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エヌ氏「なんなのだここは……」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/23(木) 23:57:38.15 ID:3FvNnwP50
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エヌ氏は生まれて初めてパソコンというものを買った。
小さな会社のしがないサラリーマンであるエヌ氏には、それは大きな決断に思えた。
とりあえずインターネットに繋ぎ適当に調べると、一つの文章がエヌ氏の目に飛び込んできた。
『2ちゃんねる掲示板へようこそ』
この続きを誰かお願いします
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/23(木) 23:59:20.88 ID:8vEdSQZT0
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や、星新一スレが立っているぞ!
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:00:07.43 ID:6eieFRuM0
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星新一スレとか胸熱
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:00:13.55 ID:6Gp3pU/v0
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星新一懐かしいぜよ
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:10:04.74 ID:11pNPQjb0
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>>1
つづき
エヌ氏は何の事だかよくわからなかったが、『ようこそ』という
からには悪いことも起こるまいと、軽い気持ちでページを繰っていった。
そうしているうちに、何とも魅惑的な響きを持つ板を発見した。
「VIP?」
何とも高級で上等そうな響きだ。
エヌ氏はパイプを取りだし火をつけると、煙をくゆらせながら
入場のボタンを押した。
続きは暇な人が書いてね!
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17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:11:13.98 ID:Luw1H+rK0
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好奇心旺盛なエヌ氏はさっそく掲示板というものを経験してみることにした
掲示板のルールを読んだところ、様々なジャンルの掲示板が用意されていてそこにスレッドというものを作り、コミュニケーションが取れるらしいと言うことが分かった
取り敢えず挑戦してみようとエヌ氏は新規スレッドを立てる
「アクセス規制中です!!」
「なんだって?」
めげないエヌ氏はもう一度スレッドを立てる
「アクセス規制中です!!」
「わけがわからない・・・」
何故規制されているのだろうか?自分は初めてここに訪れたのに。次第に腹が立ってくる
「ふざけるな。二度と利用しないからな」
怒り狂ったエヌ氏はパソコンを持ち上げ、窓から放り投げた
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20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:30:27.60 ID:11pNPQjb0
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パソコンが地面に落ちて砕けると、パソコンの中から
白い饅頭のような顔をした青年が這い出してきた。
「これは・・・どういうことだ?」
エヌ氏は動揺しながらも、その現実離れした光景から目を
離せないでいた。
饅頭顔の青年は、エヌ氏の前で膝の埃を払うと言った。
「あんたは2ちゃんと現実世界の境界を壊してしまったんだお!」
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:43:51.87 ID:11pNPQjb0
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その青年はヤル夫と名乗った。
「この現実世界と2ちゃんは『越えられない壁』で仕切られているお。二次行きの切符はもう売り切れなのに、なんて事してくれたんだお!」
「ちょっと・・・待ってくれよ」
エヌ氏には何が何だかさっぱりわからない。
言葉遣いも違っているようだし、何よりも容姿が違っている。
「君は・・・宇宙人なのか?」
「ちがうおwwwSFとか古過ぎwww古参乙だおwwwwww」
エヌ氏はヤル夫の言葉に頭痛を覚えた。
どうやらエヌ氏の常識は彼には通用しないようだ。
しかしエヌ氏は同時に強い興味を覚えていた。
毎日会社と家を往復する刺激のない毎日。
そんな中で現れた正体不明の饅頭男。
これは、うだつの上がらないサラリーマンであるエヌ氏に訪れた、
運命の転機のように思えた。
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:53:35.92 ID:11pNPQjb0
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「なあ、君。ヤル夫くんと言ったか。
私も、その・・・君の住んでいた所に興味が湧いたのだが、案内して
もらう事はできないだろうか?」
「無理だおwww ninjaレベル1とかwww
スレも建てられないゆとりが来たって『半年ROMれ』って叩かれて
終わりだおwww」
駄目だ。言語が通じない。
エヌ氏はこの未知の青年との意思疎通に困難を感じていた。
しかし一方でヤル夫のやってきた『2ちゃんねる』に強い興味も覚えていた。
このままでは明日も会社へ行き、朝と夕にタイムカードを打刻し、家へ帰る
だけの毎日。
そんな単調な日常を振り払うような、きらびやかな世界。
『2ちゃんねる』は、エヌ氏の目にはそう映っていた。
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 00:59:53.33 ID:11pNPQjb0
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ヤル夫ははじめ退屈そうにエヌ氏を見ていたが、不意にきびすを返すと手を肩の高さに挙げた。
「そろそろやらない夫の所に行く時間だお。じゃーおっさん乙ノシ」
言い終わるとヤル夫の目の前の空間が薄緑色に口を開け、彼を飲み込もうとしていた。
ヤル夫が元の世界に帰る!
エヌ氏はそう直感した。
「待って下さい!」
エヌ氏は慌てて、咄嗟にヤル夫の腰にしがみ付く。
「ちょwwwおまwwwwwwやめwwwwww」
ヤル夫も抵抗したのだが、ついにエヌ氏を振りほどくことができず、
二人はもんどりうって空間の裂け目に落ちて行った。
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27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 01:08:31.35 ID:11pNPQjb0
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「ここが『2ちゃんねる』の世界・・・」
エヌ氏はやや興奮しながらも、自分の住む世界とは全く異質なその空間を見渡した。
白い壁には、青い文字がびっしりと書かれており、不思議なことにエヌ氏が
目を通すと紫色に変化していった。
「あーあ。どうするんだお?もうおまいもこっちに来てしまったら、
AAとして生きるしかないお」
「えっ?」
「『不条理空間割りの術』は、その不条理さから1スレで一度しか使えない
荒業だお。もう戻れないお。あぼーんだお。どうしようもないお」
なんということだ。
軽率な好奇心から『2ちゃんねる』に飛び込んだエヌ氏だったが、どうやら
余りにも大きな代償を払ってしまったようだ。
「もう・・・抜け出せないのですか?」
一度入ったら抜けられない。魔性の場所。
エヌ氏は後悔から天を仰いで絶叫した。
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 01:11:14.92 ID:11pNPQjb0
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そして2週間が過ぎた。
すっかり肉付きのよくなったエヌ氏は、「LV10」と書かれた巻物を手に、
白い壁に青いチョークで文字を刻みこんだ。
『ショートショートの登場人物だけど質問ある?』
おしまい
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 01:12:26.90 ID:d+2Rp14S0
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乙
エヌ氏すっかりなじんでるwwwwwwwwww
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 01:14:05.91 ID:hRP3aQFu0
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乙!
雰囲気がよかった
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/24(金) 01:14:47.30 ID:11pNPQjb0
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暇なので
調子に乗って初めてVIPで文章書いてみたwwwwww
あまり文体似せられなかったが即興なので許して欲しい
あと支援してくれた人たちありがとうな

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