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男「・・・・・身長伸びた?」女「伸びてなかった」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 21:57:24.49 ID:tLi0EFcz0
男「低身長はつらいね」

女「分かってくれる人がいて嬉しい」

男「僕も男の中じゃ低いほうだし」

女「ひょろっちいもんね」

男「ひょろっちいって・・・・」

女「うん」

男「そんなに無邪気に言われてもなぁ」

女「へへ」

男「というより君には言われたくないなぁ」

女「女の子は小さいのもステータスなんだよ?」

男「まあそうだけど」




3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:04:48.83 ID:tLi0EFcz0
女「でも、身長大きい人は憧れるよね」

男「僕も逞しくなりたいな」

女「夢?」

男「まぁ、夢」

女「そのままでいいのに」

男「・・・・ライバルには負けたくないっていう意味で?」

女「ん、うん、そうだよ」

男「僕的には早く君を見下ろしたい」

女「それは私の台詞」

男「君に見下ろされたら・・・・・凹むどころの話じゃないなぁ」

女「凸む?」

男「何その切り返し」

女「逆に、みたいな」

男「反応しづらい」

女「面白い反応期待してたのに」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:08:42.83 ID:tLi0EFcz0
男「ねぇ」

女「何?」

男「身長大きくするために、努力してたりする?」

女「ん、どうだろう」

男「牛乳のんだり」

女「してるの?」

男「・・・・・・うん、まあ」

女「努力の結果が、それ、ね・・・・・」

男「・・・・兎に角、どうなの?」

女「してないかなぁ」

男「してないんだ」

女「うん。鉄棒に帰宅前ぶら下がりに行くぐらい」

男「してるじゃん」

女「してるに入る?」

男「うん、凄く入る」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:13:09.35 ID:tLi0EFcz0
女「これくらい努力じゃないよ」

男「胸張って言うことなのか」

女「ちょっとかっこ良く言ってみたかった」

男「カッコイイというより、背伸びした小学生みたいで可愛かった」

女「なんで小学生なの」

男「身長的に」

女「高校生だよ」

男「まぁ、そう怒らないで」

女「むぅ」

男「お嬢ちゃん、お菓子あげようか」

女「いるけど何でそんな子どもに対する口調なの」

男「流れ的に」

女「流れで子供扱いはやめてよ」

男「ごめんごめん」

女「全く」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:18:43.81 ID:tLi0EFcz0
男「はい、お菓子」

女「ありがと。というより、私よりも男のほうが子供扱いされるんじゃないの」

男「ううん、されるとも言うような、言わないような」

女「はっきり言っちゃいなよ」

男「されます」

女「でしょう」

男「具体的には、いつもいろんな人から、大丈夫?、とか、手伝おうか?、って聞かれる」

女「子供扱いというより、気弱な子扱いだね」

男「気弱じゃないのになぁ」

女「でも、その恩恵は受けてるんでしょ」

男「だって、行ってくれた人に申し訳ないし」

女「わぁ、腹黒」

男「感謝してるよ」

女「感謝だけ、と」

男「じゃあ僕は何をすればいいんだろうね」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:22:53.82 ID:tLi0EFcz0
男「そういう君はどうなの」

女「私?」

男「うん。僕よりレベルが上だと思うんだけど」

女「うん。先ず心配する前にやってくれるもん」

男「土俵が違った」

女「いつの間にか宿題が終わってる」

男「そんな馬鹿な」

女「お弁当忘れたらいつの間にか重箱が」

男「それはさすがに嘘でしょ」

女「バレたか」

男「バレるよ」

女「でも、まぁ、実際そんな感じ」

男「ちびっ子の恩恵受けまくりじゃないか」

女「才能は最大限に生かさないと」

男「才能って」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:28:55.18 ID:tLi0EFcz0
女「でも、身長の大きい小さいもさ、才能じゃない?」

男「そうかな」

女「異性に好かれる、っていう事象一つとってもさ」

男「うん」

女「運動できて好かれる、勉強できて好かれる」

男「それは才能の範疇だね」

女「でも、性格よくて好かれる、顔が良くて好かれる、は?」

男「それも才能に入るのかな」

女「私は入ると思うよ。だから私が小さいのも、才能」

男「無理やりだな」

女「いいの。女の子だから」

男「それこそ無理やりだ」

女「かわいいは正義」

男「そんな一昔前のCM言われてもなぁ」

女「いいじゃん。本当だもん」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:34:19.85 ID:tLi0EFcz0
男「正義というより武器じゃない?」

女「武器かも」

男「ハニートラップ」

女「色仕掛けかぁ。私そういうの出来ないよ、たぶん一生」

男「あれ? 弱気だね」

女「ううん、今さっき強気で言ったんだけど、流石に2年も身長伸びなかったらね・・・」

男「大丈夫、合法ロリとかなんとかで、一躍スターになれるよ」

女「フォローになってない」

男「失敬」

女「大丈夫伸びるよ、って言うのが普通でしょ」

男「だってそれ何回言ったっけ」

女「・・・・・・・・結構」

男「でしょ? 僕ももう飽きた」

女「飽きたからって、そういう事言うのは酷いよ」

男「ううん、そうだな悪かった」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:38:55.98 ID:tLi0EFcz0
女「そうだ。二人で考えようよ」

男「何を」

女「身長伸びるよ、っていう希望を相手に持たせる新しい言葉」

男「大きくなるよ」

女「言葉が幼稚になっただけじゃない」

男「でっかくなるよ」

女「もっと退化した」

男「じゃあ君もなんか言ってよ。提案者でしょ」

女「ちっちゃくならないよ」

男「後ろ向きに前向きじゃん。だめだよ」

女「見えた」

男「何が・・・?」

女「あなたの・・・・未来の身長がですよ・・・・」

男「ハードボイルドに言ってるつもりだろうけど、なんか、やっぱり可愛いだけだから」

女「むぅ。このままじゃ希望が持てそうにないじゃない」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:43:33.88 ID:tLi0EFcz0
男「大丈夫、大丈夫」

女「根拠のない大丈夫はなんなのかな」

男「うーん、こうでも言っとかないと」

女「何?」

男「泣くかな、って」

女「泣かないよ、私何歳だよ」

男「何歳?」

女「男と同じ年だよ」

男「そうだったそうだった」

女「全く、男も私を馬鹿にできるような身長じゃないのに」

男「でも君より大きいし」

女「決めた。希望が持てる言葉」

男「何?」

女「僕より身長高くなるよ」

男「なんで僕視点なのかな」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:47:16.51 ID:tLi0EFcz0
女「そう言ってもらうと、なんか希望持てる」

男「僕が代わりに絶望する」

女「絶望を成長パワーに」

男「変換できたら伸びてる」

女「だよね」

男「そうだよ。誰か作って欲しいけど」

女「宇宙人が来て、そういう画期的な発明してくれたらいいのに」

男「なんで宇宙人」

女「この前見たアニメがそんな感じだった」

男「ウルトラマンでも見たの?」

女「あれも宇宙人だっけ」

男「宇宙人の代表じゃない」

女「そういえばそうかな」

男「M78星雲・・・だっけ」

女「87じゃない?」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:51:44.44 ID:tLi0EFcz0
男「どっちでもいいけど」

女「どっちでもいいね」

男「どっちでも良いから身長を伸ばして欲しい」

女「そうだね。ところで」

男「ん」

女「男はどれぐらいの身長になりたいの?」

男「170以上」

女「・・・・叶うといいね」

男「なんで遠い目をしてるのか僕にはさっぱり分からない」

女「えっと、それはね」

男「説明しなくていいから。わかってるから」

女「わかってるんじゃない」

男「それより、君こそ、どうなんだ」

女「私? 私は」

男「うん?」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 22:55:11.60 ID:tLi0EFcz0
女「ひゃ・・・・・180・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

女「なんでそんなに黙るの」

男「いや、一周回って驚きの声すら、嘲笑の笑いすら出なかった」

女「うぅ、そんなに?」

男「そんなに。ウルトラマンが負けたくらい」

女「それは結構ショックかも」

男「初代ウルトラマンが負けたときにはこんな感じだった」

女「いくつよ」

男「君と同じだって。ビデオを借りてみただけだし」

女「ふぅん」

男「いやぁ、それにしても、180・・・・・ね」

女「うぅ。だって、なってみたいもん」

男「駄々っ子みたい」

女「ううう」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:00:29.76 ID:tLi0EFcz0
男「でも、まあ、君の180センチの状態か・・・」

女「可笑しい?」

男「ああ、ヤバい」

女「ストレート・・・」

男「だって考えられないもの。君がそんな高身長になるなんて」

女「私も考えられないけど。夢は夢だもん」

男「まあ確かに夢は夢だ」

女「・・・・・寝るときに見る奴じゃないよ」

男「そうなの?」

女「真顔で言われた・・・・・」

男「ほら、でも、夢は夢の儘がいいかもよ」

女「なんで?」

男「夢は叶えるとそれほど思ったより良くないっていうし」

女「ううーん」

男「はら、例えばさ」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:04:23.65 ID:tLi0EFcz0
女「例えば」

男「でか過ぎて服が高い」

女「うう、あるかも」

男「周りのみんなが頼って来る」

女「無理、絶対無理」

男「お菓子を貰えない」

女「えぇ・・・・それはキツイかも」

男「と、ほらまあこんな具合に」

女「うー、確かに。なってみるとアレかも」

男「まあ僕も全部妄想だけど」

女「妄想かっ」

男「そんなに勢い良く突っ込まなくても」

女「突っ込むよ、体験談聞いたとかじゃないのかよって突っ込むよっ」

男「へー」

女「へー、って」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:08:07.38 ID:tLi0EFcz0
男「まぁ、うん。兎に角、そんなに身長に拘ること無いと思うよ」

女「自分にも言い聞かせてるでしょ」

男「む」

女「バレてる」

男「くそう」

女「まぁ、うん。無いものねだりかも知れないなー、っていうのはわかった」

男「無いものねだりになるのかな」

女「身長大きい人は、いがいと小さくなりたいっておもってるかも」

男「どうだろう」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:29:31.56 ID:tLi0EFcz0
女「んまー、兎に角、うん。身長は伸びればいいなー、程度に思っとく」

男「うん、それがいいんじゃない」

女「それに」

男「ん」

女「追い越したら可哀想だもんね・・・・」

男「哀れみの目を向けるな。俺も伸びる」

女「・・・・・・・・・・」

男「なんで妄想を話してる人を見る目で見てくるんだよ」

女「妄想でしょ?」

男「妄想じゃないよ、畜生.。0.1ミリ伸びたよ」

女「それを誤差って言うんだよ」

男「畜生」

女「どんなに悪態付いたって事実なんだよ」

男「なんでいまこんな畳み掛けるように事実を突きつけられているんだ」

女「身長が低いからじゃない?」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:33:18.71 ID:tLi0EFcz0
男「またその話に戻るか」

女「戻るも何も最初からこの話しだし」

男「そう言えばそうだけど」

女「うおー、身長ちっちゃくて悪いかー」

男「うん」

女「なんでうんなんだよっ、そこは一緒に乗って叫ぶ場面でしょっ」

男「悪いかー」

女「棒読みで面白くない」

男「悪いかぁ・・・・」

女「気持ちはこもってるよ、変なふうに」

男「取り敢えず」

女「んん?」

男「帰ろうか」

女「そうだね。もう校舎に誰もいないみたいだし」

男「話し声、聞こえないものな」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:36:34.85 ID:tLi0EFcz0
女「ねぇ」

男「ん」

女「今日から一週間、身長競争しない?」

男「帰り際に何を言うかと思えば」

女「ねー」

男「身長競争って何だ」

女「伸びたら勝ち」

男「はぁ」

女「ねー、やろうよ」

男「駄々っ子め」

女「だだっこでいいもーん」

男「子」

女「抜き出すな」

男「・・・・うん、いやしかし。一週間で伸びるのかな」

女「手を尽くせば伸びるんじゃない?」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:41:14.82 ID:tLi0EFcz0
男「希望的観測だな」

女「いいの。で、答えは?」

男「仕方ないなぁ」

女「やった」

男「全く」

女「やるにあたって、バツゲームを決めたいと思います」

男「えぇ・・・・」

女「明か様に嫌そうな顔された・・・・」

男「・・・・で、何よ」

女「そうだなー」

男「勿体振るな」

女「負けた方は、週末、牛の乳搾り」

男「・・・・・・・乳搾りって」

女「その場で相手に生の牛乳を飲んでもらう」

男「うぉい・・・・あの牧場、結構遠いぞ」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:44:53.51 ID:tLi0EFcz0
女「いいじゃない。二人でいこうよ」

男「・・・・・・勝てば、牛乳、飲めるしな」

女「ふふ、やる気ね」

男「子供の駄々に付き合うのも大人の仕事だ」

女「大人? 男も子供・・・・」

男「全く、いいから。言わなくて」

女「わかりましたよ・・・・・・・・じゃあ、約束ね」

男「ああ、良いぞ。約束な」



女「いっぱい、絞らせてあげるから」

男「こっちの台詞だよ」








~fin~


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:46:41.81 ID:cYYFUEoc0
まったりできた乙


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:50:13.42 ID:tLi0EFcz0
お付き合いいただいた方、有難う御座いました。

不快感を催したかたは申し訳ありません。精進致します。


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:52:14.10 ID:iM7dFRgY0

よかったぞ


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/05(火) 23:58:47.78 ID:CSCxW9ge0
おつおつ





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