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二等兵「出頭命令…ですか?」

1:(妄想が)爆発するぞー!!:2011/06/12(日) 21:33:39.97 ID:W9J60H1M0
大尉「“本日1500時に第7小隊の小隊長・副長両名は本部へ出頭せよ”という連絡が来た」

中尉「面倒なことじゃなけりゃ良いんだけどな~」

二等兵「お二人が行くのはわかったんですけど…なぜ僕もなんですか?軍曹や兵長ではなく…」

大尉「ああ、それはだな…お前もこういう経験をしたほうがいいかと思ってな」

二等兵「経験?ですか?」キョトン

中尉「そ、役に立つかはわからないけど、本部がどんな所か?どんな奴がいるか?っていうのは
   知っておいても損は無いだろうからな。あの2人は行ったことあるし」




4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:35:53.65 ID:W9J60H1M0
大尉「まあ、緊張しなくても大丈夫だろう」

中尉「そうかね~?案外悪い知らせかもよ?」

大尉「そんなこと無いだろう」

中尉「いや、わからんよ?」

大尉「心当たりでもあるのか?」

中尉「…お前がそれを言うのか」

大尉「?」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:37:13.56 ID:W9J60H1M0
中尉「前、第8小隊との模擬戦の時にあっちの一等兵(♀)に、おもいっきりグーパンチして泣かしたろ、お前」

二等兵「あー…小銃でガードしてたけど、倒れたとこに拳銃(模擬弾)で追い打ちかけた、あの…」

中尉「あの後大変だったんだぞ…それ聞いた兵站局の准将(♀)が『差別だ!!』とか言って騒いでさ」

大尉「しょうがないだろう。咄嗟のことだったし、小銃が詰まって撃てなかったんだから」

大尉「それに、訓練で本気を出すのは当然だ。そこで全力を尽くせるかどうかが実戦の結果に繋がるんだから」キリッ

中尉「はいはいそうですね…」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:39:06.52 ID:W9J60H1M0
大尉「そういうお前だってあるじゃないか」

中尉「ん?」

大尉「ちょっと前に、潜水艦部隊の大佐の娘にちょっかい出したらしいじゃないか」

中尉「あー…うん…」

大尉「この前あのおっさんキレてたぞ?『あの野郎!!アッーしてこーしてやる!!』ってさ。そのうち殴られるんじゃないか?」

中尉「あの娘にはちょっと声掛けただけなんだけどな…
   それにあの人いつも変な目で俺を見てる気がするんだよ…何か別の意図がありそうで怖いな…」

二等兵「確かになんかクネクネしてますよね。あの人」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:40:41.39 ID:W9J60H1M0
大尉「そういえば、軍曹も潜水艦部隊の少佐(♀)に、よく誘いを受けてるらしいけど、断わりっぱなしみたいで
   その少佐が怒ってるって聞いたな」

二等兵「あのいつも青いツナギを着た人ですか?美人ですよね」

中尉「誘いって?一緒に呑もうとか?」

大尉「さあ?『やらないか』としか言ってこないみたいだからよくわからん」

中尉「…助けるべきか、助けないべきか、そこが問題だ」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:41:57.81 ID:W9J60H1M0
大尉「あ、さっきの兵站局がどうとかってので思い出したけど、そこから苦情来てた」

中尉「苦情?」

大尉「そう。なにか要望があれば、ってことで意見箱ってのを置いてるらしいんだけど」

大尉「そこに、兵長が非常食のチョコバーについての改善要求(レポート用紙100枚)をブチ込んで
   箱壊したって、」

中尉「“熱心な奴なんですよ”って言っとけばいいよ」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:43:10.69 ID:W9J60H1M0
二等兵「こうして考えてみると、なんかすごい部隊ですよね♪」ニコッ

大尉 ジー
中尉 ジー

二等兵「?」

中尉「なに他人事みたいに言ってるんだ」

二等兵「え」

中尉「お前、基礎訓練の手榴弾の取り扱いについての時、抜くなって言ったのにピン抜いたろ」

二等兵「あー…」

大尉「あの時は本当、肝が冷えた」

中尉「レバーを保持してたからよかったものを…」

二等兵「ごめんなさい」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:44:16.89 ID:W9J60H1M0
中尉「で、結局悪い知らせが来る要素満載ってわけか」

二等兵「わ、悪い知らせって何ですか…?」

中尉「どっかに左遷…とか?」

二等兵「え!?それはちょっと…」

大尉「異動、嫌なのか?二等兵は」

二等兵「え!?あ、あのー…えーと…まあ、いろいろと…」

二等兵「そ、そういう大尉は異動になっても良いんですか?」

大尉「まあ、そうだな。どこに行かされたとしても、軍にいられればそれでいいさ」

二等兵「そうなんですか…」

中尉「…そろそろ時間だ。無駄話はやめてさっさと行かないか?」

大尉「そうか、わかった」

二等兵「はい!」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:45:11.09 ID:W9J60H1M0
~基地内、兵站局にて~

軍曹「ほら、兵長!書かないと終わらないぞがんばれ!」

兵長 グデーン

軍曹(この顔は…「めんどくさい」って顔だな…」

軍曹「しょうがないだろ?兵站局の備品壊しちゃったんだから。」

軍曹「私も一緒に始末書の内容考えるから、な?」

兵長「…」チラ

軍曹(ん?あれは…大尉達か。どこへ行くんだろう…?)

兵長 ブンブン

軍曹「…ペンをソユーズに見立てて遊べる想像力があるなら、それをこっちに使おうよ…」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:46:35.43 ID:W9J60H1M0
~本部にて~

大尉「第7小隊、大尉以下2名出頭いたしました!」ビシッ

兵站中佐「いらっしゃい大尉。大佐は急な用事があって今はいない。作戦室へ行って待っていてくれ」

大尉「了解しました!」ビシッ

スタスタ

大尉「今のは本部の兵站担当の中佐。娘さんが思春期でいろいろ困ってるらしい」

二等兵「はい!」

中尉「もっと軍務に関係のあることを教えてやれよ…」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:47:52.10 ID:W9J60H1M0
~作戦室~

二等兵「ここが作戦室…」

大尉「そうだ。連隊長や幕僚たちが、作戦計画の立案や指揮を執ったり、
   実動部隊への任務の説明を行ったりする場所だ」

中尉「緊張してんのか?」

二等兵「はい、少し…この場所の雰囲気ってのもありますけど、
    これからどんなことを言われるのかと思うと…」

中尉「まあ、悪い話ではなさそうだけどな」

二等兵「えっ、どういうことですか?」

中尉「お叱りを受けることになるなら、連隊長の部屋とかに呼ばれると思う」

中尉「だけど、この部屋に呼ばれたってことは、なんか面倒な任務の話とかだと思うぞ?」

ガチャ


20:Cat Shit Oneをイメージしていただければ…:2011/06/12(日) 21:49:54.09 ID:W9J60H1M0
大尉「“Ten-hut!!”『気を付け!!』」

大尉 ビシッ
中尉 ビシッ
二等兵 ビ、ビシッ

大佐「休め。すまないな遅れて」

大尉「いえ」

大佐「3人とも掛けてくれ」

スッ

大佐「さて、君たちに来てもらったのはある重要な任務のためだ」

大佐「この任務は極秘で、知っているのはここにいる私たちだけだ。これより説明を行う」

二等兵 ゴクッ

大佐「だがその前に…」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:51:08.24 ID:W9J60H1M0
大佐「なぜ、二等兵がここにいる?」ギロッ

二等兵「!!」

大佐「私が呼んだのは大尉と中尉だけだったはずだが?」

二等兵「え、え~と…あのー…」

大尉「私が一緒に来るように言いました。こういう経験も必要だと思いましたので」

大佐「そうか…それは残念だ…」

二等兵「!!??」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:52:15.33 ID:W9J60H1M0
大佐「お茶菓子を買ってきたんだが、3つしかなくてな…」ショボーン

二等兵「…え?」

大尉「いつもの羊羹ですか?」

大佐「いや、今日は少し離れた洋菓子店に行ってきた。それで遅れてしまった」

大佐「ショートケーキとチョコレートケーキとシュークリームがある。好きなのを選ぶといい」

二等兵「ど、どういうことなんですか?中尉」ヒソヒソ

中尉「どういうことって…ただの甘いもの好きだよ。大佐は」

大尉「俺は良いです。3人で食べてください」

大佐「いや、そういうわけにはいかない。私は自前の羊羹を食べるから3人で食べなさい」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:53:17.43 ID:W9J60H1M0
大尉「そうですか。どれにする?」

二等兵「え、えーと…」

中尉「じゃあ、俺はシュークリームを貰う」

二等兵「僕はチョコレートケーキでお願いします…」

大尉「俺はショートケーキ…」

大尉・中尉・二等兵「いただきます」

二等兵 モグモグ

二等兵「ん?」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:54:12.54 ID:W9J60H1M0
大佐 (´・ω・`)ショボーン

二等兵(!!…ど、どうしよう)

中尉「まったく…」ボソ

中尉「申し訳ありません大佐。自分は甘いものは少し苦手で…」

中尉「大佐の羊羹をいただけませんか?それならそんなに甘くないので。ケーキは大佐が食べてください」

大佐「そうか、それなら仕方ないな…………♪」

二等兵(あれ?中尉って甘いもの嫌いじゃなかったはずだけど…?)

大尉(うまいことやるなーこいつ)モグモグ


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:55:29.73 ID:W9J60H1M0
大佐「では、話を戻そう」

大佐「君たちにやってもらいたい任務は、連隊内で発生している物資の横流しについての調査だ」

二等兵「横流し…」

大佐「そうだ。発生時期は2か月前から、主に被服・携帯糧食が流されている。」

二等兵「あの…質問よろしいでしょうか?」ビクビク

大佐「ああ、構わない」ニコ

二等兵 ホッ

二等兵「そういう調査って憲兵が行うことなのでは?」

中尉「たしかに、なぜ俺たちに?」

大佐「もっともな意見だ。…実はすでに憲兵隊による調査は実施済みだ」

二等兵「!?」

中尉「へえ」

大尉「…」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:56:56.18 ID:W9J60H1M0
大佐「3日前に、兵站局と本部に憲兵隊が入り、
   すべての軍務を停止させての調査が行われた」

大佐「しかし、成果は上がらず、手がかりになりそうなものもまったくなかった」

大佐「しかも、調査が行われた日だけ犯行の痕跡がなかった」

中尉「それは、つまり容疑者は事前に調査を知っていたか、
   調査が入ると知って急いで証拠を消したかのどちらかが考えられる?」

大佐「そうだ。物資をどうにかできるのは本部と兵站局ぐらいなものだ」

大佐「そのいずれかに容疑者がいる可能性が高い」

中尉「…物の動きでは追えないんですか?」

大佐「それについても調査したが不明。いつの間にか無くなっているといった状態だ」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:58:24.62 ID:W9J60H1M0
大佐「それと、君たちに調査してもらいたい理由だが、相手は用心深い。憲兵隊にまた動きがあると、
   今度は完全に姿を消すことも考えられる」

大佐「だが、いろいろと騒ぎを起こしている君達なら警戒されないだろう」

中尉「ああ…だからか」チッ

大佐「タダでとは言わない。容疑者の特定・確保が成功すれば
   昇進などについても考慮しよう」

大佐「特に中尉は昇進が滞っているのだし、悪い話ではないだろう?」

中尉 ムカッ

大尉「…全員で話し合わせてもらえませんか?」

大佐「その『全員』がここにいる3人という意味なら許可しよう」

大尉「わかりました。少し時間をください」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 21:59:15.85 ID:W9J60H1M0
大尉「さて、どうするか…」

中尉「俺は反対。腹は立ったがそれ以上に仲間を売るようなことはしたくない」

中尉「それに、軍に俺の何もかもをくれてやったわけじゃない」

大尉「二等兵は?」

二等兵「え!?僕も意見を言っていいんですか?」

大尉「早くしろ。大佐が待ってる」

二等兵「は、はい!」

二等兵「僕は…やっぱり犯罪は良くないんじゃないかと思います」

大尉「そうか。それじゃ最後は俺だな」

大尉「俺は…」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:00:13.24 ID:W9J60H1M0
大尉「俺は軍人であることに誇りを持っているし、この国の為に戦うと誓った」

大尉「だがそれ以上に…最期の時、それまでのことを思い出して己の行いを悔いるようなことはしたくない」

大尉「それは俺自身に誓ったことなんだ。見過ごすことはそれに反するような気がする」

中尉「…わかった。やろう」

大尉「すまない」

中尉「いつものことだろ」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:01:00.96 ID:W9J60H1M0
大尉「大佐、やらせてください」

大佐「わかった。では、詳しいことは次の機会に説明する。今日のところは解散だ」

大尉「了解しました」

大尉・中尉・二等兵 ビシッ

スタスタ


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:01:57.69 ID:W9J60H1M0
中尉「結局、だいたい予想は当たってたわけか」

二等兵「?」

中尉「“問題のある部隊”に“面倒な任務”をってこと」

大尉「まあ、そうだな」

兵站中佐「お、君達。話は終わったのかな?」

大尉「ええ、まあ…」

兵站中佐「そうか…それと、話を聞いたよ大尉。君は良い部下を持ったねぇ~」

大尉「?」

兵站中佐「私の娘もああなってくれれば…ん?」

ツカツカ

作戦担当中佐「中佐!また書類におかしな部分がある!!どうなってるんだ!?」

兵站担当中佐「へ?あー…すいませんねぇ~」

大尉「あの強面の人は作戦担当の中佐だ。あんなんだが、飼い猫にはデレデレ…だそうだ」

二等兵「はい!」

中尉「おい」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:03:13.22 ID:W9J60H1M0
~連隊宿舎・食堂にて~

二等兵(ゴハン♪ゴハン♪)

中尉「今日の晩飯は…俺は肉野菜定食にしよ」

二等兵「僕はカレーで!」

大尉「俺はカツ丼。…ん?」

兵長「…」ジー

軍曹「大尉!」

大尉「軍曹と兵長か。お前らも一緒に食うか?」

軍曹「はい!」

兵長 コク

中尉「俺らは注文したぞ。お前らも早くしろよ」

軍曹「はい!じゃあ私は…オムライスで!」

中尉「子供かよ」ボソ

軍曹「なっ!?」ムカッ

兵長「…グラタン」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:03:56.07 ID:W9J60H1M0
大尉「そうか、兵站局に行ってたのか」

軍曹「はい。兵長が壊した備品についての始末書を書きに」

兵長 モグモグ

中尉「でも、なんでお前まで?」

軍曹「それは…兵長が行くのを嫌がってたんで…」

軍曹「それに、いざ行っても兵長が全然書こうとしなかったので一緒に
   内容を考えてたんです」

大尉「中佐が言ってたのはこのことか」

軍曹「はい?なんですか大尉?」キョトン

大尉「いや、なんでもない」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:05:35.22 ID:W9J60H1M0
軍曹「そういえば、その時に大尉達が歩いてるのを見かけたんですが、
   どちらに?」

二等兵「え!?」

中尉(見られてたのか…)

大尉「ちょっと訓練をな」

二等兵「あ!そうですそれそれ!!」

軍曹「そうですか。言ってくだされば我々も参加したのですが…」

大尉「無理はしなくていい」

軍曹「はい…」

ガタッ

二等兵「?」

軍曹「どうした?兵長」

兵長 ジー

軍曹「二等兵がどうかしたのか?」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:06:38.59 ID:W9J60H1M0
兵長 クンクン

二等兵「えっ///」

軍曹「な、なななにをやってるんだ!?」

二等兵(顔がすごく……近いです……///)

兵長 クンクン

二等兵(あふぅ!?く、首筋を…///)

兵長 クンクン

兵長「チョコのにおいがする」

二等兵「…へ?」

大尉・中尉「!」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:07:50.44 ID:W9J60H1M0
中尉(まさか、大佐のケーキの匂いを?かなり時間が経っているのにか?
   まずいな…)

大尉(食堂の中でチョコレートケーキの匂いを嗅ぎ分けるとは…
   今度の訓練でポイントマンにしてみるか…)

軍曹「チョコの匂い?」

二等兵「えーと…あのー…」

中尉(さて、なんて言おうか…)

大尉「実はな…」

中尉(お?なにか良い言い訳があるのか?)

大尉「俺たち3人でスイーツバイキングに行ってきた!」

軍曹「え」

中尉「え」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:07:59.64 ID:LJawnd0h0
だれが男でだれが女だ?


45:大尉・中尉・二等兵が男、軍曹・兵長が女です:2011/06/12(日) 22:10:16.17 ID:W9J60H1M0
軍曹「スイーツバイキング…ですか…」

中尉「おい」

大尉「なんだ」

中尉「どうして野郎3人でそんなところに行ったことにしなくちゃならない?
   もっとうまい言い方があったんじゃないか?」ヒソヒソ

大尉「思いついたのがこれだけだったんだ。しょうがないだろ?」ヒソヒソ

大尉「二等兵も話を合わせてくれ」

二等兵「はい!わかりました!」ヒソヒソ

軍曹「そうですか…」

兵長「…」

大尉「まあ、今度は5人で行こうか」

中尉「そうだな。ハハハ…」

二等兵「はい!そうですね!(棒読み)」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:11:50.82 ID:W9J60H1M0
~女子宿舎にて~

軍曹「兵長、さっきの大尉達なにか…変じゃなかったかな?」

兵長 コク

軍曹「やっぱり…大尉や中尉がスイーツバイキングなんてのに行こうと
   するとは思えない…」

軍曹「う~ん…」

兵長「…」

軍曹「!もしかして…」

兵長「?」

軍曹「連隊長に無理矢理連れて行かれたのかもしれない!
   それで、口止めされてるとか…」

兵長 カキカキ

軍曹「ん?なにを書いてるんだ?」

兵長「こういうことかも」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:12:54.22 ID:W9J60H1M0
兵長つ  スイーツ       バイキング
      ↓           ↓
     スイーツ(笑)    食べ放題  
      ↓           ↓
    イマドキの女性  +  ヤリたい放題 = ギャルと××××
             
軍曹「!!!」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:13:56.55 ID:W9J60H1M0
軍曹「な、なななななにをいってるんだ!!?」

軍曹「大尉や二等兵がそんなことするわけないだろう!?」

兵長「でも、みんなオトコ…」

軍曹「!!」

軍曹(そうか…考えたことがなかったが3人とも健全な男性だ。
   そういうことを考えていてもおかしくはないのかもしれない…いや!むしろ普通なのか!)

軍曹(だがしかし、軍務の途中でそういった…その…あの…
   せ……大人な事をしに行くというのは問題がある…)

軍曹「明日、そ、そういうことは控えてもらうように言ってみよう!」

兵長「…」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:15:18.22 ID:W9J60H1M0
~翌朝、連隊宿舎にて~

二等兵「おはようございます!」

大尉「おはよう!」

中尉「おはよう…お前ら朝からテンションが高すぎる」

兵長「…」コク

軍曹「お、おはようございます…」

中尉「と、思ったがこっちはそうでもないか」

大尉「どうかしたのか?軍曹」

軍曹「あの…実はお話があるんです…」

大尉「なんだ?話というのは」

軍曹「あの…えっと…」

中尉(こんなに歯切れの悪いこいつは初めて見たな…)

二等兵「?」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:16:35.34 ID:W9J60H1M0
軍曹「3人にお願いがありまして…」

大尉「お願い?」

二等兵「?」

軍曹「実は…」

中尉「『抱いてください』とか?」ニヤ

軍曹「γ♠Ψ△$Θ☆€♢♯!!?」

二等兵「!!」

兵長「…」

中尉(やっぱりこいつからかうと面白いな)ニッ

大尉「ん?」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:17:52.80 ID:W9J60H1M0
大尉「別に構わないぞ?」

軍曹「!!??」

二等兵「」

兵長「…」

中尉「え」

大尉 グイ

軍曹「あ!?ちょっ!!」

大尉 ギュ

軍曹「%γ♠Ψ@△$Θ☆€♢♯*/!!?」

二等兵「!!///」

兵長「…」

中尉「言葉のまんまかよ」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:18:54.27 ID:W9J60H1M0
軍曹「た、大尉…!!ま、待ってくだ…!!」

大尉「?」ギュー

中尉「話が進まないな…」

中尉「兵長、お前は知ってる?まさか俺の言った通りのことじゃないだろ?」

兵長「だいたい同じ」

軍曹「」

二等兵「」

中尉「おいおい…」

大尉「じゃあ、これでいいのか?」ギュー


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:20:05.66 ID:W9J60H1M0
~数分後~

中尉「落ち着いたか?軍曹」

軍曹「はい、ありがとうございます」

中尉「悪ふざけが過ぎたようだな。すまない」

軍曹「いえ…」

中尉「だが…そんなんだといろいろ苦労すると思うぞ」ニヤ

軍曹「…」ムカッ

大尉「じゃあ、本題に入りたい訳だ」

軍曹「はい…お願いというのはですね…」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:21:11.31 ID:W9J60H1M0
軍曹「3人にあの…女性とま……まぐわう為に軍務を抜けるというのを
   やめていただきたいと思いまして…」

二等兵「」

大尉「?」

軍曹「3人は男性ですし、そういったことを欲するのはしょうがな――

中尉「とりあえず、その表現が生々しい発言ストップだ」

軍曹「な!?」カアア

軍曹「しょうがないじゃないですか!?これくらいしか遠回しな表現が
   浮かばなかったんですから!!」

中尉「ほお?そんな表現を知ってるのか。むっつりだな?」ニヤッ

軍曹「~~~」ギリッ


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:22:02.21 ID:W9J60H1M0
大尉「中尉、もうやめろ」

中尉「はいはい」

軍曹「大尉…」

大尉「軍曹、さっきの発言だが、どういった情報から推測した?」

軍曹「はい、昨日の大尉達の行動と、兵長の推測…です」

大尉「それだけか…」

大尉「おまえが行動するための基とした情報だが、不足がみられる。
   規模(size)、行動(activity)、位置(location)、部隊(unit)、時間(time)、装備(equipment)」

大尉「SALUTE(サルート)の中、行動情報しかない。しかも確度が低い」

大尉「そんな状態で動くのは無謀以外のなにものでもない」

大尉「お前らしくもないミスだ」

軍曹「はっ!申し訳ありません…」シュン

中尉「そういう問題か…?」


64: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/06/12(日) 22:23:17.02 ID:Ua95qv+Z0
>>61
今その用語知ったぞ....

この主、なかなかできるっ


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:22:50.85 ID:W9J60H1M0
兵長「じゃあ、どこにいってたの?」

大尉「え…あー…まあ、な?」チラ

中尉(けっきょく俺か…)

中尉(さて、どうするか…)

二等兵「どうすればいいんですか中尉!?
    バレてしまったら大佐に怒られてしまうんじゃ…」ヒソヒソ

兵長「大佐?」

二等兵「!?」

中尉(地獄耳め…)チッ

中尉「あー…大佐に呼び出されてな。兵長の件で注意を受けた」

軍曹「あ…」

兵長「…」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:23:44.21 ID:W9J60H1M0
軍曹「すみません……兵長もすまない」シュン

兵長「…」フルフル

大尉「…」

中尉(まあ、なんとか誤魔化せたか。…なんか凹ませちゃったが)

二等兵「兵長、あの――

新任少尉「失礼します!」

二等兵「?」


67:>>64 出典 wikipedia 偵察の項目:2011/06/12(日) 22:25:30.55 ID:W9J60H1M0
新任少尉「第7小隊、小隊長の大尉殿でありますか?」

大尉「ああ、そうだ」

新任少尉「大佐からの伝言をお伝えしに参りました!」

二等兵「!?」

軍曹「伝言?」

兵長「…」

二等兵「あの方誰なんですか?」ヒソヒソ

中尉「本部に新しく配属になった少尉だ。
   せっかくうまいこと誤魔化したってのに…」ヒソヒソ


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:26:47.33 ID:W9J60H1M0
大尉「聞こう」

新任少尉「はっ!大佐からの伝言で『今日の打ち合わせは中止』とのことです!」ビシッ

大尉「大佐はどうかしたのか?」

新任少尉「はっ!昨日1500時の打ち合わせにおいて召し上がったケーキを
     いたく気に入ったご様子で、打ち合わせ後、同じ店で販売しているチョコレートケーキ1ホールを
     召し上がったところ、腹痛を訴えられたため現在医務室にて休養なさっておられます!」

二等兵「えー…」

軍曹「昨日1500?…それって…」

中尉(あらら)

中尉(どう誤魔化すかな…よし、海軍の連中との合同訓練の打ち合わせ…
   とかってことにするか)

軍曹「大尉、昨日1500というとあの時の…?」

中尉「軍曹。実はな――


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:27:48.16 ID:W9J60H1M0
二等兵「よかった…味方を調べるなんて話、できるだけしたくないですよね!大尉」ヒソヒソ

兵長「味方をしらべる?」

二等兵「あ…」

中尉「おい」ヒソヒソ

二等兵「す、すいません!!」

中尉(さて…と。どうにかできるかな?)

大尉「軍曹、兵長、これからすべて説明する」

中尉「おい、いいのか?」ヒソヒソ

大尉「もう誤魔化しきれないだろう?なら話すべきだ」

中尉「わかった」

中尉(まったく…)ニッ


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:28:48.42 ID:W9J60H1M0
軍曹「そういうことだったんですか…」

兵長「…」

大尉「怒ってるのか?」

軍曹「私は…そんなことはありません…」

軍曹「上官からの命令に従うのは兵士の義務です」

軍曹「…」シュン

中尉「思いっきり凹んでるだろ」

軍曹「いえ!そんなことは…」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:29:57.46 ID:W9J60H1M0
中尉「さて、とりあえず大佐に報告か…」

軍曹「申し訳ありません。報告は私が行います」

中尉「却下だ。どうせ『私に全ての責任があります』とかくだらないこと言い出すんだろ」

軍曹「で、でも!」

大尉「大佐には『第7小隊全員で調査にあたる』と報告する。
   上官命令だ。異論は認めん」

軍曹「はっ…わかりました…」

中尉「あ、あと少尉がペラペラいろんなことばらしたってのもな」

少尉「はっ!!…え!?」

中尉・軍曹・二等兵・新任少尉 ワーキャーワーキャー

兵長 スタスタ

大尉「ん?兵長?」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:30:56.28 ID:W9J60H1M0
兵長「…」ジー

大尉(文句を言いたそうだな…)

大尉「怒ってるのか?」

兵長「…別に」ムスッ

大尉「ごめんな」ナデナデ

兵長「…別に」

中尉「さて…そろそろ行こう」

大尉「わかった」

大尉「行こう。兵長」

兵長「うん」



      ――Mission start!――


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:32:58.44 ID:W9J60H1M0
とりあえず前半終了です。
関係ありませんが短いSSを考えたので投下です


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:34:15.62 ID:W9J60H1M0
「なにしてるの?そんなモノ握って…しかもハアハアいって」

『!!』

「…もしかして興奮してるの?」

「なにそれ気持ち悪い。」

「私、帰るね~」チラッ

『ま、待って!!』

「フフッ…私のこと見てるだけでそんな風になっちゃうの?」ニヤ

「それともなにかしたいの?」

『は…はい…』


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:35:17.62 ID:W9J60H1M0
「じゃあ、なにしたいか言ってみてよ」

『え…』

「なに?言えないの?顔真っ赤にして黙ってないで何か言ったら?」

「自分が何をしたいか…ほら、言ってみなよ」

「ちゃんと言えたら…私のこと好きなようにしていいよ?」

『あなた……を……まわ………ください…』

「うそ…ホントに言っちゃうの?ヘンタ~イ!」ニヤニヤ

『うぅ……』


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:36:00.33 ID:W9J60H1M0
「でも、声が小さくて聞こえなかったなぁ~」ニヤ

『そんな…』

「ほら!もう一回言ってみなよ。でないと何もしてあげないよ?」ニヤ

『うぅ…』

『あなた……を……まわ………ください…』

「え~聞こえな~い」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:37:26.77 ID:W9J60H1M0
私『あなたの体を撫でまわさせてください!!』

ねこ「よし!!好きにするニャ!!」

にゃ~>ヾ(=^・ェ・^)ヾ(^^ )ナデナデ

最近猫をよく見かけるのに触らせてくれないのでやった
後悔はしていない


83:後半を開始します:2011/06/12(日) 22:38:38.07 ID:W9J60H1M0
大尉「これより第三次中間報告を行う」
     
大尉「まずは俺と中尉の報告からだ」

大尉「俺たちは本部での調査を行ったわけだが…」

中尉「こいつが司令部にいる奴らにプライベートなことまで根掘り葉掘り聞いたので
   通信手の伍長(♀)に「セクハラ!!」って言われて平手打ち貰いそうになってた」

軍曹「!!」

軍曹「大丈夫ですか大尉!?」

大尉「ああ。防いだので問題ない」

中尉「まったく…」

中尉「で?お前らの方はどうなんだ?」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:39:35.80 ID:W9J60H1M0
二等兵「それが…」

軍曹「…兵站局での調査ではなにも得られず、その途中で兵長が倉庫内に積み上げられていた
   携帯糧食の箱を崩し、復旧まで6時間かかりました…」
 
大尉・中尉「…」

二等兵「ご、ごめんなさい!!」

兵長「調べようと思って…」

軍曹「私が付いていながら…申し訳ありません!!」

中尉「違う意味で仲間に嫌われるな…」

大尉「…まあいい。今後のことを話す」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:41:01.29 ID:W9J60H1M0
大尉「だいたい調べたが全部ハズレ。なので残り2人を調べる」

二等兵「2人というのは誰ですか?」

大尉「本部の作戦中佐と兵站中佐だ」

二等兵「!」

中尉「横流しに係われるとしたらあとはこの2人ぐらいしかいない」

軍曹「どうやって調べるんですか?」

中尉「直接会って話す」

軍曹「!」

中尉「別に馬鹿正直に聞くわけじゃない。関係のない話から入って反応を見る」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:41:59.23 ID:W9J60H1M0
二等兵「…でも、信じられません。あの2人のどちらかがそんなこと…」

中尉「どちらも良い上官だが、腹の底がどうなってるかなんてわかるわけもない」

大尉「…確かにそうかもしれないがまだ決まったわけでもないだろう」

中尉「まあ…そうだな…」

中尉「よし。それじゃあ誰がどちらの話を聞きに行くか担当を決めるぞ」

軍曹「どうやって決めるんですか?」


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:43:13.35 ID:W9J60H1M0
大尉「腕相撲だ」

兵長「…」

軍曹「腕相撲…ですか…」

大尉「そうだ。それで決める」

二等兵「わかりました!やりましょう!」

中尉「あーお前はだめだ。見ていろ」

二等兵「え」

中尉「お前をつれていったらすぐにバレるだろう」

二等兵「で…でも…」

中尉「誰のせいで大佐からのお叱りを受けたんだっけ?」ニコッ

二等兵「ごめんなさい」

大尉「じゃあやるぞ。1位・4位、2位・3位で分かれるんだ」


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:44:11.32 ID:W9J60H1M0
中尉「で、結果がこれか」

中尉「2位かよ…メスゴリラめ」ボソッ

軍曹「なにか?中尉」

中尉「いや?なにも」

中尉「さて、行くか」

軍曹「?」キョトン


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:44:51.54 ID:W9J60H1M0
~兵站中佐のオフィス前~

中尉「じゃあ、俺たちは兵站中佐の担当だ」

軍曹「了解です。ですがなんて話すおつもりですか?」

中尉「まあそこは任せておけ」ニッ

軍曹(なんか…不安…)


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:45:52.54 ID:W9J60H1M0
コンコン

中尉「失礼します!」

兵站中佐「はいどうぞ~」

兵站中佐「ああ君か。ん?軍曹も一緒なのか」

軍曹「はっ!失礼します!」ビシッ

兵站中佐「そんなに硬くならなくても…」
     
兵站中佐「あ、そうだ!聞いたよ兵長が始末書を書くのを
     手伝ってあげてたんだって?鬼とか言われているようだけど
     やっぱり君はやさしいねぇ~」

軍曹「い、いえそんな…///」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:46:56.63 ID:W9J60H1M0
兵站中佐「いやいや、ホントやさしいよね~………それに比べてウチの娘は…うぅ…」グスッ

軍曹「ちゅ、中佐…?」

兵站中佐「…ホントひどいよ…『ウザいからどっか行ってくれる?』って…うぅ…」

兵站中佐「家族の為にがんばってるってのに…」ボソボソ

軍曹「中佐ががんばっていることはご家族も知っているはずですよ!
   だ、だから気を落とさないでください!!」アセアセ

兵站中佐「う…うん…」ズズッ

中尉(は―…めんどくさいなぁ…)

中尉「いつもご家族の近くにいるからそうなるだけですよ。
   例えば中佐が遠くに行ってしまったらご家族も悲しいと思いますよ」ニコッ

兵站中佐「そっか…ありがとう」グス

兵站中佐「取り乱しちゃってごめんね。で、なんだったっけ?」

中尉「はい。実は――

軍曹(なんて言うつもりなんだろう…?)


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:48:04.75 ID:W9J60H1M0
中尉「俺たち結婚します」

軍曹「!!!」

兵站中佐「へぇ…それはおめでとう!」

中尉「それでご報告と結婚生活についてのアドバイスなどいただければ…と」

兵站中佐「そうか…そうだな…結婚ってのは大変なものだよ?」

軍曹「中尉!」ボソ

中尉「なんだ?」ボソ

軍曹「どういうおつもりですか!?中尉と私が…け…結婚って!?」

中尉「中佐は家族についてならペラペラしゃべる。そこから本題に入りこんでいく」

軍曹「で…でも…」

中尉「はぁ…しょうがない」ボソッ

中尉「『上官命令』だ。軍曹」

軍曹「!」ビクッ


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:49:02.13 ID:W9J60H1M0
軍曹「はい…わかりました…」

中尉(ホントこいつ『上官命令』っていうと何でも言うこと聞くなぁ…)

兵站中佐「最初は幸せ!!って感じなんだけどねぇ…だんだん冷たくなってくんだよねぇ…」

兵站中佐「そしてなんで結婚したんだっけ?とか思っちゃうようになるんだよね」

兵站中佐「でも、子供が生まれると断然違うね!歌にあるでしょ?
    『いつかもし子供が生まれたら、世界で二番目にスキだと話そう』って。
     あれはウソ。子供が一番!!」

兵站中佐「だけどその子供も成長すると『ジャマ!』とか言ってくるんだよ…どうしろって言うんだよ…」グスッ

中尉「俺たちは大丈夫ですよ」

軍曹「?」

兵站中佐「へ?」

中尉「だって…」


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:50:23.86 ID:W9J60H1M0
中尉 グイッ

軍曹「!?」

中尉 ギュー

軍曹「」

中尉「ほらね?」

兵站中佐「………」

兵站中佐「若いっていいなぁ…」

軍曹「ちゅ、中尉!?は、離してくだ…!!」ジタバタ

中尉「大人しくしてろ。『上官命令』だ」ニッ

軍曹「!」

軍曹「は…はい……」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:51:09.49 ID:W9J60H1M0
ジリリリリ

兵站中佐「…ん?ちょっと失礼。」ガチャ

兵站中佐「はい。はいそうです。ええ…」

兵站中佐「ちょっと呼ばれたので行ってくるね。…ごゆっくり…若いっていいなぁ…」

ガチャ

軍曹「あ!!ま、待ってください!!中佐…!!」

バタン

軍曹「あ…!」

中尉「…」ギュー

軍曹「あ、あの…えーと…その…///」カアア

中尉「軍曹」

軍曹「は、ひゃい!!」ビクッ

中尉「お前ってさ…」


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:52:07.46 ID:W9J60H1M0
中尉「意外と胸があるな」

軍曹「」

中尉「見た目じゃわからなかったけどなかなか…」

軍曹「も、もうやめてください!! 」

中尉「やめるって何を?」

軍曹「!」ビクッ

中尉「なにをやめろって?」

軍曹「あ…あの…こうやってくっつくことを…」

中尉「それじゃわからない。…目を閉じろ」

軍曹「!…そ、それは…」

中尉「『上官命令』だ」ニヤッ

軍曹「!」ビクッ


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:53:11.12 ID:W9J60H1M0
軍曹「は…はい…」

軍曹「…」カタカタ

中尉(あーあ…涙浮かべながら震えて…これじゃ俺、悪者だな…)

中尉「…冗談だ。もういいぞ」パッ

軍曹「!…ハァー…」ホッ

ガチャ

兵站中佐「ただいま…ん?」

兵站中佐「もう終わったの?///」

軍曹「な、なにも始まってません!!!」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:54:05.41 ID:W9J60H1M0
~作戦中佐のオフィス前~

大尉「よし。じゃあ行くぞ」

兵長「…」プイッ

大尉「…また怒ってるのか?」

兵長「…」

大尉「もしかして腕相撲のことか?」

兵長「…勝てるわけないのに…」ムスッ

大尉「ま、まあ今回は二等兵がいなかったから、4位でもしょうがないだろ?」

大尉(ホントはこうなるって予測してたけど…兵長怒ってるみたいだから
   これ以上へそ曲げられても困るし…一緒にいてご機嫌取りぐらいしとかないとな…)

大尉「わかった。終わったらなにか奢る。それで勘弁してくれないか?」

兵長「……ブラックサンダ―アイス」

大尉「あのチョコレートのか?ウマいのか?」

兵長「おいしいよ」※実話です


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:55:28.08 ID:W9J60H1M0
コンコン

大尉「失礼します!」

作戦中佐「入れ」

作戦中佐「お前か。なんだ?」

大尉「はっ!お話があります」

作戦中佐「話か…なにか頼みがあるというなら聞かなくもない。
     他の連中は軟弱者ばかりだが、お前は骨があるからな。」

大尉「はっ!恐縮です」

作戦中佐「で?話とは何だ?」

大尉「はい。それが……ハッ!?」

大尉(なにも考えてなかった…)

大尉「…」

作戦中佐「おい、どうした?」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:56:36.78 ID:W9J60H1M0
作戦中佐「そういえば隣りのはお前のところの兵長か…」

作戦中佐「…まさかこいつと結婚するとかか?」

大尉「いえ、それは…」

作戦中佐「まったく!そんな話の為に時間を使わせたのか!?
     どうやら私の見込み違いだったようだな!」

大尉「いえ、ちょ…」

作戦中佐「いずれお前を連隊の幕僚か、正規部隊の中隊長に推薦しようと思っていたが…
     この程度だったとは!まったく…」

大尉「は!申し訳ありません…」

作戦中佐 ガミガミ

ニャア

兵長「?」

兵長「ねこ…かわいい…」

作戦中佐「!」ガタッ


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:57:31.80 ID:W9J60H1M0
作戦中佐「お前は…猫が好きなのか…?」

兵長 コク

作戦中佐「ど……」

大尉「ど?」

作戦中佐「同志よ!!」

大尉「」

作戦中佐「ここは犬派ばかりで猫派がいなかったんだがこんなところにいるとは!」

作戦中佐「猫は良い!めちゃくちゃにじゃれついてきて撫でてるだけで幸せになれる!」

作戦中佐「しかしあまり寄ってこない猫も良い!時々近くに来て触らせてくれた時には
     ホントにもう…!!フフフ…」デレ

兵長 コクコク

大尉「ん?……ん?」


104: 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/06/12(日) 22:57:45.31 ID:Ua95qv+Z0
大尉と噛み合ってねええwwww


106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:58:36.40 ID:W9J60H1M0
~連隊宿舎~

大尉「これより第四次中間報告を行う」

大尉「そっちはどうだったんだ?」

中尉「ん?ああ…結婚は大変だそうだ」

大尉「?」

軍曹 ///

大尉「つまり収穫は無しか…」

中尉「で、そっちは?」

大尉「こっちは…猫は良いものってのがわかった」

兵長 コク

中尉「そっちもか…」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 22:59:49.43 ID:W9J60H1M0
中尉「どちらも有力な情報は得られなかったか…」

二等兵「どうしましょう…?なにも手掛かりがないんじゃ…」

中尉「いや…そうでもないかもしれない」

二等兵「え!?」

中尉「どちらとも関係のない話しかできなかったということは…」

二等兵「ということは?」ドキドキ

中尉「どちらも関係がないか、もしくはわざとそういう話をしたのかもしれない」

二等兵「え!?」


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:01:02.37 ID:W9J60H1M0
中尉「俺たちが調査しているのに感づいて、わざと関係のない話をして
   聞きだすチャンスを潰したのかもしれない。そのくらいはできる人たちだ」

二等兵「な、なるほど…」

中尉「まあ、だからと言って解決策があるわけじゃないが…」

大尉「そうか…」

大尉「!」

大尉「よし!今回はこれで解散だ。それと軍曹は一緒に来い」

軍曹「え?は、はい!了解です!」

二等兵「へ、兵長!い…一緒にご飯食べませんか!?」

兵長 コク

ワーキャーワーキャー ゾロゾロ

中尉「そういえば……あの時……」

中尉「!…もしかして…」


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:03:13.24 ID:W9J60H1M0
~深夜・本部前~

大尉「というわけで、情報収集のため本部への潜入を行う」

軍曹「はっ!しかし大丈夫でしょうか…?」

大尉「本来はこのような事は処罰を受けることだが、
   事件の解決の為だ!協力してくれ!」

軍曹「!……はい!!」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:04:31.82 ID:W9J60H1M0
大尉「では、侵入経路や警備の配置については事前に話した通りだ」

大尉「俺は兵站中佐のオフィス、軍曹は作戦中佐のオフィス。
   目標は今回の件の証拠となる情報だ。書類でもPCの情報でもなんでもいい」

大尉「情報はそれ自体を持ち出せ。複製ではだめだ。
   ただしこちらの存在を知られるな」

軍曹「はっ!」

大尉「装備は暗視装置と無線機だけ、
   警備の者との接触は禁止とする。しかしやむを得ない場合は交戦を許可する。
   無用な傷を負わせるな、頸動脈を狙え」

軍曹「了解!」

大尉「質問は?」

軍曹「ありません!」

大尉「では…行動開始!」


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:06:09.38 ID:W9J60H1M0
~深夜・真っ暗な本部内~

ササッ

大尉「…」

軍曹「…クリア」

大尉「前進」

―――――――――

大尉「オリバー3よりエコー5、状況を」

軍曹 ザザッ「オリバー3、こちらエコー5目標地点に到達。状況良し」

大尉「オリバー3了解。始めろ」

軍曹 ザザッ「エコー5了解。開始しま―――


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:07:28.17 ID:W9J60H1M0
警備兵「ん?音?」

軍曹 ザザッ「警備兵接近中…」

警備兵 カツコツ

軍曹「…」

大尉「…」

警備兵「ここか?」

軍曹「!……」

警備兵 カツコツ


114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:08:21.63 ID:W9J60H1M0
警備兵 キョロキョロ

警備兵「気のせいか…」カツコツ

軍曹 ザザッ「…クリア」

大尉「オリバー3了解。次の巡回までまだ3時間ある。焦らず行動しろ」

大尉「10分ごとに定時連絡を送れ」

大尉「周辺警戒を怠らず、先ほどのようなイレギュラーに注意しろ」

軍曹 ザザッ「エコー5了解。始めます」


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:09:27.93 ID:W9J60H1M0
~兵站中佐のオフィス内~

大尉 ガサゴソ

軍曹 ザザッ「エコー5よりオリバー3、応答を」

大尉「こちらオリバー3、エコー5どうぞ」

軍曹 ザザッ「周辺を捜索しましたが目標は発見できません…指示を」

大尉「オリバー3了解。こちらに合流しろ」

軍曹 ザザッ「エコー5了解。移動します」

大尉(こちらも今のところめぼしいものは見当たらない…)

大尉(二人ともシロだったということか…?)ガサゴソ

大尉「ん?これは…」


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:10:52.07 ID:W9J60H1M0
大尉「物資の納品書と―――

大尉「……」ペラペラ

大尉「!!」

大尉「ハハ…ハハハハ!!」

大尉「こんな…こんな事か!!ハハハハ!!」

??? カツ…コツ

大尉「あまりにも滑稽だ…ハハハハ!!」

??? カチッ

大尉「!?」


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:12:03.14 ID:W9J60H1M0
バァァァン!!

軍曹「!?」ササッ

軍曹「エコー5よりオリバー3応答を」

「……」

軍曹「オリバー3!応答を!!」

「……」

軍曹「オリバー3…大尉…!」

軍曹「応答してください!!大尉……大尉!!」


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:13:12.07 ID:W9J60H1M0
~翌朝、本部・大佐のオフィス~

大佐「作戦中佐、兵站中佐よく来てくれた。
   これより重要な話がある」

作戦中佐「は!なんでしょうか!!」

兵站中佐「…」

大佐「まずは私から…2人とも少し前から発生している
   物資の横流しについては知っているな?」

作戦中佐「は!重大な事件だと認識しております!」

兵站中佐「現在犯人の特定の為、横流しルートの調査を継続中です…」
   
大佐「そのことだが、私の方で秘密裏に調査を行っていた」

作戦中佐「!」

兵站中佐「…」

大佐「結果については調査を行った第7小隊から報告してもらう」


124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:23:59.90 ID:elxyIaZs0
どうした?


134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/12(日) 23:47:43.64 ID:XAD1G+RI0
まだか!


138:Ambush!!Σ(´∀`)_┳※・・・・・・・・・ヽ@(・ェ・*)@ノ ウキャ:2011/06/13(月) 00:00:17.10 ID:czPwR2/u0
中尉「私から説明させていただきます」

作戦中佐「お前達か…」

作戦中佐「ん?大尉がいないようだが?」

兵站中佐「…」

中尉「今から説明します…」

中尉「まず我々は容疑者のいる可能性がある本部と兵站局の調査を行いましたが
   情報は得られませんでした」

中尉「次の調査対象が…お2人です」

作戦中佐「!」

兵站中佐「…」


139:厳しい戦いでした…:2011/06/13(月) 00:02:18.56 ID:czPwR2/u0
作戦中佐「バカな!!私がやったとでも言うのか!?」

中尉「可能性としてあり得たため、調査を行ったまでです」

大佐「仕方のないことだ」

作戦中佐「むぅ…」

中尉「我々は初めに直接対話による情報収集を試みましたがこちらの結果も芳しくありませんでした」

作戦中佐「!あの時か…」

兵站中佐「…」

中尉「そのため、大尉の判断で大尉・軍曹2名による
   お2人のオフィスへの潜入調査が昨晩行われました」

作戦中佐「なんだと…!?」

兵站中佐「…」

大佐「本来なら処罰されてもおかしくはないが…まあしょうがない」

中尉「…調査の結果真相が判明しました」

作戦中佐・兵站中佐「…」

中尉「報告します」


140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/13(月) 00:04:27.81 ID:czPwR2/u0
中尉「兵站中佐のオフィスで大尉が発見した物資の納品書と
   民間への放出品のリストを照合した結果、重複しているものが確認されました」

作戦中佐・兵站中佐「え?」

中尉「つまり…」

中尉「書類上のミスにより新品の被服、携帯糧食がそのまま民間へ払い下げられていたというわけです」

作戦中佐「…」

兵站中佐「うそ…てっきり調査が進んでないことへのお叱りかと思ってたのに…」

作戦中佐「貴様!あれほど書類のミスを注意してきたというのに!!」

兵站中佐「ひ!?ごめんなさい!!」

作戦中佐「それと、あいつはどうしたんだ!?大尉は!?」

中尉「大尉は…」


142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/13(月) 00:06:18.55 ID:czPwR2/u0
中尉つ 調査中に書類発見、真相を知るΣ(゚д゚;) ヌオォ!?
          ↓
    あまりにも予想外な結果に大笑い( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
          ↓
    笑い声を聞き警備兵急行ε=ε=ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダダッ!!  
          ↓
    警備兵「真っ暗な部屋の中で大笑いしてるよマジやばい人だよ…!」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
          ↓
    怖かったのでつい警告なしで威嚇射撃(〃´・ω・`)ゞエヘヘ♪           
          ↓
    銃声を聞いた軍曹急行、警備兵へ左ストレート ハァクイシバレ!!o(メ`皿´)○()△☆)/ギャア!
          ↓
    警備兵殴られ意識不明 (o_ _)o...ヘンジガナイ、タダノシカバネノヨウダ   
          ↓
    軍曹パニック、大尉は警備兵を医務室へ (゚□゚;)アワワ ポイッ (/・・)/ ⌒ ○┼<|医務室
          ↓
    駆け付けた憲兵隊から事情聴取 (・_・D フムフム
          ↓
    大尉拘束、憲兵隊本部で憲兵隊大佐から説教中 (#`-_ゝ-)ピキ (ToT)ゞ スンマセン←今ここ!!

中尉「こんな状態です」


143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/13(月) 00:08:12.80 ID:czPwR2/u0
作戦中佐「…」

兵站中佐「…」

大佐「まあ、彼の方はほっといても問題ないでしょう」

大佐「しかしこんな結果だとは予想外だった」

兵站中佐「も、申し訳ありません!!」

大佐「まあ、連隊内に犯罪者がいたわけでもないのでよかったよかった」

大佐「しかし、兵站中佐には処分が必要になる」

兵站中佐「!…はい…」

大佐「処分の内容は…」


145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/13(月) 00:10:29.52 ID:czPwR2/u0
大佐「潜水艦部隊が人手が足りなくて困ってるそうなので手伝ってきてください」

兵站中佐「え」

兵站中佐「潜水艦部隊って…まさか…あの…!」

ガチャ

兵站中佐「!?」

潜水艦部隊大佐 | |д・) ソォーッ…

潜水艦部隊大佐 (。-_-。)ポッ

兵站中佐「!!!」

兵站中佐「あっ…あ…あ…!!」

兵站中佐「アッ―――――!!」


中尉「中佐…(いろいろな意味で)遠くに行ってしまうのでご家族が悲しみますね………くくくっ」ニヤッ



      ―――Mission completed!!―――


146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/13(月) 00:12:09.34 ID:czPwR2/u0
これで終了です。
みなさんありがとうございました。
さるってなにさ…さるって…


152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/13(月) 00:16:05.86 ID:sZBu5GfO0
乙です


153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/13(月) 00:17:23.26 ID:VMrVW9TN0
乙でした
楽しかったよ





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