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幸子「101?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:43:35.90 ID:NXVoZUkJ0
- P「お前なら絶対できるぞ!」
幸子「本当に飛ぶんですか!?」
P「ああ、お前ならできる!」
幸子「・・・・・・・やっぱり無理ですよ!」
P「かわいい幸子ならできる、かわいい幸子、俺はかわいい幸子を信じてるぞ」
幸子「僕が可愛いのは知ってますから何度も言わないでください///」
幸子(う~ん、でも怖いなあ・・・パラシュートが開かなかったらどうしよう・・・)
幸子(それに高すぎるよぉ・・・高度3000mって富士山ぐらいだよね・・・)
P「頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるってやれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそこだ!
そこで諦めるな絶対に頑張れ積極的にポジティブに頑張る頑張る北京だって頑張ってるんだから!!」
幸子「え、えー・・・」
幸子(ああ、足が……足がぶらんぶらんって。風強い・・)
P「・・・はよいけや!」ゲシ
幸子「あっ」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:45:31.96 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子「いやだああああああああ」
幸子(おちるおちる死ぬ死ぬ。こわいいいいい。下からの風すごいいいいい)
幸子(あわわわ、地面がすごい速度で近づいてきますぅぅう)
幸子(そろそろパ、パラシュート。早くパラシュート)ヒョイ
幸子(大丈夫、目でもつぶっとけば直に地面ですよね)ギュッ
幸子(太陽が眩しいぃ・・・それになんだか下がチラチラしてますね・・・)
幸子(――さっきよりもゆっくり落ちてる気がする)
幸子(そろそろ地面ですかね。全く、いくら僕がかわいいからってこんな仕事とらすなんて後でPさんには説教しなくちゃいけませんね)目を開ける。
幸子「えっ」
幸子「夜になってる・・・さっきまでお昼だったのに。それに知らない街」
幸子「あっ、あの家燃えてる。それにさっきから光ってるあれはなんだろう」 - 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:46:38.12 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子「よし、無事に地面につけましたね。さて、これをしまってっと」
???「Thunder!」
幸子「えっえっ」
???「Thunder!」
幸子「ええと、フリーザ?」
パンパン。ひゅん、ひゅわーん
幸子「何か音がしますね。あのー、どなたかいらっしゃるんですか?」
???「Hold up!」
幸子「」
幸子(が、外国の方!?しかも、手に持ってるのって銃ですよね!?)
幸子(Hold up!って手をあげろってことですよね)スッ
???「...are you girl?」
幸子「い、いえす」
???「haha...come on」
幸子「!? ちょっとどこ触ってんですかあ!」 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:47:10.05 ID:NXVoZUkJ0
- ???「Don't move!」
幸子「た、助けてー!!」
???2「thunder!」
???「チッ・・・Flash!」
???2「well boy?who are you」
幸子「えっ、僕は・・・ア、アイアム幸子」
???2「日本語が話せるのか?」
幸子「あ、あなたも話せるんですか」
佐々木「私は佐々木大尉。日系人ってやつでね。それよりも、なぜ君はここに?」
幸子「いや、その、なんていうか・・・いろいろと僕もわからなくて」
佐々木「何か事情がありそうだな。よし、私が安全な場所まで案内しよう。はぐれてしまった部下とも合流しないといけないしね」
幸子(何なんでしょう、これ)
佐々木「しかし男のなのに幸子とは珍しいね」
幸子「なっ!?僕は女の子ですよ。失礼な方ですね」 - 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:47:42.15 ID:NXVoZUkJ0
- 佐々木「そうなのかい。しかし、その”僕”という言い方だとまず分からないよ。それに・・・」じー
幸子「せ、セクハラですよ。確かに僕は控えめな身体付きですけど。でもまあこれからの成長期に期待してますし」
佐々木「幸子ちゃんはいくつなんだい?」
幸子「僕はまだ14歳ですよ」
佐々木「14!?こんなに若い子が軍にいたなんて」
幸子「いえ、僕はアイドルですよ」
佐々木「アイドル?」
幸子「ええと、歌とか踊りが得意でそれで多くのお客さんにそれを見てもらうんです」
佐々木「???」
幸子「ええと、佐々木さんは大尉っておっしゃってましたけど、軍人さんなんですよね?」
佐々木「いかにも。私はテイラー将軍率いる101空挺師団の第五大隊の指揮官をやっている」
幸子「へ、へー。……あ、あとここがどこか教えてください」
佐々木「ここはオランダという国だ。私たちはこれからアイントホーフェン地区に向かわなくてはならなくてね」 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:48:13.39 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子(お、おらんだ!?日本じゃないってどういうことですか)
幸子「その、アイントホーフェン地区に何しに行くんですか?」
佐々木「そこに立てこもるドイツ軍を追い払って街で我々を待つレジスタンスに会いに行くのさ」
幸子(あれこれって・・・もしかして・・・)
幸子「今って何年ですか?」
佐々木「おかしなことを聞くね。今は1944年、9月さ」
幸子(やっぱり・・・どうやらタイムスリップをリアルにしちゃったみたいですね)
幸子(はあ・・・となると、1944年といえば第二次世界大戦中ですよね。この人たちって本当に兵士さんなんですね)
佐々木「ん?どうした、幸子ちゃん」
幸子「い、いえ。とにかく早くアイントホーフェンに向かいましょう」
佐々木「これから殺し合いをするのに幸子ちゃんは度胸があるね。うちの新米たちにも見習わせたいもんだ、ハハハ」
幸子(笑いたいのはこっちですよ・・・) - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:49:06.77 ID:NXVoZUkJ0
- 佐々木「・・・」グッ
部下たち「」伏せる
幸子(? 僕も伏せますか)
佐々木「Thunder!」
「Flash!」
???'s「oh...caPtain!」ハグ
佐々木「よし、これで大方そろったな」
幸子(まだつかないのかなあ)
佐々木「幸子ちゃん、大丈夫?」
幸子「大丈夫に決まってるじゃないですか。僕を誰だと思ってるんですか、稀代の名アイドル、輿水幸子ですよ!」
佐々木「君は本当は男の子じゃないのかい?」
幸子「ち が い ま す」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:49:37.00 ID:NXVoZUkJ0
- ――アイントホーフェン手前にて
佐々木「」グッ」
幸子と部下たち「」伏せる
・・・ガサガサ
部下たち「・・・」銃をかまえる
ドイツ兵たち「Es ist dem Feind gelungen, die Front in breiter Formation zu durchbrechen」
幸子(な、なにいってるんですかね)
佐々木「stand by...stand by...fire!」
ズガガガガガ
幸子(う、うわああああああああああ)
佐々木「StoP firing!don't shoot don't shoot」
ズガガ・・・
部下たち「・・・」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:50:08.27 ID:NXVoZUkJ0
- 佐々木「everybody ok?」
部下たち「ok」「fine」
幸子「あ、あの大尉。あの人たちって」
佐々木「ああ、見てごらん。SSだ」
幸子「SS?」
佐々木「ヒトラーの親衛隊さ。人数が少なくてよかった。部下も全員無事だし」
幸子「あの人たちってどうなるんですか」
佐々木「そのまま死ぬだろうね。見たところ助かりそうにない者ばかりだ」
幸子「そんな・・・ひどいですよ」
佐々木「我々は戦争をしているんだよ。もし私たちの方が見つかっていたらどうなっていたと思う?」
幸子「・・・」
佐々木「幸子ちゃんにはつらいと思うが耐えてくれ」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:50:55.38 ID:NXVoZUkJ0
- ――アイントホーフェン入り口
ズガガガ・・・ヒュー、チュドーン、ドーン
幸子「わっわっ」グラグラ
佐々木「幸子ちゃんはここで待っといてくれ」
幸子「そうしますね!可愛い僕はあんなところ行きたくありませんからね」
佐々木「let's lesson....」
幸子(今からあの中にいくんですよね。怖くないのかな」
佐々木「let' go go go go」
幸子「うわあ、炎の中に突っ込んでいった。あ、誰か倒れた。うげえ、血が出てる」
ズガガガ ヒューン チュドーン
チュドーン チュドーン ヘルプミー アアア チュドーン - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:51:26.72 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子「早くおうち帰りたい」グス
コロン
幸子「ん?」
佐々木「伏せろ幸子ちゃん!」
幸子「?」グッ
バーーーーン!
幸子!?」
幸子(い、いまの爆発しましたよ!?な、な、なんなんですかもう!!」 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:52:01.29 ID:NXVoZUkJ0
- ――アイントホーフェン占領
幸子(気づいたら朝になってた)
幸子(もう銃声とか聞こえませんね。佐々木さんはどこだろ)
佐々木「幸子ちゃん」
幸子「うひゃあ!」
佐々木「これよかったら食べて」スッ
幸子「なんですかこれ?」
佐々木「レーションさ、味は保障できないけどね」
幸子「レーション」ゴソゴソ
幸子「シチューが入ってますね。こっちは珈琲とチョコレートですかね」
佐々木「食べ終わったらその辺に置いといて。それじゃあ」
幸子「・・・お世辞にもうまいものじゃないですね」モグモグ
幸子「はあ・・・これからどうしよう」
幸子「とりあえず日本に帰りたいですけど。今の時代じゃ絶対無理ですし、ここに残ったって佐々木さんみたいに日本人に会えるか分からないし」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:52:32.85 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子「僕は一体どうしたら」モグモグ
――ゾン橋手前
佐々木「よし、あの橋で間違いないな」
幸子「あの橋をどうするんですか?」
佐々木「あそこは今はドイツ軍の手の中にある。そこで我々が橋を確保するんだ」
幸子「橋なんて確保する必要があるんですか?」
佐々木「十分ある。橋は川を渡るための唯一の手段なんだ。あの橋を確保すれば遠回りすることなく最短のルートでベルリンまでいける」
幸子「よくわかりませんが、わかりましたよ。なんたって僕は賢いですからね」ドヤァ
佐々木「ok let's lesson」聞いていない
幸子(ぐぬぬ)
佐々木「ok go..go」
幸子(また人が死ぬんだろうな・・・) - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:53:03.13 ID:NXVoZUkJ0
- ズガガガガガガ シュパーンシュパーン ドドドドド
ヒュルルルン チュドーンチュドーン、ドーン
幸子(僕はこの戦争の結末を知ってますけど。それは黙っておいたほうがいいですよね)
ズガガガガ
幸子(今ので3人が倒れましたね・・・。これ以上いやなのでアイマスクでもかぶっておきますか)サッ
ズガガガガ チュドーンチュドーン グウウウウン・・・ドカン、ドカン、ドカン、メディーック、メディーック・・ノオオ ヘルプミー、メンダウン ドカンドカン
幸子(・・・耳も塞いどこ)ぎゅ
ユサユサ
幸子「?」
佐々木「幸子ちゃん、幸子ちゃん」
幸子「どうしました佐々木さん」
佐々木「敵の攻勢が激しい。ちょっと後退するよ」
幸子「ええ!?僕も戦うんですか!?」
佐々木「?撤退するから早く」
幸子「あっ・・・(察し」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:53:34.79 ID:NXVoZUkJ0
- ――橋から2キロメートル戻った場所。
佐々木「はぁはぁ・・・」
幸子「佐々木さん?」
佐々木「はぁ・・・ううっ」ドサッ
幸子「!?」
部下たち「!? caPtain!caPtain! medic!! hurry medic damn shit」
佐々木「うう・・・」
幸子(ああ、足から血が出てる・・・)ちらり
部下たち「don't touch bitch!」
幸子「僕はビッチなんかじゃないですよ!」ムカッ - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:54:06.74 ID:NXVoZUkJ0
- 佐々木「すまない、口の悪い部下で」
幸子「いえ、それよりも大尉。血が・・・」
佐々木「我慢してたんだが、それも限界みたいだ」
幸子「これ使ってください」サッ
佐々木「それは、大事なハンカチじゃないのかい?」
幸子「ハンカチなんていくらでも買えますからね・・・これでよしっと」ぎゅっぎゅ
佐々木「ありがとう、幸子ちゃん」
幸子「可愛い僕にはこれくらい造作もないですよ。あ、メディックさん着ましたよ」
佐々木「これは洗って返すからね」
幸子「当たり前ですよ。さあ、早くタンカーに乗ってください」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:54:41.36 ID:NXVoZUkJ0
- ――夜
幸子(うう、寝付けない)
部下たち「・・・」
幸子(あの人たち、昨日から寝てないのに・・・しかも、走ったりしてるのに疲れてないのかな・・・)
グオオオオン
部下たち「! enemy fighter in coming!」
幸子(飛行機がこっちに飛んできますね)
幸子(プラモデルの飛行機だ・・・)バリバリバリバリバリ - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:55:12.86 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子(て、敵の飛行機だったんですか。か、隠れなきゃ)
バリバリバリバリバリ グオオオオオン キーーーーーン バリバリバリバリバリ
幸子(あわわわわ。地面が穴だらけですね。もっと遠くに逃げなきゃ)
佐々木「幸子ちゃん危ない!」ドンッ
幸子「あいた!」ドサ
グオオオオン・・・
佐々木「何もないところに行くなんて、狙われるじゃないか!」
幸子「す、すみません」
佐々木「それに・・・クッ」
幸子「!佐々木さん、足の怪我が!!」
佐々木「いいかい、今日はあの木の下で寝るんだ。明日は早いから早く寝なさい」ザッザッザッザ
幸子(佐々木さん大丈夫かな・・・) - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:55:55.25 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子(・・・寝よ)スヤスヤ
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:56:36.63 ID:NXVoZUkJ0
- ――???
幸子「Zzz」
???「大丈夫か」
幸子「Zzz」
???「起きろ、幸子」
幸子「ふぇ?」
P「無事みたいだな」
幸子「あれ、佐々木さんは?」
P「なんだ?俺のことを急に苗字で呼び出して」
幸子「へっ?ええと、ここは?」
P「事務所だよ」
幸子「あれあれ?」
P「あー頭の打ち所が悪かったか」
幸子「なっ!?それよりも今って西暦何年ですか?」
P「2013年だけど?」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:57:07.89 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子「そ、そんなあ・・・」
P「??」
ちっひー「あいた」
P「! ちひろさん大丈夫ですか?ああ、血が出てるじゃないですか」
幸子(元の世界に戻れたってことですかね・・・。よかった・・・けど)
幸子(佐々木さん・・・あの後どうなったんだろう)
ちっひー「ありがとうございます、Pさん」
P「いえいえ、あ、それとそれ洗って返してくださいね」
ちっひー「ええ。けど、これって相当古いものですよね?」
P[曾じいちゃんの形見なんですよ、そのハンカチ」
幸子「ハンカチ・・・」チラッ
幸子「ああああああああああああああああああああ!」
ちっひー、P「ど、どうした」「どうしたの幸子ちゃん?」
幸子「そのハンカチは僕のですよ!」
P「は?お前やっぱり頭のほうが・・・ゲフッ」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:57:39.47 ID:NXVoZUkJ0
- 幸子「ちょっと見せてください!・・・やっぱり僕のハンカチですよこれ」
ちっひー「Pさん?」ゴゴゴゴ
P「いやいや、それ曾じいちゃんの形見って今いいましたよね?」
幸子「Pさんのおじいさんの話、教えてください!」
P「?あ、ああ。まあいいけど」カクカクシカジカ
幸子「よかった・・・アメリカに戻れたんですね」
P「ああ、それからうちのじいさんは日本に戻った」
幸子「Pさん、曾おじいさんは何か言ってましたか?」
P「そういえば、お前と同じ幸子って女の子に借りがあるっていってったっけな」
幸子「なら、伝えといてください。もうその借りは時効切れって」
P「伝えとくって仏壇にか?」
幸子「もう、そういうのはイチイチ言わなくていいんですよ。可愛い僕の頼みなんですから、お願いしますよ!」
――fin - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/29(月) 10:58:14.53 ID:NXVoZUkJ0
- くー疲れ
じゃあの

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