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リヴァイ「人類は負けない」エレン「俺たちがいるから!」
- 1 :1 2013/06/13(木) 16:56:39.94 ID:hMwNOzy50
-
※二作目なのでまだキャラ掴みきれてないです
※ネタバレが少々あります、アニメ組は注意
- 3 :1 2013/06/13(木) 17:05:20.84 ID:hMwNOzy50
- エレン「うおおおおおおお!」ザンッ
リヴァイ「……」ザシュザシュザシュ
ジャン「アルミン班は迂回しろ! よっしライナー出番だ、あの二人に続け!」
ライナー「おう!」
ベルトルト「行こうみんな!」
ワアアアアアアア
アルミン(……調査兵団に入ってどれくらい経っただろうか)
アルミン(幼馴染のエレンは、兵団でも不動の二番手の座を射止めて見せた)
アルミン(もちろんそれは、兵長の補佐ということなんだけど)
リヴァイ「……やはり俺についてこれるのはお前ぐらいか。まだ削ぎ足りねえだろ?」
エレン「もちろんですよ……目の前に数ばかりごちゃごちゃといるんだから。ジャン!」
ジャン「今は左翼を援護してくれ!」
リヴァイ「了解した。行くぞ、『相棒』」ニヤリ
エレン「行きましょうか」ニッ
ワアアアアア
兵長とイェーガーだ!
助かった!
勝てる、人類は勝てるぞ!
おいしっかりしろ、人類最強と人類の希望が来てくれたんだよ! 助かるんだ、お前!
ワアアアアアア
アルミン「……すごい、なぁ」 - 4 :1 2013/06/13(木) 17:12:31.21 ID:hMwNOzy50
- アルミン(人類は急速に尊厳を取り戻しつつある)
アルミン(英雄二人による快進撃、ウォール・マリア奪還への光明)
アルミン(幼馴染は、人々が崇める『人類の希望』になった)
リヴァイ「今日の討伐数は14か、微妙だな」
エレン「よっしゃ、18」
リヴァイ「チッ……」
アルミン(二人の強さの秘訣? そんなこと、いつだって本人たちが口にしてる)
リヴァイ「帰ってペトラの飯が食いてぇな」
エレン「今日もアニと会ってから飯に行きますね、先食べといてください」
リヴァイ「おう」
アルミン(曰く、『愛の力』だ) - 5 :1 2013/06/13(木) 17:15:49.71 ID:hMwNOzy50
- アルミン(人類はきっと負けない、二人の英雄がいるから)
アルミン(二人は強い、誰よりも強い)
ライナー「すげえなエレンのやつ、同期の中でも一番の出世株だ」
ベルトルト「あそこまで強いと、巨人の方がかわいそうだよね……ははは……」
サシャ「この間お給金で私にお肉買ってくれたんですよ! お金持ちです!」
コニー「町中、兵長かエレンのファンで溢れかえってるからな」
クリスタ「本当にすごい、強いよエレンは。死にたがりなんかじゃない」
ユミル「……ケッ」
ミカサ「…………」
ジャン「……クソッ」
アルミン(誰もが彼に憧れる)
アルミン(誰よりも彼は、希望という言葉を体現している) - 6 :1 2013/06/13(木) 17:21:51.88 ID:hMwNOzy50
- アルミン(兵長だってえげつない強さだ。巨人の群れを単機突破したと思ったら全滅させていたりしてる)
アルミン(最近ではエレンと兵長専用の、換えの刃とガスを運ぶ係りの兵士までいるほどだ)
リヴァイ「少し血がついちまったな」
エレン「まあまあ、洗えばいいじゃないですか」
ハンジ「やあアルミン」
アルミン「あ、ハンジさん……」
ハンジ「ちょっと死亡確認者と行方不明者の照合をやっててね。死んだかどうか分からないけど消えちゃう人が、最近多いんだよね」
アルミン「……」
リヴァイ「しかしペトラのやつ、今日もやはり美しかったな」
エレン「ブフォォ」
リヴァイ「おい……何を笑っている」
エレン「や、まさか兵長の口からそんなセリフが聞けるとは」プルプル
リヴァイ「……壁内に戻るまで鬼ごっこでもするか。俺鬼、お前逃げる」
エレン「やべえガチだ! クソ、まだアニと添い遂げてないのに死ねるかよー!」
リヴァイ「……!」
ハンジ「……はあ、あの色ボケ二人組みは放っておこう」
アルミン「そうですね」 - 7 :1 2013/06/13(木) 17:28:14.60 ID:hMwNOzy50
- アルミン(エレンの生活は規範的だ)
アルミン(朝早く起きるし、夜更かしもしない)
アルミン(時々フラッと消えてみんなが探したりするけど、それ以外はまともだ)
エレン「アニ今日は髪下ろしてるのか? はは、そっちも似合ってるぞ」
アルミン(ただご飯は、絶対に部屋で食べる)
アルミン(貴重なアニ分補給らしい。アニ分ってなんだよ)
エレン「今日も疲れたけど、アニの笑顔を守ってるって思ったらいくらでも力が出てくるんだ」
エレン「だから俺は大丈夫、そんな不安そうな顔すんなって」
エレン「……あ、悪い! 頭なでるのイヤだったか?」
エレン「…………! ちょ、お前……や、そんな顔真っ赤にしておねだりとかされたら、ヤバッ……」
アルミン(いつからか、僕はエレンがアニと付き合っているという話を聞いた時に、もうエレンはこうなっていた)
アルミン(末期にもほどがある、手遅れなレベルでいちゃいちゃしていた) - 8 :1 2013/06/13(木) 17:31:01.61 ID:hMwNOzy50
- リヴァイ「チッ……ペトラ、今日のスープは塩味足りねえな」
アルミン(ご飯を自室で食べるという点では兵長も同じだ)
アルミン(英雄二名にはよく分からないところで共通点がある)
リヴァイ「ほら、食べてみろ」
リヴァイ「……おい、口を開けてスプーンをしゃぶれ」
リヴァイ「恥ずかしいだと? このスープを俺の前に出したことのほうが恥ずかしいと思え」
リヴァイ「まあ……うまかった」
アルミン(こちらはペトラニウム摂取だったっけ。兵長の頭ヤバイマジでヤバイ)
アルミン(ハンジさんもそれとなくいい加減にしるよう言ってはいるが、ぬかに釘うち、暖簾に手押しだ) - 9 :1 2013/06/13(木) 17:36:13.66 ID:hMwNOzy50
- ミカサ「……」
アルミン「ミカサ」
ミカサ「アルミン。エレンは、がんばってる?」
アルミン「それはミカサだってよく知ってるだろ? 本当に、エレンが巨人を駆逐する日も近いよ」
ミカサ「私はそういうことを言ってるわけじゃない」
アルミン「……いつもどおりさ、エレンなら。いつもどおりなんだ」
ミカサ「そう」
アルミン「世界は残酷なんだよ」
ミカサ「……この世界は、美しくない」
ミカサ「私の世界は色を失ってしまった」フラフラ
アルミン「……君が色を失ったのなら、エレンと兵長が失ったのは光だ」 - 11 :1 2013/06/13(木) 17:37:40.23 ID:hMwNOzy50
-
アルミン「アニもペトラさんも死んじゃったんだから」
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 17:39:38.10 ID:bPw+OTL7o
- あぁ...
- 15 :1 2013/06/13(木) 17:43:20.36 ID:hMwNOzy50
- エレン「アニよせよ、くすぐったい」
…………
エレン「え、昨日あんまり会えなかったから?」
…………
エレン「何言ってんだよ、昨日はあんなに……あれ、昨日……? 昨日はどうだったっけ……?」
…………
エレン「ああそうだ、昨日だって会ったじゃないか。嘘つくなよアニ。なんでお前嘘を」
…………
エレン「違う……昨日のことをアニが忘れるはずがない……誰だよお前、なんでアニの顔してここにいるんだ……!」
…………
エレン「アニはそんなこと言わない! お前は偽者だ!! 死ねよ偽者!!!」
ガシャァン!!
…………
…………
…………
エレン「ははは、大きな音にびっくりして、アニは可愛いなあ」 - 16 :1 2013/06/13(木) 17:47:23.81 ID:hMwNOzy50
- リヴァイ「俺は何をしているんだろうな、ペトラ」
…………
リヴァイ「そうか、よくやれているのか、俺は」
…………
リヴァイ「自分でも分からないんだ、お前が愛しいこの気持ちが、本当にあっていいものなのか」
…………
リヴァイ「すまない……何を言っているんだろうな、俺は。今日は寝るとするか」
…………
リヴァイ「ああ……また明日……」
…………
…………
…………
リヴァイ「…………寒いな」 - 17 :1 2013/06/13(木) 17:50:41.11 ID:hMwNOzy50
- アルミン(女型の巨人との戦闘でペトラさんは踏み潰された)
アルミン(ペトラさんだった何かを抱えて、無言で立ち尽くす兵長の姿が、いまだに忘れられない)
アルミン(そして計画を立て、僕やエレン、ミカサで女型の巨人を倒すことに成功した)
アルミン(ただうまく行き過ぎて、巨人に変身していたアニは衰弱した状態で姿を現すことになった)
アルミン(仲間を殺された兵士たちが、アニを嬲り、穢し、殺すのを、僕たちは見ていることしかできなかった)
アルミン(リヴァイ兵長は、黙認した)
アルミン(そこから、二人の英雄が誕生した) - 19 :1 2013/06/13(木) 17:56:19.37 ID:hMwNOzy50
- アルミン(エレンと兵長の関係はとても歪だと思う)
アルミン(本来なら二人は殺しあってもおかしくないほど憎みあって当然だ)
アルミン(けれど、二人が決して手放そうとしない死者への妄念が、二人を戦友にした)
アルミン(事実を受け入れたとき、二人はどうなるのだろうか)
アルミン(僕の知っている『愛』は、こんなものじゃなかった)
ミカサ「世界は残酷で、歪で、ほの暗い」
ミカサ「光がないまま、エレンたちはきっと彷徨い歩いているだけ」
アルミン(僕らにできることはたった一つなんだ)
リヴァイ「待っていろペトラ。じきにすべて終わる、終わらせる」
エレン「大丈夫だよアニ、俺たち人類は勝つ」
リヴァイ「人類は負けない」
エレン「俺たちがいるから! 絶対に負けない!」
アルミン(今にも崩れ落ちそうな二人の英雄を、誰よりも近くで見守ることが……)
ミカサ「…………」
エレン「さあ……人類の反撃はここからだ!!」
終わり - 20 :1 2013/06/13(木) 17:59:36.08 ID:hMwNOzy50
- くぅ疲
なお>>1の過去作は
エレン「英霊達の鎮魂歌」
ってやつだから(ステマ)
前作で超ハードシリアスに挑戦したから明るい話が書きたかった
ポッポな雰囲気と人類の希望を感じてくれたらうれしい - 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 18:06:51.98 ID:pwFTKFTWo
- 乙
前作は思ったより暗かったから仕方ないね
短かったけど元気もらえる明るいSSだった(白目) - 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 18:07:02.56 ID:IE3A2FtGo
- おつ
前作がシリアス・・・? - 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 18:08:34.52 ID:lVnL+r370
- 乙ー
明るい…? - 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 18:17:03.53 ID:csEpiwI0o
- 重い!ww
- 25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 18:33:59.15 ID:GkRnLOXv0
- 突っ込み待ちとしか思えないww

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