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岡崎泰葉「たまには……二人で話すのも悪くないですね」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/27(水) 21:19:05.91 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「なんだか普通の話をしてるだけで楽しいです」
泰葉「これまで、おしゃべりを楽しむことなんてあんまりなかったのに……」
泰葉「アイドルになったからでしょうか?」
泰葉「それとも、相手がPさんだからですかね?」
泰葉「ふふっ」
- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:20:23.61 ID:Oe7p5oPK0
- P「なぁ、泰葉?」
泰葉「はい、何でしょう?」
P「スカウトした俺が言うのも何なんだが……」
P「泰葉は、本当にアイドルになってよかったのか?」
泰葉「それはどういうことでしょうか?」
P「いや、アイドルになる前の仕事だってあった訳だし」
P「芸能界を辞めることだってできた訳だしさ」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:21:59.17 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「そうですね……」
泰葉「アイドルになるのが一番よかったのかは、私にも分かりません」
泰葉「もし違う道を選んでいたら、私がどうなっていたかなんて」
泰葉「そんなの誰にも分かりませんからね」
泰葉「でも、私アイドルになってよかったと思ってます」
泰葉「少なくとも、あの頃のままでいるより、ずっとよかったって」 - 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:22:55.39 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「私、アイドルになって変われたんです」
泰葉「アイドルになる前は、私、自分は人とは違うんだって思ってました」
泰葉「私が辛い思いをするのは、私がみんなと違うからなんだって」
泰葉「みんなと同じように生きれば、私だって幸せなれるんだって」
泰葉「でも、それは違うんだって分かったんです」
泰葉「みんなも、同じように悩みながら生きてるんだって」
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:24:51.58 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「アイドルになる前は、周りが大人の人ばっかりで」
泰葉「ただ言うことを聞いてるだけだったから」
泰葉「周りの人の気持ちなんて、私には分からなかったんです」
泰葉「でもアイドルになって、同世代の娘と仕事をして」
泰葉「一緒に笑ったり泣いたりするうちに」
泰葉「みんな同じなんだって気づいたんです」
- 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:27:00.87 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「結局、私に足りなかったのは」
泰葉「自分から幸せになろうとする気持ちだったんです」
泰葉「大人の言うことを素直に聞くだけで」
泰葉「自分からは何もしようとしなかった」
泰葉「抵抗して傷つくのは嫌だからって」
泰葉「幸せから逃げていたのは私のほうだったんですね」 - 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:28:55.20 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「それと、私アイドルになってから」
泰葉「母に対する考え方も変わりました」
泰葉「正直に言うと、母のことはあまり好きじゃありませんでした」
泰葉「私の気持ちを母は少しも理解してくれない」
泰葉「私はこんなに苦しんでるのに、母は何にもしてくれない」
泰葉「もしかしたら、母は私のことが嫌いなんじゃないかって」
泰葉「そんな風に思ったこともありました」 - 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:31:08.02 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「でも、それも違ったんです」
泰葉「あの時、母も必死だったんですよ、きっと」
泰葉「私、幼い頃に父を亡くしてるんです」
泰葉「母は、女で一つで私を育てようとして」
泰葉「父親がいないことを苦にさせたくなかったんでしょうね」
泰葉「私を芸能界に入れたのもそのためなんだと思います」
- 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:33:00.14 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「でも、母は不器用だったんです」
泰葉「母には父親と母親を同時にこなす事なんてできませんでした」
泰葉「だから、芸能界にいる私には、厳しくする他なかったんです」
泰葉「厳しくすることが母の不器用な愛情だったんです」
泰葉「きっと私のこの性格も、そんな母に似たんでしょうね」
泰葉「アイドルになって、母の元を離れて」
泰葉「いろんなことを経験していくうちに」
泰葉「そんな風に思えるようになったんです」
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:34:47.85 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「あっ、すいません、一人で勝手に話しちゃって」
泰葉「Pさんが相手だと、ついつい話しすぎちゃいますね」
P「いや、いいんだ泰葉」
P「俺だって泰葉のことを知れるのは嬉しいし」
P「それに、そんな風に話してくれるって言うのは」
P「俺のことを信頼してくれている証だからな」
泰葉「Pさん……」 - 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:36:31.85 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「Pさん」
P「ん?なんだ?」
泰葉「私は、Pさんのこと信頼しています」
泰葉「Pさんは、私のこと信頼してくれますか?」
P「ああ、もちろんだとも」
泰葉「そうですか……」 - 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:38:27.63 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「Pさんに話したいことがあります」
泰葉「言おうかどうか迷ってたけど」
泰葉「やっぱりPさんには話しておきたいんです」
P「何でも話してくれ、泰葉」
P「聞いてやるぐらいなら、俺にだってできるからな」
泰葉「じゃあ……言いますね?」
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:41:18.39 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「実は……私」
泰葉「ウサミン星人なんです」
P「なんだ、そんなこと……」
P「え?」 - 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/27(水) 21:42:08.93 ID:oiFF7uLSo
- なんだと…
- 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:43:17.10 ID:Oe7p5oPK0
- 泰葉「私が幼い頃に、家族で乗っていたう宇宙船が事故に会い」
泰葉「不時着したのがこの地球だったんです」
泰葉「そのときの事故で私は父を亡くしました」
泰葉「残された私と母は、なんとか地球で生きていくために」
泰葉「これまで身分を偽ってきました」
泰葉「でも、嘘をつき続けるのは嫌だから」
泰葉「せめてPさんには、話しておこうと思ったんです」
泰葉「こんな私でも、今までどうりプロデュースしてくれますか?」 - 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:45:00.07 ID:Oe7p5oPK0
- P「そ……」
P「そんなの関係ないさっ!!」
P「俺が泰葉をスカウトしたのはな?」
P「泰葉が芸能界にいたからでも、泰葉が地球人だからでもない」
P「俺は泰葉の目を見て、泰葉をアイドルにすると決めたんだ!!」
P「泰葉、一緒にトップアイドルを目指そう」
P「俺たちならやれるだろ?」
泰葉「はい!」 - 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:47:05.72 ID:Oe7p5oPK0
- こうして、お互いの信頼を確かめ合った二人は
共に支えあいながら
トップアイドルへの道を歩んでいくのであった
おしまい - 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:48:03.94 ID:Oe7p5oPK0
- 一応置いておきますね?
安部菜々「本当に……私でよかったんですか?」
あと、泰葉のお父さん、勝手に殺してごめんなさい - 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/27(水) 21:49:04.91 ID:Wm2IdBgRo
- 乙
つまり岡崎先輩のかーちゃんが菜々さんか(錯乱) - 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/27(水) 21:50:19.04 ID:f0CQ0ch10
- つまり菜々さんと結婚したら先輩が娘になるのか
- 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/27(水) 21:51:46.16 ID:SyFEqnRLo
- おつー
うさみん星人はあと何人いるのか

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