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杏子「まどか☆マギカZero」

5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 13:51:41.04 ID:DfyQcrCCO
杏子「あーあ…何か学校に行くの嫌だなぁ」

杏子「お腹痛いって言ってサボっちゃおうかな」

杏子「よし、サボっちゃお」

杏子「…でも暇だな」

杏子「そういえば…」

杏子は父親が話してくれたミッション系の学校の事を思い出した
残念な事に父親の話は杏子にはわかりづらく半分も理解出来なかったのを杏子は覚えている




7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 14:02:26.15 ID:DfyQcrCCO
杏子「何か気になるなぁ…よし」

魔女との戦いで少し気疲れしていた彼女はストレスの解消ついでに学校に忍び込む事にした

彼女はこっそり家を抜け出すと父親の話してくれた学校を目指し走り出した

杏子「まずは学校に行って忍び込んでもバレない所を探さなきゃな」

走るスピードは速く、彼女の好奇心は少しずつ増していった
もしかしたら見た事も聞いた事も無い凄い物を見れるかもしれない

少し冷えた空気をその身に受けて彼女は肩を震わせた

その日の空は雲一つ無い青空だった


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 14:14:44.81 ID:DfyQcrCCO
学校が見えて来ると沢山の生徒達が歩いているのがわかる

杏子「(変装くらいした方がいいかな…)」

杏子「眼鏡かけて髪を短くすれば…」

彼女は魔法で作り出した眼鏡をかけ、髪を短くした

杏子「(魔法って便利だよなぁ…)」

それなりに魔法の扱いが解ってきた今なら学校に忍び込む事は容易だった

これなら怪しまれても適当な事を言って逃げれば良いだけだ
監視カメラに写っても自分ではない他の誰かが写っている様にしか見えない


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 14:26:59.06 ID:DfyQcrCCO
杏子「(かなり広いな…)」

彼女の想像より校内は広く、迷子になっても仕方がないくらいに複雑だった

一度入口に戻ろうとした彼女の耳に悲鳴が飛び込んで来た

杏子「(かなり近いな)」

杏子「(あっちか」

魔女との戦闘で培った勘のおかけですぐに悲鳴の主を見つける事が出来た

ほむら「離して…やめて…」

DQN生徒「いいじゃんいいじゃん、良い事しようよ」

杏子「やめろ」

DQN生徒「あ?んだコラやんのか」

杏子「言ってもわからない奴は…」

SGから先の丸まった棒飛び出し鈍い音がした
不良生徒の鳩尾に棒が食い込んだのだ

DQN「おぉん…」

不良生徒は前のめりに倒れ込むと動かなくなった


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 14:33:36.27 ID:DfyQcrCCO
近くで仲間が見張っていたのだろうか
10人近い男達が集まって来た

DQN生徒「てめぇ…何者だ」

DQN生徒2「やっちゃうよ?やっちゃうよ?」

明らかに男達は杏子に敵意を向けていた

ほむら「あ…あ…」

眼鏡をかけた少女は完全に怯えている

杏子「大丈夫か?…危ないから下がってろ」

DQN4「おまえ聞いてんのかだらぁ!」

DQN「お前は何者だって聞いてんだよ!」

何と答えるか迷った杏子はこう答えた

杏子「…通りすがりの魔法少女だ!」

杏子「変身!」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 14:43:40.62 ID:DfyQcrCCO
赤い光が集まり、彼女は魔法少女に変身した

DQN1「な、何だお前!何だそれ!」

DQN3「落ち着けや!ただのおもちゃか何かに決まってんだろ!」

DQN5「かわいい」

DQN7「捕まえろ!ただで帰すな!」

DQN8「馬鹿お前何言ってんだ!女でも槍持ってっからあぶねえよ…」

杏子「痛い目見たく無かったら…消えな」
DQN3「うるせえ!」

男達はナイフを取り出すと杏子に向けて一斉に投げつけた

杏子「お、結構上手いじゃん」

全てのナイフを槍で弾くと杏子は不良達を睨みつけた

DQN4「に、逃げるぞお前ら!」

不良達はそれぞれ捨て台詞を吐くと逃げ出していった


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 14:52:51.14 ID:DfyQcrCCO
杏子「ったく…」

ほむら「あ、あの…ありがとう」

杏子「ん?あぁ気にすんなよ」

杏子「それよりあんた、ここの生徒?」

ほむら「そ、そうです」

杏子「そっか!…見ちゃったよね?」

ほむら「何をですか…?」

幸いにも魔法少女の事はバレていない様だ馬鹿な不良の言う事ならまだしも、真面目そうな少女の言う事だと厄介な事になりかねない
早着替えの後に悪を討つ正義の味方、そんな噂がたつと魔女を狩るのが面倒になる

杏子「この学校について教えて欲しいんだけど…」

ほむら「あ…はい」

眼鏡をかけた少女は学校について静かに語り始めた


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 15:06:50.87 ID:DfyQcrCCO
ほむら「ちなみに小学校から高校まではこの学校に居る事になるの…私は身体が弱いからあまり来れないけど」

杏子「わかった!ありがとな!」

そう言うと杏子は学校の探索を続ける事にした

杏子「(何か匂うんだよな…不良とかは関係無しに)」

杏子の脳裏には複数の疑問が浮かんでいたまず、この学校には監視カメラが門前にしかついていない
校内には監視カメラの類が一つもなかったもしかしたらわからない様になっているのかもしれないがそれはそれでおかしい
不良達が少女を襲ったりするぐらいなので監視カメラはついていない可能性が高い
ついていれば警備員がすぐにでも駆け付けるはずだ

父親は今の時代なら監視カメラという物が必ず学校にはついていて警備員さんがいると言っていた

杏子「(用心しておこう…嫌な予感がする)」

不安を抱きながら杏子は校内を駆けていった


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 15:20:28.83 ID:DfyQcrCCO
校内を歩いていると食堂が目に入った
杏子「あー腹減ったなぁ」
朝ご飯を食べていないせいで杏子はかなりお腹が空いていた
しばらく食堂を見ていると不良達が食事を取っているのがわかった
少し食べさせてもらおう

杏子「少し分けてくれよ♪」

DQN1「げぇっ!お前は!?」
DQN3「な、なななななな」
DQN2「かわいい」

杏子「少しでいいからさ」
DQN1「へっ…やなこった」
DQN2「あーん」

三人の不良の中で一番痩せている不良が杏子に替えのスプーンに乗せたカレーライスを差し出した

杏子「あーん…もぐもぐ」
DQN2「かわいい」
DQN1「ふざけんな!」
しばらくしてカレーライスを半分ほど食べた杏子は不良達に校内を案内する様に頼んだが授業があるという事で断られてしまった
杏子「授業…受けるのか…」

ほむら「あ…あの、私が…」

杏子「あんたは…」
杏子が振り向くと自分が助けた少女が目を伏せて立っていた


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 15:26:25.52 ID:DfyQcrCCO
杏子「悪いね、ジュースなんか驕らせちゃって」

ほむら「いえ…」

杏子「何か元気ないね?」

杏子は暗い表情をした少女の顔を覗き込んだ

ほむら「あ…」

あまり他人と顔を合わせた事のない彼女は杏子に見つめられて顔を赤くした

ほむら「ん…その…あまり…」

杏子「どうした?」

顔を赤くした少女は黙ったままだ

杏子「不良が怖かったとか?」

ほむら「あの…あまり見られると…」

杏子「あぁ、ごめんごめん」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 15:41:29.29 ID:DfyQcrCCO
杏子「それにしても広いなぁ…」

不自然に感じるほど校内は広い
ここまで広く作る必要性が杏子にはわからなかった

杏子「ところでトイレってどこ?」

ほむら「…あ、まっすぐ歩いて右の方にある…ます」

杏子「そんな喋り方しなくて良いって!」
ほむら「ごめんなさい…」

杏子「怒ってないぞ!」

杏子はニヤニヤとした笑みを浮かべながらほむら手を取り、軽く握った

ほむら「ひゃ…」

顔を赤くしたほむらはそのまま黙ってしまった


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 15:48:06.72 ID:DfyQcrCCO
杏子「あーすっきりした」

ほむら「あの…名前は…貴方の名前を教えて…」

杏子「ん?あぁ…」

杏子は名前を教えようとしたその時だった強い魔女の気配がした

杏子「ごめん!また今度!」

ほむら「あ…」

杏子は気配のする方角へ駆けて行く

杏子「(魔女は倒すとして…)」

杏子は魔女の事より学校の不自然な広さと構造が気になっていた
眼鏡の少女が言うにはどこにも校内の地図は無く、初めてこの学校に来た人間は迷うはめになるのだという


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 15:54:14.96 ID:DfyQcrCCO
杏子「ここか」

魔女はすでに結界を張っていた
杏子は結界に入口を作り侵入する事に成功した

杏子「ふぅ…まずは一安心、と」

ほむら「あの、ここは一体…」

杏子「あぁここは魔女の…」

杏子「!?」

何故か眼鏡の少女は自分について来た上に共に結界の中に入り込んでいた

杏子「な、何でついて来たんだ!」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 16:05:40.34 ID:DfyQcrCCO
杏子「危ないから出ろ!」

ほむら「で…でも…ハンカチが…」

ハンカチを落としていた事に気づき杏子はしまったという表情をした

杏子「ぐ…」

杏子が力無く呻くと使い魔達が集まって来た
気づかれたらしい

杏子「くそ!下がってな!」

杏子は槍を出すと使い魔達に突進した
使い魔達はすぐにバラバラになるが次から次へと沸いて来る

杏子「これならどうだ!」

槍を頭の上で回転させ、向かって来た使い魔達を一気に吹き飛ばす
その隙に杏子はほむらに結界を張った


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 16:16:14.37 ID:DfyQcrCCO
杏子「はっ!」

杏子は槍を振り回しながら使い魔達を倒していくがいくら倒しても沸きつづける使い魔達に焦りを感じていた

杏子「本体がどこかに…?」

使い魔達は本体が別の場所にあると踏んだ杏子は使い魔達を倒しながら先に進む事にした

杏子「そこから動くなよ!」

ほむらに警告をした後に杏子は走り出した
杏子「(使い魔達を引き付けながら本体を探す!それしかない!)」

しばらく走っていると広間に出た
魔女らしき黒い物体がうごめいている


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 16:23:34.95 ID:DfyQcrCCO
杏子「これでも喰らえ!」

杏子は槍を突き出し魔女を貫こうとするが槍の先端が魔女にぶつかる直前に槍が見えない何かにぶつかった

杏子「な!?」

魔女は黒い触手を数え切れないほど出すとめちゃくちゃに振り回し始めた
触手を槍で切り裂きながら杏子は相手を分析する

杏子「槍が通らないなら…これだ!」

杏子は槍に魔力を込めて威力を高めた

杏子「(これなら魔女を貫ける!)」

全力で突進した杏子は勢いそのままに魔女に槍を突き出した
しかし、魔女を護る見えない何かに阻まれてしまった

杏子「冗談キツイな…」

この攻撃が効かないとなると他の攻撃は全く通じない事になる


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 16:30:36.77 ID:DfyQcrCCO
杏子「(このままじゃやられる…)」

魔女の触手が杏子を取り囲む
槍を振り回して触手を切り裂くがやはり次から次へと触手は伸びてくる

杏子「…なるほど」

杏子は伸びてきた触手に魔力を込めた小さな槍突き刺した
杏子「これならどうだ!」

杏子は小型の槍を触手の中に通し、魔女の本体にまで槍を伸ばした

杏子「弾けろ!」

魔女の本体に通した槍が魔女の身体から突き出した

魔女「ギョアアアア!」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 16:39:40.12 ID:DfyQcrCCO
魔女が消え去ると魔女の結界も消え外が見えた

杏子「ふぅ…結構厄介な奴だったな」

ほむら「あ、あの…これは…」

杏子「あ…いや…」

杏子はどうごまかすかを考えていた
何も知らない人間を巻き込むべきではない
杏子「…わ、私にもよくわからないな」

ほむら「…名前は?」

杏子「あ、あさくらあんこだ!浅倉杏子!」

自分の名前は浅倉杏子ではなく佐倉杏子だそんな事はわかっている
しかし魔女や魔法少女の事をごまかしてこの学校を出ていくのなら本名を名乗るのは得策ではない
本来なら魔法で暗示をかけて記憶を消しても良いのかもしれない
ただ、親切にしてくれた人間の記憶を弄る事はしたくなかった


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 16:44:30.94 ID:DfyQcrCCO
ほむら「…あんこさん?」

杏子「そ、そうだよ」

ほむら「クス…ごめんね、ふふ…」

杏子「へ、変な名前で悪かったな!」

ほむら「うぅん…変じゃないよ」

杏子「んだよもー、調子狂うな」

ほむら「私は暁美ほむら、ほむらで良いよ」

杏子「あぁ…よろしくな」

杏子はほむらの手を取ると軽く握りしめたほむらは頬を赤らめつつも笑みを零した

ほむら「えへへ…」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 16:57:26.35 ID:DfyQcrCCO
杏子「お前…授業はいいのか?」

ほむら「保健室で休んでる事になってるから大丈夫」

杏子「そっか」

杏子「じゃあ引き続き案内を頼む」

ほむら「うん…」

魔女を倒して一安心とはいかなかった
学校の不自然な広さ、地図が無い上に案内板や監視カメラの無い構造
この学校には何か裏がある
杏子の不安は少しずつ増していく

杏子「(あの魔女は強過ぎる…たまたま強かっただけかもしれないけど何か妙だ)」
杏子「(使い魔の数も凄かったし、今まであんなに強い魔女と戦った事は無い…)」
杏子「(あの作戦思いつかなかったら死んでたな)」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:02:11.44 ID:DfyQcrCCO
杏子「あ!そうだ、ジュースのお礼に…ちょっと待ってろ、よし」ゴソゴソ

ほむら「…?」

杏子「食うか?(低音)…じゃなくて食うかい?」

杏子はうんまい棒を差し出した

ほむら「私…助けてもらったのに」

杏子「そんな事気にするなよ、それとこれとは別だろ」

ほむらはうんまい棒を受け取ると中身を取り出して頬張った

ほむら「…美味しい」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:08:44.16 ID:DfyQcrCCO
杏子「だろ?」

ほむら「あ…あさくらさん」

杏子「杏子で良いよ」

ほむら「…あさくらさんは何のために戦っているの?」

杏子「んー?正義の味方って所かな」

ほむら「…!凄い!凄いよあさくらさん!」

杏子「照れるな…」

ほむら「えへへ…」

杏子「ところでこの学校の資料が見れる所ってどこだかわかる?」

ほむら「資料室なら案内出来るけど…どうして?」

杏子「ちょっと気になる事があってさ」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:10:18.71 ID:SfWL02fwO
これ元ネタあるの?それともほむらと杏子がイチャイチャするだけ?


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:26:21.39 ID:DfyQcrCCO
>>51題名だけならFate/Zero
説明し忘れたけど話は昔のめがほむがたまたま身体の調子が良くて登校した時に杏子ちゃんがたまたま学校に忍び込んだ話


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:22:04.65 ID:DfyQcrCCO
杏子「ここか」

資料室の扉の近くには「資料室」ではなく「物置」と書いてある
更に立入禁止の紙が貼ってある

杏子「(見られたくないのか…?)」

ほむら「やっぱり入っちゃいけないみたい…」

杏子「(不自然に広い…物置扱いの資料室…強い魔女…地図や警備員、監視カメラは無い…)」

杏子「(悪いけど無理に入らせてもらうよ)」

杏子は小さな槍で鍵を壊すと資料室の中に入った

杏子「学校の地図は…」

ほむら「資料室でも地図は無いの…ごめんなさい」

杏子「あぁ…そっか、無いって言ってたもんな」

杏子「えーと学校について…」

杏子「…ほむら、今すぐ学校を出るぞ」

ほむら「え?どうして?」

杏子「…危険だからだ」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:33:06.97 ID:DfyQcrCCO
杏子「(やばいな…)」

この学校はすでに魔女に占拠されている
何故なら学校の広さも、構造も資料に乗っていた物とは違うからだ

杏子「(魔女の結界に飲み込まれていたのに気づかないなんて…)」

杏子「(多分、魔女に操られた人間が資料室を封鎖したんだ…都合が悪いから)」

校門の近くに来ると沢山の生徒が集まっていた
皆一様に生気を失った顔をしている

杏子「なるほど…道連れにしようってか」
ほむら「あ…これは…」

杏子「下がってな」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:42:08.31 ID:DfyQcrCCO
杏子は生徒の群れを倒し終わるとほむらを連れて校外に出ようとしたが目に見えない壁が二人を阻んだ

杏子「いてて…何だこれ」

目に見えない壁に触れ、杏子は眉をしかめた

杏子「あの魔女のやつと同じだ…何でこれが…」

杏子はこの学校で倒した魔女の事を思い出した

杏子「(グリーフシードが出なかった…あいつは魔女じゃない!でもあれだけ強かったって事は…魔女の一部?)

杏子「厄介な事になって来たな…」

ほむら「あんこさん?どうしたの…?」

杏子「いや…その…」

多分これ以上はごまかせないだろう
事が終わったらほむらの記憶を消そう


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 17:57:00.88 ID:DfyQcrCCO
杏子「(魔女を倒さないと出られそうにもない、さっさと倒してここを出よう)」

杏子「なーに、大丈夫さ」

不安そうなほむらの手を握り杏子は静かに微笑む

ほむら「…うん」

ほむらの表情は不安そうなままだ

杏子はほむらを連れて校内に戻ると魔女の気配を探った
しかし一向に見つかる気配がない
SGも何の反応も見せない

杏子「まてまて…どういう事だ」

杏子「まさか…外に…?」

本体だけが外にいる状態なら結界の中から探知する事は出来ない

杏子「(本体が外にいるなんて聞いた事がない…きゅうべぇの奴、そんな事一言も言ってなかったぞ)」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:07:02.70 ID:DfyQcrCCO
杏子「(このままじゃお手上げだな、なら…)」

杏子「ほむら、ここで待っててくれ」

ほむら「え…でも」

杏子「絶対に戻ってくる」

ほむら「…うん、絶対だよ」

ほむらの周りに結界を張ると杏子はその場から離れていった

杏子「よし、ここなら…」

杏子は外の広間に出ると魔力を発した
異物がいる事を外にいる魔女に強く伝えたのだ

結界が姿を変えて良く杏子が見る様な気味の悪い状態になり、魔女が姿を現した
触手の数はクラゲより多く見える


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:10:17.25 ID:DfyQcrCCO
杏子「ようやくお出ましかい、さっさと片付けてやるよ!」

自らに向かって来た触手を切り裂くと本体に向かって突っ込んだ

杏子「(同じ手が効くかわからない…なら)」

本体から伸びてきた触手が杏子の腹にぶつかる

杏子「ぐっ…あ…」

杏子は倒れるとそのまま動かなくなった
魔女は杏子に近づくと触手を伸ばし杏子に触れようとした

杏子「…なんてな」

杏子の身体から無数の槍が飛び出し魔女の身体を貫いた

魔女「あぎゅああぁ!」

杏子「舐め過ぎだよ、あんた」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:19:47.93 ID:DfyQcrCCO
杏子「私が睨んだ通り、こっちの攻撃に合わせてバリアを貼っていたのか」

杏子「あんな強いバリアを張りつづけてるのは妙だからな」

魔女が消えると結界が壊れ外が見えた

杏子「(ほむら…)」

杏子「さっさと戻らないとな…」

杏子「(後はほむらの記憶を暗示で消して、ここを去ればそれで終わりだ
短い間だったけど感じの良い奴だったな…正義の味方って名乗れて、何か嬉しかったな)」

ほむらの元に向かう足取りは、重かった


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:27:49.13 ID:DfyQcrCCO
ほむらの記憶を消して学校を去ったその日の夜に杏子の人生は大きく変わる事になる
QB「杏子、お疲れ様」

杏子「勝手に人の部屋に入って来るな」

杏子「あとお前に聞きたい事がある」

QB「何だい?杏子」

杏子「何で魔女について詳しく言わなかった?」

QB「聞かれなかったからだよ」

杏子「てめぇ…ふざけてんのか?」

QB「魔女の性質は魔女によって大きく異なるからね、僕も把握してる訳じゃないし」

杏子「わかったよ…悪かったな」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:38:35.68 ID:DfyQcrCCO
部屋のドアをノックするのが聴こえた

杏子父「杏子、少し話があるんだ」

杏子「あ、うん、入っていいよ」

杏子父「…最近、夜になると出歩いているな」

杏子「…うん」

杏子父「あれはどうしてだ?」

杏子は全てを話す事になる
父親のため頑張っている自分を認めてもらうために
その結果として魔女と罵られ父は家族と心中する事になる
この時の杏子にはそれがわからなかった


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:46:34.36 ID:DfyQcrCCO
杏子「正義の味方…祈り…か」

杏子「(ほむらの事は暗示で忘れよう…無駄だからな…)」


時は経ち…語弊があるかもしれないが時は経ち、杏子は駅のホームにいた

杏子「おいさやかは!?さやかはどうした!?」

マミ「逝ってしまったわ…円環の理に導かれて」

佐倉杏子は暁美ほむら、巴マミと新たな道を歩き出す事になる


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:50:24.73 ID:DfyQcrCCO
マミホーム

マミ「ケーキがあるんだけど…」

杏子「食べる!」

ほむら「頂くわ、でも貴方は少し食べ過ぎなんじゃ…」

杏子「な、何をー!?私は食べても太らないんだよ!」

マミ「コラコラ、喧嘩しないの」

杏子「マミは最近太って来たんじゃ…」

マミ「ケーキはいらないみたいね」

マミの顔に軽く青筋が立っている

杏子「ごめん!謝る!謝るから!」

ほむら「くす…」


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:53:54.77 ID:DfyQcrCCO
ほむら「何か不思議な気分ね…佐倉杏子とは会った事がある気がするの」

杏子「お前…もしかして」

ほむら「…何?」

杏子「お腹空き過ぎて頭に糖分が廻ってないんじゃないか?」

ほむら「失礼ね」

ほむら「ふふ…」

杏子「あはは!」

終わり

保守ありがとうございました


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:54:43.55 ID:+R0+JzN/0
乙乙乙


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 18:54:57.46 ID:QzyOi6ZnP
乙!


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/22(金) 19:05:05.17 ID:kftR3IRc0

あんこちゃんが無事で安心した





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