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凛「私にとってモバPってなんなんだろう……」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:08:17.52 ID:dl5Zsniw0
- 凛「おはよう、加蓮」
加蓮「おはよ、凛。どうしたの、ちょっと顔色悪いように見えるけど」
凛「ううん、何でもないよ。ちょっと寝不足なだけ」
加蓮「ならいいけど……無理しちゃダメだよ?」
凛「うん、ありがと」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:10:27.11 ID:dl5Zsniw0
- ―――
奈緒「ふー、今日のレッスンもキツかったな」
加蓮「それだけ私たちの活動も本格的になってるってことだよ。もっと頑張らなきゃね」
奈緒「おっ、加蓮すごいやる気じゃん。最初のころからは想像できねぇな」
加蓮「それはまあ、それなりに頑張ってきたしさ。意識も多少変わって来るよ」
奈緒「ホントにそれだけか? 誰かさんを意識してのことだったりするんじゃないのか?」ニヤニヤ
加蓮「べっ、別にそういうわけじゃ……」 - 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:12:27.65 ID:dl5Zsniw0
- 奈緒「ふーん? そう言ってる割には、この前ウェディング衣装着て誰かさんと一緒にノリノリで撮った写真を、あたしと凛に送ってきたじゃんか」
加蓮「そ、そういう奈緒だって、『カワイイ衣装なんかごめんだー!』みたいなこといつも言ってる癖に、プロデューサーに頼まれたら結局着てるじゃん! 実は内心大喜びしてるの知ってるんだから!」
奈緒「ばっ、な、何言ってんだ! そんなわけないだろ!」
加蓮「はいはいツンデレ頂きましたー……って凛? どうしたの? 元気ないよ?」
凛「え? ううん、何でもないよ」 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:16:16.66 ID:dl5Zsniw0
- 奈緒「どうした? 今日一日中ずっとそんな感じじゃないか?」
凛「そ、そうかな。そんなつもりないけど……」
加蓮「もしかして調子悪かったりする? 最近根詰めてるみたいだけど、無理してない?」
凛「だ、大丈夫だって! 私、タフなのが取り柄だし」
奈緒「ならいいけど……」
凛「……ごめん、やっぱ少し調子悪いから、今日は先に帰るね」
加蓮「そ、そっか、気を付けてね」
凛「うん、じゃあね」
ガチャ バタン
奈緒「……なあ、最近凛の奴、ちょっと変じゃないか?」
加蓮「そうだね、どうしたんだろう……」 - 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:19:15.47 ID:dl5Zsniw0
- ―――
凛(みんなが、プロデューサーを慕ってるのは知ってる)
凛(プロデューサーはすごい人だ。一人で突っ走りがちな私や、あまりやる気のなかった加蓮、恥ずかしがり屋な奈緒を、ここまで引っ張り上げてくれた)
凛(プロデューサーになら任せられる、私たちを支えてくれるって、心の底から思える)
凛(でも)
凛(でも、ここ最近、プロデューサーへの気持ちが、どこかおかしくなってる)
凛(この気持ちは、信頼とか親しみだけじゃない。絶対に変だ) - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:22:35.90 ID:dl5Zsniw0
- 凛(初めは、プロデューサーが加蓮や奈緒と楽しそうに長話してると、ちょっとモヤモヤする程度だった)
凛(でもそのうち、そういうのを見てると我慢できなくて、その場から離れるようになった)
凛(本当は割って入りたかった。でもそれはさすがに迷惑だから、自制した。最近は、我慢するのも辛くなってるけれど)
凛(そして……加蓮から送られてきたあの写真)
凛(ウェディング衣装を着て嬉しそうな笑みを浮かべる加蓮と、気恥ずかしそうなプロデューサーのツーショット) - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:25:20.29 ID:dl5Zsniw0
- 凛(あれを見た瞬間、本当に携帯を壊しそうになった。必死でこらえて、何とか自分をなだめて、メールごと画像を消した)
凛(それからは、もっとおかしくなった。仕事やレッスンをしてる時以外、四六時中プロデューサーのことを考えるようになった)
凛(プロデューサーを独り占めしたい。他の誰にも目を向けず、自分だけを見ていてほしいと思うようになった)
凛(加蓮や奈緒もプロデューサーのことが好きなのは、顔を見ればわかる)
凛(でも……私の気持ちは、加蓮や奈緒のそれよりきっと歪んでしまってる) - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:28:32.21 ID:dl5Zsniw0
- 凛(そもそも、私は何でアイドルを頑張ってるんだろう)
凛(始めたときは、確かにトップアイドルを目指して頑張ってた)
凛(だけど今は、プロデューサーに認められたくて、褒めてもらいたくて……プロデューサーの傍に居たくて、アイドルをやってる気がする)
凛(こんなんじゃ本末転倒だ。頑張ってくれてるプロデューサーにも失礼だ。なのに……)
凛「おかしい……変だよ、私どうかしちゃってるよ……!」 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:32:36.99 ID:dl5Zsniw0
- ―――
ちひろ「加蓮ちゃん、プロデューサーさんからも聞いたんだけど、最近、凛ちゃん元気ないって本当?」
加蓮「うん、何だかいつも思いつめてるみたいで……心配だな……」
凛「おはようございます……」
加蓮「あっ、凛……って、どうしたの!? 昨日より顔色悪いよ!?」
凛「大丈夫だよ、本当に何でもないから」
加蓮「そんなわけないでしょ! もしかして寝てないんじゃ……」
凛「いいの、ほっといてよ」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:34:50.31 ID:dl5Zsniw0
- 加蓮「ほっといてって……」
凛「……」
加蓮「り、凛……?」
凛「……ごめん、これからレッスンだから」
加蓮「あ、うん……」
スタスタ ガチャ バタン
加蓮「凛……」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:37:24.42 ID:dl5Zsniw0
- ―――
凛(バカだ。私はバカだ)
凛(加蓮は何も悪くないのに。一方的にイラついて、私は……)
凛(……私は何にイラついてるんだろう。プロデューサーへの気持ち? アイドルを続けてる理由?)
凛(プロデューサーへの好意を原動力にしていることに、イラついているのかもしれない)
凛(でもよく考えれば、なぜイラついてるんだろう)
凛(別にいいじゃない、プロデューサーのことだけ考えて、プロデューサーの傍に居るために、プロデューサーのためだけにアイドルしたって) - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:40:12.78 ID:dl5Zsniw0
- 凛(ああ、認めてしまえば、こんなにも気持ちが軽い)
凛「……あはは、そうだ。私はとっくに、まともなアイドルじゃなかったんだ」
凛「別にいい。この気持ちを、プロデューサーへのこの気持ちを抱き続けてアイドルをしたって、別にいいじゃない」
凛「私はアイドル、プロデューサーはプロデューサー。そうだよ、私がずっとアイドルで居続ければ、プロデューサーはずっとプロデューサーのままでいてくれる」
凛「ずっとずっと一緒に居られるんだ。私が誰よりも想ってる人と、ずーっと一緒に居られるんだ」
凛「あはは、何だ、悩んでたのがバカみたい。こんなにも単純なことだったなんて」
凛「さあ、レッスンに行かなきゃ。プロデューサーと、ずっと一緒に居るために」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:42:24.50 ID:dl5Zsniw0
- ―――
加蓮「最近凛、明るくなったよね。何か吹っ切れたって感じ」
奈緒「そうだな、一時期すごい悩んでたみたいだから心配だったけど、もう大丈夫そうだな」
加蓮「私たちに相談してくれなかったのは残念だけど、本当に良かったよ」
奈緒「ただ……」
加蓮「……うん、やっぱりちょっと、前と比べて変だよね」
奈緒「何というか、仕事に対して鬼気迫る感じというか……」
加蓮「切羽詰ってるわけじゃなくて、ものすごく幸せそうに、それでいて没頭してるって風だよね」
加蓮「凛、どうしちゃったんだろう。何だか少し……怖い」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:44:16.76 ID:dl5Zsniw0
- ―――
凛「おはよ、プロデューサー。今日も仕事、頑張ろうね」
凛(ああ、仕事もレッスンも、とても楽しい。大切な人のためって思うだけで、力が湧いてくるみたい)
凛(頑張ろう。もっと頑張ろう)
凛(そうすれば、いつまでもいつまでも、プロデューサーの傍に居られるんだから)
おわり - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:46:34.52 ID:dl5Zsniw0
- 凛のヤンデレを書いてみたかった
支援してくれた人ありがとう - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/24(月) 00:51:23.39 ID:dBDdPY3PT
- 乙
あっさり終わったな

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