみやんね」

あかり「おやすみ」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:27:48.00 ID:/ZRb7/l+0
その頃

天馬「黄名子の居場所が分かった!?」

ワンダバ「ああ」

フェイ「アルノ博士によると、黄名子が落ちたパラレルワールドには、元々この世界の初期型のタイムマシンがあるみたいなんだ」

天馬「どういうこと?」

フェイ「多分、僕が生まれる前に開発したタイムマシンが一人手に時空を越えて、たまたまそのパラレルワールドに落ちたみたいなんだ
そして、そのパラレルワールドにあるタイムマシンが最近、そのパラレルワールドの住人によって動かされたことでパラレルワールドに穴が開き、そこに黄名子が落ちたらしい」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:29:53.19 ID:/ZRb7/l+0
天馬「そうなんだ……」

神童「とにかくみんなで助けに行くぞ!」

茜「でも、パラレルワールドを移動するのに必要なアーティファクトがない……」

フェイ「そこら辺はアルノ博士が上手くやってくれたみたいだよ」

ワンダバ「よし、3、2、1……
タイムジャーンプ!」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:31:55.69 ID:/ZRb7/l+0
放課後

黄名子「みんな!」

結衣「待たせてごめん、黄名子ちゃん」

黄名子「しょうがないやんね」

「黄名子!」

黄名子「この声……!」

天馬「よかった、無事で!」

葵「黄名子ちゃん!」

黄名子「みんな!」

結衣「車が浮いてる……?」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:34:25.63 ID:/ZRb7/l+0
あかり「この人たちがパラレルワールドの?」

京子「ぱ、パラレルワールド!?」

結衣「何が起きてるんだ?」

黄名子「実はうち、本当は家出じゃなくてパラレルワールドからきたやんね」

フェイ「ここにタイムマシンがあるはずなんだ」

あかり「タイムマシン……あ!」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:36:31.46 ID:/ZRb7/l+0
あかり「もしかしてこれ?」

フェイ「これだよ!」

結衣「ど、どういうことか説明してくれ」

フェイ「かくかくしかじかなんだ」

京子「まさかあかりが乗ったタイムマシンが黄名子を引き寄せたとはな~」

あかり「あかりもびっくりだよぉ」

黄名子「(フェイの面倒を見るどころか逆に助けられてるやんね……)」

フェイ「さ、帰ろう黄名子」

ザナーク「ちょっと待ちな!」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:38:46.69 ID:/ZRb7/l+0
天馬「ザナーク!」

ザナーク「お前らが突然時間を移動するから着いてきてみたのさ
まあこれも何かの機会だ
サッカーやろうぜ!」

天馬「そんな!」

そして監督は結衣が担当して0-0のまま後半戦へ

黄名子「このままじゃ引き分けやんね……」

あかり「黄名子ちゃん……あかりの力を分けてあげられたら……」

ワンダバ「それだ!」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:42:02.85 ID:/ZRb7/l+0
あかり「え?」

ワンダバ「このミキシガンは人から人へオーラを分け与えられるのだ!」

あかり「そうなの!?」

ワンダバ「物は試しだ!
ミキシマーックス!」

あかり「きゃっ!」

黄名子「ミキシマックス!あかり!」

あかり「見た目があかりみたいになった?」

ワンダバ「簡単に言えば、二人の人を一つにするのがこのミキシガンだ
だから、黄名子はあかりと足して2で割ったみたいな見た目をしているんだ」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:44:11.81 ID:/ZRb7/l+0
ザナーク「ミキシマックスしたところでこの俺が止めてやるぜ!」

ザナーク「な!……消えただと!?」

天馬「黄名子が消えた……?」

ズガァッ

「ゴォォォォォル!」

黄名子「これがあかりの力……」

京子「そうか!今黄名子はあかりの空気が薄い力を受け継いでいるんだ!」

あかり「な、なんか力を分け与えられた嬉しいような悲しいような……半々だよぉ」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:47:09.93 ID:/ZRb7/l+0
そして

フェイ「ザナークも追い払ったし、帰ろう黄名子」

黄名子「みんな……」

結衣「ちょっとの間だけだったけど、悲しくなるな」

京子「また会おうぜ!黄名子!」

あかり「京子ちゃん……」

京子「確かに遠いところだけど、こんな凄い機械があるならまた会えるだろ?」

黄名子「そうやんね……いつかまた、会いにくるやんね……!」

あかり「黄名子ちゃん、またね!」

黄名子「ばいばい……やんね……」グスッ

結衣「消えた……」

京子「またいつか来るって約束したじゃん!」

あかり「うん、また会おうね……黄名子ちゃん!」

終わり


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:47:34.56 ID:cRyoqLmo0
おつ


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/25(土) 15:52:53.71 ID:vDCE8hZ50
面白かったやんね


元スレ:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1369459188/


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