スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
杏子「焼きまんじゅう…?」マミ「というお菓子よ」
-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:18:17.75 ID:imlrEp2B0
-
杏子「この辺りの奴はこんなの喰うのか?」
マミ「失礼ね、立派なご当地グルメよ」
ほむら「まんじゅう…?餡子は?」
マミ「入ってるのもあるけど、売ってなかったわ」
杏子「味気ねーな」
ほむら「田舎臭いわ」
マミ「ムカッ……良いわ、そこまで言われたら貴方達にこの土地の魅力を教えてあげる!!」
ほむら・杏子「はぁ…めんどくさい事になった」
-
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:20:30.90 ID:7AOymLG00
-
群馬スレ期待
-
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:23:46.87 ID:imlrEp2B0
-
杏子「ここに魅力なんてあるのか?」
ほむら「そこそこの田舎よね」
マミ「貴方達の目は節穴ね」
杏子「どーせジャスコだろ」
ほむら「この辺りジャスコもないわよ」
マミ「甘いわ…今はケヤキウォークの時代よ!!」
ほむら・杏子「…聞いた事ない」
-
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:24:23.16 ID:lNI0zWgn0
-
ケヤキとかwww
-
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:28:02.71 ID:hd6y1RNQi
-
マミさん詳しいなw
-
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:30:19.63 ID:imlrEp2B0
-
杏子「ケヤキってなんだよ、ケヤキって」
ほむら「そういえば工場跡に何か巨大なショッピングモールが出来たとか」
マミ「そうよ、それがケヤキウォーク。駅から徒歩10分」
ほむら「でも駅前にデパートがあったじゃない」
杏子「微妙な近さだな、そっちのが近いじゃねーか」
マミ「……イトウヨーカドーは行ってしまったわ、円環の理に導かれて」
ほむら「駅前なのに!?」
杏子「田舎ってこえーな」
-
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:38:41.61 ID:imlrEp2B0
-
マミ「というわけで明日はケヤキウォークに行きましょう」
ほむら「はいはい、駅前に集まるので良いわよね」
杏子「しょーがねーなー」
――翌日――
ほむら「遅い…」
マミ「おかしいわね、佐倉さん…テレパシーが届く範囲に…いたわ!」
杏子『おい、なんでお前らいねーんだよ!?もう時間過ぎてるぞ』
マミ『こっちだって来ているわ、北口で待ってるの?』
杏子『北口も南口もねーよ!』
ほむら『…中央ってついてるでしょ、駅名に』
-
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:47:24.99 ID:imlrEp2B0
-
杏子『ああなんだ、隣の駅だったのか』
ほむら『そうなるかしらね』
杏子『じゃ、今電車乗ったから次の駅で降りればいいんだろ?』
マミ『!?…今乗ったって』
杏子『随分路線がせめーな、ホントに県庁所在地かよ?』
ほむら「巴マミ、もう彼女は見捨てようかしら」
マミ「バスで行ける駅でもないのよね…」
-
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 21:55:22.61 ID:imlrEp2B0
-
マミ『とりあえず二つ目の駅で降りて待ってて、佐倉さん』
杏子『おう、わかっ………』
マミ「圏外ね…」
ほむら「どうするの、巴マミ」
マミ「農業高校行きのバスがあるはずよ」
ほむら「なるほど」
マミ「予定不調和もお出かけの醍醐味よ」
ほむら「バスの本数が……少ない」
マミ「みんな自家用車を使うものね…」
-
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:00:39.63 ID:imlrEp2B0
-
マミ『佐倉さん聞こえる?』
杏子『おう、聞こえる聞こえる』ボリボリ
ほむら「巴マミ、駅へ向かいましょう」
マミ「その必要はないわ、暁美さん」
ほむら「どういうこと?」
マミ「このまま横断歩道を渡れば会えるわ」
杏子「おう、手間かけさせたな。うめーぞコレ。喰うかい?」ボリボリ
ほむら「三俣…煎餅?」
-
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:08:32.97 ID:imlrEp2B0
-
マミ「ここからケヤキ方面に戻るのも芸がないわね」
杏子「結構魅力あるじゃん、田舎くせーけど」ボリボリ
ほむら「この辺りを北に行けば大きいデパートがあった筈」
杏子「よっしゃ、地下で甘いもん喰おーぜ!」
マミ「……サティは行ってしまったわ、円環の理に導かれて」
ほむら「デパートという概念が消えそうね」
杏子「田舎ってこえーな」
-
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:17:28.92 ID:imlrEp2B0
-
杏子「じゃあどっち行くよ?」
マミ「ショッピングモールというなら、東に向かいましょう」
ほむら「このあたりにイオンもジャスコもないわよ?」
マミ「フフ…甘いわよ暁美さん」
ほむら「最近できたという話も聞かないわ」
マミ「ここは古株…ベイシアよ!」
杏子「ベイ…」
ほむら「シア?」
-
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:18:36.38 ID:lNI0zWgn0
-
>>59
ベイシアきたああああああ
-
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:25:44.34 ID:imlrEp2B0
-
男達「……」ゾロゾロゾロ…
杏子「うわ!?何だあいつら!?…すげえ人数で歩いてくるぞ!?」
ほむら「先頭の彼は…なんで…SMコスプレ!?」
マミ「彼らは…益荒男のなれの果てよ」
ほむら・杏子「はい!?」
マミ「この地では一年に一度男児達の戦いがあるのよ。己のプライドを掛けたね」
杏子「で…負けたら…」
マミ「長は敗北の責任をとって、勝利した長の望む姿で駅まで歩かされるわ」
ほむら「こんなの…絶対おかしいわ……!」
-
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:34:37.74 ID:imlrEp2B0
-
杏子「随分あるいたなー。まだか?」
マミ「もう少しだから頑張って」
ほむら「…ちょっとあの、文真堂というのかしら?見て頂戴」
マミ「ああ、文具店よ」
ほむら「そうじゃなくて、二階よ!」
杏子「…魔法少女フェア?」
マミ「ああ、あそこの文真堂は二階がそういうお店なのよ」
ほむら「そういうって…コスプレとか?」
マミ「それはどうだか…ただ近くの学生に人気らしいわ」
杏子「田舎ってこえーな」
-
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:36:17.71 ID:lNI0zWgn0
-
あそこの文真堂か・・・
-
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:36:55.38 ID:iRNpJElDO
-
アニたまかwwwww
-
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:40:47.21 ID:imlrEp2B0
-
――ウオオオオォォォォォォオォ!!
杏子「なんだこの声は!?」
マミ「益荒男たちの勝利の雄叫びよ」
――ソハタタカイノ…ノアト~♪ユウヒハコ……♪
ほむら「何か唄ってるわね」
マミ「勝利を讃える歌かしらね」
ほむら「どこの部族なの…?」
マミ「グンマー」
杏子「田舎ってこえーな」
-
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:50:01.37 ID:imlrEp2B0
-
マミ「さあ!ここがベイシアよ!」
杏子「駐車場ひれー!!」
ほむら「急に開けた場所に出たわね」
マミ「さあ、ここで楽しみましょう」
杏子「何か楽しむものがあんのか?」
マミ「服を見たり」
ほむら「スーパーの中に服が売ってるの!?」
マミ「フレッセイもとりせんも大きい店は皆そうよ」
ほむら・杏子「」
-
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 22:56:58.39 ID:imlrEp2B0
-
杏子「おもちゃコーナーもあるんだな」
マミ「ショッピングモールですもの」
杏子「デモで遊んでくる」ダッダッダッ…
ほむら「ちょっと、勝手に行動すると迷子になるわよ?」
マミ「その心配はないわよ、暁美さん」
ほむら「貴女は慣れているかもしれないけど、私達は初めてくるのよ?」
マミ「そう言う事じゃないわ、すぐ戻ってくるってこと」
杏子「小学生がコントローラーはなさねぇ…」トボトボ…
マミ「いつも小学生がいるのよね、デモプレイ」
-
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:03:05.72 ID:imlrEp2B0
-
杏子「腹減ってきたなー」
ほむら「貴女さっき食べたばかりじゃない」
杏子「あんなもんは朝飯前のお茶漬けだっての」
マミ「お腹いっぱい食べたいなら、良いお店があるわ」
杏子「待ってました!」
ほむら「この中の食堂?お世辞にも良いお店とは言えないわ」
杏子「マクドナルドって言ったらブッ飛ばす」
マミ「ノンノン!お隣の、洋麺亭よ!」
ほむら「よう…」
杏子「めん…」
マミ「亭!!」
-
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:14:09.89 ID:imlrEp2B0
-
杏子「くうぞくうぞー!」
マミ「さ、注文して。どれでもいいわよ」
杏子「トマトバジルLサイズ!」
マミ「佐倉さん、Lは大きいわよ?」
杏子「どんと来い!」
ほむら「私はツナと大根おろしS」
マミ「私は…注文しないわ」
杏子「なんだよダイエットか?」
マミ「そう言う訳じゃないわ…良いのよ」
……数分後
杏子「流石にこれはねぇわ…どんだけデカイ皿なんだよ……マミぃ」ウプッ
マミ「はいはい、食べてあげるわね」
-
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:22:01.75 ID:imlrEp2B0
-
杏子「喰った喰った…」
ほむら「Sでも少し多いくらいだわ」
マミ「さて、食後には甘いものよね」
杏子「待ってました!!」
ほむら「ベツバラも驚きね、貴女」
マミ「また、お隣の店に行きましょう」
ほむら「道路の向こうにある、アレ?」
杏子「シャトレーゼ…」
マミ「工房よ!」
-
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:31:37.14 ID:imlrEp2B0
-
杏子「プリンうめー」
ほむら「私はアイスを…」
マミ「ここでアイスはやめておきなさい、暁美さん」
ほむら「何故?」
マミ「あとでわかるわ、一緒に梨恵夢食べない?」
ほむら「じゃあ黒い方を」
マミ「私は黄色い方」
杏子「あたしは両方追加でっ」
-
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:38:16.28 ID:imlrEp2B0
-
杏子「さて、これからどうするよ?」
マミ「あ、ちょっと待っててね」タッタッタッタッ…
……数分後
マミ「お待たせ」
ほむら「ベイシアで何を買ったの?」
マミ「焼きまんじゅうよ!」
杏子「またかよ、もう喰えねえぞ」
マミ「物産展で売ってたわ、餡子入りもね。家に帰ってから温めて食べましょう」
ほむら「よっぽど好きなのね」
マミ「ソウルフードですもの。さて、近くに駅があるから電車に乗りましょう」
-
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:46:38.10 ID:imlrEp2B0
-
ほむら「改札がないわね」
マミ「乗車券をとるのよ」
杏子「電車ってかバスだよな、仕組みは」
ほむら「で、どこへ向かうの?」
マミ「佐倉さんがいた所」
ほむら「中央に戻るのね」
杏子「逆に行ったらどうなるんだよ?」
マミ「ニシキリュウ」
杏子「錦龍とかカッケーな、おい」
マミ「音だけはね…」
-
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 23:55:35.87 ID:imlrEp2B0
-
杏子「あーそうそう、ここに集合だと思ってた」
ほむら「中央がつくと街のだいぶ寂びれた部分にあるのよね」
マミ「ここからバスに乗って…目指すはグリーンドーム!」
杏子「ドーム…野球でもあんのか?」
マミ「違うわよ」
ほむら「サッカー?」
マミ「違うわ」
杏子「じゃあ何のスポーツやるドームなんだよ?」
マミ「競輪かしら」
ほむら「巴マミ…貴女」
マミ「違うわよ!そんなことで行く訳ないでしょう!」
-
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:03:31.83 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「グリーンドームはイベント用の施設よ。スポーツ施設はもっと北にあるわ」
ほむら「たしか公園の一部が陸上競技場とサッカー場だったかしら」
マミ「屋内スポーツ施設は更に北にあるわ」
杏子「どんだけ北にあるんだよ」
マミ「北にしか土地が余ってないのよ」
杏子「田舎のくせに」
マミ「お金がないのよね、田舎だから」
-
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:14:09.09 ID:SKdyZq1j0
-
杏子「ここがグリーンドーム…ここって!」
ほむら「正面は親水公園なのね」
マミ「どうしたの、佐倉さん?」
杏子「いや…前にさ、さやかとこの辺り来たからさ」
マミ「…美樹さんと、ね」
ほむら「……」
杏子「…あっはは、なんか湿っぽくなっちまったじゃねーか!」
マミ「ごめんなさいね…」
杏子「いや、良いんだ。この景色はあたしにとっちゃ十分魅力的だぜ」
杏子「さやかのいた景色だからな」
-
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:19:57.79 ID:rqMV/oro0
-
さやかちゃん…
-
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:20:57.95 ID:SKdyZq1j0
-
杏子「あのたっけービルは何なんだ?」
マミ「あれが県庁。登ってみる?」
ほむら「登れるのかしら?」
マミ「当然よ!しかもドラマやアニメのロケ地になるくらい有名な建物よ!」
杏子「へー田舎でもそんなことがあるのか」
マミ「田舎だからこそ人が来ないから、ロケ地になるのよ」
ほむら「中には何かあるの?」
マミ「展望台と………」
杏子「撮影用のハリボテってとこか」
マミ「酷いわ」
-
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:28:27.84 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「その前に、遊園地に行きましょう」
ほむら「こんな所に遊園地があるわけ」
杏子「あるぜ」
ほむら「るな…ぱあく?」
マミ「日本一安い遊園地なのよ。日本一は魅力でしょ?」
ほむら「まわりの子どもたちの目線が痛いわ」
杏子「おいっ、この馬のヤツ楽しーぞ!」ガコンガコンガコン!
ほむら「恥ずかしいから止めなさい、佐倉杏子っ」
杏子「一回10円とか安いなホント」ガコンガコンガコン!
マミ「一回50円でジェットコースターも乗れるわ、暁美さん一緒にどう?」
ほむら「……売店で休んでいるわ」
-
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:38:04.71 ID:SKdyZq1j0
-
杏子「ここが県庁ねぇ…なんで周りに垣があるんだよ?戦うのか?」
マミ「城跡に建てたからよ」
杏子「こっちの建物から良い匂いがするな」
ほむら「喫茶店があるわね、高級そうな」
マミ「そっちの建物の中でさわいじゃ駄目よ、みんな勉強してるから」
ほむら「喫茶店で?」
マミ「喫茶店の外にも勉強する場所があるのよ、高校生がいっぱいいるわ」
杏子「真面目なんだな、田舎の学生ってのも」
マミ「真面目な人は夜遅くまでいるみたいね」
-
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:47:14.60 ID:SKdyZq1j0
-
ほむら「エレベーター、早いわね」
マミ「32階まで一気に行くもの」
杏子「おい、耳がおかしくなったぞ」
マミ「32階も一気に上がるから…」
ほむら「あくびすればいいわ」
杏子「ふぁ~…っこれ不便じゃないのか」
ほむら「都会に憧れた弊害ね」
マミ「高かろう良かろうなのよ」
杏子「田舎だなあ」
-
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 00:59:16.07 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「どう?良い景色でしょう?」
ほむら「景色に関しては言う事なしね、360度良く見えるわ」
杏子「それより一階下のレストラン行こうぜ!」
マミ「佐倉さん、私達には不釣り合いよ」
ほむら「お腹もまだすいてないわ」
杏子「なんだお前ら情けないな」
マミ「地下一階に生協の売店があるから、何か買うと良いわ。安いわよ」
杏子「また耳がおかしくなんのかよ…」
ほむら「お腹もおかしいわよ、貴女」
-
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 01:11:48.58 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「さて、ここから歩いて駅まで行きましょう」
杏子「このまま正面の道行けばいいのか」モグモグ
ほむら「ここは何でこんなに自転車が停まっているの?」
マミ「あぁ…ここはこの辺りで一番の本屋さんよ」
杏子「本屋にみんなチャリで来るのかよ」
マミ「この辺り、駐車場ないのよね」
ほむら「だからってよくもこんなに停めるわね」
マミ「主に学生が利用してるもの。教科書だってここで買ったでしょ?」
ほむら「転校生の分は学校で用意されていたのよ」
マミ「長蛇の列で教科書を買う苦痛を知らないのね」
杏子「めんどくさそうな事やるもんだな」
-
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 01:27:31.90 ID:SKdyZq1j0
-
ほむら「ここは商店街なのね」
杏子「シャッターばっかりじゃねーか」
マミ「仕方のない事よ、ここが活気づくのはお祭りの時だけね」
ほむら「そんなに違うの?」
マミ「実は私も行ったことないのよ…」
杏子「なんでだよ?行きゃあ良いじゃねーか」
マミ「そう…なんだけれど……」
ほむら「!…巴マミ、次のお祭りは10月ね。私は、楽しみだわ。ね?」
マミ「暁美さん……うん、楽しみね!」
杏子「あたしもつれてけよーっ、じゃがバタ喰いたい!」
マミ「勿論よっ…楽しみだわっ」ウキウキ
杏子「マミの奴どーしちまったんだ?」
ほむら「…さあ?」フフッ…
-
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 01:37:01.38 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「ここでちょっと路地裏に入ります」
ほむら「どこへ行くの?」
マミ「佐倉さん?何か匂わない?」
杏子「甘い匂いがする!!」
ほむら「野口氷店…?」
マミ「老舗のかき氷専門店よ。歩いて来てちょっと暑くなったし、丁度良いでしょ?」
杏子「さっすがマミ!気がきくぜ!」
ほむら「だからアイスを止めたのね」
マミ「冷えるならここで一気に、ね」
-
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 01:48:48.09 ID:SKdyZq1j0
-
杏子「くぁーっ!あったまいてぇぇぇ!!」
ほむら「…美味しい」シャグシャグ
マミ「魅力的でしょう?」
ほむら「田舎の老舗も侮れないわね」
杏子「おい、喰わないなら貰うぞ!…あったまいてええええ!!」ガツガツ
ほむら「勝手に食べないで欲しいわね」
マミ「そんなにがっつかなくてもかき氷は逃げないわ」
杏子「一気に喰って頭痛起こすのが醍醐味だろ!」
マミ「あらあら」
-
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 01:55:58.17 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「さ、駅に着いたわね」
ほむら「ケヤキウォークにいくの?」
マミ「そう思ったんだけれど、丁度良いバスがあるわ。乗りましょう」
杏子「このバスどこに行くんだよ?」
マミ「それは着いてのお楽しみ」
杏子「なんだそりゃ、とりあえず乗るがよ」
マミ「二人とも後ろの座席には乗らない方がいいわ」
ほむら「何故?」
マミ「それも乗ってからのお楽しみ」
-
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 02:15:27.44 ID:SKdyZq1j0
-
ほむら「酷く曲がりくねった道ね…後ろに座ってたら酔っていたわ」
杏子「おいーまた耳がおかしくなっちまったぞー」
マミ「もうそろそろ着くわ、ほら終点よ」
ほむら「ここは…湖?」
杏子「山の上にこんなとこがあるのかよ」
マミ「ショッピングモールはベイシアがあったから、古くて新しい魅力をね」
ほむら「真ん中の島に橋がかかってるのね」
マミ「そうよ、聖域へ続く橋」
杏子「なるほど…神社か」
-
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 02:27:03.09 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「佐倉さん、神社は駄目?」
杏子「いや、別に。あたし自身神様一つだけ信じてる訳じゃねーしな」
ほむら「あら、意外ね」
杏子「まどか、だっけか。アレ信じてるぜ」
マミ「あら、それは私も」
ほむら「!…貴女達…」
杏子「さやかもそいつに会いに行ったと思ったら、救われる。一人ぼっちは寂しいもんな」
マミ「円環の理に私達を救ってくれた人がいる、素敵な考え方じゃない」
マミ「さ、お参りしましょう」
-
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 02:33:13.73 ID:SKdyZq1j0
-
杏子「神社って古めかしいイメージだったんだが」
ほむら「社務所が自動ドア…」
マミ「言ったでしょ?古くて新しいって」
杏子「御守売り場がコンビニみてーだな」
ほむら「近代化すれば良いってもんじゃないのよ」
マミ「そこも田舎の御愛嬌」
ペコ…ペコ…パンッ…パンッ…ペコリ
マミ「ちゃんとお願いした?」
ほむら「一応」
杏子「ばっちり」
-
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 02:41:17.62 ID:SKdyZq1j0
-
杏子「神社って言うとちょくちょく供えモン拝借してた印象がなー」
ほむら「貴女、そんな物まで食べてたのね」
マミ「お供え物っていうのは100倍になって天に届くと言うわ、いけないわよ佐倉さん」
杏子「わかってるって。もう、やるもんか」
マミ「宜しい」
ほむら「そろそろ帰りのバスが来るかしら、暗くなってきたし…」
杏子「逃したら大変だな…急ごうぜ」
マミ「……」ゴソゴソ…
杏子「おい、なにやってんだ。マミ?」
マミ「なんでもないわ、今行くわねっ」タッタッタッ…
-
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 02:48:17.11 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「そろそろバス降りるわよ」
杏子「まだ少し山の中じゃねーか?何でだよ」
ほむら「外も暗いわよ」
マミ「暗くて良いのよ、最後の魅力が待ってるわ」
ほむら・杏子「?」
マミ「さ、降りて降りて…街の方を見てみてっ」
杏子「こりゃあ……!」
ほむら「綺麗な夜景…!」
マミ「素敵でしょ?私達の街の魅力よ。山の上から見る街の夜景」
-
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 02:55:22.95 ID:SKdyZq1j0
-
マミ「これで終わらないわ、空を見て」
ほむら「星空…」
杏子「すげえな…街にいた時は気付かなかった…!」
マミ「天文台もある山ですもの。星の見え方は折り紙つきよ」
杏子「ハハ…こいつはやられた。魅力的じゃねーか…」
ほむら「巴マミ、貴女策士ね…」
マミ「十分楽しめたでしょ?さ、次のバスが最終よ。帰りましょ」
-
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 03:08:58.62 ID:SKdyZq1j0
-
杏子「すげーもん見たら腹減ったな!何かねーのか」
ほむら「焼きまんじゅう、買ってあったんじゃ…」
マミ「……あら?おかしいわね…どこかで落としちゃったのかしら?」
杏子「マジかよ!!餡子入り…」
マミ「また買ってくるわよ」
ほむら「…神社に入る前までは確かに持っていたわよ」
マミ「そうだったかしら…ね?」
ほむら「巴マミ…貴女」
マミ「さあ、どうかしら?」
ほむら「…策士ね」
マミ「…さ、無くしたお詫びに駅に帰ったら何かおごるわ!貴女達にっ」
杏子「ガッツリ喰いてぇ!!」
マミ「ラーメン湘屋なんてどうかしら」
ほむら「たまには良いかもね、ラーメン」
マミ「じゃ、みんなで帰りましょう。私達の街へ!」
-
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 03:23:27.63 ID:SKdyZq1j0
-
まどか「うぇへへ…みんな幸せそうで良かった」モグモグ
さやか「あれー?神様何食べてんの?」
まどか「さやかちゃん、その呼び方やめてってばぁ」
さやか「あれっ、それ焼きまんじゅうじゃん!なつかしーっ、どうしたん?」
まどか「さっき、お姫様みたいな人が私達にって。おいしいよ?さやかちゃんも食べなよ」
さやか「おうっ、さやかちゃんは餡子入り派なのだー」モグモグ
まどか「それと、杏子ちゃんから伝言。さやかの街は私が守るから安心しろって」
さやか「何言ってんだかアイツは…」
まどか「さやかちゃんニヤけてる」
さやか「これはっ…久々の焼きまんじゅうが美味しいからっ」
まどか「焼きまんじゅう、みんなに配れるくらいいっぱい届いたよ」
まどか「みんな、美味しい?」
魔法少女達「おいしい――っ!!」
まどか「うんっ、とっても美味しいね!」モグモグ
おわり
-
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 03:26:02.99 ID:9uuDHYYeP
-
GJ!
地元ネタはわからないとこも多かったが、見届けてよかった。
乙!
-
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 03:26:12.45 ID:qNaCz15M0
-
乙
また書いてね
-
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 03:31:12.14 ID:49zruRKx0
-
イイハナシじゃねーか・・・
乙 楽しかったぜ
-
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/23(土) 03:45:30.18 ID:QgyZpthF0
-
乙。野口氷店出てて感動したわ

「まどかマギカ」カテゴリの記事
-
- まどか「マミせんせー」ほむら「マミせんせい」マミ「はいはい」
- まどか「いっしょにユニクロいこうよ!」ほむら「・・・えっ?」
- マミ「マミマミ♪モリモリ♪」
- まどか「ほむらちゃん、あけましておめでとう」
- ほむら「さて、美樹さやかのパンツを下ろすとしましょう」
- さやか「ふぅー、危ない危ない」 ほむら「!?」
- まどか「グレるよ!!」
- ほむら「サンタは朝日を浴びると灰になって死ぬ」
- QB「言い訳になるけれど」
- さやか「さやかちゃんイージーモード」
- まどか「胸の大きさで身分が決まる世界にして!」
- QB「僕と契約して…」亀田2「あぁ?!」
- まどか「なめくじ拾ったー」
- さやか「余命… 1ヶ月…?」
- 杏子「や、やめろぉ…!まどかぁ…!」
コメントする
全ランキングを表示