Powered By 画RSS


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

まどか「腹グロまどか」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:17:30.81 ID:uLh1uyTU0
まどか「うあぁぁ……あぁ……」

ほむら「まどかぁー!!!」

まどか「いだぃぃ……いだいよぉ……」

ほむら(お腹にコンクリートの大きな破片が深々と……)

ほむら(痛々しいけれど、出血のことを考えれば無理に抜くのは得策ではないわね)

ほむら(私のつたない治癒魔法では、これだけの大怪我は治しきれない……)

まどか「だずけで……ほむらちゃん……」

ほむら「まどかぁ……」

ほむら(ごめん、ごめんねまどか)

ほむら(魔女との戦いに注意がいきすぎて、貴女のことを守りきれないだなんて……)




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:20:47.72 ID:uLh1uyTU0
まどか「げほっ、げ、がっ、げぇえええ……」

ほむら(吐血!?)

ほむら(内臓がやられているんだもの、それもそうね……)

まどか「ほむ、ら、ちゃ……」

ほむら「ごめんね」

ほむら(まどかはもう助からない……)


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:26:21.69 ID:uLh1uyTU0
まどか「う、ぐすっ、うぇぇぇ……」

ほむら(これ以上まどかを苦しませたくはない)

ほむら(早いところ私の手で……、こっ、殺してあげないと……)

まどか「ほむ、ら、ぢゃ……」

ほむら「……」ガタガタガタ

ほむら(銃を握る手が震えて、照準が定まらない……!)

まどか「嫌だぁぁぁっ……じにだぐ、な、い……」

ほむら「……うっ、うぅ、ああああぁぁ!」

ほむら(死にたくないだなんて言っているまどかを、殺せるわけないじゃない!)

杏子(魔力の乱れを感じてきてみれば、なんて有り様だ!)


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:33:48.56 ID:uLh1uyTU0
まどか「ほむ……ちゃ……、さむ、い……」

ほむら「まどかぁ……、まどかぁ……」

ほむら(せめて少しでも傷口を塞いでまどかの苦痛を和らげましょう)

ほむら(ありったけのグリーフシードを使えば、もしかしたら!)

杏子「何やってんだよテメェ」

ほむら「佐倉杏子……」

杏子「んなことしても、そいつの苦しみをいたずらに長びかせるだけだ」

まどか「う、ぅ……」

杏子「それだけじゃない。魔力だって無駄に消費―――」

ほむら「……無駄、ですって?」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:42:14.69 ID:uLh1uyTU0
杏子「ああ。だってそうだろう?」

まどか「あ、ぅ……」

杏子「助かる見込みのない人間を半端に延命にしても、味わう苦しみを増させるだけだ」

ほむら「黙りなさい……」

杏子「なあ、らしくないじゃん。アンタはもっと冷静な判断ができる奴じゃなかったのかよ」

ほむら「いいから黙りなさいって言ってるのよ! 私は、私はっ……!」

杏子「……」

ほむら「無駄なんかじゃない……、ありったけグリーフシードをつぎ込めば、きっと……」

杏子(ありったけ……?)

杏子(って、おいおい!? よくよく見れば、そこら中に穢れを吸ったグリーフシードが転がってんじゃねえか!?)

杏子(ちっ……。このままだとほむらは、自滅するな)

杏子(仕方ない。力ずくで目を覚まさせる)


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:50:39.74 ID:uLh1uyTU0
杏子「……」

ほむら「振り向かなくても分かるわ。得物を握りしめて、その穂先を私に向けている」

杏子「ちったぁ頭冷やしてもらわないと、こっちも困るんでね」

ほむら「でも、無駄よ」

杏子「何故そう言いきれる」

ほむら「貴女だって私の能力には薄々勘付いているんでしょう?」

杏子「……恐らく、時間操作」

ほむら「ええ、その通り。貴女の槍が私をとらえることは、決してないわ」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:56:47.45 ID:uLh1uyTU0
杏子「えらい自信だな」

ほむら「貴女の足が、一歩でも前に踏み出された瞬間」

まどか「げ、あぁぁ……」

ほむら「よしよし。……時間を止めて、あらゆる角度から銃弾を撃ち込む」

杏子「はは、まいったな。それじゃあ確かに、コイツでアンタの頭をぶったたくことはかなわなさそうだ」

ほむら「そうよ。だから佐倉杏子、貴女は大人しく―――」

杏子(でも、な……)

杏子「あんまりベテランをなめてんじゃねぇぞ」

ほむら「っ!?」

杏子「槍から伸ばした鎖を地面の下に潜らせ、アンタの足元に忍ばせておいた」

ほむら「こんな……、隠し玉を……」

杏子「全身雁字搦め。そうなったら、いくら時間を止められてもどうしようもないな」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:06:05.92 ID:uLh1uyTU0
ほむら「……そうね」

杏子「なあ、冷静になれよ。大事な奴のことで混乱しているのは分かるよ。
     でも、他でもない鹿目まどか自身の為にも……」

ほむら「蜂の巣は、諦めなければならないかもね」

杏子(蜂の巣“は”……?)

杏子(どういうことだ。あいつにはまだ何か打つ手があるのか?)

杏子(……火薬臭い)

杏子(まさかっ!?)

ほむら「ついさっきまで私は、この空間で魔女と戦っていた」

ほむら「確かに私の力は、動ける間は使い勝手がいいわ」

ほむら「でもこんな風に動きを封じられることには弱い」

ほむら「そしてさっき倒した魔女も、束縛することのできる触手を持っていた」

杏子「……」

ほむら「身動きが取れなくなった時の保険として、そこかしこにトラップをしかけておいたのよ」

杏子「今度こそ本当にお手上げだな……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:16:53.05 ID:uLh1uyTU0
ほむら「拘束をといてちょうだい」

杏子「ああ」

ほむら「それから手持ちのグリーフシードを全ておいて、立ち去りなさい」

杏子(痛い損失だけど、仕方ないか。数は適当に誤魔化しておこう)

ほむら(……ふう。これでようやくまどかの治療に専念できる)


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:22:41.02 ID:uLh1uyTU0
まどか「……」

ほむら「……あれ?」

まどか「……」

ほむら「ねえまどか、ねえ」

まどか「……」

ほむら「まどかぁぁ……」

ほむら(こんな苦しそうな顔のままいってしまうなんて……)

ほむら(もう2度とまどかをこんな目には合わせない……)

ほむら(次の世界からは、今まで以上にまどかに注意を払う……)

ほむら「本当に、ごめんね……」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:24:57.03 ID:uLh1uyTU0
――――


ほむら「……と、そういう理由から私は貴女の寝室にカメラを」

まどか「言い訳はそれで終わり?」

ほむら「あ、ちょっと待ってまどか、データ消去ボタンを押さないで!」

まどか「ぽちっ」

ほむら「いやぁあああああああ!!」






おわり


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:28:59.95 ID:ESYk8UBP0

ほむらちゃんはストーカーじゃないよガーディアンだよ


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:30:38.57 ID:GjbKk7BC0
乙!
とりあえずハッピーエンド?になるのかな?


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:33:33.97 ID:Jq/7vYsQ0
乙乙乙





このエントリーをはてなブックマークに追加

 「まどかマギカ」カテゴリの記事


Powered By 画RSS

コメントする



全ランキングを表示

Template Designed by DW99

アクセスランキング ブログパーツ ブログパーツ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。