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幼女店長「男君、しっかりしてよ!」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:19:24.76 ID:pLVSZeD10
男「すいません」

店長「もう、何度言ったら理解してくれるの!?」

男「はぁ……」

店長「いいですか?ここはこうやって並べてください」

男「はい」

店長「ちゃんと理解してから「はい」っていってよ?」

男「はい、すいません」

店長「ホントにわかった?」

男「はい」

店長「じゃあ、いいけど。しっかりしてよね!」

男「分かりました……ところで、店長」

店長「なに?」

男「ここの商品はこう並べていいんですか?」

店長「え?ちょ、え?いや、高いところ、みえないんだけど?え?なに?どうなってるの?」

男(かわいい……)




4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:21:46.02 ID:pLVSZeD10
店長「見えないからだっこしなさい」

男「はい……よいしょ」

店長「うんうん……これはここでいいから」

男「そうですか」

店長「……」

男「……」

店長「ちょっと」

男「はい?」

店長「下ろしなさい」

男「あ、すいません」

店長「全くもう……じゃあ、お願いね」

男「はい」

店長「ふう……」

男(かわいいなぁ)


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:24:37.99 ID:pLVSZeD10
女「いらっしゃいませー」

客「お願いね」

ピ……ピ……

女「お会計、1250円です」

客「ちょっと、これタイムセール中じゃないの?」

女「え?」

客「これよこれ」

女「あーえー」

客「ちょっと、どういうこと!?」

女「あぅ……」

店長「どうされましたぁ?」

女「あ、店長!」

客「え?店長!?」

店長「はい。店長です。昨日で10歳になりました(ペコリ」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:27:35.11 ID:pLVSZeD10
客「ふざけんての!?」

店長「ひぃ!?」

女「あ、あの、本当に店長なんです」

客「こんな子供に店長が務まるはずないでしょ!!?」

女「それは、あの……」

店長「……わ、わたしだって……お友達とあそびたい、もん……」

女「店長、泣かないでください!!」

店長「が、がんばってるのにぃ……」

客「ちょっと……」

女「あー店長……」

店長「ふぇぇぇぇん!!!」

女「―――謝って!」

客「え?」

女「店長に謝ってください!!!」

客「あ、はい……すいませんでした」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:30:17.08 ID:pLVSZeD10
店長「……それで、どうかされたんですか?」

客「えと……これがセール品のはずなんですけど」

店長「あ……すいません、うっかり貼っちゃってましたね、セールシール。えへへ」

女「こら、店長。ダメじゃないですか」

店長「ごめんなさい」

客「え……」

店長「以後、気をつけます」

客「あ、うん」

女「ありがとうございましたー」

客「……」

店長「さてと、仕事に戻ろう」

女「あ、いらっしゃいませー」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:33:32.03 ID:pLVSZeD10
店長「……ふぬぬぬぬ!!!!」

男「店長、水は俺が運びますって」

店長「え、そう?」

男「10キロは持てないでしょう?」

店長「うん」

男「ほら、店長は冷凍食品のほうをやってください」

店長「じゃあ、お願い」

男「はい」

女「男くん」

男「ん?」

女「今日もやっぱりクレームが……」

男「店長のこと?」

女「うん……あんな子供に店長をさせるなってさ」

男「……はぁ……俺たちに言われてもなー」

女「だよね……オーナーの考えだし」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:37:00.73 ID:pLVSZeD10
店長「パパー」

オーナー「どうした?」

店長「これ、拾った」

オーナー「ん……落し物か。そこに置いといてくれ」

店長「はーい」

オーナー「……うむ」

オーナー「……上手く馴染んできたな」

オーナー「このまま続けていけば幼女が店長のスーパーだと話題になって……」

オーナー「そして……ふふふふ……全国的に有名な大型スーパーに……」

オーナー「くくく……今から楽しみだ」


店長「よいしょ……さぶ」

女「店長、お先に失礼します」

店長「おつかれー」

女「大丈夫ですか?震えてますけど」

店長「へーきへーき」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:40:00.45 ID:pLVSZeD10
店長「よし……閉店完了」

オーナー「帰ろうか」

店長「はーい」

オーナー「今日の売り上げも好調だったな」

店長「うん」

オーナー「頑張ってくれよ?」

店長「……ねえ」

オーナー「ん?」

店長「ずっと、働かなきゃだめ?」

オーナー「嫌なのか?」

店長「……」

オーナー「スーパーを大きくするためだ、我慢してくれ」

店長「う、うん……」

オーナー「よし、今日はケーキでも買って帰ろう。好きだろ、ケーキ?」

店長「うん……好きだよ」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:42:28.58 ID:pLVSZeD10
―――翌日 小学校

友「ねえねえ」

店長「なに?」

友「今日ね、みんなとプールに行こうかって話をしてたんだけど、一緒に行かない?」

店長「あ……ごめん……お店があるから」

友「そっか……」

店長「ごめんね?」

友「ううん、いいよ。お仕事、がんばってね?」

店長「ありがとう……」

友「バイバイ」

店長「バイバイ……」

店長「プール……いきたいなぁ」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:45:39.85 ID:pLVSZeD10
スーパー

店長「いらっしゃいませー」

客「すげえ……本当に女の子が働いてる」

客「かわいいなぁ」

店長「……」

男「店長ー」

店長「なに?」

男「これって、いつもの場所でいいんですか?」

店長「あ、えっと……今日からはAからCに変更になったよ」

男「あ、そうですか。ありがとうございます」

客「すげえ。大学生ぐらいの奴を顎で使ってるぜ」

客「本当に店長なんだな」

客「俺はあんなガキに使われるの絶対に嫌だけどな」

客「俺も俺も」

店長「………っ」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:50:02.19 ID:pLVSZeD10
店長「はぁ……」

女「店長、おはようございます」

店長「あ、うん」

女「どうかしました?」

店長「いや……別に」

女「そうですか?」

店長「うん」

女「……じゃあ、失礼します」

店長「あ……あの」

女「はい?」

店長「女さんも……私に指示されるの嫌?」

女「え?いいえ、そんなことは……」

店長(いやだなんて言えないよね……)

女「店長?」

店長「ごめん。なんでもない。仕事に戻るね」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:53:27.52 ID:pLVSZeD10
女「……?」

男「どうかした?」

女「店長の様子が変なんだけど」

男「え?そう?」

女「うん」

男「まあ、小学生だし、色々あるんじゃないの?」

女「そうかなぁ」

男「さ、仕事仕事」

女「うん……」

店長「よいしょ……よいしょ……」

客「ちょっと!商品をおもちゃにしちゃだめでしょ!!」

店長「え?いや……私は店長で……品出しをしてるだけで」

客「こら。そんな嘘をつくんじゃないの。お母さんはどこなの?」

店長「う、うそじゃ……ない……」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:56:36.75 ID:pLVSZeD10
男「店長?どうかしました?」

客「え?」

店長「男くん」

客「あなた、従業員?」

男「ええ、そうですけど」

客「店長ってこの子のこと?」

男「はい」

店長「うぅ……」

客「なに?何かの収録?」

男「は?」

客「だって、子供が店長なんて変じゃない」

男「あ、いや、テレビとかじゃなくて、本当に店長なんですけど」

客「はぁ?ふざけてんの?」

男「いえ、決してそんなことは……」

店長「……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 02:59:15.73 ID:pLVSZeD10
おばさん「ちょっと、この子はここの店長よ?」

客「え?」

おばさん「貴女、初めてここに来たのね?」

客「ええ、そうですけど」

おばさん「じゃあ、覚えておいて。この子は間違いなくここの店長なの」

客「……なによ。このスーパー……バカじゃないの」

店長「……!?」

男「ちょっと!!」

客「なによ?」

店長「男くん!!」

男「でも……!!」

店長「いいから……やめて」

男「……はい」

客「ふん」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:01:28.17 ID:pLVSZeD10
おばさん「店長ちゃん、今日も偉いわね。いつもより多めに買っちゃうから」

店長「えへへ、ありがとうございます」

おばさん「気にしちゃ駄目よ?」

店長「はい」

おばさん「じゃあね」

店長「ありがとうございます」

男「……店長」

店長「さ、仕事に戻ってね」

男「分かりました」

店長「……」

店長「よいしょ……よいしょ……」

店長「……私、なにやってるんだろ?」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:04:45.94 ID:pLVSZeD10
女「んー……終わったー」

男「……」

女「男くん?」

男「え?なに?」

女「どうかしたの?」

男「いや……店長のことが気になって」

女「……ロリコン?」

男「俺は真面目に!!」

女「冗談だって」

男「……店長って、店長やりたくないんじゃないか?」

女「え?」

男「なんかそんな気がする。今日もやっぱり変なクレームがあったし……多分、店長の耳には届いてないクレームもあると思う」

女「だろうねえ」

男「……店長、大丈夫かなぁ」

女「私は店長のこと好きだから、辞めてほしくないけど……」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:08:18.30 ID:pLVSZeD10
店長「……戸締りはよしっと」

オーナー「明日は土曜日だ。しっかり頼むぞ」

店長「……あの」

オーナー「どうした?」

店長「辞めたい」

オーナー「え?」

店長「私、店長なんてやりたくない」

オーナー「どうしたんだ?」

店長「……もっと、遊びたい」

オーナー「おいおい……俺はお前のことを想ってやらせているんだぞ?」

店長「……」

オーナー「お前が働いているお陰で売り上げは右肩上がりだ。働いてもらわないと困る」

店長「うん……」

オーナー「全国展開までの辛抱だ。我慢してくれ」

店長「……わかった」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:17:01.58 ID:pLVSZeD10
翌日 スーパー

店長「ふう……」

女「おはようございます、店長」

店長「おはよう」

男「おはようございます」

店長「おはよう」

店長「はぁ……」

女「やっぱり元気ないね……」

男「うん……」

女「気にしてるのかなぁ?」

男「やっぱりそうじゃないかな?」

女「なんとかしてあげたいけど……」

男「……ちょっと、訊いてくる」

女「え?男くん!?」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:23:05.93 ID:pLVSZeD10
男「店長、ちょっといいですか?」

店長「なに?」

男「……店長は店長を辞めたいって思ってますか?」

店長「え……」

女「男くん!」

店長「そ、そんなことは……」

男「……」

女「店長……」

男「はっきり言ってください。俺、店長がそうやって暗い顔しているの嫌です」

店長「……」

男「いつもの接客のときだけじゃなくて、俺たちにも向けてくれる明るい顔がみたいです」

店長「……それは」

女「……あの、それは私も同じ意見、です」

店長「女さん……」

男「店長、どうなんですか?それとも、ただのバイトには言えないですか?」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:26:39.34 ID:pLVSZeD10
店長「……たい」

男「え?」

店長「……辞めたいよ……友達と……プールに、いきたいもん……」

女「店長……」

男「……」

店長「でも……パパがやめるなって……こまるって……」

女「そう、なんですか……オーナーが」

店長「うん」

男「……わかりました」

女「男くん、どこに行くの?」

男「オーナーと話してきます」

店長「え?」

女「やめたほうがいいって!!」

男「でも、店長の気持ちを知ってもらわなきゃ、何も解決しない!」

店長「男くん……」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:30:50.92 ID:pLVSZeD10
男「オーナー、失礼します」

オーナー「ん?どうかしたのか?」

男「あの、店長が辞めたいって言ってます」

オーナー「……お前には関係ない」

男「ですが……!」

オーナー「仕事に戻れ」

男「オーナー!!店長の気持ちも!!」

オーナー「私の娘だ。私が一番理解できている。あの子は今、店長という立場に少しだけマンネリを覚えているだけだ」

男「オーナー……本気で言ってますか?」

オーナー「そのうち、また自分から率先して今の仕事をやってくれる」

男「オーナー!!」

オーナー「……それ以上言うと……シフトから永遠に外れてもらうぞ?」

男「……!?」

オーナー「君の仕事覚えが悪いのは知っている。辞めてもらう理由など腐るほどあるんだ。分かるね?」

男「―――失礼、します」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:34:08.25 ID:pLVSZeD10
店長「あ……」

女「どうだった?」

男「すいません……店長」

店長「ううん、いいよ。ありがとう、男くん。嬉しい」

男「でも……」

店長「さ、仕事しよ」

女「……」

店長「ほらほら!そんな顔してたら、元気な声でないよ!接客は声からだからね!」

男「分かりました」

女「はい」

店長「ほら、お客さんきたよ」

男「―――いらっしゃいませ!!」

女「いらっしゃいませ!!」

店長「うんうん」

店長「……ありがとう……でも、仕方ないもんね……」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:37:21.32 ID:pLVSZeD10
男(なんとかしてあげたいなぁ)

客「お、見ろよ。あれが噂の幼女店長だ」

客「すげー、写メとろ」

男「あの、すいません」

客「なんすか?」

男「写真はちょっと」

客「ダメなんすか?」

男「はい」

客「いいじゃん」

男「やめてください」

客「……ちぇー、折角あの番組に投稿してやろうかと思ったのに」

客「つまんね」

男「―――待ってください!」

客「今度はなんすか?」

男「番組に投稿って?」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:42:03.45 ID:pLVSZeD10
男「―――ありがとうございました」

客「それじゃあ」

男(……オーナーを説得できないのなら……外掘りから攻めるしかないよな)

女「こら、何をぼーっとしてるか。働け」

男「あ、女さん」

女「ん?」

男「……俺、ちょっと考えが浮かんだんですけど」

女「考え?」

男「でも……その、これには女さんをはじめ、他のパートさんにも迷惑がかかることなんです」

女「……何をする気なの?」

男「―――店長を救う」

女「え……?」

パート「ふう……」

店長「がんばってくださいねー」

パート「はいよ。ありがとうね」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:47:29.55 ID:pLVSZeD10
パート「なになに?私たちを集めて」

従業員「早くかえりたいんだけど?」

男「すいません。あの、店長のことで話が」

パート「店長?どうかしたのかい?」

男「実は店長は店長を辞めたいと言っています」

従業員「そうなのか!?知らなかったぁ……」

パート「辞められると少し寂しいけど、まあ、小学生だし、遊びたいよね」

男「でも、オーナーは店長を辞めさせようとはしません。むしろ、ずっと働かせようとしています」

パート「んま!?」

従業員「オーナーの考えそうなこった」

男「それで……俺に考えがあるんです。店長を辞めさせる方法なんですけど」

パート「お、なになに?」

男「でも、みなさんに多大なご迷惑をかけることになります。だから、説明をしてみなさんの合意を得られれば実行しようと思います」

従業員「なんだ?言ってくれ」

男「―――この店を潰しましょう」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:52:04.94 ID:pLVSZeD10
女「……」

パート「潰す!?」

従業員「おいおい」

男「勿論、今すぐではありません。ゆっくり時間をかけます。三か月ぐらいをかけて」

パート「……」

従業員「……」

男「すいません……オーナーを説得できない以上、店長を救う方法は店自体を無くすしかないと思って……」

パート「店長は本当に辞めたいっていってるのかい?」

男「はい」

女「それは間違いありません」

従業員「うーん……」

男「どうですか?」

パート「―――そうさね。三か月もあるなら次の仕事も見つかるか」

従業員「そーだな……正社員じゃないし……別にいっか。オーナーのこと嫌いだし」

パート「そうねえ。なんかいけ好かないのよねえ」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 03:56:41.68 ID:pLVSZeD10
バイト「俺も俺も」

パート「私もーもう辞めたかったしぃ」

男「皆さん……!!」

女「いいんですか?」

従業員「ああ。店長ちゃんが本当に辞めたいって言ってるなら、辞めさせてあげようじゃん」

パート「一緒に辞めてあげれば店長ちゃんも気が楽だろうしね」

男「ありがとうございます!!」

女「で、具体的な方法は?」

男「まずは写真を取ります」

従業員「写真?だれの?」

男「店長です。そして、その写真をとある番組に投稿します」

パート「番組?」

男「はい。それで取材を受けて、一度この店を有名にしましょう」

パート「それで?」

男「有名になればあとは足の引っ張り合いが始まるはずです……同業者による揚げ足取りが」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:02:35.96 ID:pLVSZeD10
従業員「上手くいくのか?そもそも、そんなまどろっこしいやりかたをしなくても……」

男「全員で一斉に辞めても店長の現状は変わりません。役所に言っても、家族でやってるからと言い訳されて終わりでしょう」

パート「じゃあ、番組に投稿したって……」

男「合法的かつ確実に潰すために大切なのは外野の声です」

女「外野?」

男「世論ともいえるけど」

パート「もしかして……客のクレームを味方につける気か?」

男「加えて、同業者による煽りもです。有名にしてしまえば、勝手にそうなるでしょう」

パート「でも、あのオーナーがそれぐらいで負けてくれるかしら?」

バイト「だよね」

男「そこまで行ければ次の作戦をしましょう」

女「―――とりあえず、この店を有名にするわけね?」

男「うん」

従業員「んじゃ、俺たちは取材がいつきてもいいように接客に磨きをかけとくか!辞めそうなのを悟られたくないし」

男「―――すいません。ありがとうございます!」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:06:31.17 ID:pLVSZeD10
店長「え……?写真?」

女「はい!できるだけ、可愛いポーズでお願いします!」

店長「えと……こう?」

女「はいはい!良いですねー」

店長「……」

男「店長、ありがとうございました!」

店長「でも、写真なんてどうするの?」

女「まあ、ちょっと番組に投稿を……」

店長「番組?」

男「日本の珍しい物や人、場所を紹介する番組ですよ。知りません?」

店長「ううん、知らない」

男「まあ、そこに店長のことを紹介してみようかなと思いまして」

店長「そうなんだ」

女「すいません」

店長「ううん、いいよ。じゃあ、もっと可愛くとってね」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:12:14.05 ID:pLVSZeD10
数週間後

店長「パパー電話ー」

オーナー「ありがとう……はい、お電話代わりました」

ディレクター『あ、お忙しいところすいません。私、テレビ局の者なんですけど』

オーナー「テレビ局?」

ディレクター『はい。あのそちらでは女の子が働いているとお聞きしたんですが』

オーナー(ふふふ……ついに噂が広まって取材にきたか……よしよし)

オーナー「ええ、そうです」

ディレクター『是非、取材をさせてもらいたいのですが』

オーナー「えー、どうしようかなぁ」

ディレクター『宣伝もたっぷりといたしますので、お願いします』

オーナー「わかりました。そこまで言うのでしたら、仕方なく協力しましょう」

ディレクター『ありがとうございます。では早速で申し訳ありませんが日程ですが―――』

オーナー(くくく……これで全国にスーパーの名が轟くな……くくく)


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:14:59.17 ID:pLVSZeD10
翌日

オーナー「みんな、仕事の前に聞いてくれ!」

従業員「はい」

パート「なんですかぁ」

オーナー「今から一ヶ月後にテレビ局の取材がある。みんなしっかり頼むぞ」

男(やった……第一段階クリアだ)

女(よかったぁ)

男(よし……次だ)

オーナー「では、気を引き締めて仕事にとりかかってくれ」

パート「うーす」

オーナー「ふふ……」

男「店長」

オーナー「なんだね?」

男「お話があります」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:20:25.29 ID:pLVSZeD10
―――事務所

オーナー「なんだ?」

男「店長のことで」

オーナー「またか……その話はもういいだろ」

男「このままテレビに店長を出すおつもりでしょう?」

オーナー「それがなにか?」

男「店長は見世物じゃありません。辞めるべきです(俺が言えることじゃないけど……)」

オーナー「バカを言うな。これは大きなチャンスなんだぞ?バイトの君にはわからんだろうがね」

男「店長は宣伝のためだけに使う、とういうことですか?」

オーナー「……もとより、我が娘はこの店を大きくするための材料でしかないよ」

男「……!?」

オーナー「それがいけないことなのか?法律で禁止されているのか?私の娘だ。どう使っても構わんだろう」

男「……あなたは子供を道具のように扱うのですか……?」

オーナー「―――何故、私がここまで君に喋るか、わかるか?」

男「……なんですか?」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:24:24.17 ID:pLVSZeD10
オーナー「君の来月のシフトは真っ白にしておくことに決めたからだ」

男「……!?」

オーナー「バイトは首を切るのが楽で助かるよ」

男「……そんなことしてタダで済むと思っているんですか?」

オーナー「バイトの君になんの力があるのかね?」

男「……」

オーナー「出ていけ。―――まあ、逃げだしても構わないよ?」

男「……いえ、仕事は最後まで責任をもってやりとげます」

オーナー「殊勝だな。頼むよ」

男「失礼します」

……カチ……

オーナー「……ん?」

オーナー「ふん……これでうるさいガキが減ったな」

オーナー「今から大きくなるんだ、従順な下僕以外は必要ない……」

オーナー「ふふふふ」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:27:51.11 ID:pLVSZeD10
女「クビ!?」

店長「そんな!?パパに言ってくる!!」

男「店長、いいんです」

店長「でも、男くんは私のためを思って……!!」

男「いいんです」

女「男くん……」

店長「やだよぉ……私、男くんとはなれたく、ないよぉ……」

男「ありがとうございます。でも、これでいいんです」

女「なにかしたの?」

男「……さ、仕事しよ」

店長「男くん!」

男「ありがとうございます。店長、俺の為に泣いてくれて」

店長「だって……」

男「全て、店長のためですから」

店長「え……?」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:31:33.20 ID:pLVSZeD10
一ヶ月後

レポーター「えーでは、ここに幼女店長がいるということですが……あーっと、居ました!!」

店長「あぅ……」

レポーター「こんにちは。えっと、君が店長って本当なの?」

店長「は、はい」

レポーター「へえ、すごいねえ。どうして、店長を?」

店長「パパに頼まれて……」

レポーター「お手伝い?」

店長「は、はい」

レポーター「どうですか、みなさん!こんな子がこのスーパーで店長をやっていますよ!!」

オーナー(よしよし……くくく)

女「さてと……これで有名になればいいんだけど……」

パート「そうだねえ」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:35:29.69 ID:pLVSZeD10
数日後

客「すげぇ!いるいる!!」

客「きゃーかわいい!!!」

客「ホントだぁ!こっちむいてー!!」

店長「よいしょ……よいしょ……」

記者「すげえ……こりゃいいネタになるな……!!」

店長(やりにくいなぁ)

女「お客さんは確かに倍増って感じね」

パート「これに合わせて商品の値下げもやってるし……全く忙しくて目が回るよ」

女「男くんがいればなぁ」

同業者「ち……少し取材されたからって良い気になりやがって……」

店長「……なんですか?」

同業者「なんでもねえよ」

店長「……?」

オーナー(すばらしい……くくくく、これはいける。全国展開も夢じゃない!!)


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:39:17.74 ID:pLVSZeD10
数週間後

女「いらっしゃいませー!!」

パート「ひぃぃぃ!!お昼はもう手がおっつかないねえ!!」

バイト「マジ、やばいんですけどー」

店長「みんな、がんばってね」

従業員「うーす」

客「店長ー!!こっちむいてー!!」

店長「はいはい」

客「写真、いいですかぁ!?」

店長「あぅ……」

オーナー「取材ですか?」

記者「はい。あの子、写真映えすると思うんですよ。是非ともこのティーン誌の表紙にしたいと」

オーナー「困りましたなぁ」

記者「これで……なんとか……」

オーナー「……いいでしょう。どうぞどうぞ……(くく、写真を取らせるだけでこんなにも金を……楽な仕事だ)」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:44:04.89 ID:pLVSZeD10
同業者「……頼みます」

探偵「あの店の内部調査ですか」

同業者「あんな子供を働かせている場所だ。何かあるに決まっている」

探偵「そうですね……」

同業者「頼みますよ」

探偵「……分かりました」

同業者「では、報酬の前払いを」

探偵「ええ」

同業者(あんな子供で客を釣るなんて……絶対に潰してやる)

探偵「ところで、何か見つかった場合、どうします?」

同業者「マスコミに公表するに決まってるでしょう」

探偵「―――それだけじゃ、生温い」

同業者「え?」

探偵「マスコミは勿論ですが、その前にネットに広めてみましょう。風評被害はネットの方が広まりやすいですし」

同業者「あ、ああ……わかった」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:48:19.32 ID:pLVSZeD10
店長「お疲れ様」

女「はい」

トゥルルルル……

女「お……?はい、もしもし?」

男『あ、俺だけど』

女「久しぶり。どうかしたの?」

男『少しだけ調べたいことがあるんだけど……事務所に入れたりする?』

女「えと……店長が今、鍵を閉めようとしてるけど」

男『あ、じゃあ、ちょっと店長にお願いして』

女「う、うん。――店長!」

店長「なに?」

女「ちょっと、事務所に入ってもいいですか?」

店長「いいけど……?」

女「すいません」

男『―――で、あるものを探して欲しいんだ」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:52:59.61 ID:pLVSZeD10
一ヶ月後

オーナー(そろそろ資金も十分だ……拡大する時期だな……)

バイト「オーナー、ちょっと」

オーナー「なんだ?」

バイト「新聞記者の人が来てますよ」

オーナー「またか……くくく……今行く」

バイト(ご愁傷様)

記者「……」

オーナー「お待たせしました」

記者「どうも。私、こういう者です」

オーナー「ほお、これはまた大きな新聞社の方が……(ふふふ、これでまた知名度が上がるな)」

記者「早速ですが取材をさせてください」

オーナー「待ってください。娘も年頃なんで、いきなりはちょっと……出すもの出してくれたらいいですけどぉ?」

記者「……いえ。私が話を聞きたいのは貴方に、なんです」

オーナー「え?」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 04:59:19.96 ID:pLVSZeD10
記者「パソコンはお持ちですか?」

オーナー「え、ええ」

記者「では、ネット掲示板をみたりは?」

オーナー「ああ、そういう類は一切みないんです」

記者「そうですか……では、これを見てください。とある書き込みを印刷してきたんです」

オーナー「なんだ……?」

『あの女の子が働いているスーパーは超絶ブラックすぎwwww』

『なんでも女の子は無給らしいぞ』

『しかも取材費とかいって色んな出版社から賄賂もらってるとか聞いた』

『オーナー糞過ぎワロエナイ』

『私、そこでバイトしてるけど、マジでオーナーは糞。死んだ方がいいとおもう。娘を宣伝の道具としかみてない』

オーナー「……なんだ……これは?」

記者「賄賂の件や娘を道具として扱っているという話……少しだけ、聞かせてもらいませんか?」

オーナー「ふざけるな!!!こんな事実はない!!帰れ!!!」

記者「……わかりました」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:03:27.49 ID:pLVSZeD10
オーナー「……くそ!!なんだ、これは……誰がこんな書き込みを……!!」

バイト「……」

パート「……」

オーナー「なんだ!?」

バイト「べつにぃ」

パート「さてと、お仕事お仕事」

オーナー(この中の誰かが……俺を貶め様としているのか……?)

店長「パパ、どうかしたの?」

オーナー「なんでもない」

店長「でも……」

オーナー「いいから仕事をしろ!!!」

店長「ひっ!?」

女「オーナー!!何も大声ださなくても!?」

オーナー「うるさい!!今は大切な時なんだ……躓いてなるものか……!!」

女(上手くいってるよ……男くん)


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:08:42.58 ID:pLVSZeD10
翌日

オーナー「ふう……」

レポーター「あ、現れました!!すいません!!」

オーナー「な、なんだ!?!」

レポーター「娘さんを道具として扱っているという話は本当ですか?!」

オーナー「な、に?」

記者「一部では虐待ではないかという声もありますが、如何ですか!!」

オーナー「なんだ!!うるさいぞ!!虐待ではない!!あの子は手伝いをしてくれているだけだ!!」

記者「しかし、無理矢理に店長をさせられているという証言もありますよ!!」

オーナー「そんなのは出鱈目だ!!」

レポーター「では、このテープに録音されているやり取りは、どう説明するんですか!?」

オーナー「テープ?やりとり?なんのことだ?」

記者「これです、聞いてください」

オーナー「……なんだというんだ?」

……カチ……


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:13:43.10 ID:pLVSZeD10
男「店長は見世物じゃありません。辞めるべきです」

オーナー「バカを言うな。これは大きなチャンスなんだぞ?バイトの君にはわからんだろうがね」

男「店長は宣伝のためだけに使う、とういうことですか?」

オーナー「……もとより、我が娘はこの店を大きくするための材料でしかないよ」

オーナー「それがいけないことなのか?法律で禁止されているのか?私の娘だ。どう使っても構わんだろう」


オーナー「こ……これは……?!」

記者「これは明らかに虐待じゃないんですか?」

オーナー「だれだ!!!誰がこんな創作物を!?」

レポーター「昨日、テレビ局、新聞各社に送られてきたものです!」

オーナー(ぐ……男のやつか……!!?)

記者「詳しい話をお願いします!!!」

記者「賄賂も受け取っていたという話もありますよね!?」

オーナー「やめろ!!!どけぇ!!!開店の準備があるんだよ!!」

バイト「オーナー」

オーナー「な、なんだ……おまえたち……早く開店準備をしろ!!」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:17:59.16 ID:pLVSZeD10
パート「もう、こんなところでは働けません」

オーナー「な、に?」

バイト「やめまーす」

従業員「もう次の職場も決まってるんで」

オーナー「ま、まて!!!貴様ら!!!」

レポーター「見てください。従業員たちがいきなり退職した模様です!!」

記者「すいません、どうしてお辞めに?」

バイト「えーだって、あのオーナーマジでキモイし」

記者「キモイというのはどういう意味ですか?」

オーナー「やめろぉぉぉ!!!!」

女「……」

店長「パパ……」

女「……ごめんね」

店長「ううん……仕方ないよ……きっとパパはみんなに嫌われるようなことをしてきたんだもん」

女「店長……」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:22:11.83 ID:pLVSZeD10
数日後

団体「子どもを無理矢理はたらかせなー!!」

団体「早く店をたためー!!」

団体「人間はお前の駒じゃなーい!!」


オーナー「ぐぬぬぬぬ………!!!!!」

店長「パパ……あの……」

オーナー「なんだ!?」

店長「……お巡りさんが」

オーナー「なんだと!?」

警官「すいません……」

オーナー「な、なんのようだ!?」

警官「家宅捜索に入ります。この通り、ちゃんと手続きを踏んでいるのでご心配なく」

オーナー「やめろ!!!何をするきだ!!!」

警官「……色々とお聞きしたいこともありますから」

オーナー「やめろ……やめてくれぇぇ……!!」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:28:01.77 ID:pLVSZeD10
翌日 喫茶店

テレビ『次のニュースです。○県○市にあるスーパーのオーナーが脱税及び不正賄賂を受け取っていたとして―――』

男「……これでスーパーは完全に閉店だな」

女「これでよかったの?」

店長「……パパ」

男「……店長」

店長「え?」

男「すいません……俺、やっぱり酷いことを……」

店長「ううん、男くんは私のためにやってくれたんだもん。嬉しいよ?……でも、パパが少しだけ可哀想だなって」

女「これから店長はどうするんですか?」

店長「身内がいないんで……えへへ、施設に行くことになると思います」

男「……」

店長「二人とも、ありがとう。これで普通の女の子になれた気がする」

女「店長……」

男「―――女さん、ちょっといいですか?」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:32:53.65 ID:pLVSZeD10
女「はい?」

男「俺と結婚してくれませんか?」

女「は?」

店長「わぁ……プロポーズだ♪」

女「ななななな、なにをいってるわけ!?!!?」

男「俺、やっぱりちゃんと責任を取ろうと思って」

女「責任?」

男「はい……二人の面倒をみたいんです」

店長「それって……」

女「ちょっと、別に私は……」

男「勿論、女さんが俺のこと嫌いなら断ってくれていいです。一生のことですし」

女「それは……うん」

男「でも、二人を巻きこんだのは俺です。だから、責任を負わせてください」

女「ちょっと、頭をあげてよ!!」

店長「男くん……」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:36:55.38 ID:pLVSZeD10
男「お願いします」

女「―――はぁ、もっとロマンチックなプロポーズが夢だったんだけどなぁ」

男「……」

女「もう……じゃあ、ちゃんと面倒みてくれる?私、結構我がままだけど、いいの?」

男「はい!」

店長「あの……私は?」

男「店長さえよければ、俺と女さんの娘になりませんか?」

店長「えぇぇ!?」

女「それで結婚ね」

男「夫婦なら養子にしやすいですからね」

店長「で、でも……ご迷惑じゃあ」

男「いえ……むしろ引き取りたいぐらいです」

女「ロリコン、だもんね?」

男「だから、真面目に!」

店長「―――えへへ……じゃあ、あの、お言葉に甘えさせてください♪」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:42:27.31 ID:pLVSZeD10
―――半年後

娘「お父さん!!早くー!!学校に遅刻しちゃうよー!!」

男「やば!?今日は大事な講義なのに!?」

女「学生は大変ね」

男「女さんものんびりしてないで、会社に行った方がいいですよ?」

女「はいはい」

男「じゃあ、行ってきます」

娘「お父さん、忘れ物―――ん♪」

男「あ、ありがとう……」

娘「えへへへ、お父さん、しっかりしてね?」

男「はいはい」

女「じゃ、私も行ってらっしゃいのキスを……ん♪」

男「あ、ありがとう……って、やばい!!行ってきます!!!」

娘「いってらしゃーい!!―――大好きだよー!!おとうさーん!!」

男「―――俺も!!今、すごく幸せだから!!」
                              END


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:45:03.91 ID:37VkdxXG0

おもしろかった


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 05:54:24.36 ID:SPINsZGy0
おつ


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/20(土) 06:54:11.20 ID:h7i3PFUG0
大層乙であった





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 「男女」カテゴリの記事


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  1. 2013/05/07(火) 19:02:26

    イイハナシダナー
    心暖まるスレだった

    途中からオーナーがオナニーに見えた


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