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千川ちひろ「プロデューサーさん、アイドルの趣味くらいは把握しておいてくださいね」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:41:05.24 ID:8oBb8XPm0
- モバP「なにをしてるんだ、愛海」
棟方愛海「んー? ちょっと指の運動をね」
P「まあ、指の運動にはなるだろうが……」
愛海「――よし、出来た!」
P「綺麗な折鶴だなぁ」
愛海「いやぁ、折り紙は指先を使うからね。良い運動になるよ」
P「他にもいろいろ折ってあるな。……手裏剣に、風船、それから紙鉄砲か」
愛海「折ろうと思えば、もっと難しいのも折れるよー」
P「幼年組が喜びそうだな」
愛海「実際に、折ってあげるときもあるけどねっ」
P「意外だな……愛海もお姉さんしてるときがあったのか」
愛海「当たりまえじゃないの! なんてったって、小さいのも好きだからね。うひひ……」
P「今のがなかったら、良いお姉さんなのになぁ」
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:42:25.24 ID:8oBb8XPm0
- P「パパとデート、か」
的場梨沙「なによ、したら悪いことがあるわけ?」
P「いや、どのパパとするかによって変わるというか」
梨沙「パパはパパでしょ! 妙な勘繰りしないでよ、キモいから」
P「せめて呼び方を変えよう。お父さん、とかだと響きも怪しくないから」
梨沙「怪しく感じるやつの感性がおかしいのよ」
P「そうか、梨沙はそう言うわけだ」
梨沙「なんか含みのある言い方するわね……」
P「いや、別に」
梨沙「まったく、そんな深読みする大人ばっかりだから――ん、ちょっと、なんで携帯を取り出してるの?」
P「なに、梨沙のファン一号さんが、この趣味は勘違いする人がいるかも、と言ってたからな」
梨沙「はぁ? ……もしかして、それって!?」
P「大丈夫だ。そんな風にとる頭がおかしいって返しとくから」
梨沙「そこまで言ってないでしょ! というか、パパが心配してくれたなら、最初からそう言いなさいよっ」
- 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:43:09.78 ID:8oBb8XPm0
- 藤原肇「Pさん、湯呑みをまた作ったんですが……」
P「お、新作か。今回は――桜模様だな」
肇「はい。Pさんと見た夜桜が、とても綺麗だったので、それを模様にしたくて」
P「上手く色も出てるなぁ。使うのがもったいないくらいだ」
肇「ありがとうございます。……でも、Pさんに使ってもらった方が、嬉しいですから」
P「そうか。じゃあ使わせてもらおうかな」
肇「そうしてください。あ、お茶いれましょうか」
P「ああ、ありがとう。……ところで」
肇「はい?」
P「このままだと、俺用の湯呑みが六つを超えるんだけど」
肇「……ふふっ」
P「笑って誤魔化さないの」
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:44:16.72 ID:8oBb8XPm0
- 大原みちる「あ、プロデューサー!」
P「おお、みちるか。なにをしてるんだ――食べてるんだな」
みちる「あははー、その通りですよ。プロデューサーもどうですか。味は保障しますよ!」モグモグ
P「それなら、一つ貰おうかな。……その紙袋の中身、それ全部食べるのか」
みちる「もちろん! と、言いたいところですが、私が食べるのは半分くらいですね」モグモグ
P「あれ、そうなのか」
P(半分でも、充分多いけど)
みちる「はい。あとの半分は、プロデューサーや皆に分けてあげるためのパンですから」モグモグ
P「ん、いつもありがとな」
みちる「べつにいいですよ、私はプロデューサーと食べることも好きだし!」モグモグ
P「嬉しいことを言ってくれるなぁ」
みちる「ちょっと恥ずかしいですね。――あれ、パンがもうなくなっちゃった」
P「半分以上食べてるじゃねえか」
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:45:13.43 ID:8oBb8XPm0
- 及川雫「Pさん、Pさん。見てくださいー」
P「どうした、雫」
雫「テレビに牛さんが出てるんですよー。とっても可愛いです」
P「か、可愛い……のか」
雫「もぉー、可愛いじゃないですか。――牧場の牛さんが恋しくなりますねー」
P「ふむ、やっぱり、牛の世話なんかもしてたのか」
雫「いろいろしてましたよー。その中でも一番好きなのは、やっぱりお乳を搾るときです」
P「乳搾りねぇ。一度はしてみたいもんだ」
雫「なら、今度一緒にしてみましょー! 牛さんの可愛さに、気づくはずですよー」
P「はっはっは、休みが合えばな。……ところで、乳搾り以外にも好きな世話ってあるの?」
雫「もちろんです。たとえば、種牛さんから人工膣でせいえ」
P「ストップ」
- 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:46:15.66 ID:8oBb8XPm0
- 佐々木千枝「Pさん、シャツのボタンが取れかかってますよ」
P「む、本当か」
千枝「良かったら、千枝が縫いましょうか」
P「んー、すまん、頼む」
千枝「はい。それじゃあ、その、シャツを脱いでもらって……」
P「おう、頼むぞ。千枝」
千枝「……やっぱり、Pさんって大きいんですね」
P「そこまでじゃないと思うが」
千枝「こんなに大きいと、千枝、ちょっと困っちゃいます」
千枝「初めてですから……こんなに大きいのをするの」
P「ボタン付けの話だよな!?」
千枝「え、え、そうですけど?」
- 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:47:05.84 ID:8oBb8XPm0
- P「……なにをしてるんだ」
藤本里奈「あり、プロデューサーじゃん。なんか、おこな感じ?」
P「怒ってはないが、なんで立ち読みなんてしてるんだ?」
里奈「そんなの、暇つぶしにきまってるっしょ」
P「あのなぁ、アイドルがそんなことをするんじゃない」
里奈「だいじょぶ、だいじょぶっ。スイーツも買うし!」
P「イメージの問題だっての」
里奈「んー、アタシのイメージなら、意外とイケる系じゃない?」
P「むぐぐ、そりゃそうだが」
里奈「ほらほら、まぢで会えるアイドルってことで、よろー」
P「会える場所がコンビニのアイドルって……」
- 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:48:10.58 ID:8oBb8XPm0
- キャシー・グラハム「Pサーン、ワタシ、テイアン、アリマス」
P「なんで片言なんだ」
キャシー「もう、ジョークに決まってるじゃん! それでさ、次のライブでしたいことがあるんだ」
P「オレンジの着ぐるみでも、着るのか」
キャシー「そんなわけないでしょー。それに、私が推してるのはミカンだし」
P「分かった、分かった。言ってみなさい」
キャシー「オッケー! 私さ、インラインスケート出来るんだよ」
P「アメリカっぽいな」
キャシー「私の数あるアメリカ要素の一つだね」
P「……もしかして、ライブで?」
キャシー「イエス、その通り! ライブでスケートしたいなってね。あと、鉢巻もしようかな」
P「少年隊じゃねえか」
キャシー「バレちゃった?」
- 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:49:10.83 ID:8oBb8XPm0
- ヘレン「P、こっちに来なさい。特別に私の横を空けてあげるわ」
P「もともと空いてるでしょうに」
ヘレン「座るの、座らないの? 決断を鈍らせると、遅れるわよ」
P「いったいなにに?」
ヘレン「私という波によ。……ほら、始まった」
P「ああ、DVDを見てたのか」
ヘレン「私から言わせれば、見始めた、ね」
P「揚げ足をとっただけだろうに。……世界の風景?」
ヘレン「外に思いをはせるのは、私の特権だから」
P「平等な権利だぞ」
ヘレン「――P、ここの仕事なら……私を魅せることができるんじゃないかしら」
P「……北極で輝く魅力ってなんだ?」
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:49:44.54 ID:8oBb8XPm0
- P「お、幸子。また勉強か」
輿水幸子「正確にはノートの清書ですけどね」
P「似たようなものだろ。……どれどれ」
幸子「ボクのノートがそんなに気になりますか。ふふん、まあ、ボクのノートだから、仕方ないですね!」
P「……なあ、幸子。この清書する前のノートって、日本語なのか」
幸子「ええ、そうですよ。ボク以外には読めませんけど」
P「確かに、読めないな。なんで清書前と後でこんなに差が」
幸子「あ、勘違いしないでください! 清書する前は、速記法で書いてるだけなんですから!」
P「いや、授業中も普通に書けば良いだろ」
幸子「ボクなりの工夫なんです。良いでしょう、もう!」
- 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:50:21.18 ID:8oBb8XPm0
- 堀裕子「いきますよ、プロデューサー」
P「……ああ」
裕子「いっせーのーっで、むぐぐ……」
P「ふんっ」
裕子「あ、力技で曲げないでくださいよ!」
P「スプーンなんて、こうすれば曲がるんだぞ」
裕子「知ってますよ! それを念動力で曲げるから、トレーニングなんじゃないですかっ」
P「俺は裕子に、さいきっく力技の素晴らしさを知ってほしくてだな」
裕子「あれは最終手段なんです。どうしても失敗したときに、披露するものなんです」
P「いや、もっと上手い誤魔化し方があると思うが」
裕子「ともかく、もう一回ですよ! いっせーのーっで――」
P「ふんっ」
裕子「プロデューサー!」
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:50:59.96 ID:8oBb8XPm0
- 松尾千鶴「なんですか。見られてると、集中できないんだけど」
P「ん、ああ、すまん」
千鶴「ふんっ……もう少し、粘っても」
P「……千鶴は字が綺麗だな」
千鶴「習ってるんだから、当然です。……見るなって、言ってるのに、嬉しいけど」
P「見たらいいのか、悪いのか、どっちなんだ」
千鶴「え、も、もしかして聞いてたんですか!」
P「むしろ聞かされたというか」
千鶴「言い分けはいいです! ……もう、恥ずかしいのに」
P「どうしろっていうんだよ」
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:51:28.23 ID:8oBb8XPm0
- P「なあ、杏」
双葉杏「あー、なにー?」
P「趣味がないってどうなんだ」
杏「趣味……ああ、プロフィールの?」
P「そうだ。なんかないのか。寝る、とかでも良いから」
杏「じゃあそれで」
P「お前な……」
杏「だって、考えるのめんどいし」
P「ほら、飴やるから考えてくれ」
杏「最初からそうすれば良いんだよ。――ほい、これでどう?」
P「まったく……『プロデューサーから餌付けされること』」
杏「もう趣味の領域だよね」
P「却下」
- 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:52:14.53 ID:8oBb8XPm0
- メアリー・コクラン「どう、P、とってもセクシーでしょ?」
P「あー、うん、確かに扇情的だな」
メアリー「そうネ、センジョー的だワ!」
P「だから、もっとサイズの合った服を着ような」
メアリー「もう、分かってないわネ。これは着崩してるのよ?」
P「ふむ、胸が半分見えかけてるのも、わざとか」
メアリー「フフンッ、ダーリンになら、見られても平気だワ」
P「へそが丸見えなのも」
メアリー「セクシーでしょ?」
P「パンツが丸見えなのも」
メアリー「え、わ、わ――もっと先に言って欲しかったワ……」
P「セクシーだったからな」
- 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:52:44.51 ID:8oBb8XPm0
- P「泰葉、なにをしてるんだ?」
岡崎泰葉「昔作ったドールハウスに……少しだけ手を加えてるんです」
P「へぇ、どれどれ」
P(家具を幾つか加えてるな。椅子や食器を、二人分にしているようだ)
泰葉「――これはもともと、一人用の家という設定で作りました」
P「ふむ、設定を変えたのか」
泰葉「はい。……一人から、二人に」
P「どんどん増えていきそうだな」
泰葉「ふふっ、そうかもしれません」
P「百人くらいに」
泰葉「……それはちょっと」
- 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:53:10.76 ID:8oBb8XPm0
- ちひろ「プロデューサーさん、突然ですが、あなたはアイドルをちゃんと知っていますか」
P「藪から棒に、いったいなんですか」
ちひろ「例えば、杏ちゃんの趣味はなんでしょうか!」
P「え、杏の趣味……えっと、ゲームとか、だらけるとかですかね」
ちひろ「違います! 正解は――ない、でした」
P「……ひっかけじゃないですか」
ちひろ「プロフィールにちゃんと目を通していれば、分かったはずですよ?」
P「むぐぐ、それを言われると……」
ちひろ「プロデューサーさん、アイドルの趣味くらいは把握しておいてくださいね」
P「……はい」
P「よし、みんなの趣味を覗いてみるか!」
終わり
- 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:54:25.82 ID:8oBb8XPm0
- 趣味を見てると、え、ってなる子も意外と多い
読んでくれてあざました
依頼してくるよ - 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 20:59:12.67 ID:bC09duK0o
- おつー
先輩が読めるだけでも嬉しい - 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 21:05:38.58 ID:+DiMBNZxo
- 面白かったよ。
おっつー!

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