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エル「ルドガーが子ども扱いばっかりする」ソフィ「アスベルも」
- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 00:40:25 ID:qOINlRtk
- エル「エルはルドガーとはタイトーなアイボーなのにー!」プンプクリン
ソフィ「アイボー?」キョトンッ
エル「そ!アイボー!」エヘンッ
ソフィ「何だかよく分からないけど、格好いいね」
エル「なのにルドガーってば、エルに危ないからってお皿を洗っちゃダメーとか、包丁にさわっちゃダメーとか言うしー」
エル「エルもお料理手伝いたいし!」
ソフィ「そうだよね。私もシェリアのお料理手伝いたい」
エル「この前だってミラのお料理お手伝いしようとした時、ルドガーが邪魔ばっかりするんだよ!それでミラとケンカしてた」
ソフィ「アスベルも同じ事してたよ。その度にシェリアと大喧嘩」
エル「ソフィもタイヘンなんだねー」
ソフィ「うん」
- 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 01:02:59 ID:qOINlRtk
- エル「他にもね、ミラにお使い頼まれた時、エル一人で行けるよって言ったのにルドガーが後ろから付いてくるんだよ!バレバレなのに」
ソフィ「アスベルはそんな事無かったかな」
エル「そうなの?」
ソフィ「だけどシェリアに頼まれて一人でお使いしてたら、アスベルじゃなくてマスク・ド・Aが付いて来た」
エル「マスク・ド・A?」キョトンッ
ソフィ「さすらいの騎士で仮面の漁師なの」
エル「何かカッコイイ!」キラキラ
エル「あ、それとね。ルドガーってばエルのおトイレにも付いて来るんだよ!レディーのおしっこ見るなんてサイテー!」
ソフィ「エルもそうなの?」
エル「ソフィのお家もそうなの?」
ソフィ「うん。アスベルがおトイレに付いて来る。お風呂も一緒に入るよ」
エル「分かるなー。だけどエル、ホントはミラと一番に入りたいのに」
ソフィ「私はシェリアと一緒に入ってるよ」
エル「アスベルとシェリア、どっちなの?」
ソフィ「三人で入るの」 - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 01:11:14 ID:qOINlRtk
- エル「みんなとオフロなんていいなー」
ソフィ「だけどベッドではアスベルとシェリアが一緒に寝てるよ。私は別の部屋」
エル「ソフィ一人で寝れるの!?」
ソフィ「エルは一人じゃ寝れないの?」キョトンッ
エル「ね…寝れるし!」
ソフィ「ふーん」 - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 01:21:09 ID:qOINlRtk
- エル「でも何でルドガーもアスベルもエルたちを子ども扱いするのかなー?」
ソフィ「エルは子供じゃないの?」
エル「子どもじゃないですー!リッパなオトナのオンナですー!」プクー
ソフィ「でも教官が言ってたよ?アスベルが子供扱いをするのは私がまだ子供だからって」
エル「それじゃあソフィがオトナになったらアスベルも子ども扱いしないんじゃないの?エルはもうオトナですけどー」
ソフィ「じゃあ大人になるって……何?」キョトンッ
エル「うっ…それは……」
ソフィ「………」ジー
エル「………」
ソフィ「……………」ジーーー
エル「うぅっ……」
ソフィ「一緒に考える?」
エル「………うん」 - 7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 09:46:21 ID:qOINlRtk
- ソフィ「ねえ教官」
マリク「ん?どうしたソフィ。おお、エルも一緒か」
エル「どうしたらオトナになれるの?」
マリク「いきなりどうした」
ソフィ「あのね、私達大人になりたいの」
エル「ソフィだけだけどね!エルはもうオトナのオンナですけどー」
ソフィ「それで教官。どうしたら大人になれるの?」
マリク「ソフィ、エル。大人になると言う事は色んな経験や年季を積み重ねる事で大人になれる。しかしお前達はまだまだそう言った経験がまだ少ない」
エル「じゃあエルたちはオトナになれないの?」
マリク「いいや、そういう訳じゃないぞ。お前達もいずれ歳を重ねれば、立派な大人の女になれるさ」
エル「オトナのオンナになったら子ども扱いされなくなるの?」
マリク「ああ、されないさ。それだけじゃない。大人になったら子どもの時には出来なかった事が沢山出来るぞ」
ソフィ「大人になったら何が出来るの?」
マリク「それはだな、酒を飲んだり、タバコを吸ったり、R18のビデオを観れたりだな」
エル「オサケにタバコ……アールジュウハチ?」 - 8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 09:54:41 ID:qOINlRtk
- ソフィ「大人になったらそんな事が出来るの?それが出来たらもう大人なの?」
マリク「まあ言ってみればそんな所か」
ソフィ「ありがとう、教官。何だか分かった気がする」
マリク「フッ。そうか。また他に聞きたい事があれば何でも聞いてくれ」
エル「うん!またね!キョーカン!」トコトコッ
ソフィ「教官、さようなら」トコトコッ
教官「あ、酒もタバコもちゃんと大人になってから……もう行ってしまったか」 - 9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 10:01:16 ID:qOINlRtk
- エル「それじゃあサッソクお店でオサケとタバコを買ってこよ!」
ソフィ「だけど教官がお酒やタバコは大人になったら出来るって。歳をとらなきゃ大人になれないって言ってたよ?」
エル「エルはそんなに待てないですー!エルは今オトナになりたいの!」
ソフィ「?エルはもう大人じゃなかったの?」キョトンッ
エル「え…エルじゃなくてソフィのためだし!」
ソフィ「ふーん…そうなんだ。ありがとう」
エル「どーいたしまして!」 - 10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 10:10:18 ID:qOINlRtk
- 酒場
ソフィ「お酒下さい」
バーテンダー「帰れ」
エル「何でー!?ケチー!」プンプクリン
バーテンダー「何でもだ。子供はさっさと帰れ」シッシ
ソフィ「お酒、買えなかったね」
エル「じゃあ次はタバコを買いに行こ!」
道具屋
ソフィ「タバコ下さい」
店員「ごめんね。お嬢ちゃん達にはタバコは売れないのよ」
エル「えー!マター!?」
店員「ごめんね」
エル「えータバコー!タバコー!エルはタバコが欲しいのにー!」ジタバタッ
ソフィ「エル、お店の人に迷惑かけちゃダメなんだよ」
エル「タバコー!タバコー!ターバーコー!」ギャーギャー - 12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 10:14:37 ID:qOINlRtk
- 店員「困ったわねぇ……あぁそうだわ。ちょっと待っててね」ゴソゴソ
ソフィ「?」
店員「ハイ、タバコ」スッ
エル「あ!タバコだー!」
店員「これはねココアシガレットって言うタバコなの。これならお嬢さん達にも売れるわよ」
ソフィ「ありがとう、おばさん」
店員「いえいえ」
エル「アリガト!おばさん!じゃーね!」
ソフィ「タバコおいしいね」
エル「うん!」 - 17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/26(土) 23:40:44 ID:qOINlRtk
- TSUT○YA
エル「わー!本とかビデオがいっぱーい!」
ソフィ「ここにアールジュウハチのビデオがあるんだね」
エル「でもどこにあるのか分かんないよ」キョロキョロ
ソフィ「あ、あのカーテンの向こうにアールジュウハチのビデオがあるんだって」ユビサシッ
エル「それじゃあレッツゴー!」トコトコッ
ソフィ「色んなビデオがいっぱいあるね」
『イスラ先生の淫乱治療』
『エメロードさんの童貞筆おろし』
『イケナイ!ヴィクトリア教官!』
エル「わー!みんなハダカンボだー!」
アルヴィン「エリーゼ姫のパンツはピンク色~♪とってもいい臭い~♪」ゴソゴソ
ソフィ「あ、変な人」 - 18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/27(日) 00:22:50 ID:2Ek9iuIg
- エル「あ!アルヴィンだ!何してるのー?」
アルヴィン「ゲッ!?エル、何でこんな所にいるんだよ!?」ギョッ
エル「エルたちね、アールジュウハチのビデオをさがしに来たの!」
アルヴィン「アールジュウハチって…R18の事か。何でそんなモンを…」
ソフィ「アールジュウハチのビデオを観たら大人になっれるんだって。教官が言ってたの」
アルヴィン「あのおっさん、ガキに何教えてんだよ……」
エル「それでアルヴィンは何してるの?」
アルヴィン「そ…それはだな……」ササッ
ソフィ「あ、今何か隠した」
アルヴィン「ナ…ナニモカクシテナイヨ!キノセイジャナイカナー?アハハー」
エル「アルヴィン、すっごくアヤシー」
アルヴィン「ア…アヤシクナンテナイヨー。オレハショウジキモノダモンネー」アセアセッ
ソフィ「鷹爪襲撃!」バコーンッ
アルヴィン「ほぎゃっ!」
【『ょぅじょとイケナイ遊び』を盗んだ】 - 19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/27(日) 00:39:50 ID:2Ek9iuIg
- ソフィ「何、これ?」
アルヴィン「こら!返せ!」バッ
エル「あ!アルヴィンのケチー!もっと見せてよー!」
アルヴィン「お嬢ちゃん達にはまだ早いの!そもそも子どもがこんな所に来るなよ!」
エル「アルヴィンまで子ども扱いしないでよー!」プンプクリン
アルヴィン「店員さーん!子供がこんな所に入ってきてるんですけどー!」
店員「コラッ!君達早く出て行きなさい!」シッシ
エル「アルヴィンのヒキョーモノー!」ジタバタ
アルヴィン「悪いな。これもお前等の為なんだぜ?」
エル「むー」プクー
ソフィ「ねえ、アルヴィン」
アルヴィン「ん?」
ソフィ「何でアルヴィンはエリーゼのパンツの色とか臭いを知ってるの?見たことあるの?」
アルヴィン「ああ、此間エリーゼの部屋に忍び込んで……あ」
エリーゼ「……………アルヴィン?」 - 21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/27(日) 10:37:23 ID:2Ek9iuIg
- アルヴィン「Run away!」ダダダダッ
エリーゼ「ティポ!」
ティポ「ティポバキューム!」ギュォォォォォ
アルヴィン「ジャスタway!」ギャー
バキッボキッグチャッゴクンッ
ティポ「お粗末さまでした♪」ゲプッ
ソフィ「あ、食べちゃった」
エル「あ!エリーゼだー!何でここにいるのー?」
エリーゼ「私はTSUT○YAで『ブウサギ大行進』ってビデオを借りに来たんですよ」
ティポ「ブウサギたちが人間を襲って食べちゃうオハナシなんだよー♪」 - 22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/27(日) 22:09:35 ID:2Ek9iuIg
- エリーゼ「それでお二人はこんな所で何をしてたのですか?」
ティポ「大人しく白状しろ―!」
エル「エルたちもビデオを借りにきたんだよ!」
ソフィ「アールジュウハチってビデオなの」
エリーゼ「あ…R18ですか…///!?」
ティポ「や~ん!エッチー!」
ソフィ「えっち…?」キョトンッ
エル「?」キョトンッ
エリーゼ「まさか二人ともR18の意味を知らないのですか!?」
ソフィ「分かんない」
エル「だけどアールジュウハチってビデオを観たら、オトナになれるんだって」
ソフィ「エリーゼはアールジュウハチの事を何か知ってるの?」
エリーゼ「そ…それは……///」カーッ
ティポ「モチロン知ってるよ~。だってエリーゼの部屋にぃ……」ニマニマ
エリーゼ「ティポ!言っちゃダメです!」ムギュー - 23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/27(日) 22:32:21 ID:2Ek9iuIg
- エル「あー!エリーゼまで何かかくしてる!」
エリーゼ「か…隠してなんかいません!」
エリーゼ「そもそも女の子がR18のビデオなんて観たらいけません!女の子はあんなモノを観ても大人にはなれません!」
ソフィ「そうなの?」
エル「じゃあどうしたらオトナのオンナになれるの?」
エリーゼ「それは…その……私もまだ子どもなので分かりません……」
エル「なーんだ」ションボリ
ソフィ「残念だね」シュンッ
エリーゼ「あの…そういう事は私なんかより大人の女性に聞いた方が早いのではないですか?」
エル「それもそうだね」
ソフィ「じゃあシェリアの所でも行ってみる?」
エル「うん。行こ!」トコトコッ - 24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/27(日) 22:38:07 ID:2Ek9iuIg
- エリーゼ「………」ホッ
ティポ「危なかったねーエリーゼ」
エリーゼ「はい。危うく私の趣味がバレるところでした…」
ティポ「これから女王様セットはボクの中に入れたほうがイイねー」
エリーゼ「です」
アルヴィン『オイコラティポ!ココカラダセー!』モゴモゴ
エリーゼ「アルヴィンにはまたお仕置きが必要みたいですね」ジュルリッ - 29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/28(月) 11:38:47 ID:rslysc2E
- エル「ソフィのお家って大きいよね」
ソフィ「うん。お庭には花壇とか噴水もあるよ」
エル「いいなー。ルドガーのお家はマンションのお部屋だから狭いし」
ソフィ「じゃあ今度お屋敷に泊まる?」
エル「うん!」
パスカル「あー!ソフィィィィ!こんな所で会うなんて奇遇だねー!」シュボボボボッ
ソフィ「あ、パスカル」
エル「なんか変なのに乗ってる!」
パスカル「恒例のぉ…抱き付きタックルー!」シュバッ
ソフィ「ささっ」ササッ
パスカル「ふふーん♪甘いよソフィ!行けっ!メカあたし一号!二号!」
メカパスカル1「ソフィー!」
メカパスカル2「バナナパァァァァイ!」
パスカル「いっけぇっ!抱き付き・ストリーム・アタッーーーク!!!」ゴゴー - 30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/28(月) 12:35:25 ID:rslysc2E
- ソフィ「させない!」ゲシッ
パスカル「ナニィ!?あたしを踏み台にぃ!?」
ソフィ「解放します!勝負を決める!風と共に、駆け抜ける!秘技!シャドウ・モーメント!」バコーンッ
メカパスカル1・2「「バナナソフィィィィィィィ!!!」」チュドーンッ
エル「ソフィ、つよー!」キラキラ
パスカル「あちゃー。一号機と二号機が木端微塵だよ~」
ソフィ「触るのダメ」
パスカル「ふーんだっ。じゃあエルに抱き付いちゃうよ!」ムギュー
エル「イヤー!パスカルクサイー!」ギャー
パスカル「ホレホレホレ~」スリスリスリ
ソフィ「エルは私が守る」バッ
パスカル「も~。ソフィはけちんぼだな~」
エル「あう~。息が止まるとおもった~」
パスカル「それでソフィたちはこんな所でなーにしてんの?」 - 31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/28(月) 13:14:44 ID:rslysc2E
- ソフィ「あのね、大人になりたいの?」
パスカル「ほえ?」
エル「ルドガーとかアスベルがエルたちを子ども扱いばっかりするの!」
ソフィ「そうだ、パスカル。パスカルだったら大人になれる装置とか作れる?」
パスカル「うーん…流石にあたしでもヒトの肉体を急激に成長させる装置なんて作れないかなー」
エル「なーんだ…」ションボリ
ソフィ「残念だね…」シュンッ
パスカル「てか二人が大人になりたいのって子ども扱いされたくないからだよね?」
ソフィ「うん」
パスカル「だったら恰好だけでも大人っぽくしたら子ども扱いされないんじゃないかな?」
エル「カッコだけ?」
パスカル「そーそー。きっと大人っぽくなった二人を見たら、パパたちもきっとビックリだよ~♪」
ソフィ「大人っぽいカッコってどんなの?」
パスカル「えーとね。此間面白い物がないかなーって、ばーさまの蔵を漁ってたら大人っぽい衣装が出てきたんだよー」
パスカル「ばーさま小さいから、きっと二人にもぴったりだよ!」 - 32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/28(月) 13:24:01 ID:rslysc2E
- エル「エルそれ着てみたい!」
ソフィ「私も」
パスカル「うん決まりだね!じゃあ着替えに行こっか!」
――――――
――――
――
―
パスカル「おー二人ともに合ってるよ!」
ソフィ「そうかな?」
エル「エル、こんな感じの服、まえに王様が着てたの見たときある!」
ソフィ「エルの服の後ろに書いてる字…なんて読むの?」
パスカル「んーこれは『けんかじょうとう』って読むんだよ」
エル「どーいう意味?」
パスカル「『私は何時誰の挑戦でも受ける!』って意味だよ」
エル「なんかカッコいい!オトナっぽい!」 - 33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/28(月) 13:38:20 ID:rslysc2E
- ソフィ「私の何だかスースーする」
パスカル「そりゃスカートだからね。シュリアのより凄く長いけど」
エル「ソフィの服ってなんて言うの?」
パスカル「これはセーラー服だね。そんで下がロングスカート。あとポイントはレザーグローブと竹刀だね」
ソフィ「剣持ったらまるでアスベルみたい!」
エル「ミラが着てもすごくにあいそう!」
ソフィ「どうかな、パスカル。私たち大人っぽい?」
パスカル「うん!二人とも年齢より大人に見えるよ~。これで子供扱いもされなくなるんじゃないかな?」
エル「ありがと、パスカル!」
パスカル「うんにゃ。役に立てて良かったよ」
ソフィ「早くアスベルたちをビックリさせてこよ!」トコトコッ
エル「うん!」トコトコッ - 34 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/28(月) 23:42:37 ID:rslysc2E
- ラント邸
アスベル「ソフィが此間さ、俺の事をカニタマと同じくらい好きだって言ってくれたんだよ。あのソフィがカニタマと俺を同格に扱ってくれたんだ。それが父親として嬉しくて…うぅっ…」
ルドガー「うちのエルは此間九九を全部言えるようになったんだ。その事を誇らしげに語ってた時はすっごく可愛かったなぁ…」ホッコリ
アスベル「その気持ち分かるよ。うちのソフィも温泉に行けなかった『俺』とリチャード宛の手紙が上手に書けた時のあの笑顔…今思い出しても可愛かったなぁ…」ホッコリ
ルドガー「やっぱり娘って良いものだな」
アスベル「何時までも守っていきたいよな、あの笑顔を」
ルドガー「ああ」
アスベル「そうそう、うちのソフィったら、この前捨て猫を拾ってきてさ、飼い主が見つかるまで寝る間を惜しんで世話してたんだ。本当に良い娘だよな」
ルドガー「エルだってルルの子分の猫たち全員に眠い目を擦りながら餌を与えてたよ。本当に良い娘だよな」
アス・ルド「「やっぱり娘って良いよなぁ」」ホッコリ
ミラ「何大人二人で子供の事をニヤニヤしながら語ってんのよ…」
シェリア「良いじゃない。やっぱり自分の子供は何時まで経っても可愛いですもの」クスッ
ミラ「……否定はしないわ」クスッ - 36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/29(火) 00:22:03 ID:EXfihiKM
- シェリア「あ、ミラ。カニタマ出来たから味見してくれないかしら?」スッ
ミラ「あむっ…」パクッ
シェリア「どう?」
ミラ「悪くは無いわ…(なんなの…このふんわりしたタマゴと芳醇な香りと味の餡…。何より身体の芯からあったまるような食感…!私が作ってもこんなの作れない…!私はルドガーだけじゃなくシェリアにも料理の腕で負けるの!?」
シェリア「あら?スープなら私なんかよりミラの方が上手よ?」クスッ
ミラ「あうっ!聞かれてた!///」
シェリア「何ならカニタマのコツでも教えてあげましょうか?」
ミラ「…………お願いします」
シェリア「ふふっ。そう言えば、そろそろあの娘達も帰って来る頃じゃないかしら」
ガチャッ
「ただいまー」
ミラ「噂をすればね」 - 37 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/29(火) 00:25:15 ID:EXfihiKM
- シェリア「お帰りなさい、ソフィ」ニコッ
ミラ「もう昼食出来てるわよ、エル」
アスベル「ッ!戻ったのか!ソフィィ!」ガタッ
ルドガー「おかえりぃ!エルゥゥ!」ガタッ
エル「ただいまー!」バンッ!チョー
ソフィ「見て!大人ファッションだよ!」スケバーンッ
シェリア「」
アスベル「」
ルドガー「」
ミラ「何よその恰好」 - 41 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/30(水) 09:24:35 ID:tYuVmjkk
- エル「ソフィ!すごいよ!みんなエルたちのオトナファッションにびっくりしてるよ!」ヒソヒソ
ソフィ「うん!次はパスカルが教えてくれたキメ台詞だね!」ヒソヒソ
パスカル『ここであたしがその服装に合ったキメ台詞を教えちゃうよ~♪それはね…』
ソフィ「えーと…やんのか、あー?」
エル「じろじろみてんじゃねーよー」
アスベル「ッッ!?」ガーンッ
ルドガー「ッッ!?」ガガーンッ
シェリア「ッ!?ソフィ…エル……!あなた達……」ワナワナ
ミラ「はあ?あなた達何言ってんのよ?」
ソフィ・エル「「?」」 - 42 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/30(水) 09:34:06 ID:tYuVmjkk
- エル「ねえソフィ。みんなのヨースがおかしいよ?」ヒソヒソ
ソフィ「うん。みんなの様子がおかしい」ヒソヒソ
ソフィ「あ、そうだ。みんな、タバコ食べる?」スッ
アスベル「ッッッ!!?」ガーンッ
ルドガー「ッッッ!!?」ガガーンッ
シェリア「もう…ヤメテ……ッ」ワナワナ
ミラ「何であなた達がそんなモノ持ってるのよ」
ソフィ・エル「「???」」キョトンッ
アスベル「あんなに良い娘のソフィが……」ワナワナ
ルドガー「あんなに可愛いエルが……」ワナワナ
アス・ルド「「グレたぁぁぁぁああ!!!」」ガガントスッ - 43 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/04/30(水) 09:40:15 ID:tYuVmjkk
- シェリア「………まさか…また…」スッ
ソフィ「シェリア?」
シェリア「二人とも……少しだけ待っててね……すぐに戻るから」ニコッ
エル「うん」
シェリア「お昼ご飯は先に食べてて良いからね……」
ソフィ「シェリア、どうかしたの?様子が変だよ?」クイッ
シェリア「うふふっ…ダイジョウブよ……何も心配しなくても……」ニコッ
ソフィ「シェリア…」ビクッ
エル「シェリア何だかコワいよー!」
シェリア「ミラ、後はお願いね?」
ミラ「え…ええ」
アスベル「」マッシロ
ルドガー「」マッシロ - 45 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/01(木) 09:38:09 ID:F16/nv0w
- ――――――
―――
ミラ「それで、どうしてそんな恰好してるのよ」
エル「あひょへ、おひょなのひょんなになひょうとひへはの」ムシャムシャ
ミラ「喋るなら口の中の物を全部飲み込んでからにしなさい、エル」
ソフィ「あのね、大人の女の人になろうとしてたの。それで大人な服装をしてたんだよ」
ミラ「大人の女って……その服装、別に大人の女が着るような服じゃないわよ」
エル「んん!?ごくんっ。エーー!!?」ガーンッ
ソフィ「パスカル嘘ついた」
ミラ「それにこのタバコってココアシガレットじゃない。ただのお菓子よ」
エル「ウソー!?」
ソフィ「じゃあまた振りだしからだね…」シュンッ
エル「うん…」シュンッ - 46 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/01(木) 09:49:17 ID:F16/nv0w
- ミラ「………別にあなた達、まだ子供なんだから今無理して大人ならなくてもいいじゃない」
エル「今オトナになりたいの!」
ミラ「歳をとれば勝手になれるじゃない」
エル「そんなの待てないし!」
ソフィ「ねえミラも大人の女の人だし、ミラに大人の女のなり方教えてもらおうよ」
エル「えー。ミラはいいよ。子供っぽいし」
ミラ「ちょっと。それどう言う意味よ」ムニィィ
エル「いひゃいいひゃい!ほっぺひっはららいへよーミラー!」ジタバタ
ソフィ「じゃあどうやったら大人の女の人になれるの?」
ミラ「うっ。そ…それは……」
エル「ホラ!ミラも知らないじゃん!」
ミラ「う…うるさいわね!」ムニィィ
エル「だひゃらやめへっへばー!」ジタバタ - 47 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/01(木) 09:57:06 ID:F16/nv0w
- アスベル「」マッシロ
ルドガー「」マッシロ
エル「ねえ、いつまでルドガーたち真っ白なの?ルドガー、髪以外もまっしろだよ」
ソフィ「アスベルも全部、服みたいに白くなってる」
ミラ「ああ、アレなら放っておきなさい」
ソフィ「シェリアもどっか行っちゃったし、他の人に聞いてみるね」
エル「ミラじゃ役に立たないし」
ミラ「晩御飯、トマトにするわよ?」ムカッ
エル「トマトはヤメテー!」 - 49 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/02(金) 00:26:28 ID:SloD8G3w
- エル「やっぱり服はいつものがイチバンだね!」ピシッ
ソフィ「うん」コクンッ
エル「じゃあまた最初からオトナのオンナをめざしてしゅっぱーつ!」オー
ソフィ「おー」オー
エル「次はだれに聞こうかな~?」キョロキョロ
ソフィ「あ、人が浮いてる」ユビサシッ
エル「あ!ミュゼだ!オトナのオンナだ!」
ミュゼ「あら?エルにソフィじゃない。どうかしたのかしら?」プカプカ
ソフィ「ねえ。何でミュゼは浮いてるの?」
ミュゼ「精霊だからよ」フフンッ
ソフィ「そうなんだ」
エル「て、エルたちが聞きたいのはそんなことじゃないし!」プンプクリン - 50 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/02(金) 00:35:35 ID:SloD8G3w
- ミュゼ「じゃあ一体ナニを聞きたいの?」
エル「オトナのオンナってどうしたらなれるの?」
ミュゼ「そうねぇ……男性を手玉に取れる様になれば、立派な大人の女ね」
ソフィ「そうなんだ」
ミュゼ「そう言う意味ならあなた達も立派な大人の女ね」
エル「ホント!?エルたち、もうオトナのオンナだって!」ヤッター
ソフィ「やったね!」ヤッター
ミュゼ(特に一部の男性には絶大の人気よね…)
ミュゼ「そうそう、ちょうど今大人の女になろうとしている娘が居るのだけど、その娘の様子を見てみない?」
エル「見てみたい!オトナのオンナがタンジョーする様子見てみたい!」
ミュゼ「決まりね。ホラあそこに若~い男女がいるでしょ?」
エル「あ、ジュードとレイアだ」
ソフィ「買い物かな?」 - 51 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/03(土) 23:05:16 ID:UtVR233.
- レイア「ジュード、買い物付き合ってくれてアリガトね」
ジュード「レイアの買い物に付き合わされるのは慣れてるからね。それにしてもこの荷物の量すごいね」ズシッ
レイア「まーね。今月分の日常品とか色々入ってるからね」
ジュード「その割には大半がお菓子みたいだけど?」ジトー
レイア「アハハー…。だって記者って結構体力使うから…」
ジュード「もう、しょうがないんだからレイアは…」ハァ
レイア「あ、そだ!ジュード、こんなに荷物持って大変でしょ!?今から宿で休もっ!ねっ!?」クイッ
ジュード「えっ?別に全然僕は大丈夫だけど…」
レイア「さぁっ宿に入ろ!サァッサァッ!」グイグイッ
ジュード「わ…分かったから引っ張らないでよっ!」
ソフィ「あ、二人とも宿に入ってくよ」
エル「ねえねぇ。いつになったらレイアがオトナのオンナになるの?」
ミュゼ「まあ、見てて。多分もう直ぐだから」 - 52 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/03(土) 23:24:11 ID:UtVR233.
- 宿屋(二人部屋)
レイア「あ、荷物そこに置いといてね」
ジュード「うん」ドサッ
レイア「あ、わたし汗かいちゃったから、シャワー浴びてきても良い?」
ジュード「良いよ。僕は本でも読んでるから」
レイア「じゃあ待っててね」ガチャッ
エル「あ、レイアお風呂に行っちゃったよ」プカプカ
ソフィ「ジュードは本読んでる」プカプカ
ミュゼ「うふふっ。レイアヤる気満々ね~」プカプカ
エル「ねえ、ミュゼ。エルたちを抱えてお空飛んでるのつらくない?」
ミュゼ「全然大丈夫わよ。精霊ですもの」
ソフィ「セーレーって凄いんだね」
子供「ママー。人がお空を飛んで、家の中を覗いてるよー」ユビサシッ
女性「見ちゃいけません!」 - 53 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/03(土) 23:45:12 ID:UtVR233.
- レイア「………」ガチャッ
レイア「ふふっ……ふふふっ……!ついに…!ついにこの日が来たんだねっ!」
レイア「『極自然な流れで、二人で宿に泊まり、あーんな事やこーんな事をヤっちゃうよ!大作戦!』を性交、じゃなくて成功させる日がっ!」ヌギヌギッ
レイア「もう下準備は整った…!後は身体の隅々まで洗って、風呂上がりのお色気で誘惑し、ジュードをprprしたり、ジュードの○○○を奥までprprしたり、ジュードの○○○とわたしの○○○を合体してぇ…///」ジャァァァ
レイア「そしたらあの超絶鈍感ジュードもぉ……///」ホワンホワンホワン
レイア「『どうしたのっ!?そんな恰好で///』」
レイア「『ねえ、ジュード…今のわたしってどう…?』」
レイア「『どう…って…?』」
レイア「『昔より成長…したでしょ…?』」
レイア「『成長したって…その…///』」
レイア「『ホラ…?昔よりおっぱいも大きくなったでしょ…?触ってみて…?』」
レイア「『うわぁ…///』」
レイア「『ホラ…おっぱいだけじゃなくて他の所も触って良いんだよ…?』」
レイア「『昔みたいにさ…お医者さんごっこ…しよ……?』」
レイア「『い…YES!』」 - 54 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/03(土) 23:58:08 ID:UtVR233.
- レイア「なーんって事になっちゃってぇぇ///」ジタバタ
レイア「………」ジャァァァ
レイア「………でも本当にこんなやり方でいいのかな…?こんな無理矢理誘惑してジュードと結ばれるなんて何だかズルいよね…」ジャァァァ
レイア「ジュードの意思だって重要だし……ミラ(正史)の事もあるしなぁ……」ジャァァァァァ
レイア「それに、わたしだってミラと比べたらまだ……」ジャァァァァ
レイア「あうー」ジャァァァァァァァァァァァ
エル「レイア出てこないねー」
ソフィ「お風呂そんなに気持ち良いのかな?」
ミュゼ「それに対してジュードは黙々と本を読んでるわね…」
ジュード「………」ペラッ
ミュゼ「何の本を読んでるのかしら?」 - 55 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/04(日) 00:09:02 ID:8AbnQE5M
- バタンッ
ジュード「ッ!?」ガタッ
エル「えっ!?ナニナニッ!?」アタフタ
ソフィ「お風呂場で聞こえたよ」
ジュード「レイア!」ガチャッ
レイア「きゅぅ~~///」オメメクルクル
ミュゼ「あらあら。のぼせちゃったみたいね」
ジュード「レイア!大変だっ!早く氷を……!」ダキッ
レイア「ぁぅ~……じゅ……どぉ……///」
バタバタッ
ミュゼ「どうやら、大人の女にはなり損ねたみたいね」
エル「えー」
ソフィ「見たかったな…。大人の女の誕生…」シュンッ
ミュゼ「残念だけど、それは次の機会って事で……あら?これってジュードが読んでた……」ヒョイッ
ミュゼ「………ふふっ」クスッ
『異性の幼馴染との発展の仕方』 - 62 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/05(月) 23:19:09 ID:gC8VPSs.
- 喫茶店
ローエン「ヒューバートさん。貴方のメガネ、中々の代物とお見受けしましたが?」クイッ
ヒューバート「これに目を付けるとはローエンさん、貴方もお目が高い」クイッ
ローエン「ほっほっほ、お褒め頂き光栄です」オヒゲナデナデ
ヒューバート「この際、お教えしましょう!実はこのメガネ…」ガタッ
ヒューバート「ビーム機能も搭載しているのですっ!」ドンッ
ローエン「なんとっ!奇遇ですね。私のメガネもビームが出せちゃうのですよ」
ヒューバート「本当ですかっ!?流石はリーゼ・マクシアの宰相…。このくらいの嗜み、当然でしたか…」
ローエン「そう言えば以前、ユリウスさんもメガネからビームを出していましたね…」
ヒューバート「素晴らしい!今度ユリウスさんも誘って『メガネビーム愛好会』を開きましょうっ!」
ローエン「それは名案ですね。ではユリウスさんに連絡でも…」
エル「ねえ、ローエン。何のオハナシしてるの?」チョコンッ
ソフィ「ヒューバート、何だか楽しそうだね」チョコンッ
ヒューバート「ソ…ソフィッ!?」ドキッ
ローエン「それにエルさん。ごきげんよう」 - 63 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/05(月) 23:36:23 ID:gC8VPSs.
- エル「それで何のオハナシしてたの?」
ローエン「それはですね。メガn…」
ヒューバート「ロ…ローエンさん!ストップッ!」バッ
ローエン「おや?別に話されても良いではないですか?」
ヒューバート「もしこの事がソフィ達伝いに兄さん達に知られたら…」コソコソ
ローエン「おや?アスベルさん達に知られたら何か不味い事でもあるのですか?」ニヤニヤ
ヒューバート「そ…それは…っ///」
ソフィ「メガネビーム同好会?」
ヒューバート「うわああああああっ!聞かれてたぁぁぁああ!」
ローエン「ほっほっほ、『メガネビーム同好会』とは各国のメガネの使用率を調べる為の会議なのですよ」
ソフィ「ふーん、そうなんだ」
エル「何だか分かんないね」
ヒューバート「ほっ」ホッ
ローエン「それでエルさん達はどうされたのですか?」 - 64 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/06(火) 00:05:27 ID:m45M7C4Y
- エル「エルたちね、オトナのオンナになる方法を探してるの!」
ソフィ「大人の女になりたいの。なり方、知らない?」
ヒューバート「お…大人の女って…っ///貴方達、何言ってんですかっ!」
ローエン「ほっほっほ、心配されなくてもお二人とも立派なレディーですよ」
エル「タダのレディーじゃなくて、オトナのレディーになりたいのっ!」
ソフィ「他の人に聞いたら、お酒を飲んだりとか、タバコを吸うとか、アールジュウハチのビデオを観るとか、大人の格好をするとか、男性を手玉に取れれば良いって言ってたけど…」
エル「ぜんぶシッパイしちゃった…」シュンッ
ヒューバート(碌なものが無い…)
ヒューバート「……そうですね。大人の女かは置いといて、少なくとも仕事をしていれば十分な大人ですかね」
エル「オシゴト…?」
ローエン「ええ。確かに就職をしていれば、社会的に大人と見られます。ですがエルさん達はまず今は、ルドガーさんのクエストをお手伝s…」
エル「オシゴトだねっ!分かった!オシゴさがしに行こっ!ソフィ!」トコトコッ
ソフィ「うんっ!ありがとね、ヒューバート!ローエン!」トコトコッ
ローエン「おやおや。もう行ってしまいましたか」
ヒューバート「はあ…。あれじゃあ、まだまだ二人とも子供ですね」 - 68 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/06(火) 23:46:33 ID:m45M7C4Y
- エル「オシゴトかー。エル、オシゴトしたことないから、どうすればいいか分かんない」トコトコ
ソフィ「うん。私もお手伝いはあるけど、お仕事の事は分かんない」トコトコ
エル「どーすればオシゴト出来るんだろ?」
ソフィ「んーー」
エル「んーー」
ソフィ・エル「「んーーーーー」」
中年「お嬢ちゃん達、お仕事探してるの?」
エル「うんっ!そうだよ」
中年「そうかぁそうかぁ。実はね、お嬢ちゃん達にピッタリのお仕事の話があるんだけど、聞いてかない?」
エル「エルたちにピッタリのオシゴト!?エル、その話聞きたーい!」
ソフィ「おじさん、聞かせて?」
中年「いいよぉ」ニヤリッ - 69 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/06(火) 23:56:33 ID:m45M7C4Y
- 中年「お嬢ちゃん達にも出来る簡単なお仕事だからねぇ」ニヤニヤ
エル「エルにもできる?」
中年「もちろんだよぉ。そちらのお嬢ちゃんも当然出来るよぉ。いっぱいお金がもらえるよぉ」ニヤニヤ
ソフィ「お金もいっぱい?」
エル「オカネ!オカネがあったらルドガーのシャッキンも返せる!ルドガーもエルを見直してくれるっ!」ピョンピュンッ
ソフィ「良かったね、エル!」
エル「うんっ!」
ソフィ「おじさん、いったいどんなお仕事をするの?」
中年「それはねぇ、ちょっと知らないおじさん達と遊ぶだけで出来るお仕事だよぉ」ニヤニヤ
エル「それならエルにもできるっ!」
ソフィ「エル、そのお仕事してみる?」
エル「するっ!オシゴトしてオトナのオンナになろうっ!」
ソフィ「うんっ」
中年「決まりだねぇ、じゃあおじさんに付いて来てねぇ」
中年(お望み通り、大人の女にしてあげるよぉ)ニヤニヤ - 70 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/07(水) 00:09:13 ID:M.TB4bFM
- 風俗街
中年「ここだよぉ」ピタッ
ソフィ「ここ?」
エル「なんだかチカチカするー」
中年「このお店の中でちょっとサインとか書いてから、知らないおじさん達と遊んでもらうけどぉ、良いぃ?」
エル「さいん?」キョトンッ
ソフィ「アスベルもお仕事の時、サインいっぱい書いてたよ」
エル「サインってオシゴトにとってジューヨーなんだね」
中年「じゃあおじさんは中でちょっとお話してくるから、待っててねぇ」
ソフィ「うん」コクッ
エル「早くしてよねっ、おじさん」
ガチャッ
「お帰りなさいっ店長!」
「おう、今日も上玉のガキ二人連れて来たぜ。一人は小学生ぐらいのガキだがな」
「小学生でも客にはかなり需要がありますぜ」
「ヒッヒッヒ、またいっぱい儲かりそうだな」
エル「エルたち、これでオトナのオンナだねっ」
ソフィ「うん」 - 71 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/07(水) 01:00:45 ID:M.TB4bFM
- 店内
中年改め店長「じゃあそろそろあのガキどもを呼んでくるわ」
店員「他のロリどもと一緒に汚い客に身体を売ってもらいやしょうぜ…。ギャハハハハッ」
「「話は聞かせてもらったぞ(よ)」」チャキッ
店長「だ…誰だっテメェr…」
「覇道滅封ッ!」
「シューティングスター!」
店の外
ソフィ「おじさん、遅いね」
エル「うん」
ドガアァァァァァァァァァンッッ!!!
ソフィエル「「っ!?」」 - 72 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/07(水) 01:08:24 ID:M.TB4bFM
- エル「えっ?えっ?ナニ?なんなのー!?」アタフタ
ソフィ「お店が爆発しちゃった」
エル「あ、誰か出てくるよ」
ソフィ「あれは」
ガイアス「ローエン、俺だ。今一つ違法風俗店を破壊した。至急手配を頼む…………おい、返事をしろ、ローエン……ローエン!」
マスク・ド・バロニア「ちょっと貸してくれないかい?」
ガイアス「む」スッ
マスク・ド・バロニア「………通話ボタン押してないよ」
ガイアス「…………………ローエン、俺だ。今一つ違法風俗店を破壊した。至急手配を頼む」
ソフィ「あ、マスク・ド・バロニアと……」
エル「王様だ!」
ガイアス「王様ではない。遊び人・アーストだ」ドンッ
マスク・ド・バロニア「やあソフィ。奇遇だね」キラッ - 76 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/10(土) 00:46:52 ID:igedqB5E
- エル「もー!」プンプクリンッ
ガイアス「む?」キョトンッ
エル「王様もマスク・ド・バロニアもエルたちのシューショクサキ壊さないでよー!」ポカポカッ
マスク・ド・バロニア「就職先?」
ソフィ「あのね、私たちお仕事さがしてたらこのお店のおじさんに話しかけられて、このお店で働くことになったの」
マスク・ド・バロニア「へえ、そうなんだ………ハイスペル」キュイーンッ
エル「それなのに王様たちのバカー!」ポカポカッ
ガイアス「……………エル、ソフィ。この店は艘海団の経営する店だ」
ソフィ「そうかいだん?」
エル「ソーカイダン!?それホントなの、王様?」
ガイアス「ああ。だから俺達は艘海団の幼女を狙い殻臣を生成する拠点たるこの店を破壊したのだ」
マスク・ド・バロニア「君たちが殻臣にされない為にね」ザシュッザシュッザシュッザシュッ - 77 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/10(土) 01:00:10 ID:igedqB5E
- エル「じゃあエルたち、あのおじさんにカクジンにされるところだったの…?」
ソフィ「カクジン…?」キョトンッ
マスク・ド・バロニア「危ないところだったね、二人とも」
エル「うんっ!助けてくれてアリガトっ!王様っ、マスク・ド・バロニアっ!」
ガイアス「うむ」コクッ
マスク・ド・バロニア「どういたしまして」ニコッ
ソフィ「マスク・ド・バロニア、服が紅く染まってるよ?」
マスク・ド・バロニア「大丈夫、全部トマトだから」ニコッ
マスク・ド・バロニア「それにしても、貴方が『砂浜戦隊・サンオイルスター』を知っているとはね…」ヒソヒソ
ガイアス「遊び人ならば当然だ」フッ
マスク・ド・バロニア「そう言えば、何でソフィたちは仕事を探してたんだい?」
ガイアス「訳があるのならば、俺達が話を聞こう」
エル「うん、いいよ」
マスク・ド・バロニア「こんな所で話すのもアレだから場所を変えようか」
ガイアス「ならば、あのバーがよかろう」ユビサシッ - 82 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/12(月) 15:18:26 ID:INf7KWTg
- 酒場
エル「あ、このお店、来たときある!」カランカランッ
バーテンダー「いらっしゃい…ってまたお前達かっ!ガキはさっさと帰れ!」シッシ
ガイアス「大人同伴だ」
バーテンダー「なんだ、アーさんの連れか…それならいいか」
ガイアス「すまない。何時ものを頂こう」
マスク・ド・バロニア「ここはアーストの行きつけなんだね」
ガイアス「ああ」
エル「じゃあエル、ジュースとパフェ!」
ソフィ「カニタマ」
マスク・ド・バロニア「じゃあ僕は納豆トーストと納豆汁を貰おうかな」
バーテンダー「あいよ、ブラックコーヒーとジュース、パフェ二つにカニタマ、納豆トーストと納豆汁な」
エル「あ、やっぱりエル、ジュースを止めてブラックコーヒーにするっ!」
バーテンダー「はいはい」
ガイアス「飲めるのか?」
エル「エルはオトナだもんっ!コーヒーなんて飲めるしっ!」 - 83 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/12(月) 15:38:59 ID:INf7KWTg
- マスク・ド・バロニア「それじゃあ本題に入ろうか。どうして二人は仕事を探してたんだい?」
ソフィ「あのね……」
――――――
――――
ガイアス「ルドガーやアスベル達に子供扱いされたくない、大人になりたかった、か」
エル「うん、だからいろんなヒトからどうしたらオトナになれるか聞いてまわってたの」
ソフィ「でも、どれもこれも失敗してるの」シュンッ
エル「そもそも、何でみんなエルたちを子ども扱いばっかりするの?」
マスク・ド・バロニア「それは皆君たちを心配してるからだよ」
ソフィ「私たちもアスベルたちを心配したい。守りたいよ」
ソフィ「子どもだったら、大人の心配しちゃダメなの?お酒飲んじゃダメなの?アールジュウハチのビデオを観たらダメなの?」
エル「そんなのフコーヘーだし!エルたちもみんなと同じ扱いされたいしっ!」
エル「それだったら、子どもでいたくない。オトナになりたいよっ!」ドンッ
マスク・ド・バロニア「………」
ガイアス「………率直に言うと、お前達は今直ぐには大人にはなれない」
エル「えっ?」
ソフィ「やっぱりむりなの…?」シュンッ - 84 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/12(月) 16:01:03 ID:INf7KWTg
- ガイアス「だが否が応にも、いずれ歳をとればお前達は大人になれる」
エル「それはみんな言ってたから分かってるしっ!」
ガイアス「お前達は子供扱いをされたくないと言ったが、それは子供である今だからこそ許された特権なのだ」
ソフィ「特権?」
ガイアス「大人に甘える、好きな時に好きな食べ物を食べられ、眠る事が出来る、自由に遊ぶ事が出来る、こう言った事は子供だからこそ許される事だ」
ガイアス「だが大人となれば、親に頼りっきりにも出来ず、毎日仕事に追われ、自由な時間も作れず、休む暇が無い時もある。酷い時には、眠る事すら間々ならない」
ソフィ「大人って大変なんだね…」
ガイアス「つまりは、子供扱いされている子供と言う時期が、本来一番自由な時期なのだ」
エル「うん。エルもそう思えてきた…」
ソフィ「私も」 - 85 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/12(月) 16:19:28 ID:INf7KWTg
- ガイアス「だがな、この世の中には子供でも子供扱いされずに育つ子供達もいる」
エル「そうなの?」
ガイアス「ああ。親の都合で自らが働き、金を稼ぎ、小さな身体で戦場に立たされ、敵を討たねばならない子供達が今この時も多く存在するのだ」
ガイアス「そう言った子供達はお前達みたいに子供扱いもされず、食べる事も休む事も眠る事も出来ないのだ」
ソフィ「その子たち、可哀想だよ…」
マスク・ド・バロニア「だからこそ、そう言った子供達が二度と産まれない様にするのが、ガイアスや『リチャード陛下』と言った上に立つ者の役目でもあるんだよ」
ガイアス「お前達はその様な子供達を前に、自分達は子供扱いされたくないと訴えられるか?」
エル「そんな事…言えないし……」
ソフィ「うん……」
ガイアス「お前達は今一人の子供として温かい家族に育てられている……それを幸せと言わず何と言う?」
エル「………」
ソフィ「………」 - 86 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/12(月) 16:31:42 ID:INf7KWTg
- ガイアス「急ぐ必要は無い。お前達は子供として育てられている幸せを噛み締め、ゆっくりと大人になって行くと良い」
ソフィ「うん……」
エル「ありがと、王様。エル、何だか分かった気がする」
ソフィ「私たち、幸せなんだね…」
エル「エルたち、ワガママな事言ってたんだね」
ソフィ「その子たちの分も私たち、幸せになろうね」
エル「うんっ」コクンッ
マスク・ド・バロニア「貴方が言うと説得力があるね」
ガイアス「そうか?」 - 87 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/12(月) 16:37:20 ID:INf7KWTg
- バーテンダー「良い話してるところ悪いけど、注文の品だよ」コトッ
エル「あ、エルのコーヒーだ!」ガタッ
ソフィ「カニタマ!」ガタッ
エル「いただきまーすっ」ゴクッ
エル「ッにっがーー!ナニコレー!メチャクチャマズいよー!」ギャー
バーテンダー「オイコラ、淹れた本人の前でひどくないか?」
ガイアス「ふっ」ズズー
ソフィ「カニタマおいしいね」パクリッ
マスク・ド・バロニア「納豆も中々だよ」ネバネバ - 88 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/12(月) 23:58:41 ID:INf7KWTg
- ――――――――――
――――――
―――
アスベル「ソフィたち、帰ってこないな…」
ルドガー「もう5時過ぎてるのに…」
ミラ「いくら何でも心配し過ぎよ」
シェリア「二人とも何だかんだで、しっかりしてるもの」
アスベル「そうは言ってもなぁ…」
ルドガー「あ、アレってガイアスじゃないか?」ユビサシッ
アスベル「それと確か、マスタード・バロニア!」
ガイアス「ルドガーか」
マスク・ド・バロニア「何回言えば分かるんだい?僕はマスク・ド・バロニアだよ、アスベル」
ルドガー「なあガイアス。エルを見なかったか…ってエル!」
アスベル「それにソフィも!」
エル「………」スースー
ソフィ「………」スヤスヤ
シェリア「あらあら。寝ちゃったのね」クスッ - 89 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/13(火) 00:16:56 ID:RuzqTVHI
- ルドガー「送ってきてくれたのか、ガイアス」
ガイアス「ああ。話し込んでいたら二人が疲れ果てて眠ってしまったからな」
マスク・ド・バロニア「二人とも、今日は歩き回ったみたいだからね」
アスベル「ありがとう、二人とも」ペコリッ
シェリア「ありがとうございます、両陛下」ペコリッ
マスク・ド・バロニア「ははっ王は今一人しかいないじゃないか。何を言ってるのかな、シェリアさん」
ミラ「王様も割と暇なのね」
ガイアス「そうかもしれぬな」 - 90 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/13(火) 00:18:31 ID:RuzqTVHI
- ソフィ「ん…?あすべる…しぇりあ…?」ムニャ
エル「あー……るどがーみらー…おはよー」ムニャムニャ
ミラ「起こしちゃったみたいわね」
ガイアス「下りれるか?」
エル「あ、おーさまおんぶしてくれてありがとー」ボケー
ソフィ「マスク・ド・バロニアも重くなかった?」
マスク・ド・バロニア「いや。寧ろ嬉しかx…ゴホンゴホン」
エル「そう言えば、ルドガーもアスベルももとに戻ったんだね」
ルドガー「ははっ…ミラから話を聞いて安心したよ。バインド喰らったけど」
ミラ「目の前で絶望のあまり首を吊ろうとしてたら、誰だって止めるわよ」
アスベル「シェリアなんて早とちりで教官にアリステズム・ライン喰らわしてきちゃうからなぁ」
マリク「全くだ」ボロボロ
シェリア「すみません…」シュンッ
マスク・ド・バロニア「おや居たんだね、マリク」 - 91 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/13(火) 00:26:55 ID:RuzqTVHI
- アスベル「そうだ、折角だからみんな家に泊まってかないか?」
シェリア「そうね!それがいいわ」
ルドガー「いいのか?」
アスベル「家は割と広いからな」
シェリア「じゃあみんなの晩御飯作るわね」
ミラ「あ、私もまた手伝うわ」
ソフィ「マスク・ド・バロニアとガイアスと教官も泊まってく?」
マスク・ド・バロニア「そうだね。折角だしね」
ガイアス「好意に甘えさせてもらおう」
マリク「今夜は良い酒でも飲みながら語らいましょうか、両陛下?」
ガイアス「ふっ。いいだろう」
マスク・ド・バロニア「だから僕は王族ではないよ、マリク」 - 92 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/13(火) 00:29:12 ID:RuzqTVHI
- シェリア「今晩は忙しくなりそうね。ソフィも手伝ってくれる?」
ミラ「エルもお願いね」
ソフィ「うん!」
エル「エル、がんばる!」
おわり - 93 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/13(火) 00:34:56 ID:RuzqTVHI
- 以上、GとX2のスピンオフssでした。
こんなヘタな文章を御閲覧してくれた方々、感謝します。
正史ミラは結局出すタイミングが分からなくて、出せませんでした。どうもすみません。
以前テイマガでエルとソフィの絡みがあったんで、こう言った話を書きたくなった所存です。
あと、カップリング要素注意を初めに出しときゃ良かったですね。 - 94 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/13(火) 00:49:44 ID:vKEm76bM
- 乙!
ほんわかしててすごくよかったよ!
またこんな雰囲気のSS書いてくれ - 95 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/05/13(火) 09:20:08 ID:8dVmC0xM
- 乙
良かったよ

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