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モバP「俺がプロデューサーになったわけですか?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:19:29.10 ID:UV8oGMca0
- ちひろ「いや、気になるじゃないですか」
凛「私も聞きたいかも」
P「そんな面白い話でもないですよ」
ちひろ「あれ?顔赤くないですか?」
P「・・・」
凛「何それすごく聞きたい」
P「わ、わかったわかりましたよ、話します」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:20:54.34 ID:UV8oGMca0
- P「子供の頃の話ですよ」
P「自分自身よく覚えてないんですけどね」
P「家の隣によく遊んでくれたお姉さんが住んでたんです」
P「優しくって楽しい人で・・・」
P「大好きだったなあ」
凛「いいから早く話し進めてよ」
P「えっ・・・す、すいません」
ちひろ「凛ちゃん怒ってる?」
凛「全然」
ちひろ(怒ってる・・・) - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:22:06.70 ID:UV8oGMca0
- p「おねーちゃん、あそびにきたよー」
「こんにちは、pくん」
p「おねーちゃんきょうもおうたのれんしゅう?」
「えへへ、うん!アイドルになるためには日々勉強なんですよっ」
「そしていつか白馬に乗ったプロデューサーさんに見初められて はアイドル界にはばたくんですっ」
p「『ぷろでゅーさー』?」
「そうです、アイドルと二人三脚で頑張る人のことですよ!さてっ今日はなにをしましょうか」
p「うーんとねえ・・・じゃあきょうもおうたきかせて?」
「いいですよ、せーのっ」 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:22:59.32 ID:UV8oGMca0
- P「よく歌を歌ってくれてたんですよね」
ちひろ「あーなるほど、初恋のお姉さんがアイドル目指してたわけですね」
P「まあ、そういうことですね」
凛「ふーん」
P「あれ、おい凛どこ行くんだ?聞かないのか?」
凛「うん、もういいや」
P「確かに面白い話じゃないもんな、じゃあいきさつも分かったしもう終わりにしましょう」
ちひろ「せっかくだし続けてくださいよー」
P「は、はあ・・?面白いですか俺の初恋の話なんか聞いて」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:23:45.89 ID:UV8oGMca0
- ちひろ「はい、プロデューサーさんの好みを知っておけばいい情報料が取れますから」
P「誰に売るんだか」
ちひろ「まあまあ続き続き」
P「・・・わかりました、初心を思い出すには良さそうですし、つまらなかったらいつでも言ってくださいね」
ちひろ(私自身は全く興味ないんでこの時点ですでにつまらないですがね)
ちひろ「この後(情報を売るの)が楽しみなんで早く聞かせてくだいよ」
P「なんか照れますね」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:24:21.83 ID:UV8oGMca0
- P「そう言えば昔は会う度に結婚申し込んでました」
ちひろ「最近の留美さんみたいですね」
P「勘弁して下さい」
p「おねえちゃんっ」
「ん?どうしたのpくん?」
p「ぼくおねえちゃんとね、けっこんする!!」
「あはは、pくんが大人になる頃には おばさんになっちゃっいますよ?」
p「いいもんっ、おねえちゃんだったらどんなすがたになってもすきっ!!」
「そっかぁ、じゃあそれまで待ってますね」
p「えへへー」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:25:51.72 ID:UV8oGMca0
- P「今となっては軽くかわされてるのがわかりますが当時はその言質をとるだけで大喜びしてましたね」
ちひろ「なるほど、こういう見境のない強引さが所属アイドル百人超のマンモス事務所を創りだしたんですね」
P「・・・」
ちひろ「あ、褒めてるんですよ?念のため」
P「えっ・・・はい」
ちひろ「それで、その人はどんな人でした?」
P「んーと優しくて」
ちひろ「それはもう聞きました、容姿、髪型、性格などの特徴を聞いてるんですよ」 - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:28:58.08 ID:UV8oGMca0
- P「髪型は・・・どうだったかな・・・?」
ちひろ「長かったですか?短かったですか?」
P「長かった・・・気がします」
ちひろ(よしまず凛ちゃん卯月ちゃんには売れる)
P「そうですね、身長は・・・当時の自分より大きいので大きいイメージがありますが周りは小さい小さいと言ってましたね」
ちひろ「へえ、その根拠は?」 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:30:22.95 ID:UV8oGMca0
- P「当時お姉ちゃんは高校生だったんですけど・・・」
p「おねーちゃーんっ」
「あっpくんこんにちは」
女1「あれ?その子誰?」
「えへへ、隣に住んでる子」
女2「随分懐いてるね」
「そうなんですよ~、かわいいなぁ」
p「えへへ、ぼくねーおねえちゃんとけっこんするのっ!!」
「あ、あはは」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:32:16.24 ID:UV8oGMca0
- 女1「ませてんね~その子」
女2「同学年のオトコにゃモテないのにね」
「ひ、ひどいっ!?地味に気にしてるのにっ」
女1「大丈夫、 にはその小さい身体に似合わない武器があるよ」
「そんな憐れみながらおっぱい触らないでくださいっ」
P「・・・お姉ちゃんの友達はもっと大きかったので」
ちひろ「身体はちっちゃいけど胸は大きかったんですか?」
P「ありましたね・・・」てれっ
ちひろ「うわきもっ・・・」
ちひろ(まあいいや、未央ちゃんにも売れる・・・と) - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:34:04.92 ID:UV8oGMca0
- P「あと、どこに居ても見つけてくれるんですよ」
P「昔、家出した俺を親から頼まれたらしくって迎えに来てくれたんです」
P「その時は絶対に見つからないと思ってた場所に隠れてたんですけどね」
「あ、やっぱりここにいましたね」
P「って、すぐに見つかっちゃったんですよ」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:34:34.65 ID:UV8oGMca0
- pくん、帰ろう?みんな心配してますよ?」
p「だって・・・おかあさんもおとうさんも、いつもおうちにいなくて・・・」
p「ぼくのことなんてどうでもいいんだ」
「そんなことないです」
「もし本当にそうだったら、裸足で色んな所を探しまわって、泣きながら『息子を探してください』なんて、近所の人に頼んで回れないですよ」
P「まあ、家帰ったら両親に一発ずつひっぱたかれましたがいい思い出ですよ」
ちひろ「なるほど」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:35:18.07 ID:UV8oGMca0
- P「隣に住んでるお姉ちゃんは仕事で忙しい両親の代わりに沢山遊んでくれたんです」
ちひろ「よくある設定ですね」
P「だから、本当のお姉ちゃんみたいに思ってました」
P「ずっと一緒にいるんだって、思ってました」
P「でもやっぱり『ずっと』なんてなくて」
ちひろ「お姉ちゃんはどこかに行ってしまった?」
P「はい、夢を叶えるために、東京に行くことになったんです」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:36:10.60 ID:UV8oGMca0
- p「いっちゃやだぁ」
P母「こら、 ちゃんが困ってるでしょ」
「pくん・・・」
p「ぼくもついてく!」
p「だってぼくおねえちゃんと・・・」
「ごめんなさい、pくん」
「お姉ちゃんは、pくんのお嫁さんになれないよ」
p「・・・っ!!」
「 は・・・みんなの」
「みんなのアイドルになるから」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:39:35.72 ID:UV8oGMca0
- P「で、俺の初恋は終わりました」
凛(もう終わったかな・・・?)
ちひろ「なるほど、それでなんで業界入るんですか?私ならフラれた女のいる世界なんか絶対行きませんけど」
凛「振られたんだ?」
P「いやぁ、その・・・俺も大概諦めが悪くて・・・」
凛「・・・」
P「子供ながらにいろんなこと考えて、約束しちゃったんだ」
凛「あっそ」ぷいっ
P「今日の凛機嫌悪いですね?」
ちひろ「せやな」 - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:42:53.34 ID:UV8oGMca0
- p「じゃあぼくおねえちゃんの『ぷろでゅーさー』になるっ」
「えっ・・・」
p「『ぷろでゅーさー』になればずっといられるんでしょ!?」
p「ぜったいなる!!ぼくたくさんべんきょうして・・・それで・・・」
p「ぜったいおねえちゃんを『とっぷあいどる』にする!!」
P「んで、今に至るんです」
ちひろ「へぇー、で結局約束のお姉さんはどうなったんですか?」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:44:21.07 ID:UV8oGMca0
- P「んで、今に至るんです」
ちひろ「へぇー、で結局約束のお姉さんはどうなったんですか?」
P「あはは、それが情けない話・・・まだ見つかってなくて」
凛「っ」
ちひろ「凛ちゃん小さくガッツポーズしないであげて」
P「実は今もアイドルやってるのかどうかさえわからないんですよね」
ちひろ「でも、探し続けている・・・と」
P「はい、強引に取り付けた約束ですけど」
P「それでもいつか、絶対に会えると信じてるんです」
ちひろ「・・・ふうん」 - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:45:18.22 ID:UV8oGMca0
- P「あ、もういい時間ですね」
ちひろ「仕事に出ていた皆もそろそろ戻ってきますね」
菜々「おつかれさまでーすっ!!きゃはっ♪」
P「お、お疲れ様です菜々さん」
菜々「あれあれ~元気が無いですよプロデューサーさん!ウサミンパワー注入~ぴぴぴぴぴっ」
P「あ、はい・・・」
ちひろ「菜々さんは元気ですね」
菜々「はいっ!それはもうっ」
菜々「菜々は夢だったアイドルができて本当に幸せですからっ!!」 - 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:45:50.30 ID:UV8oGMca0
- ちひろ「じゃあ早速で悪いですけど次雑誌取材入ってるんでプロデューサーさんと向かってください」
菜々「はーい♪さあ行きましょうプロデューサーさんっ時は金なりですよっ!!」
P「菜々さんはいつでも元気ですね」
菜々「プロデューサーさんも元気に頑張ってくれないとダメですよ~」
P「そうですね、じゃあ頑張って行きましょう」
菜々「はいっ」
菜々「プロデューサーさん」
P「はい?」
菜々「菜々を絶対、トップアイドルにしてくださいね」
P「?」
P「勿論ですよ!」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:46:50.94 ID:UV8oGMca0
- おしまい
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:47:27.69 ID:GPkk17Gm0
- 乙
さて菜々さんは何歳でしょう - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 01:54:50.83 ID:JzcWXES6O
- 乙
知らぬはプロデューサーばかりなり - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/11(木) 02:09:16.64 ID:sxGrccl5O
- 乙
菜々さんから母性が……うっ!

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