スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
クリスタ「豚小屋出身家畜以下です!!」
- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:49:01 ID:u0q6h3Rg
- 「貴様は何者だ!?」
「豚小屋出身家畜以下のメス豚です!!」
「ちょっと!通過儀礼の時のマネしないでよ!!てか、メス豚まで言ってないわよ!」
「アハハハ、悪い悪い。あの出来事が衝撃的過ぎて、未だにお前を見る度に思い出しちまうんだ」
「ひっどーい!!」
「ちょっと、みんな!そういうことをミーナに言っちゃ駄目でしょ!」
「ご、ごめん、言い過ぎたよ、ミーナ」
「本当にすまん!許してくれ!」
「あなた達…クリスタが来てから態度変わりすぎ」
まったくもう……豚小屋出身家畜以下は私なんだからね
- 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:49:52 ID:u0q6h3Rg
- それにしてもミーナは羨ましいなぁ…皆から豚小屋出身家畜以下って認識されてるから、叩かれ放題だもん
私も早く、罵られて…叩かれて……愛されたい
あの時の……お母さんみたいに
「おい、クリスタ。何ぼーっとしてんだ?」
やっぱり親友のユミルに頼もうかな…
「ん?手相でも見てくれるのか?」
この手で頬を叩かれたら、凄く良い音が鳴って、痛くて、気持ち良いんだろうなぁ - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:51:13 ID:u0q6h3Rg
- でも……
「…本当にどうしたんだ?具合が悪いなら医務室で休めよ」
ユミルにだけは……嫌われたくない
きっと打ち明けても、ユミルは変わらず私と一緒にいてくれるはず
だけど…頭では理解してるけど、やっぱり…ユミルに嫌われるのが…怖い
「…大丈夫だよ、ユミル。私は元気だよ」
「そうか?ならいいが…」
…うん、ユミル以外の人に愛して(虐めて)もらおう - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:52:27 ID:u0q6h3Rg
- 私の秘密を打ち明けても、周りにバラしたりせずにいてくれて、私をいっぱい愛してくれる人……ユミル以外にいるかな?
「クリスタ!今は訓練中だ!集中しろ!」
「ご、ごめんなさい、エレン」
エレンか……秘密は守りそうだし、Sっぽいから激しく愛してくれそうだなぁ……
『どうだ?気持ち良いか?』
『ハイ!気持ち良いです!もっと殴ってください!蹴ってください!』
『メス豚の分際でご主人様に命令するとは…生意気だな。この鞭で、体中痣だらけにしてやる!』
『ありがとうございます!ありがとうございます!』
良い!凄くイメージに合う! - 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:53:33 ID:u0q6h3Rg
- でも……エレンは巨人一筋で女性に興味ないし、何よりミカサが可哀想だもん
いや、待って…ミカサも一緒に混ざれば……
「オイ!集中しろって言ってんだろ!!」
「ご、ごめんなさい!」
「まあまあ、そんなに大声あげたら馬がびっくりして暴れちゃうよ?」
「この程度で驚いてたら、巨人と遭遇した時に使い物にならねぇだろ」
「別に訓練所にいる馬は巨人と会う機会は無いと思うよ」
「ぐっ…アルミンはすぐ、ああ言えばこう言うよな」
「唯一エレンに勝てるとこだからね」
「すっげードヤ顔だな。正直殴りてぇ」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:55:56 ID:u0q6h3Rg
- 「乗馬中じゃ、さすがのエレンも殴れないでしょ?」
「言ったな…よーし、殴ってやるよ!」
「あれ?今は訓練中でしょ?集中しなくちゃ駄目でしょ?」
「く、くそおお!」
「ふふふ、本当に二人は仲がいいんだね」
やっぱりアルミンは凄い、一言一言に頭の良さが滲み出てる
もし、アルミンが私を愛してくれるなら… - 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:57:03 ID:u0q6h3Rg
- 『ほら、蝋が君の背中に垂れちゃうよ?』
『ぜひ、垂らしてください!』
『あれ?おかしいな、豚が人間の言葉を喋るはずないんだけど…豚じゃ無いなら蝋も垂らさなくていっか』
『た、垂らしてください!豚小屋出身家畜以下のメス豚である私に!蝋燭の蝋をたっぷり垂らしてください!』
『だからそうじゃないって言ってるだろ!君は豚なんだ!ブヒブヒ言ってればいいんだよ!』
『ぶひぃ!ぶひぶひぃ!!』
『そうだ、良い子だね。じゃあ望み通り、たっぷりと垂らしてあげる』
『ぶひぃぃい!!』 - 8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 16:57:51 ID:u0q6h3Rg
- 「ぶひぃぃい!!」
「「え?」」
「あっ」
「「………」」
や、やっちゃったぁぁああ!?完全に豚語喋っちゃったああ!!
エレンとアルミンだけじゃなく、お馬さん達もポカーンってなってるし! - 12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 21:59:25 ID:u0q6h3Rg
- 「な、何でも無いの!今のは忘れて!」
「いや、無理だろ。完全に今、『ぶひぃいい!!』って言ってたろ」
「い、言ってないよ!り、立体機動装置の部品が余ってたかな?って考えてたら、つい『ぶひぃん』って言っちゃったのよ!」
「そうなのか?」
「……別に大したことじゃなさそうだし、今は訓練に集中しようよ」
「それもそうだな」
な、何とか誤魔化せた……あ~恥ずかしかった - 13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:00:50 ID:u0q6h3Rg
- 最近、妄想と現実の境目がわからなくなる時がある…やっぱり溜まってるのかな?
一刻も早く、ご主人様を見つけないと…
「…クリスタ、次はあなたが襲う番」
「う、うん…じゃあいくよ!」
主席確実と言われているミカサ…
色々と相談もする仲だし、何より……力が強い!
ミカサならきっと……
「…ミカサ、私を殴って」
「?…どうして?」
「理由は後で話すから…試しに私を殴ってみて」 - 14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:02:07 ID:u0q6h3Rg
- 「そこまで言うのなら…」
ぺしっ
「…もっと強く」
「………」
べしっ
「もっと!」
「クリスタ」
「どうして!?もっと強く、全力で殴ってよ!私を愛してよ!!」 - 15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:03:06 ID:u0q6h3Rg
- 「…対人格闘訓練は殴り合いではない。如何に相手を制圧するかであって、暴力ではない。だから……あなたの求めるモノは得られない」
「………ごめん」
「こちらこそごめんなさい。私は仲間であるあなたをこれ以上強く殴ることは出来ない。もし、そういうことを求めるのなら…もっと適任な人がいるはず」
「うん…」
「それと…このことは誰にも話さないから、安心して」
「ありがと…ミカサ」
「…そろそろ訓練が終わる。食堂に行きましょう」
優しいミカサには無理だったみたい…
「…………ユミル、少し話がある」 - 16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:03:43 ID:u0q6h3Rg
- …ミカサは駄目だったけど、一つだけわかったことがある
相手はやっぱり女性が良いな…お母さんと同じ……女性が…
「どうしました?クリスタ。食欲が無いのなら代わりに私が食べてあげましょうか?」
サシャか…サシャも優しいから難しいかも
でも、もしサシャが私を愛してくれるなら……
『クリスタは本当に美味しいですね。次はどこを食べて欲しいんですか?お尻ですか?胸ですか?それとも…クリスタのクリスタですか?』
『全部!私の全身を隈なく噛んで!食べて!』
『ふふふ、我侭な豚さんですね。じゃあメインディッシュのクリスタからいきましょう。刺激が強いので漏らさないようにしてくださいね』
『ぶひぃぃいい!』 - 17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:04:31 ID:u0q6h3Rg
- 「ぶっ」
「ぶ?」
ま、また豚語を喋るとこだった…
食堂で「ぶひぃぃいい!」なんて叫んだら、社会的に終わっちゃうもんね…それも捨て難いけど
「…ちょっと体調が悪いみたい。だから私の分、サシャにあげるね」
「本当ですか!!ありがとうございます!!……でも、体調が悪いのなら尚更、少しでも食べておいたほうがいいですよ」
やっぱりサシャは優しいなぁ……サシャに頼むのは諦めよう - 18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:05:14 ID:u0q6h3Rg
- ……いえ、一つだけサシャに愛してもらう方法が…
「大丈夫だって。ほら、私が食べさせてあげるね。あーん」
「え?…ちょ、ちょっと恥ずかしいですね…では遠慮なく、あーん♪」
ぱくっ
「イッ!」
「!?す、すいません!まさか指があるとは思わなかったので…!」
「だ、大丈夫だからそんなに慌てないで」 - 19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:06:17 ID:u0q6h3Rg
- 「で、でも!血が出てますよ!」
「これぐらい舐めればすぐに治っちゃうよ」
血が出るほど強く噛んでくれた……嬉しい
ちゅぱっ、れろっ…
「あ、あの…ク、クリスタ?さすがにそんな風に舐めると、その…色々とマズイですよ。周りの男子もいやらしい目で見てますし…」
「へ?……あっ」
ま、またやっちゃったぁぁあああ!! - 20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:07:35 ID:u0q6h3Rg
- 「ク、クリスタ!残りのゴハンは全部頂いちゃいますよ?」
「う、うん!食べちゃって!」
「……エロかったな」
「確かにそうだけど……今の君の顔はちょっとキモ過ぎるよ、ライナー」
慌てて食堂から逃げ出したけど…な、何てことをしてしまったんだろう…
ご主人様に舐めるよう、命令されてると妄想して、夢中で指を舐めちゃった…
あぁ…これから男子から突き刺さるような、いやらしい目で見られちゃうんだろうなぁ………あれ?むしろご褒美かも? - 21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:08:42 ID:u0q6h3Rg
- …ん?あれは…アニ?
あんなところで何してるんだろう?
「こんなところで何してるの?」
「……今、怪しい奴らが訓練場をうろついてたんだ。あんた…何か知ってる?」
「怪しい人達?……ごめんね、私も心当たりないよ」
「そう……」 - 22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:09:43 ID:u0q6h3Rg
- アニは背が低いのにとても強いし、ちょっとSっぽい…
それに……とても女王様が似合いそう…
『蹴ってほしいのなら、私の足を綺麗に舐めな』
『はい!喜んで!』
『無様な格好…もっと足の指の間を綺麗に掃除しな』
『女王様の足…とても美味しいです』
『ふっ、そんなに踏まれながら足を舐めるのが気にいったんなら、一生私の奴隷にしてもいいけど?』
『ありがとうございます!!』 - 23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:10:44 ID:u0q6h3Rg
- 「うへへへ…」
「…あんた、頭でも打った?可愛い顔が台無しだよ」
「あ、待ってアニ!お…お願いがあるの…」
「……何?」
「わ…私のことを……蹴ってほしいの!見下しながら踏んづけてほしいの!」
「………早く医務室に行きな」
「ち、違うの!別に頭を打ったわけじゃない…これが本当の私なの」 - 24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:11:41 ID:u0q6h3Rg
- 「………私は蹴るぐらいなら別にいいけど」
「本当に!!」
「でも……後ろの保護者がそれを許さないだろうね」
「え?」
「クリスタ…」
「ユ、ユミル!?」
「…それじゃ私は行くよ」
「おう、悪いな…あと」
「わかってる、このことは誰にも言わない」 - 25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:12:28 ID:u0q6h3Rg
- 「ありがとな、アニ」
「別に……ま、暇つぶしにはなったよ」
「…で、どうしてあんなことをアニに言ったんだ?」
「そ、それは……」
「そんなに暴力を振るわれたいのか?」
「……うん」
「……わかった。私がやってやるよ」
「…本当に?」
「あぁ」 - 26 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:13:37 ID:u0q6h3Rg
- やっぱり最初からユミルに頼めばよかった!
これでたくさんユミルに愛してもらえる!
「クリスタ…」
ぎゅっ…
「…え?」
だ、抱きしめられちゃった… - 27 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:14:43 ID:u0q6h3Rg
- 「お前がどんな人生を歩んできたかわからない…だがな、暴力を受けることが愛されることじゃないんだ。こうやって優しくされることが愛されることなんだ」
「……でも、お母さんはこんなことしてくれなかった…お母さんは私を突き飛ばし、私を殺せなかったことを後悔してた!それが愛情表現なんでしょ!?私はお母さんに愛されてたんでしょ!?」
「クリスタ…」
そうじゃないと…私は…私は!!
「確かに…お前は誰からも愛されてこなかったかもしれない」
「違うもん…私は愛されてたんだもん…」 - 28 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:16:05 ID:u0q6h3Rg
- 「……私も皆から蔑まれながら生きてきたから、お前の気持ちがよくわかる」
…ユミルも?
「生きてることを…お前という存在自体を、否定されてきたんだろ?」
「…うん」
「だが…過去のお前じゃなく、今のお前はどうだ?皆から否定されてるか?」
「…心の中ではそう思ってるかもしれない」
「本当にそう思うのか?なら、お前を心配してくれた奴らはそうなのか?」
私を心配? - 29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:17:14 ID:u0q6h3Rg
- 「例えばミカサだ。元々ミカサから暴力が愛情表現だと、お前が勘違いしてるって聞いたんだ」
言わないって約束したのに…
「そういや伝言もあったな。『女性は嘘をつく生き物』って言ってたぞ」
「…ふふ、確かにそうかも」
「それと食事の時もアルミンに呼び出されて、『クリスタの様子がおかしいから、傍で見ててあげて』って言って心配してくれてたぞ」
だからユミルは食事の時にいなかったんだ…
「そして食堂で飯を食おうとしたら、サシャがお前の指を噛んだって聞いたから殴っといた」 - 30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:18:17 ID:u0q6h3Rg
- 「それは私がわざとやったのに…」
「あぁ、わかってるって…それにサシャもお前のことを心配して、今医務室に包帯を貰いに行ってるぞ」
包帯って…そんなに大怪我じゃないのに…
「お前をこんなにも心配してくれているあいつらが、お前の存在を否定してると思うのか?」
「………思わない」
「だろ?今のお前は皆から必要とされているんだ…愛されてんだよ」
「私が…愛されてる……?」
「もちろん私が一番、お前を愛してるからな!」
「うん……」 - 31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:19:34 ID:u0q6h3Rg
- 「今まで愛されてこなくて、心がスカスカになっちまってんなら…私の愛で満たしてやるよ」
「ありがと……ユミル」
「泣くなって…嬉しい時は笑うんだろ?」
「うん……ユミル」
「何だ?」
「私も…ユミルの心を満たしてあげるからね」 - 32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:20:53 ID:u0q6h3Rg
- 「あぁ…ありがとな。これからは二人でお互いに支えながら生きていこうな」
「うん!」
私は愛されてる……みんなから…ユミルから、愛されている
もう死にたいと思わない…この先の人生(みち)もユミルと一緒に歩みたい
だって、私は…生きてて良いのだから
Fin - 33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:22:24 ID:u0q6h3Rg
- これで完結です
最後に1レスだけ、おまけを載せておきます
ではまた何処かで - 35 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:23:43 ID:u0q6h3Rg
- 「…なぁ、クリスタ」
「なあに?」
「本当にやらなくちゃいけねぇか?」
「もちろん!私を愛してくれるんでしょ?」
「そりゃそうだけどさ……いきなりロープで縛ってって言われても…」
「だって気持ち良いんだもん!ちゃんとギュッって強く縛ってね」
「…お前が本物のドMだとは思わなかったよ」
「私はドMじゃないよ?」
「じゃあ何なんだよ?」
「私は…豚小屋出身家畜以下のメス豚です!!」 - 36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 22:42:47 ID:IJ1RvLk.
- 良かったよ。乙。
- 37 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/01/18(土) 23:20:38 ID:VHuGANCE
- スレタイから釣りだと思ったが……かなりの良作だったよ 乙

「進撃の巨人」カテゴリの記事
コメントする
全ランキングを表示