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にこ「絵里と付き合いたい」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:11:47.68 ID:z20W0FUU0
- 初投稿です。
にこ絵里の百合SSです。
作者の趣味全開です。
駄文ですが、生暖かい目で見てやってください。 - 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/21(土) 09:12:52.37 ID:z20W0FUU0
- - 3年生教室 -
にこ「これは随分前から考えてきたこと」
にこ「にこはアイドルだから、恋愛はダメ」
にこ「でも、それを踏まえた上でも…アイドルより、絵里のことが好きっていう感情の方が、強い」
にこ「にこのアイドル精神に勝つくらい、好きなのよね…」
にこ「もう、突き進むしかない…わよね」
にこ「…どうすればいいのかしら」
にこ「まあ問題は、どうアプローチするかよね…」ブツブツ
にこ「とにかく、考えるより行動したほうが早いわね」
にこ「絵里はどこにいるかしら…」キョロキョロ
希「にこっち、そんなにキョロキョロしてどないしたん?」
にこ「うわぁっ!?…希、びっくりさせないでくれる!?絵里を探してんのよ」
希「絵里ちやったら、生徒会室におるよ。カードがうちにそう告げてるんや!」
にこ「あんたのカード、ほんとに万能ね…ともかく、行ってみるわ。ありがと、希」
希「うん、大丈夫や~」バイバイ
希「にこっちは、絵里ちのことが好きみたいやね…カードがうちにry」
- 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:14:06.37 ID:z20W0FUU0
- - 生徒会室 -
にこ「絵里ちゃーんっ☆」バンッ
絵里「あら、どうしたのにこ?練習なら、今行こうと思ってたんだけど」
にこ「にこにーが、迎えに来てあげたよっ☆」
絵里「そう、じゃあ一緒に行きましょうか」
にこ(反応が薄い…)
にこ「…ええ、行きましょう」テクテク
絵里「突然素に戻るのね…」テクテク
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:16:20.07 ID:z20W0FUU0
- - 屋上 -
海未「では、いつも通りペアを組んで、ストレッチを開始してください」
海未「穂乃果、やりましょうか」
穂乃果「うんっ!」
凛「やろっか、かよちん!」
花陽「うん、凛ちゃん」
にこ(これは…絶好のチャンス!)
にこ(絵里と組めれば、絵里のあんなところやこんなところを…って、にこはアイドルよ、何考えてるのよ!)
にこ(…ともかく、絵里と組みたい、でもにこはいつも真姫ちゃんと…)
希「にこっちは絵里ちと組んで、余った二人はうちとストレッチ、やろか」
真姫「…わかったわ、やりましょ。ほらことり、行くわよ」グイッ
ことり「ま、真姫ちゃん、そんなに引っ張らないで~…」
希(にこっち、折角の機会、無駄にしたらわしわしマックスやで~…)
にこ(こいつ、直接脳内に…!?)
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:18:18.21 ID:z20W0FUU0
- にこ(ともかく、絵里とストレッチできる…!)
にこ(希には感謝しないとね)
絵里「さ、やるわよ。にこ、前屈からやりましょうか」
にこ「よいしょっと。遠慮無く押しなさい!」
絵里「行くわよー…ふっ」グググ
にこ(え、絵里の胸が背中に…///)
にこ「って、痛いじゃない!押しすぎよ!」ジタバタ
絵里「あ、ごめんなさい…次は少し弱めにするわね」
にこ「仕方ないわね、許してあげるわ。次は絵里の番よ、座りなさい」
絵里「さっきのお詫びというのはおかしいけど、好きなだけ押していいわよ」
にこ「ええ、そうさせてもらうわ…行くわよ」グググ
絵里「もっと押しても大丈夫よ」
にこ(え、絵里が近くに…絵里の匂いが…///)
- 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:20:20.97 ID:z20W0FUU0
- 絵里「にこ?どうしたの?」
にこ「な、なんでもないわ…じゃあもう少し強めに押すわよ…///」
絵里「…ちょっと待って。にこ、顔赤いんじゃない?体調悪いの?」
にこ「だ、大丈夫よ…///(さっきの絵里の匂いがまだ…)」
絵里「さっきより赤くなってるような…おでこ、触るわよ」ピタッ
にこ「ひゃぁっ!?と、突然何するのよ!?///」
絵里「予告したじゃない…熱はないみたいだけど、一応保健室に行っておきましょう」グイッ
にこ「だ、大丈夫だって言ったじゃない!///」
絵里「万が一ってこともあるのよ。文化祭の穂乃果のこと、忘れたの?」
にこ「うっ…それを言われると…(絵里が手を握ってるぅぅ)///」
絵里「わかればいいのよ。海未、ちょっとにこを保健室に連れて行くわね、体調が悪そうだから」
海未「わかりました…にこ、くれぐれも体調には気をつけてくださいね、お大事に」
にこ「ええ、ありがと…///」 - 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:23:14.17 ID:z20W0FUU0
- - 保健室 -
絵里「大丈夫?少し横になったほうがいいんじゃない?」
にこ「…ええ、お言葉に甘えるわ」
絵里「そういえば…こんな時に話すことではないかもしれないけど…。今日の希、ちょっと変だったわね」
にこ「どういうふうに?」
絵里「いつもは私とストレッチするのに、今日は私をにこと組ませたわよね」
にこ「そ、そうね…(まさかバレた…!?)」
絵里「…きっと、またカードがうちにそう告げるんや、とか言って、変な理由をつけるんでしょうね」
にこ「…まあ、そうかもね(バレなくてよかったけど…ちょっと悲しいわ)」
絵里「あ、ごめんなさい。しんどいのに話しちゃって。少し寝ておきなさい」
にこ「まあ大丈夫なんだけど…寝込みを襲っちゃダメだよっ?」
絵里「アイドルがそんなこと言わない。ほら、ゆっくり休みなさいよ」スクッ
にこ「あ…ま、待って!」
絵里「な、なによ、どうしたの?」
にこ「え、えっと…寝るまで、ここにいてほしいな」
絵里「…ふふっ、寂しいの?仕方ないわね、じゃあここにいてあげるわ」ハァ
にこ「あと、一つだけ…。嫌だったらいいんだけど…手、繋いでほしいな」
絵里「い、一体どうしたのよ?いいけど…」ギュッ
にこ「ちょっと、こうしたくなったのよ…」ギュッ
絵里「寝るまで、手を繋いでてあげるから…さ、早く寝なさい」
にこ「うん…おやすみ」
絵里「おやすみ」
- 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:26:13.87 ID:z20W0FUU0
- ~約3時間後~
にこ「…ん」
絵里「あら、起きた?」
にこ「うん…おはよう」
絵里「ええ、おはよう。気分はどう?」
にこ「もう大丈夫よ、最初からそう言ってるじゃない…って、ずっと手を繋いでてくれたの?」
絵里「ええ、離れようとしても、にこが離してくれないもの」ヤレヤレ
にこ「そ、それは悪いことをしたわね…(寝てる時まで好きな人と手を繋いでるって…どれだけ貪欲なのよ…)」
絵里「別にいいわよ、それよりもう時間も時間だし、帰りましょ?」
にこ「え、もうこんな時間!?みんなはもうとっくに帰ったわよね…」
絵里「ええ、1時間前くらいにね。みんなお見舞いに来てくれたわよ、後で御礼のメールでも送っておきなさい」
にこ「うん、そうするわ。じゃあ、帰りましょうか」
- 9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:28:25.71 ID:z20W0FUU0
- - 帰路 -
にこ「ねえ、絵里」
絵里「なに?」
にこ「泊まっていい?」
絵里「…私の家に?」
にこ「それ以外に何があるのよ」
絵里「着替え、取って来なさい」
にこ「めんどうだから、絵里の借りたい」
絵里「サイズ合わないんじゃない?」
にこ「別にいいわよ」
絵里「何がいいのよ、風邪引いても知らないわよ?」
にこ「そうなったらその時はその時よ」
絵里「…そう。なら、帰りましょうか」
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:30:21.43 ID:z20W0FUU0
- - 絵里の家 -
にこ「お邪魔しまーす」
絵里「今日は亜里沙も友達の家に泊まりに行ってるし、二人きりだからあまり気遣いしなくていいわよ」
にこ「そ、そう…(二人きり…急に恥ずかしくなってきた…///)」
絵里「とりあえず御飯作るわね」
にこ「あー、絵里にやらせるのもあれだし、にこが作るわよ?」
絵里「別に気遣いはいいって言ったでしょ?」
にこ「なら、せめて手伝わせなさいよ」
絵里「まあ、それならいいけど…」
にこ「じゃあ、作っちゃおうか」
絵里「ええ、そうしましょう」
- 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/21(土) 09:32:01.99 ID:z20W0FUU0
- - 台所 -
にこ「あんた…エプロン似合うわね」
絵里「そ、そう?…そ、そんなことより、そこの玉ねぎとってくれる?」
にこ「これ?はい」
絵里「ありがと」
にこ「…こうしてると、新婚みたいね」
にこ(って、何言ってるのよにこはあぁぁぁぁ!!)
絵里「ふふっ、言われてみればそうね」
にこ「え、ええ…」
にこ(あれ?満更でもなさそう?でも、スルーされたって可能性も…)トントン
にこ「いたっ!?」
絵里「どうしたの!?…指、切ってるじゃない」
にこ「考え事しながら切ってたから…」
絵里「見せてみなさい」
にこ「う、うん…消毒とか、痛いのは勘弁よ…」
絵里「ええ…はむっ」
にこ「っ!?///な、なななに咥えてるのよ!///」
絵里「こうしたら痛くないでしょ?」チュー
にこ(す、吸われっ…///)
絵里「…はい、これで水で流せば大丈夫よ…にこ?」
にこ「ひゃいっ!?///」
絵里「どうしたのよ、もう終わったわよ?」
にこ「あ、ありがと…///」
絵里「ええ、ちゃんと水で流しておきなさいよ」
にこ「う、うん…」
- 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:34:18.73 ID:z20W0FUU0
- にこ(この指、絵里が咥えてたのよね…絵里が近くにいるのはわかってるけど…咥えたい)チラッ
絵里「~♪」トントン
にこ(幸い絵里は野菜を着るのに集中してる…今なら…)ハムッ
にこ(あ、頭がピリピリする…///)ペロペロ
絵里「に、にこ…?」
にこ「えっ!?ど、どうしたの…?(まさかバレた…!?)」
絵里「まだ傷が痛むの?やっぱり消毒したほうがいいんじゃ…」
にこ「も、もう大丈夫よ!痛くも痒くもないわ!(絵里が人思いでよかったわ…)」
絵里「そう、ならいいんだけど…そろそろご飯ができるわよ、お皿並べてきてくれる?」
にこ「わ、わかったわ」
にこ(絵里のことになると、ドンドン自分がおかしくなっていく)
にこ(これは…ちょっとまずいわよね)
にこ(でも、絵里のことを考えると…仕方ないで割り切れるようなことじゃないけど、仕方ないのよね…)
にこ(はたして、絵里に告白したら…受け入れてくれるの?)
にこ(振られたら…μ'sにいられなくなる、よね)
にこ(少しリスクが高い、けどこの想いを伝えないままなんて…)
にこ(そんなの、嫌よ)
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:37:27.74 ID:z20W0FUU0
- - リビング -
にこ絵里「ごちそうさまでした」
にこ「美味しかったわね」
にこ「そうね、じゃあ片付けましょうか」
絵里「そうね。悪いけど、また手伝ってくれる?」
にこ「言われなくても、そうするつもりよ」
- 10分後 -
絵里「片付けも終わったし、先にお風呂入りなさい」
にこ「え、一緒に入らないの!?」
にこ(って、素で残念そうにしてしまったわ…)
絵里「逆に一緒に入るの?」
にこ「に、にこは絵里ちゃんと入りたいなー…♪」
絵里「キャラ作らなくても、頼まれたら断らないわよ」ヤレヤレ
にこ「やったぁ!じゃあ、早速行きましょ!」
絵里「着替えを先に用意してからよ」
にこ「あ、忘れてた…」
にこ(絵里とお風呂がどれだけ嬉しいのよ、にこは…)
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:38:41.90 ID:z20W0FUU0
- - お風呂 -
にこ(改めて考えると、すごい恥ずかしいわね…)
にこ(絵里が好きとか以前に、この差は…くっ)
絵里「ほら、入るわよ?」
にこ「あ、うん…(絵里の背中…綺麗)」
にこ「ひ、広っ!?」
絵里「そんなに驚くこと?」
にこ「ええ…広すぎるわよ」
絵里「まあいいわ、にこは湯船に先に浸かる?それとも洗う?」
にこ「えっと…二人同時に洗いたいなー…なんて」
絵里「今日のにこは随分甘えん坊というか…私と一緒に居たがるわね」
にこ「に、にこは寂しがりやなのよ…(誤魔化すのも大変ね…)」
絵里「寂しがりや、ねぇ…さ、洗いましょう」アタマゴシゴシ
にこ「…」アタマゴシゴシ
- 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:40:18.84 ID:z20W0FUU0
- 絵里「そういえば、こうやって誰かが泊まるのも久しぶりね」
にこ「そうなの?」
絵里「ええ、希が大分前に泊まりにきて、それっきり。μ'sのメンバーになる前だから…本当にすごい前ね」
にこ「そうなんだ…じゃあμ'sのメンバーでは、にこが初めてなのね」
絵里「そうなるわね」
にこ「そ、そう…(嬉しい、嬉しすぎるわ…)///」
絵里「頭は洗ったし、私は体洗うわね」
にこ「ま、待った!にこも頭洗い終わったから、背中流してあげるわよ?」
絵里「どうしたのよ、そんなに必死になって…」
にこ「い、いや…泊まりに来てるんだし、少しくらいご奉仕?しないと…(絵里の体に触りたいだけなんて言えない)」
絵里「…わかったわ、じゃあお願いするわね」
にこ「ええ、任せなさい!」ゴシゴシ
- 16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:42:44.44 ID:z20W0FUU0
- にこ(絵里の背中…絵里の体…全部触れるんだ…)ゴシゴシ
にこ(本当に綺麗ね…ぬ、濡れたうなじが…セクシーすぎよ…)ゴシゴシ
にこ(…ちょっとくらい触っても、罰当たらないわよね)ツンツン
絵里「ひぁっ!?な、なにうなじ触ってるのよ!?」
にこ「あ、ごめん…見てたら手が勝手に…(って、変態のおじさんみたいじゃない!)」
絵里「あなた…そんな特殊な趣味が…?」
にこ「あー!冗談よ、そういうこと言うのやめなさいよ!」
絵里「ふふっ、冗談よ。にこにどんな趣味があっても、それ以前にμ'sのメンバーでしょ?そんな些細なこと、気にしないわ」
にこ「そ、そう…」
- 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:44:42.51 ID:z20W0FUU0
- 絵里「背中流し終わったし、次はにこの背中を私が洗ってあげるわ」
にこ「う、うん…お願いするわ…」
にこ(にこに特殊な趣味があっても、気にしない…)
にこ(にこが、女の子を好きでも…?)
にこ(にこが、絵里を…好きでも?)
にこ(それは…告白してみないと、わからない…)
にこ(でもまだ、その時じゃないわよね…もっとムードのいい場所で…)
絵里「よし、終わったわ。じゃあ湯船に浸かりましょうか」
にこ「ふぇ?…あ、そうね」
ザブーン
絵里「湯船はいいわね…一日の疲れを全部取ってくれるわ」
にこ「そうね…人と浸かる湯船は、いつもと違った温もりがあっていいわ」
絵里「ふふっ、そうね」
- 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:46:34.26 ID:z20W0FUU0
- にこ(え、絵里の胸が目の前に…大きい…それに比べてにこは…)
絵里「にこ、そんなに沈んだ顔してどうしたのよ?また気分悪くなってきた…?」
にこ「そういうわけじゃないけど…え、えっと…あんたとにこの胸の差が、ね」シュン
絵里「そんなことを気にしてたの?」
にこ「そ、そんなことってなによ!?」
絵里「アイドルや、女の子の優劣を決めるのは胸だけじゃないわ。にこにはかわいいルックスと、自慢のキャラがあるじゃない」
にこ「うっ…か、かわいい…///」
絵里「そうやって顔を赤くするところとか、ね」ナデナデ
にこ「うぅ…///」ブクブク
- 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:48:15.12 ID:z20W0FUU0
- - リビング -
絵里「な、長い間浸かりすぎたわ…」
にこ「そ、そうね…二人でのぼせたわね」
絵里「ええ…」
にこ「…時間も時間だし、そろそろ眠くなってきたわね」
絵里「そうね…布団、敷きましょうか」
にこ「あ、にこは布団入らないわ。絵里の分一つ、出すだけでいいから」
絵里「え、じゃあにこはどこで寝るの?まさか、ここのソファとか言うんじゃないでしょうね」
にこ「そうじゃなくて…絵里と一緒に寝たい」
絵里「ほ、本気で言ってる?狭くなるけど、大丈夫?」
にこ「にこの身長なら大丈夫よ」
絵里「…それもそうね、じゃあ私の部屋に行きましょ」
- 20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:50:24.57 ID:z20W0FUU0
-
- 絵里の部屋 -
絵里「じゃあ寝ましょうか」
にこ「そうね…」
絵里「おやすみ」
にこ「おやすみ」
絵里「…」
にこ「…」
絵里「…」
にこ「…絵里、起きてる?」
絵里「ええ、まだ寝てないわよ」
にこ「手、繋いでいい?」
絵里「…ええ、いいわよ」
にこ「ありがと…」ギュッ
絵里「ええ…さ、本当に寝るわよ」
にこ「うん…おやすみ」
絵里「おやすみ」
- 21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:51:33.46 ID:z20W0FUU0
- - ??? -
にこ「絵里…私、絵里のことが…」
絵里「…ごめんなさい、にこ。私はあなたの気持ちには応えられないわ」
にこ「ま、待って、絵里…最後まで…」
絵里「じゃあ、さようなら」スゥ
にこ「え、絵里…!?待って!聞いてよ!」
にこ「ねぇ…消えないでよ、絵里ぃっ!!」ガバッ
にこ「…ゆ、夢…?」
にこ「あ、あれ…絵里が、いない…」
にこ「絵里、どこよ!?絵里、絵里っ!!」
にこ「え、絵里ぃ…」グスッ
絵里「どうしたの、にこ!?…な、何で泣いてるのよ?」アセアセ
にこ「絵里…もうどこにも行かないで…」ポロポロ
絵里「行かないわよ、私はここにいるわ」モギュ
にこ「あっ…絵里ぃ…」モギュ
- 22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/21(土) 09:54:32.14 ID:z20W0FUU0
- ~5分後~
絵里「落ち着いた?」
にこ「うん、ごめん…」
絵里「…何があったのよ?朝ごはんの用意してたら、突然にこの声が聞こえてきて…驚いたのよ?」
にこ「絵里が…絵里がいなくなる夢を見たの…それで、起きたら絵里がいなかったから…気が動転したのよ」
絵里「そう…朝ごはん、食べれる?」
にこ「ええ、じゃあ頂くわ、ありがとう」
- リビング -
にこ絵里「いただきます」
にこ「今日は土曜日だし、練習もなかったわよね?」
絵里「そうね、今日はずっと休みよ」
にこ「絵里さえよければ…出かけない?」
絵里「ええ、いいわよ」ニコッ
にこ「て、適当にショッピングに行きましょう」ドキッ
にこ(か、かわいい…)
絵里「そうね、じゃあ食べ終わったら一旦にこの家ね」
にこ「どうして?」
絵里「その服は、誰の服よ?」
にこ「あ…そうね、じゃあにこの家ね」アハハ
- 23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:57:13.98 ID:z20W0FUU0
- - にこの家 -
にこ「すぐ戻ってくるから、ちょっと待ってて」ガチャ
絵里「ええ、わかったわ」
にこ「さてと…絵里とだし、一番かわいい服で行かないとね…」ゴソゴソ
にこ「これと…これと…これ…あとはこれとこれ…」ゴソゴソ
にこ「とりあえず、この中から…って、10セット以上あるじゃない!?」
にこ「やっぱりこれはなしね…これも、これもこれもなしっと…」ゴソゴソ
にこ「ようやく5セットに絞れたわ…」
にこ「どうしよう…」
~5分後~
にこ「ああ、もう!決まらないじゃない!」
にこ「こうなったら絵里に決めてもらおうかしら…」
にこ「え、絵里…ちょっと来てくれる?」
絵里「どうしたの?虫でも出た?」
にこ「違うわよ…こ、この中から一番にこに似合う服を選んで欲しいの…」
絵里「えぇっ!?にこの方がファッションセンスあると思うわよ…」
にこ「いいのよ、絵里に選んで欲しいの」
絵里「仕方ないわね…じゃあ、これでいいんじゃない?」
にこ(にこが考えていたのと同じ服…ちょっと嬉しい)
にこ「じゃあこれ着るわね、ありがと!」
絵里「ええ、じゃあ外で待ってるから」ガチャ
にこ「…見ててくれても良かったのに…って、何言ってるのよにこはぁ!///」
- 24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 09:59:18.85 ID:z20W0FUU0
- - ショッピングモール -
絵里「服、いっぱい買ったわね」
にこ「うん、絵里のファッションセンスに任せたけど、なかなか良いのばかり選ぶじゃない」
絵里「ま、仮にもアイドルだしね」
にこ「お腹減ってきたわ…」
絵里「じゃあ、そこでクレープ買ってくるわ。すぐ戻ってくるから、待っててくれる?」
にこ「あ…一緒に行きましょ?朝の夢がまだ、ちょっと不安で…」
絵里「じゃあ、一緒に行きましょうか」スッ
にこ「あ、ありがと…///」ギュッ
- クレープ屋 -
絵里「クレープ、どれがいい?」
にこ「にこはぁ~、にこみたいに~、甘~いチョコがいいな~☆」
絵里「と、突然キャラ作るわね…じゃあ私は、イチゴにするわ。すみません、チョコとイチゴ、一つずつお願いします」
店員「かしこまりました、少々お待ちください」ニコッ
にこ「…」
絵里「にこ?どうしたの?」
にこ「え、な、なんでもないにこ~…(財布の中が…クレープ買えないくらい減ってる)」
絵里「…なるほどね、大丈夫よ。お金なら私が出すわ」
にこ「…え!?なんでわかったのよ!?」
絵里「顔に出てたわよ」ヤレヤレ
にこ「こ、今度返すわ…」
絵里「いいわよ、これくらい。気にしないで」
にこ「で、でも…」
絵里「大丈夫よ、ほらクレープ来たわよ?両方受け取っておいて」
にこ「う、うん」
- 25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:01:41.35 ID:z20W0FUU0
- - 公園のベンチ -
にこ「はむっ…んー、美味しいわ!」
絵里「イチゴも美味しいわね…今度また来たら、食べようかしら」
にこ「あ、絵里…食べさせ合い、しない?」
絵里「いいわよ、はい」
にこ「そ、そうじゃなくて…あーん、してほしいな…///」
絵里「甘えん坊にも程が有るわよ…」ヤレヤレ
にこ「い、いいじゃない、減るもんじゃないんだし…」
絵里「ま、そうね…はい、あーん」スッ
にこ「はむっ…確かに美味しいわね!じゃあにこのクレープも…あーん」スッ
絵里「んっ…チョコも中々いけるわね。ってにこ、クリームついてるわよ?」
にこ「え、どこどこ?(よし、わざとつけたクリームに反応した…!ペロってしなさい、絵里!)」
絵里「じっとしてなさい」
にこ「…」ドキドキ
絵里「はい、拭き終わったわよ」
にこ「…えー!?そこは舐め取りなさいよ!?」
絵里「何必死になって言ってるのよ、私達は一応アイドルなのよ?外でそんなことできるわけないじゃない」
にこ「そ、それもそうだけど…まあいいわ」ハァ
- 26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:03:13.99 ID:z20W0FUU0
- ~3時間後~
にこ「よく遊んだわね」
絵里「そうね、もうこんな時間…そろそろ帰りましょうか」
にこ「うん…」
絵里「…にこ?元気ないようだけど、大丈夫?」
にこ「ねえ、絵里。最後に、公園によらない?」
絵里「いいけど…じゃあそこで少し休憩しましょうか」
- 公園 -
にこ(ここなら…夕焼けが綺麗でムードもいいし、告白するにはもってこいの場所)
にこ(ここで、にこの想いを伝える)
にこ「ねえ、絵里…にこの話、聞いてくれる?」
絵里「どうしたの、悩み事?」
にこ「ある意味、そうね…」
にこ(なんて伝えたらいいのか、正直分からない)
にこ(告白なんてしたことないし…)
にこ(でも、何か言わなきゃ)
- 27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:04:42.78 ID:z20W0FUU0
- にこ「あのね…」ドキドキ
にこ「絵里と付き合いたい」
にこ「にこは、絵里のことが好き」
にこ「にこと、付き合ってください」
- 28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:06:36.66 ID:z20W0FUU0
- 絵里「…ありがとう」
絵里「その気持ち、とても嬉しいわ」
絵里「…でも、私はその気持ちに応えることは、できない」
絵里「ごめん、にこ…」ダッ
にこ「ま、待って、絵里!」
にこ「理由だけでも聞かせなさいよっ…!」ダッ
にこ「ひ、引き離されていく…」
にこ「でも…μ'sで鍛えてきた、その前のスクールアイドルの時も鍛えたにこの体力…舐めんじゃないわよっ!」ダダダ
にこ「捕まえ…たっ!」ギュッ
絵里「…」
にこ「振る理由くらい、聞かせなさいよ…」
- 29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:09:27.17 ID:z20W0FUU0
- 絵里「…私達は、さっきも言ったとおり、アイドルよ」
絵里「アイドルに恋愛なんて許されない」
絵里「にこに告白してもらった時…さっきは、すごく嬉しかった」
絵里「ああ、私はにこに好かれてるんだって」
絵里「でも、アイドル以前にも、女の子同士」
絵里「世間からの風当たりも、酷いものよ」
絵里「だから…」チュッ
にこ「っ!?」
にこ(今、唇に…)
絵里「これっきりで、終わりにしましょう」
絵里「今ならまだ、無かったことにできるから…」
- 30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:12:21.51 ID:z20W0FUU0
- にこ「…泣きそうになってんの、バレバレよ」
絵里「別に…泣きそうになってなんか…」グスッ
にこ「それと、絵里…」
にこ「キスは、これくらいしないと」チュッ
絵里「んむっ…んっ!?んちゅ、れる…」
にこ「ちゅ…ぷはっ」
絵里(し、舌が中に…)
にこ「絵里は純情、だから好きじゃない人とキスなんてしない…そうでしょ?」
絵里「にこ…」
にこ「にこは、世間の目なんて気にしない、アイドルなんて関係ないって思う」
にこ「にこのアイドルへの気持ち、絵里は知ってるはずよ」
にこ「アイドルにあそこまで賭けてきたにこが、覚悟を決めて絵里に告白した」
にこ「それくらい本気だったってこと」
絵里「…」
にこ「絵里は…にこのこと、好き?」
絵里「…ええ、大好きよ…愛してるわ」
にこ「相思相愛、なら世間の目なんて関係ないわ」
にこ「だからもう一回、言うわね」
にこ「にこは絵里のことが好き」
にこ「これからも、ずっと一緒に過ごしたい」
にこ「だから、にこと付き合ってください」
絵里「…ええ、喜んで」ニコッ
おしまい
- 31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:14:06.78 ID:z20W0FUU0
- これにて終了です。
書き溜めてあったので、あとは投下するだけでしたが、いざ投下してみると、30…思ったよりかなり少なかったです。
にこ絵里もっと増えろ。
見てくださった方々、ありがとうございました - 32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:21:10.94 ID:LBqeiFqI0
- にこえりええな乙
- 33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 10:23:04.45 ID:QSrjW53F0
- 初投稿乙
にこえり好きです - 34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/21(土) 11:01:40.71 ID:Y5C7TVBiO
- 乙です
にこえりいいですね

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- 2013/12/23(月) 11:55:51
-
にこえり良いな
- 2013/12/24(火) 01:32:23
-
素晴らやな
- それからの名無しさん 2014/08/07(木) 22:17:28
-
甘えん坊にことそれを全て受け入れるえり
にこえりいいな
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